2012年10月31日水曜日

ふざけているが、かっこいいバンド


   今頃帰宅した。。今日はお仕事で打ち合わせ。夜9時からの打ち合わせだとどうしても帰りは遅くなる。だが、やっと建物の内容と面積、そして間取りが決まった。あとは確認申請を出すだけ。そしてこれ以上値切らないように社長にクギをさすだけだ。以前、施主さんが僕が勤める工務店に来た時、社長が気を良くしあっさり100万値引いたおかげで、とても設計しずらくなってしまった。。家が大きいとはそれなりのお金がないとできはしない。なのでぎりぎりで設定していた金額をあっさりと覆されたら、図面を考える方はひやひやしてしまう。だがやっと終わった。そう、山は越えたんだ。今週末、福岡でホームインスペクションの認定試験がある。これでやっと勉強に励めるというもんだ。だが、気のせいだろうか。。風をひいている気がする。熱っぽいし、ぽんぽんの調子が悪い。。はよ寝よう。

   って事で、ふせぎがちな気分を一掃するための、レニングラードカウボーイさんです。ちなみにこんなに生ライブが生々しいバンドはそんなにいない気がする。それに、明らかにふざけている。日本ではあまり知られてはいませんが、ヨーロッパでは有名なバンドです。こんなにふざけていて、かっこいいバンドもそうはいない。

   良かったらこちらも読もう! (こっちの方がかっこいいかな。。)

   ほな、寝ます。

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2012年10月30日火曜日

暇人への許容力の差が出ているだけさ

塩湖 ボンビル・ソルトフラッツ
   我が家は薪ストーブだし、それにお風呂は直炊き方式。夕方過ぎになるとお仕事が忙しいのだが、どうしても夜の準備をしなくてはならない。薪を集めている倉庫へ行き、大量の薪をストーブと風呂場の横へ持って行く。そしてお風呂の水を抜く。水を抜くのにそんなに時間はかからない。その後に風呂を磨き水をためる。水は太陽で暖めたタイプになのだが、今日のように曇った宮崎の空ではほとんどお湯はでない。そしてその水の出も少ないので30分ぐらい待たねばならない。僕は以前にも書いたが発達障害を持っている素敵な身。発達障害の悪い癖で、すぐ他の事に集中してしまうため、お風呂の水を止めるのを忘れてしまう癖がある。よって隣の部屋でテレビをつけて待機しちょくちょくお風呂の水の溜まりぐわいを見にいっていた。そしたらそのテレビがとても面白かった。。って事で、暗に違わずお風呂の水はあふれ出してしまった。。まあ、そのテレビが面白かったので、それはそれで良しとした。


40度を超える中でも皮装備
   そのテレビとはBSプレミアムでやっていた、 『ボンビル・スピードウェイ』 アメリカのユタ州北西部に位置する159平方マイル(412平方キロ)にも及ぶ塩湖の跡にできた平原、ボンネビル・ソルトフラッツで毎年8月に開かれる地上最速を競うモータースポーツなんだそうだ。スピードウィークで名前の方が知れているらしい。要はレースのように競争するのではなく、ただ単に直線のスピードを競う。スタートから3マイル(4.8キロ)ぐらいで200キロ出す人もいるような、スピード馬鹿のお祭りだ。アメリカ人という人々はこんな祭りが大好きで家族総出で繰り出し参加したりする。もちろん中には手作りの車やバイクなどを持ってきている気合いの入った嫁泣かせのヤクザな野郎もいる。興味ない人には全く興味ないだろうが、僕はこういったスピード狂の競技は、本当に興味がない。だがその空の青さと塩湖の白のコントラストがとても良く、そして参加している人々の笑顔や雰囲気がとても良かったので見入ってしまったのだ。


気持ちが良いだろうな。。
   んだが、これが日本でだったらどうだろうと思った。もちろんそんな塩湖などがあるのなら国立公園となっているだろうし、一年に一度だけレースを開くってのも難しいだろう。日本の行政が許可なんかくれるわけがない。自然保護団体がクレームをつける場合だってあるだろう。しかし何よりも良い大人が何やってるんだという人だって言われるに決まっている。そんな競技に参加しようもんなら地域などでは変人扱い。そして子供は近寄ってはならない隣人として扱われかねない。だがこうやってテレビで流れているって事は、それなりに日本人をも惹きつける何かがあるって事だろうと思う。

   ツールドフランスという自転車レースだってそうだ。僕は子供の頃からぼんやりとツールドフランスっていいな~なんて思っていたりしたが、周りの大人達は暇人(ひまじん:暇な人って意味です)がやるこつじゃ~(宮崎弁)なんて言っていた。どこか参加していない僕も馬鹿にされているようでいい気はしなかった。だが今ではツールドインフランスなんて普通に放送されているし、本屋に行けば雑誌だって特集を組んでいる。たしかツールドフランスだったと思うが(間違えていたらごめんなさい)、飲み屋の賭けから始まったと聞いている。自転車でフランス一周が出来るか?というものだ。非常にくだらないとは思うが、そのくだらなさを現在のレースまで昇華させるのはやはり素晴らしい事だと思う。みんなやりたいことをやれば楽しい人生が送れると思う。仕事も残業だらけのうえ、特異な趣味を持っていたら変人扱いされるこの日本では中々難しいのかもしれない。また、今流行の商工会や町役場が企画するお祭り騒ぎでは、ツールドフランスやこのボンビル・スピードウェイなどのように大きい祭りは、決して上手くは回るわけないし、これほど盛り上がりはしない気がする。。

絶対に人生楽しんでいる
   そのテレビの中でこのレースをやっている地元の高校生へインタビューしている映像が流れた。『このレースに高校生の女の子が参加しているがどう思うか?』 と聞いていた。明らかにその娘にもレースにも興味はない男子生徒さんだったが、『キュートだと思うよ』 と答えていた。アメリカには他人の尊厳を傷つけない言葉使いへの配慮が多いし、そして相手を相手の趣味や意見の発言を尊重する。なのでちょっと変わった人でも楽しい人生を送れるんだろうなと思ったりした。

   最後に、このレースに16年も参加している親父の車に貼ってあったボードに、

" Don't laugh at me ! Stupid people have power in group"(たしか。。)
   と書いてあった。馬鹿も集まれば力となるから、馬鹿にすんなという意味だ。おっちゃん、あんたの言うとおりだぜ!と言いたくなった。良い人生とはこんなもんさ、と言われているような気がした。

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そんげ、思わんね?

