2013年11月29日金曜日

美しいプールを目指してお仕事中

  宮崎市で結構な大きさの増築とプールのある庭を設計している。このブログの右にある連絡ボックスをとおして連絡されて来られた依頼者なので、僕も本気モードでぼ~と考えている。まだ設計契約を交わしたわけではなくご相談の段階なので、こちらとしてはがっつりした図面ではなく手書きなのではあるが、さすがに次回に手ぶらで行くのは設計屋としてカッコがつかない。なのである程度のコンセプト図を考えながら、またプールの専門業者と相談しながらお仕事を進めている。


  プールを設計する際の最低のマナーとして、やはり太陽角度の計算が必要となるだろう。いくら夏場に泳ぐからと言えども、さすがに隣家などの日陰で泳ぐとやはり寒い寒いからである。なので夏至の太陽光角度を計算する。住所データをGoogle Mapで調べるとすぐに緯度が分る。コレをもとに計算式に当てはめて太陽角度を割り出す。夏至(6月21日ぐらい)の太陽の南中高度(度)は90°-(その場所の緯度)+23.4°である。つまり隣家の軒先のから割り出された角度より外側にプールを設定すれば、日陰はできにくいという事だ。ちなみに隣家の軒高を調べる計算式もある。これは目的の高さを、ある直線上の2点の角度とその距離から割り出す。計算式はxを2点間の距離、A又はBをその地点の角度、そしてHを測る人の目の高さとした場合、tanA・tanB/(tanB-tanA)+hで計算できる。ややこしいと思う人はスマホのアプリを使えば大体は出る。問題は、前回お邪魔した時に測るのを忘れていた事だ。。まあ、ある程度は分っているので次回測ろう。。

  また設計をする立場の者として、やはり単に庭にプールをぽか~んと設ければ良いってものではない。やはりプールサイドでくつろぎたいであろうし、焼き肉だってやりたいだろう。そのためのスペースも用意するべきだと思っている。僕の経験から言えば、プールサイドで焼き肉はとても美味しいし、心が華やぐ。よくあるプールはそのプールサイドはコンクリートであったりモルタルだったりする。僕はこれはあまり賛同しない。そこらで焼き肉をすれば油でべちゃべちゃになるし、またその床で滑ったら大きな事故になりかねない。滑ってコケた経験がある僕が言うので間違いない。。なのでウッドかな。。などとぼんやり考えている。ウッドならどんなカタチにもデザインできるし。。

  その他にもやはりプールがあるという事はそこはシンボリックなものになるという事で、既存はともかく増築分の部分はそれを意識しながら設計しなくてはならないだろうと思う。建物はもちろん光の入り具合を計算する。今度は冬至の太陽角度を計算する。冬至が一番太陽角度が低い。つまり太陽の光がどこまで入るかで部屋の暖かさが違うからだ。計算方法は90°-(その場所の緯度)-23.4°である。建物の場合は夏至はあまり気にする必要はない。庇でカバーできたりするからだ。まあ庇があればだが。。

  だが一番の問題は、円安のため来年の一月からプールの材料代が15%も上がるという事だ。。今日の夕方に業者さんが言って来た。。という事で、『来年の2月ぐらいまで待っといて!』と交渉中だ。

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  ~ご報告~


  来週の火曜日に、福岡で既存住宅現況調査士(保険ためのインスペクション)の講習と試験があります。朝の9時から夕方の16時までなので、宮崎から高速バスでは講習に間に合いませんので、前日から車で福岡まで行きカプセルホテルに泊まるつもりです。また火曜日も疲れていると思うので福岡に泊まります。ですのでこのブログを来週の水曜日までお休みします(疲れてたら木曜日まで。。)ご理解下さいませ。

2013年11月28日木曜日

神戸の違法駐輪禁止の看板が最低すぎる。。

  はぁ~。。久しぶりに最低なものを見つけてしまった。。

  13時過ぎぐらいだったか、遅めの昼飯を食べながらNHKのニュースを見ていたら、神戸の放置自転車対策の看板が紹介されていた。なんでも違法駐輪を減らすため、神戸市が人の目のどアップ写真を用いた看板を試験設置したとの事だ。この看板は『誰かに見られている』という感覚に訴える手法で、JR三宮駅近くの歩道に設置され、大きな効果を上げたと誇らしげに報道をされてらっしゃった。この看板を考案したのは市の担当者と、深層心理を研究する兵庫県警科学調査研究所の職員さん。そして、このどアップになっている人は市の担当課で最も目力(めぢから)の強い若手職員さんであるそうで、笑顔で取材に受け答えされていた。みんなホント最低だ。。

  僕は景観を研究する論文を結構な量読んできた。多くの景観を研究する人々が一様に問題視しているのが、看板から来るストレスについてだ。そしてその看板設置に置いて一番のタブーとされているのが人の顔である。理由は人の顔はもちろん好き嫌いがあるし、その目線がとても気になるからである。まだ笑顔ならそれ程ストレスは感じないらしいのだが、そうでないものは人に与えるストレスは相当大きいと言われている。

  そもそもこの看板を設置したのは景観行政団体でもあり、その景観を監督する立場でもある神戸市さんである。さぞかし違法駐車を無くそうと努力されているのであろうが、あまりにも安易で下世話な発想であり、近隣住民に不安とストレスを与える可能性がある事を考えなかったのだろうか。また、都市計画をされている職員さんらは止めなかったのだろうか。とても疑問だ。

