2012年1月5日木曜日

塗る・塗る・塗~る

ペンキ屋を使おう
 いつもお世話になっている工務店さんの社員さんらとお酒を酌み交わす機会があった。その時にとあるペンキ屋さんと話をさせて頂いた。この方は腕は超一流。何かよ~くは知らないが、その業界のスゴイ技術の資格を持っているらしい。その方は人をまとめるのがうまく社交的。僕と極にいらっしゃる素敵な方だった。しかし仕事の数は少ないのかもとも思った。

 そもそも日本人は、塗装という伝統はほぼ持っていないと言っていい。これには理由がある。大陸国家(例えば中国や韓国)などは気候が乾いており、良質の杉や檜がとれない。なので代用として質の劣る木材を使う事がよくあったそうだ。それを隠すために建物には朱色などの色を施した。もちろん魔除けや虫除けの意味もある。

 一方日本はと言うと、温暖で雨量も多いので、ほっといても良質の杉や檜はとれる。良質の木材の木目という物は美しく、手の掛かる塗装をする必要が無かった。大陸国家とは木材のクォリティが元から違うのだ。もちろん中国や韓国などと比べ、自然の色が豊富だった事も一つの理由だと思う。

 しかしもちろん例外もある。神社は赤く塗装されているのもある。古代神道は決して赤が多くはないのだが、時代が経つと赤が目立つ。これは渡来系や魔除けとも関係するのかも知れない。

 アメリカはもちろん欧米の文化を濃厚に受け継いでいる。そのためペンキを塗る。と言うより、塗りたくる。。例えばアパートメント。アメリカの一般的な賃貸は、ドアとドアノブの色、窓枠と室内の壁の色は基本同じだ。しかしペンキを塗り直す文化を持たない日本と違い、アメリカは基本毎年塗る。アパートなどは、現在住民が住んでいようが、お構いなしに外壁は塗る。もちろんアパートから出て行くときも塗る。反面日本は毎年は塗り返さないが、壁紙や外壁ボードの精巧さは世界一だろう。

 じゃあどちらが美しいだろうと考えれば、残念ながら僕にはアメリカの方が美しい。日本は塗るのは最初だけ。よって経年劣化が甚だしいし、カビだらけ。汚れが目立つ建物を作るなら、最初から木目で良いのに。。

 塗るなら塗る、塗らぬなら塗らぬ、何事も。塗らぬは人のならぬなりけり。
 う~んイマイチ。。


にほんブログ村 環境ブログ 環境改善活動へ にほんブログ村 地域生活(街) 九州ブログ 宮崎県情報へ にほんブログ村 地域生活(街) 九州ブログ 宮崎 その他の街情報へ

0 件のコメント:

コメントを投稿

フォロワー

 
;