2012年10月29日月曜日

歩道を走って良いのはママチャリのみ!

   よくよく考えてみると、宮崎に帰ってきてから4ヶ月がたった。昼飯も食べれないくらい忙しく働いていると、本当に東京にいたのか。。なんて思ってしまう。あれから4ヶ月か~とぼんやり考えていて思った。イカン。。宮崎に帰って来て一度も自転車に乗っていない。。

   僕は自転車でツーリングが趣味と公言している。良い感じの平坦な田舎道を、すいすいと僕のルイガノ3Sで快適に飛ばすのがとても気持ちよい。ああ、健康だ~!とか、ロハスだよね~(実は意味は知らん。。)とか思いながら走る。そしてある程度走ったらおいしい昼食タイム。そしてまた走る。目的地は大概神社あたり。これが妙に好きで本音を言えば、東京から自転車で帰ってきたかった。もちろん途中から泣いて電車で帰ってきただろうが。。

   だが、日本の道路は自転車を走るためには出来ていない。法律上は自転車は道路を走らなくてはならないのだが、どう考えたって日本の道路事情はそれを許さない。車道の脇にはいろんな段差があるし、そしてその車道自体も広くは設定されてはない。車を運転していて、自転車や原付に乗ったおばちゃんほど恐ろしいと感じるのはそのせいだ。以前、高校の先輩と夜9時頃だったか、自転車に乗り車道を走っていた。そしたら前からパトカーがきて 『自転車は歩道を走りなさい!』 と言われてしまった。。おいおい、お巡りさん。。車道を自転車が走るほど恐いことはないんだよ。。だってこっちゃ30㎞オーバーで走っているんだから。。

   日本の自転車は実は海外のそれとは大きく違う。昭和の中期頃までは海外と日本の自転車の違いはそれ程でもなかった。だが自転車が歩道を走って良いとなった辺りから自転車のカタチが変わってきた。いわゆる、ママチャリの登場だ。

   ママチャリは重心が低い。サドルに座った状態で片足はペダルに、そして片足は地面に置ける。これは海外の自転車と違い、非常にバランスが良い。海外のは一度、おしりをサドルからはずしてからではないと地面には足が置けない。なので歩道などでもこけにくく出来ているの。

   またママチャリはスピードがでないように作ってある。ママチャリの平均は15㎏もあり、とても重い。ちなみに僕のルイガノ3Sは8.5㎏(たしか。。) ママチャリは僕の自転車と比べれば2倍近くある事になる。自転車という乗り物は軽ければ軽いほど、車で言えばモーターにあたる人間の足に負担は少ない。よってスピードが出ないので歩道を走ってスピードが出にくいし、急に止まっても事故は防げる事となる。

   しかし歩道を走る事はアメリカの州などでは固く禁じられている。そもそも歩道を走る事自体、非常に危ない。なぜなら右折(アメリカさんなら左折)する時などの振り返りぎわに車とぶつかることがとてもとても多い。実は日本の自転車事故の多くはそうなんだが、この点についてはだ~れも突っ込まない。。まあ突っ込んだら道路を拡張せなイカンだろうが。。

   最近は自転車に乗っていないのだが、自分の資格試験が終わったら乗ろうと、ちょっと思っている。

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2012年10月28日日曜日

町家のイタリアンと、汚い3人

その節はどうも。。
   僕はアメリカに住んでいた頃、スパゲッティーをよく食べた。アメリカにはイタリア系移民もたくさん住んでいたので、もちろん味付けは日本のような醤油の香りのするイタリアンではなく、現地の味がとても強い。だが僕はその現地のイタリアンがとても気に入っていたのでよく通った。僕がよく注文していたパスタは"fetattini alfredo" (フェタチーニ・アルフレード) というメニューに書いてあったパスタ。その名前が本当の名前なのか、それともお店が勝手につけた、 ”小丸川 (地元の川の名前) のほとりで取れたハーブをふんだんに混ぜた、きなこ豚あえのソースパスタ” 的な名前なのかはよくは知らん。だがそのチーズをふんだんに使ったパスタに蒸した鶏肉をあえ、そしてその上にガーリック・パウダーとブラック・ペッパーをかけ、そして若干の醤油(持参♡)をつければ最高のディナーとなった。だが、これが日本には中々ない。東京に住んでいた頃も探してはみたが、ない。やっぱジョナサンぐらいしか行っとらんかったからだろうか。。だが、さすが京都はん。一カ所だけあった。そして結構おいしかった。。まあ醤油ぽかったが。。

    設計屋さんはよくおいしい料理を食べに行く。料理を食べに行くというより、建てモンを偵察に行く。どんな建具を使っているのか、どんなスペースを設計しているのか、はたまた椅子やテーブルの高さはどのくらいで設定しているのか気になるからだ。京都にいた頃、僕の近所の町家を改修しだしたのでず~と気になっていた。出来上がったのが、まあまあおしゃれなイタリアン。これは行かねばならない。と当時付き合っていた女性でも誘おうかと思ったが、やつは高級志向。絶対ワイン奢ってみたいな事を言ってくる。って事でやむを得ず、日本美人協会所属の僕と大工、そして現場監督の3人で行ってきた。

意外とネットであった。。今度作ろ。。
   入ったのは良いのだが、いきなりカップ~ル・カップ~ル。。頭の中でなぜか江戸民謡 『かっぽれ』 がず~と流れていたが、すました顔して席に着いた。ここはイタリアンどう考えたって、坊主頭の大工に貧乏設計士、そして耳の上に鉛筆指した監督さんは場違い。大工は窓枠の隅を指で触り、 『仕上げがなってねぇ~な』 なんて言っているし、僕は僕でメジャーで椅子の高さを測っている。現場監督は方眼用紙を取り出し間取り図を書き計算機を取り出し、予想坪単価を出していた。お店にとっては迷惑だろうが、そこはご近所さんの仲。完成前から店長とはお友達のつもりなので許して頂いた。そして一応聞いてみた『フェタチーニ・アルフレード的な。。もんありますか?』 そしたら 『これの事ですかね?』 と聞いてきた。これがビンゴ。ヤッホーとテンション上がり即注文。だがおしゃれなイタリアン。周りの客の料理を見渡せば量が致命的に少ない。これはイカンという事で、3人とも大きな声で 『大でお願いします!』 と、その美声を店内に響き渡していた。

   今日は母親がおらんので僕が料理を作らねばならない。まあ僕と婆さんしかいないのだが、食材がほとんどない。よって今宵はパスタだ!

