その映像の中に出てくる民家などはほとんどが勾配屋根。瓦を積み整然と家々がそこにはあった。電柱もまだ木製の時代だし、それに余計な看板がない。全国にチェーン展開している電気量販店もなければ、高層ビルだって見えてこない。駅舎はもちろん木製で、野口五郎の『私鉄沿線』などがはやっていたのがよく分かる。ふと映像と同じ場所は今どうなっているんだろうかとGoogle Mapで調べてみた。そしたら案の定、街並みは一律に近代化し、余計な看板が並び立ち、立派な普通のさえない田舎となっていたのが悲しい。
駅舎の映像が出てきたのだが、歴史を感じてなかなか良かった。当時の駅舎はもちろんだが木造だ。現代と違い、銭の臭いがあんまりしない。確かに現代の駅は便利だ。例えば僕が住む練馬の駅には『SEIYU』さんが入っていて、電車で帰宅ついでに物は買える。しかしあまりにもごちゃごちゃしているので、昔あったような物語はできそうにない。最近の若手の設計屋はデザインに物語りを入れたがる。駅という物は町の中心地となるものだから、色々なイベントなどをし易いようにプランニングしているのだ。そんなコンペ作品をよく見かける。やはりどこか商業ビルだけ入れる現代の駅に、違和感を感じているのかも知れないとふと思った。
地元の駅ぐらい一度は設計してみたい。以前北海道のとある駅の設計を手伝った事があるが、あまりにも前衛的すぎて、僕の中では黒歴史となっているからだ。もちろん自分で設計するときには自分の考えを詰め込みたい。そんな事を考えていたら、寝過ごした。
駅舎の映像が出てきたのだが、歴史を感じてなかなか良かった。当時の駅舎はもちろんだが木造だ。現代と違い、銭の臭いがあんまりしない。確かに現代の駅は便利だ。例えば僕が住む練馬の駅には『SEIYU』さんが入っていて、電車で帰宅ついでに物は買える。しかしあまりにもごちゃごちゃしているので、昔あったような物語はできそうにない。最近の若手の設計屋はデザインに物語りを入れたがる。駅という物は町の中心地となるものだから、色々なイベントなどをし易いようにプランニングしているのだ。そんなコンペ作品をよく見かける。やはりどこか商業ビルだけ入れる現代の駅に、違和感を感じているのかも知れないとふと思った。
地元の駅ぐらい一度は設計してみたい。以前北海道のとある駅の設計を手伝った事があるが、あまりにも前衛的すぎて、僕の中では黒歴史となっているからだ。もちろん自分で設計するときには自分の考えを詰め込みたい。そんな事を考えていたら、寝過ごした。
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