   ただそれだけのお話です。ようはネタが浮かばんかっただけです。。

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2012年10月27日土曜日

古墳に咲くコスモス

嫁ぎ~の♡(百恵ちゃん)
   設計屋は風水ごときにつまづいていては前に進めないし、飯が食えない。どんな艱難辛苦(かんなんしんく)があろうと、図面を書かねばならないし、アイディアを絞り出さねばならない。だが会社で製図なんぞしようもんなら、完全ボランティアの事務仕事というもんが回ってきかねない。

   って事で会社の外でさくさくと仕事をしようと、西都市にある ”ダイアナ” という小さな喫茶店へ向かった。ここは快適に仕事をさせてくれるし、値段も安い、それに店員さんがカワイイ。よって仕事がはずむ。だが、今日のお昼もダイアナさんでカツカレーを食べた。さすがに2回も行くのは常連すぎるかと思い取りやめた。なので僕がよくプランを練る時に使っている、西都原古墳群の公園へ向かった。

   ここの公園は電柱も余計な看板もなくとても素晴らしい場所。周りには古墳、そしてこの季節はコスモスが咲き乱れる。さらに高台にあるため心地よい風も吹いている。コンビニのレジ横にあるおいしいコーヒーも買った。ちゃ~んと自分のVAIOも持ってきている。準備満タンだ、うぉしゃ書いたろうか~! と思いながら西都原古墳群へ向かった。そしたら大勢の人々がきていた。。いかん世間様は今日は土曜日。。常に仕事ばかりしているせいで曜日なんぞす~かり忘れていた。だが土曜日にしても多すぎる。。どうやら産業祭り(たしか。。)みたいなお祭りをされていた。。う~ん、これじゃ図面が書けんじゃないか。。パソコンを開いてお仕事する勇気はさすがになく、五線紙を取り出しモクモクと図面を書く。しかしど~も気になるあの屋台。。お祭り男の血が騒ぎ出し、今日は辞~めた!って事になった。

西都原古墳群のコスモス
   昔のことだが、僕はコスモスという花がどうも好きにはなれなかった。どうも山口百恵ちゃんのあの ”コスモス” という歌が原因だ。どうも幼い頃聞いたさだまさしさん独特の暗さが抜けないらしく、コスモスを見る度思い出していた。あの曲をしっかりとは聞いてはいないのだが、僕はぼんやりと ”母子家庭の歌" だと思っていた。大変だな~母子家庭。。なんて思い、残された母親が悲しくて悲しくてコスモスなんぞ見ちゃいられなかった。そんな影響もあるだろうか、勝手にコスモスは彼岸花の一種だと思い込んでいた。。

   だが、今日西都原古墳群の産業祭り(たしかこんな名前。。)に来て考え方が変わった。ぽつりとあるコスモスは、彼岸花の一種だが(嘘)ずっと地平線まで続く (本当はその辺まで。。) コスモスは美しい。庭先に咲くコスモスはどちらかと言えばふんわりとして花の方向も別々の方向を向いているが、畑一面がコスモスになるとそうはいかないらしく、すべて太陽の方に向いている。そしてコスモスが結構大きくなる事も初めて気づいた。1メートルぐらいは伸びるってのは知らなかった。また西都原古墳群には前記の通り、電信柱もなければ看板もない。あるのは古墳だけ。そんな景観美の中にあるコスモスの赤は目に痛いほどだった。

   コスモスを秋桜と書く。昔の人はよくこの字を当てたもんだとふと思った。だが畑一面に咲くコスモスは秋桜と言うよりは秋向日葵の方がビンと来る。

   そんな気がした。

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家相に負けた土曜日

京都御所の鬼門
   仕事で設計をしている。僕は設計事務所に所属してはいるが、毎日会社に出社はしていない。なので2・3日に一度会社に行き打ち合わせをし、また設計図面を練り直す日々を送っている。今日は会社に出社し出来上がった図面を社長に見せ、判断を仰いだ。『こんな間取りはどうなでしょう?』と聞いてみた。そしたら、『う~んこの南西の和室の出っ張りをつけると女主人の家になる。。』 えっ今頃。。要は、風水の世界では旦那さんが浮気などして家を出て行くか、死んじゃうらしい。。だが、この出っ張りは社長が決めたんだが。。9月に。。

   以前にも書いたが、家相と建築デザインとは基本的に相性は悪い。設計の基本的なコンセプトは作る家に住む人々に快適な生活を提供する事である。もちろん家相の考えの中にもその考え方は入っている。だが家相の中には、商売繁盛や健康などが入っているが、建築デザインのコンセプトの中には基本的にはない。もちろんこの方角に書斎を配置すれば気持ちよいし便利とか、この方角にダイニングを置けば気持ちのよい朝食を取れるとかはある。だが建築設計は商売繁盛や健康を担保する物ではない。僕の設計の恩師(今では日本を代表してスペインで活躍中!ホントに凄い人!)も、鬼門うんぬんとか言っていたら図面なんか書けないよとおっしゃっていた。そりゃそうだ。やれ玄関を東北に持ってきてはならない。トイレは真ん中には置いたら、嫁さん気が狂う。ここにこれしたら、旦那が早死に。。なんて言われたら、普通の家しか建てれない。ど~したもんか。。だが、社長も施主さんもなっとくさせねば次のステップには行けやしねぇ~し、給料がではしねぇ~

   やむを得ず、家相の本をじ~っと見ている。

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2012年10月26日金曜日

続・イケメンのおじさん

子供とコスモスは、よく似合う。
   日長一日パソコンの前に座り、図面をいじくり本を開き、あ~でもないこ~でもないと考え込む日々を過ごしていたら、背中と首がビーンときた。肩こりだ。普段はそんなに肩などこらんのだが、どうも筋肉をよじって寝てしまったらしい。また僕が常日頃使っているマットレスはは非常に柔らかい。おかげで図面を書く時もイライラ、資料をあさっていてもイライラ。こりゃイカンと地元のドラッグストアーへ駆け込んだ。目的はピップエレキバン。ジジくさいと言われようが、今日は誰も会う予定がない。そして、貼らなくては仕事にならんので、腹には変えれんのだ。購入後、さっそくドラッグストアーの駐車場で、首と背中に貼った。これで一安心。仕事に打ち込めると思い帰宅の途へ着いた。

   帰りの途中、小学生がワンサカ帰宅していた。ああ、そんな時間か~とぼんやり思った。僕は小学校から4㎞も離れていたので、行き帰りに1時間以上も歩かされ、とても苦痛だった。なので自宅が小学校からあまり離れていない友人などがとてもうらやましくてしょうが無かった。なぜなら早く帰ればテレビも見れるし、きっとおやつだって出ているはずだ。そんなことばかり考えていた。なので帰る途中に車が来ると、じ~と誰が乗っているか観察し、知り合いだったら 『乗せて~、姉さん(実はおばさん)』 と叫んで乗せてもらっていた。車に乗せてもらったりした日は、超ハッピー。優雅にテレビアニメなどを見れてとても嬉しいかぎりだった。だが、最近は夕方にテレビアニメは流れていない。さぞ小学生にはつまらない時代なんだろうかとも思った。

角度によっては、ジョージ似
   そんな事をぼ~と思いながら運転していたら、ご近所の4姉妹がキャッキャ言いながら、歩いていた。いかん、しまった!と僕は気づいた。僕の車は耐震診断とホームインスペクション(建物診断)仕様となっており、後部座席を倒し各種計測機材やら脚立が乗っているし、助手席には 『フラット35の各種住宅工事仕様書』 というとてもダンディーな本がい~ぱい山積みされている。。どう考えたって4人を乗せてあげるスペースなどはない。よってばれないように、すずしげな顔して通り過ぎようとした。が、あと一歩という所でばれてしまった。。そして予想どうりの叫び声、 『イケメンのおじさ~ん!(イケメンのおじさんも読もう!)』 だが、どう考えたって今日は無理。今日は各種機材が乗っているのもあるが、首にはキスマーク、でなくピップエレキバンを貼っている。イケメンのおじさんはイメージが大事。エレキバンが少女らにばれれば、次回からイケメンのおじさんと呼ばれなくなる可能性すらある。彼女らには申し訳ないが、がぜん無視させてもらった。そんなこんなで、心を涙でぬらしながら帰宅した。悪かったの~少女らよ。だが、甘やかすわけにはイカンのだ。

   現在、自宅の仮事務所で設計図面を書いている。首と心の傷はまだ癒やされてはない。

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2012年10月25日木曜日

マラソン大会を眺める、午後1時

   設計の仕事は建築CADをつかう。いつものようにパソコンでさくさくとCAD使っていたのだが、困ったことにぼくの無線ブルーLEDマウスの使い勝手が、会社のと比べ、使いづらい。建築CADは交点や端点などをきれいに素早くとらえなければ、上手にさくさくとは図面がかけない。やっぱ、いちびって安いマウスを買ったつけが回って来よったの~と感じた。だけども僕は忙しい設計屋さん。こりゃいかん!と思い、隣町の電気屋さんまで車を飛ばして、悩みに悩み、これまた安~い有線のマウスを買ってしまった。。だが前よりまし、とりあえず満足している。。と思うようにしている。。

   そんな昼下がり、車を飛ばして電気屋さんに向かっていた。大勢の青いジャージ姿の高校生が走っている。なんじゃ、この青ジャージらは。。とず~と見ていたらどうやら僕の母校、元名門・宮崎県立高鍋高校へ向かっている。へぇ~マラソン大会か。。僕らの時のマラソン大会もこの時期だったの~なんて思ったりした。だが同時に、別にマラソン大会、せんでもいいじゃね?とも同時に思った。

   僕は運動神経は良くないくせに、マラソンだけはなぜか早いほうだった。周りががんばってないのもあろうが、妙に早かった。短距離が遅いのにマラソン大会だけは早い、力がないのにケンスイだけは学年一できる。まあそんな人間だった。高校に入り、乳の大きい先輩にたぶらかされ、まったく興味のない合唱部に入ったのだが、実は陸上部からもお誘いを受けていた。マラソンやらんかと。最近知ったのだが、僕の母方のじいさん(たしか。。)は九州一周駅伝の宮崎県代表の補欠♡ になっとるらしい。うん、努力してないのに早いはずだ。。

   だが、マラソン大会は別にいらんと思う。僕が高校生の頃、男の子は、確か走った距離は20キロを超えていたはずだ。別に高校生だからと言ってそんなに走る必要があるとは思えない。ひぃひぃ言いながら走っている脇を、原付に乗った先生が横を走ってるのを見て、殺意さえ覚えた記憶さえある。また、ラグビー部は全体の50位以内に入らないと、修学旅行は陸上自衛隊へという伝説さえあった。皆が京都でわ~キャー言っている間は、ほふく前進。。逆にちょっと素敵だ。だがやはりいらんと思う。

   僕は留学と仕事でアメリカにいたのだが、アメリカにはマラソン大会などがなかったし、見たことはない。彼の国は合理的にできているので、マラソン大会をやる意義が見つかればやるだろうが、やっていないところをみると、その必要性を感じていないということだろう。まあ強制参加させても、だれも出場はしないだろうが。。

   マラソンが、嫌いじゃない僕でもマラソン大会はいらんと思ってしまうんだが、どうだろう。。

   毎年、大会のため体育の授業はひたすら走らされる。なにか必要があるんかな。

   意見求む!

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2012年10月24日水曜日

both sides now は歌詞が深い


   今日はお仕事がたくさん残っているのだが、どうしても打ち合わせせなイカンので会社に出勤。お家で仕事に励んでいるので久しぶりの出勤となった。設計屋さんなので、図面を書いてナンボ。なのでさっさか家を設計せねばイカンのだが、社長に捕まった。。予想通りの図面のトレース (CADに書き写しの事) を頼まれてしまった。がっつりボランティアだ。。自分の設計した図面ではないので、銭はでねぇ~ だが僕は実は建築CADの準一級なるもんをもっている。まあ持っていても就職には役立つだろうが、銭にはならない資格で、準一級が最高位なので、それなりに早い。ど~でもよいが、宮崎県で3例目の受賞者という嘘くさい名誉だけは授かった。。よってさくさくと図面を書いていた。正直プランニングさえ出来ていれば、構造図や3Dや積算までは1時間もあればできる。なのでぶんぶん飛ばしてほぼ終わりかけた頃、パソコンが止まってしまった。。どうやら飛ばしすぎてパソコンの処理機能をオーバーしたらしい。。おいおい!とイライラしながら、同じ図面を2度も書いてしまった。。ボランティアでである!

   今日は打ち合わせがありますんで音楽でごまかします。しゅんません。。実は20時から打ち合わせなのだが、まだ図面が出来ていないんで仕事します。まあ一度は出来たのですが。。会社的に風水的理由でボツだそうです。。ああ、どないしよ。。

   曲は Ann Sally さんの ”Both Sides Now” です。名曲ですね。

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2012年10月23日火曜日

バラ咲けば、果実も実る庭

   仕事が半端なく忙しい。。建築設計のお仕事をしている。立て続けに仕事が入ってくるのは喜ばしい事なのだが、中々頼まれた仕事がさばけずにまいっている。僕の単純な頭で計算するに、来月半ばまでに3軒の新築住宅の設計と確認申請。そして庭のリフォームのデザインをせないかん。。なので朝7時からず~とパソコンとノートの前に座り、あ~でもない、こ~でもないと考え込んでいる。このまま考え込んでいると頭がカチっと割れ、ぱっかぱぱ~と紙吹雪が飛びそうな感じさえしてきた。。今宵は、ひとくちゲロがでそうだ。。

   現在設計している敷地が大きい。困った事に必要以上に大きくて困る。敷地は広ければ広いほど、建物が中途半端に小さければ土地がムダに見える。逆に家を多く設計すれば施工単価を抑えなくてはならないため、建具や他の設備をチャッちくせねば建たない。しかし、人気の設計士(嘘です。。)の僕はひらめいた。芝生を植えれば良いじゃないか!だが、施主さんはお仕事が忙しく、手入れする暇が無いとの事。芝生は植えても手間がかけれないとなると、作っても黄色くなるだけでおもしろみに欠ける。しかしこのままではど~しても敷地が単調で面白く無い。だからと言って、敷地の道路側ぎりぎりに家を建て、裏庭をど~んと広くしてもサボしいだけだ。ん!ママよ!と凄腕設計士(嘘です。。)である僕は、またひらめいた!ウッドチップはどうだろうか。ウッドチップは手入れいらずだが、見た目も美しいし、どう考えたって安い!実際に宮崎のDIYショップにもい~ぱい売っとるじゃ~ないか!だがここは宮崎の片田舎。。庭師さんがウッドチップを知らん可能性すらある。。さあ、どないしよ。実は明日に打ち合わせがあるのにな~んも出来てない。。やばいよやばいよの一時、じっと手を見る。。

   だが、こうも長くブログを書き続けていると、いろんな記事を書いてきているので、ふとぼんやりふり返ってみた。そしたらあっさりブレークスルー!ターシャ・テゥーダーさんがあ~るじゃないか!ターシャさんのような庭を堂々と作れば、よい家だって自然と作り上がる。庭を見るための間取りを設計し、いかに寂しい土地だって花と果実さえあれば明るくなるはずだ。いろんな花を植え、そしてそれを愛でるようなプランにすれば、きっとよい家になるはず。バラの庭も悪くはない。うん、いけるはず!施主さんは忙しいが、どうやら趣向は僕と似ている。きっとくいつくはずだ!ず~と吐きたくなるほど考えても出てこなかったのに、自分のブログを読み返してアイディアが湧くとは思わんかった!まさに東大生元暗しだ!(嘘です。。)

   工務店のお仕事はもちろんだが頼まれた家を建てること。だが家を作る場合にどうしても考えなければいけないのが庭と駐車スペースの配置。だが、田舎の工務店は庭や車の駐車スペースはあまり考えない。『だってそれって家じゃないじゃんか~』 と言えばそれまでが、それではいけないと僕は思う。庭を見るためのエクステリアであり、車の駐車スペースも考えての設計屋だと思う。庭を実際には造らないにしてもプランだけは作らないと、よい建物などはできはしない。そんな気がする。

   『な~に車を止めるスペースは砂利でいいんじゃねぇ?』

   いやいや、そんな時代ではない。


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2012年10月22日月曜日

薪ストーブのある生活

   寒うなってきた。日の落ちるのも早くなり、夏場はシャワーですます僕の家も焚き物で風呂を沸かす回数が増えてきた。お客さんの建物をず~と考えている日々を送っている。お客様によっては床暖房がほしんだがと言われる方が最近は増えてきた。だが正直言えば、僕には床暖房の知識は少ない。僕が床暖房を経験した事はほんの僅かで、なんとも説明のしようがないので困ってしまう。床暖房を経験したのは、ホームインスペクションのお仕事(建物診断)の時の数回のみ。そしてその全ての場合、床が熱くて熱くてたまらなかった。。もちろん調整すれば良いのかもしれんが、どうも空気が暖まるのではなく、一部のみ熱!となるので僕好みではない。そんな僕は薪ストーブがお勧めている。薪ストーブは暖まり方が他の暖房とは雲泥の差があるからだ。僕の家には薪ストーブがある。なので自分で体感した薪ストーブの特徴を今日は書こうと思う。

   実は、薪ストーブ自体の値段はさほどの物ではない。DIYセンターなどでは10万以下でも売っている。もちろんブランド物の海外製は50万超えなんて当たり前。そりゃデザインだって良いし、簡単なピザが焼けたりなどの機能性に優れている。またメーカーによって入れる木材の燃焼時間が全く違うので購入時は注意が必要だ。すぐに木材が焼けてしまうのもあれば、ず~とじわじわ焼けるのを売りにしているメーカーだってある。僕の家の薪ストーブは安モンをいちびって買ったため、やはり燃焼効率は悪く、一時間足らずで木材がなくなってしまう。これから買う人はその変に注意した方がよい。

   また薪ストーブは壁をリフォームなどせないかん。でないと木製の家などは危なっかしくてしょうが無い。また煙突も設けないといけないし、もちろん薪を手に入れるルートを確保せないかん。薪は結構値段がはるもので、仮にDIYセンターなどで購入したらどえらい金額になり、結局冬は石油ストーブでって事になりかねない。なので薪は自分で確保が基本だが、仮にどこかで廃木などをもらったとしても、大方原木のままなのでストーブには入らない。よって自分でカットする必要がある。

   薪ストーブがある事を全面に押し出しているカフェが増えている。それ自体僕は嬉しい。どうも暖房のムワっとした空気が嫌いな僕は、放射熱の薪ストーブがやはりよい。それにどことなくブルジョア~な気持ちにもなれる。それに化石燃料を使わないで済むので地球にはやさしいはずだ。

   設計のお仕事などをしているとどうしても自分が作る家々がマンネリ化してきて自己嫌悪に陥る。リビングは同じような感じで出来てしまい、自分の才能のなさに愕然とする。そんな時に薪ストーブを中心に家のダイニングを設計すると、一気にデザインのブレークポイントを突き抜ける瞬間がある。先ほどまで間取りが収まらなかったのに、す~らすらと図面が書ける瞬間の事だ。今設計している家も薪ストーブを入れると面白いと思うんだが、予算が取れるかどうか。。ん~難しいだろうな。。


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2012年10月21日日曜日

DKは、土間コンクリートで通り抜ける

素敵すぎる土間と玄関
   現在、宮崎県は西都市の物件を設計している。なのだが、なかなかプランが収まらない。一度設計し、プランを完成させた家をいじって変更し、別の土地に作り上げる作業とは、難しいもんだとつくづく感じている。頭をリセットして考えようにも、必要とされている室の種類と面積がカチカチに決まっている。実は、ここを削ってこうして、あ~して。。なんて中々できるもんじゃない。なので日曜だがお仕事している。今回、変更した敷地は面積が大きい。依頼者さんは、裏庭で自家菜園をやろうとなさっている、って事で、土間のある家はどうだろうかと思った。土間と言っても土の土間ではなく、ほこりを立てないために、コンクリートの上にシラス叩きの土間を作るってのはどうだろうか?そのDKの土間とリビングのフローリングの間の壁だけコンクリートブロック造にし、その前には薪ストーブを置く。コンクリートブロック造の壁を設ける事により、蓄熱効果を高めたいのがその目的だ。冬の寒さを防ぐにはこれが一番のような気がする。

   僕は田舎にある農家の作りが好きで、ぼんやりとそれを見つめ、にんやりしている。僕の親戚が宮崎県北部にある日之影町に住んでいるのだが、このお家が中々のしろもんで大好きだ。そのお家には土間があり入口から裏庭まで抜けれる作りとなっている。入口には簡単なテーブルがある程度で、その奧にはかまど付きのキッチンスペース。床には土が敷き詰めてあり、埃はなどは立たない。そして裏庭に抜けれるので洗濯物はすぐに干せるし、裏庭なので他人の視線も気にせずに済む。

   僕がその家がいいな~と思うのは、それだけではない。玄関がないのが僕は良いなと思っている。元来、日本の家には玄関がないのが普通だった。玄関を必要としたのは基本的には武士階級。もしくは武士らが参勤交代で宿泊する陣屋などだ。その他の農家や商屋などには玄関など無かった。もちろん禁止されている事も大きいが、格段必要としないスペースだからだ。もちろんあったには越したことはないが、靴を収納するスペースだけあれば、他は必要無いと言える。

   実際に他国は玄関がない住宅が一般的だ。もちろん防犯上の理由から玄関をごつくする家もある。その他ファザード(建物正面の事)の見た目を重視するために、美しくする場合だってある。だが他国は靴を脱いで生活するという考え方がないので、格段格式張った家を作るつもりがないのかもしれない。日本語の玄関を英語に直すとエントランスになるだろうが、僕の肌感覚と言えば単なる入口、もしくは勝手口だ。エントランスには日本の玄関のように肩肘はってはいない。

   お客様に提案する前にやはり会社に相談するのが筋だろうなと思い、僕が勤める工務店の社長に、コンクリート土間のある家にしませんか~と打診してみた。そしたら、即 『ボツ!』 って言われてもうた。。うちはフローリングも作れないのかと思われるじゃないか。。って事らしい。いやいや、問題はそこじゃねぇ~。。

   フローリング作るより、コンクリートの土間を作る方が高いんだろうか。。

   でも、農業に土間は似合う。

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2012年10月20日土曜日

石のバラの、縛りヒモ


   お仕事の設計をしている。一度決まった建物が土地の変更が入った。困った事に、一度設計しプランニングの固まった物を再配置し直すのは容易なことではなく、どうしても以前のプランに流されがちだ。なぜなら必要室と大きさが一度決定してしまうと、その間取りを崩すことを施主さんは嫌うからだ。だが以前の土地と違えばもちろん向きなどは決定的に違う。ここは一つコンセプトの練り直しから始めなくてはならない。。それが、やっけな~(※宮崎弁で大変な)作業となる。

   って事で、今日は朝7時から、昨日宣言したとおり、ブランチにしたおかげで仕事がスムーズに進んでいた。のだが、データが一度消えてしまったので大忙しになってしまった。僕は試験勉強もせなイカンし、仕事だってさっさか終わらせなくてはならない身なのにだ。。チクショウ!

   よって、困った時の音楽でごまかします。。

   これは、"Stone Roses" さんの "Tightrope" って曲です。僕はこのバンドがとにかく好き。高校3年の時に知り、衝撃を受けたバンドなんです。だってギターは良い感じのリフだし、ドラムはとにかくお上手。だがボーカルの音痴ぶりが半端ねぇ~。致命的なくらいなんです。

   んだがかっけ~。。

   お仕事がんばります。。


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2012年10月19日金曜日

ブランチの方が、仕事が進むと思う。。

あなたはまっすぐ過ぎた。
   ど~もたるんどる。お家で設計の仕事をしている僕は、朝方からず~と図面に向き合いプランニングをしているのだが、どうも頭が回らない。僕は常々思うのだが、日本の朝食は明らかに食べ過ぎだ。別にそんなに朝っぱらからガツつかんでも良いよい。そんな思いがある。

   以前にも書いたが、僕はアメリカで仕事をしていた時には朝7時に出社し、10時から12時までブランチをとり、その後15時までの6時間勤務だった。おかげで、仕事はもの凄いスピードでやるが、集中力がもつし昼休みはデートだってしていた♡ そして15時以降は、遊びほうける事だって出来た。おかげで、僕の集中力はどうやら3時間で切れるよう訓練されているようで、3時間を超えて仕事をしていると、どうも眠~くなる。

   なので、『明日から朝飯ぬいてくれんか?』 と母親にいったら、 『学校教育では朝はちゃんと。。。』 みたいな事を言っていた。そりゃ~よ~分かるし、厚生労働省だってそんな事を言っているのは知っている。だが僕は朝はコーヒーだけで十分。どう考えたって、朝起きて15分以内にご飯一杯と味噌汁におかずは胃に悪い。おかげで毎朝ぽんぽんが痛くなるし、二度寝がしたくなる。

   しかしながら、

   ”やむにやまれぬ大和魂”

   ”文部科学省・厚生省、何するものぞ!”

   そうでもせんと図面が終わらない。。

   さあ、今宵は図面でも書こうかの~。。 


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2012年10月18日木曜日

お米のお話

謙信公の馬上杯
   僕は宮沢賢治の 『雨ニモ負ケズ』 がとても好きで、たまに読み返す。その中に、 ”一日ニ玄米四合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ" というくだりがある。これは昭和初期に発表された詩集だが、玄米といえども4合は多い。昔は一升飯と言って、よく食べる人は一日に一升食べていた。一升瓶(いっしょうびん)の一升だ。合で言えば10合。仮に現在、それほど食べていたらお相撲さんで無ければ、怒られるレベルだ。

   健康のためにバランスよい食事をと言う考えは、実は戦後に生まれ。ほとんどの日本人は白米を食べることがステータスであり誇りと喜びを感じていた。米ばかり食べておかずはちょっと。おかずの位置づけはご飯を食べるためにあった。しかし、おかずをとらないとビタミン不足となり脚気になりやすい。以前にも書いたが、日露戦争では戦死者以上に脚気で死んでいる人がおおいくらいだ。なんせ明治天皇や大正天皇でさえ糖尿病で亡くなっている。栄養バランスの重要性を宮内庁でさえ気づいていなかったんだから、国民はもっとしらんかったはずだ。

実はとんでもない人。。
   ある書物で、戦国時代には玄米を1日2食5合食べていたという記録を呼んだことがある。だが戦ともなると、消化がよくすぐにエネルギーとなる白米を6合近く食べたそうだ。これは高級武士だけでなく、末端の足軽にも兵糧として米が支給されていた。足軽はこれが嬉しかったらしく、白米目的に参戦しているような人だっていたようだ。確か上杉家だったか。。足軽達に一度に3日分の米を支給するのを禁じていたらしい。理由は勝手にどぶろくを造り、いざと言う時に米が足りなくなるからのようだ。まあトップの上杉謙信は大酒飲みだったが。。

   以前アメリカに住んでいた頃、知り合いのアメリカ人妻(15才。。)が教えてくれた。 『あなたにライスの作り方を教えてあげる♡』 どうやら日本人はお酢を入れないとご飯がを作れないと思っているらしく、 『フライパンに水を入れて~』 なんて言っていた。まあ彼女らにとってはご飯は単なるお野菜。なので日本製の炊飯ジャーをプレゼントしてあげた。そしたら大喜び。彼女は象さんのマークが入った文明の利器を絶賛していた。

   ダテに僕らは、お米を2000年食べちゃ~いねぇ~。

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2012年10月17日水曜日

木香薔薇で塀でも作ろうかな。。

   お客さんの依頼で図面を書くことになった事は昨日書いた。建物の図面はその土地の形状に大きく左右される。よって新しく図面を書く土地を今日は見てきた。以前の土地は南側に擁壁があり、すこし高いところにあり見晴らしが良かった。だが今回の土地は周りは2階建ての家が北方向以外の場所に立ち並び、見晴らしは良くない。では北側はどうかと言えば大きな水路が流れている。現場に立って固まった。。いかん、これは結構てごわい。。日当たり良く南側に大きな開口部をもうけようにも、隣の家の視線が気になる。焼き肉をしたくとも隣が近すぎるため臭いが厳しい。ぼんやりとだが、目隠しとなる何かを設け、空に視点を向ける仕組みが必要な気がしている。一人で悩んでもしょうが無いので、僕の会社の人間に相談した。塀を設ければいいんじゃねぇ?と言われた。それが出来れば簡単だ。だがちょっと予算がない。う~ん花でも植えようかな。。塀の代わりに。。

   僕の家には木香薔薇(もっこうばら)という植物が生えている。生えているという表現よりも、群生していると表現した方が正しい。木香薔薇は生命力が非常に強く、ぐんぐん伸びて現在では家の壁一面に生えている。バラの一種なのだが、とげがない。なので多くの家々で植栽として使われていたりする。また僕はこの臭いがとても好きだ。特に白い木香薔薇には強い臭いがある。その透明感のある臭いには品があってよい。知り合いの女の子は、便所の臭いだ!っと言っていたのでシバいてあげた。良いにおいだから、便所に使われているんだろ!

   ただ欠点もある。その生命力だ。このバラはぐんぐん育ち、家の隙間などに浸入してしまう癖がある。人によってはそれが好きという方々もいるのは知っている。だが、建物の劣化を早める可能性だってあるので、こまめなお手入れが必要な植栽だとも言える。

   土地としては決してよい土地ではないのだが、そこは設計屋の力の出しどころ。がんばってやろうじゃ~ないか!

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2012年10月16日火曜日

設計屋のたわごと

こんな気分だ!
   僕は工務店の中で設計を一任されている。工務店と設計屋は、元来別の方向を向いている。同じく建物を作るのがお仕事だが、相性が良い間柄の職業とは言いがたい。設計する側から見れば、工務店の大工さんらは単なる肉体労働者だが、大工さんから見れば設計屋は単なる絵描き。大工から見れば設計屋は金槌も使えないのか!となるが、設計屋から見れば、建物の本など読んだことないのに!となる。なので普通に工務店内部で設計などしようもんなら、時間をかけるわけにはいかない。良質の建物を造ると言うことはそれなりのコストと時間がかかってしまう。だが工務店はそれを嫌う。工務店は作ってナンボの世界だからだ。これは大工さんの給料が高いという事にも関係していると思う。だが、ありがたいことに僕は工務店の中でも半分独立して設計をやらされる事になった。まあ給料的には上がる場合もあるし下がる場合もある。だが、僕の中では給料よりも、良いカタチを追求する方が本来の職分としてありがたい。納得しないままに間取りだけ決めて工事にかかるのは心が痛いからだ。

   ありがたいことに仕事が舞い込んだ。舞い込んだと言っても、以前からのお客さま。以前建てようとしていた建物が、土地の問題でおじゃんになったので他の場所に家を建てることになったからだ。土地が変わるという事は、その窓から見える景色も違えば空気も違う。もちろん人の流れも違う。工務店的に言えば、 『前の建物と同じでいいんじゃねぇ?』 かもしれないが、設計屋的に言えば全て一から考え直さねば、住む人がかわいそうだ。設計とは人が建物を形作ると言うよりは、場所が建物の形状を選ぶ。そんな気がしている。

ぼんやりとだが、こんな菜園も良い。。
   以前、お客様に提出した図面は土地は南側の土地が開けていたため、南側に大きなウッドデッキをプランとして入れていた。大きさはウッドデッキだけで24帖はあったと思う。だが今度の敷地は周りを家が囲んでいる。北側には決して綺麗とは言えない水路があり、前面道路も美しさには欠ける。この小さな小さな敷地に本格的なプランニングをしてあげようと思っている。

   多くの設計屋は 『どのような ”作品” を残すかだよね』 とよく言う。だが、この ”作品” と言う考えは僕はあまり好きではない。その ”作品” を多く作ってきたせいで、日本の景観はごちゃごちゃになった気がするからだ。僕は自己主張しだらけの街並みが嫌いになり、どこか厭世的というか憂鬱な気分を持ってこの設計の世界に入った。なので、快適さだけで家々を作るつもりはさらさらないし、涼しげな顔して ”作品” と言うのはどうもしゃくにさわる。

   建物を作るにはコンセプトが必要となる。僕の恩師が言っていた。コンセプトさえ決まれば、後は根性で図面を書く。な~に言っているんだ爺さん!と当時は思っていたりしたモンだが、設計に携わりながら確かにそうだと最近は思うようになってきた。恩師の言葉とはつくづくありがたいものだ。次の施主の夢は自家菜園を作る事なんだそうだ。工務店的に言えば、庭の事まで考える必要はない。だが僕は工務店の中でも半分独立した設計屋。素敵な畑を作れるようプランを作ろうと心に決めている。

   先ほどまで施主さんと電話でお話をしていた。最後に 『いい家を作りましょう』 と言って電話を切った。

   さあ、気合いが入ってきたぞ。

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2012年10月15日月曜日

耐震診断とインスペクション、始めます。

   急な話だが、会社での仕事内容が変わった。診断業務に特化する事になったしまった。僕は工務店に勤めているのだが、大工さんではない。デザインと診断を今までやって来たので、現場の仕事は畑違い。な~んにもできない。大工仕事は楽しいのだが役にはたてない。だがパソコン仕事ばかりするわけにはいかないので、耐震診断を取ってきてね♡という事になった。まあ僕がいる工務店の仕事は日当制なので、出来高制になれば給料が上がる場合もあるし、下がる場合もある。まあ僕としては来年3月までには会社を持ち、診断と設計業務でやっていこうと思っていたのでちょうど良いちゃちょうど良い。まあ出勤しただけ給料は出るらしいので、食べるには困らないが、時間を自分で作って診断しませんか~?とお客さんを探さねばならない。。だがふと思ったが、我が社にはパソコン業務が出来る人間は僕しかいない。。って事は営業する暇なんてない。。診断をかけたい方は言ってね。。じゃないと給料が下がる。。

   通常工務店がリフォームなどをかける場合、当たり前だが頼まれた事をする。キッチンを変えたいならキッチンを、部屋を増築したけりゃ増築をする。しかし耐震診断は基本的にはしない。先週末に耐震診断をかけたお家は僕がいる工務店で以前に防音工事をしていた。僕の工務店がある宮崎県西都市は、新田原航空自衛隊基地がある。よって周りは騒音問題が発生するため特別な補助金がでる。これが防音工事だ。サッシや外壁、天井などを取り替えていたりする。だがそのお家を診断をかけて気づいたのだが、このお家には筋交いがない。金物なんて一つも入っていない。昭和44年に立てられた建物なんてそんなモンだ。だが防音工事の時に気づきそうなもんなんだが、工務店には頭から診断という考えはないようで見落としていたわけだ。よって耐震上は限りなく弱いという結果が出てしまった。。昭和56年5月末以前に着工した家は現在の法律とは違う建て方をしているのでしょうが無いのだが、地震には圧倒的に弱い。

   また今日事務所でパソコン仕事をしていたらお客さんが増築の相談に来た。とりあえずお話を聞いていたのだが、そのお家は昭和40年代の建物。どうも写真で見る限り耐震上の強さはない。つまり阪神淡路大震災クラスの地震には耐えられない可能性が高いという事だ。残念な事に既に不動産会社とは契約済みなので、契約破棄は出来ないのだが、やはり診断だけでもかけて家の現実は知っていた方が良いと思う。キッチンを広くするのも良いが、筋交いと金具を入れないと恐くてしょうが無い。

   僕は宮崎で仕事をしているから、補助金がでる耐震診断は宮崎でしかできないが、ホームインスペクションなら日本中で出来る。インスペクションは劣化や不具合を判断するお仕事。特に新築や中古の住宅を購入する前、具体的には契約する前にはインスペクションを掛けた方が安全だ。新築でも不具合は残念だが必ず(ほぼ100%)見つかってしまう。そんなもんなのだからだ。呼んでくれれば京都あたりまでは行くつもりだ。ホームインスペクションに呼んでくれればついでに耐震診断も格安でやろうかと検討している。

   ホームインスペクションや耐震診断を希望の方は呼んで下さい。ついでに劣化具合も見ますし、料金はもの凄く格安です。

   詳しくは、右のメールボックスまでご連絡ください。

   宣伝で恐縮です。。

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今日は押さんでも、ヨカです。。

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