  現代は、いかに美しく違法駐輪を無くすかが求められている時代であり、その手法は既に色んな場所で提案・実行されている。それらを無視してトラウマになるような看板を作った神戸市の職員さんらの頭を疑ってしまう。また看板の効果はあるだろうが、看板を撤去したらまた違法駐輪が増えるわけであり、だとすればずっとこの看板を設置する必要があるわけで、その土地の地価価格まで影響するだろう。それになぜ違法駐輪が問題かといえば、歩行者、特に目に不自由な方の通行を妨げるからであり、看板を設置すること自体歩行者の邪魔になる事が分らないのであろうか?まあ、分らないのだろう。。

  同じ事を思った人は多いようで、ヤフーの質問コーナーに同じような事を書いている方がいた。どうやらその方は社員旅行で神戸に行っていたらしいのだが、この看板を見て神戸が恐くなり、来年の社員旅行から神戸という選択肢は外す。。そんな事を書いてらっしゃった。それが普通の感覚だろう。誇らしげにニュースに出ている場合じゃない気がするんだが。。

  その『ユニークな看板』と持ち上げるニュースが言うには、今回の試験設置は成功したという。試験設置という事は、これから神戸のあちらこちらにこの看板は立つのだろうか。。思うんだが、この夢に出てきそうな看板より、違法駐車の方がまだ美しく思ってしまうのだが。。

  神戸は関西でも有数の美しい街である。その美しい街にはこのような看板はそぐわない。まあ、それが分るのであれば設置はしなかっただろうが。。

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神戸の景観団体の方々、がんばって!!

2013年11月27日水曜日

Google Glass というウェアラブル端末

  僕は設計の世界に飛び込むまでは、報道の世界にいた。なので未だにニュースが大好き人間であり、19時から20時のNHKを見ることは僕の日課であり至福の瞬間であったりする。昨日のNHKクローズアップ現代はウェアラブル端末(書きにくい。。)の今後を特集していた。その中でGoogle Glassの事や、社員の行動をビッグデータ化し、売り上げを上げている企業を紹介していた。おお~今後のために、これは知っておかねばと思い、ソファーに座りガン見した。


  まだ僕が東京の練馬に住んでいる頃にGoogle Glassの事を知り、僕はそれ以来かなり注目している。Google Glassとはメガネのガラス面に、ネット画面が表示され音声でそれらをコントロールするというものである。どうやら写真や動画も撮影できるようだし、お仕事にはかなり役立つ端末になるような気が僕にはしている。発売されても現在のスマートフォンほどの活躍はすぐには難しいであろうが、その役割の一角を負うものになるだろうと僕は確信している。

  僕は設計の傍ら、ホーム・インスペクションというお仕事もしている。この仕事は新築や既存の建物を引き渡す前に、依頼者さんにその建物の情報(新築なら施工精度、既存なら劣化状況)を提供するのがお仕事である。その主な仕事としては現場調査とレポート作成に別れるのだが、このレポート作成にホント時間がかかって実に参っている。以前あった既存のインスペクションでは、レポートだけで3日も徹夜するハメになったことすらある。この労働を何とかこのメガネで短縮できないかとぼんやり考えている。例えば、僕が現場で調査する間に、メガネを通して音声と動画でスタッフがレポートを作成するという具合にする。そうすれば時間も短縮できるだろうし、料金も抑えられるだろう。まあプライバシーや充電の問題もあるだろうが、その壁を越えればできなくはない気がしている。

  僕はまだ報道の世界にいる頃は、つまり10年ほど前までは、もちろんスマートフォンはもちろんないし、アプリってナンね。。って時代であった。今考えると、まあのんきな世界であった気がする。だが今、設計の世界で生計を立てている僕とすればそういうワケにもいかず、必死のパッチで最先端の電子機器を使いこなせるようにならねばならないと日々実感している。

  だが実を言うと、『こんな電子機器を使うと人間ダメになる!』とホントは超アナログ人間の僕は言いたくなる。だが昨日クローズアップ現代に出演されていたゲストの方が面白い事を言っていた。ギリシア時代の有名な哲学者であるソクラテスも、『人間、文字なんて使うから記憶力がダメになるんだ!』と主張されていたそうだ。

  『あっ、僕と一緒じゃん、ソクラテス!』

  そんな事を思った。

  だが、ウェアラブル端末って言いにくいし書きにくい。英語だとウェアラボーなんだし。。と、ぼやきたくなる。思い切って日本語で、上田原(うえだばる)端末って具合にできないんだろうか。。ウェアラブルとは実に面倒くさい名詞だ。。誰か国語が得意な人、漢字を作ってくれ! でないと舌を噛みそうじゃないか。

  だからカタカナ英語はキライなんだ。。


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  ああ、欲しいわこのメガネ。。

2013年11月26日火曜日

間口2.73mのお家のお絵かき

ふ~
  昨日の朝にお世話になった職業訓練校の校長が亡くなり、通夜に行った事は書いた。その通夜に行く直前、知り合いの大阪の工務店さんから電話が入った。内容は間口3.43m×奥行き18.21mの敷地に、3LDKの3階建て戸建て住宅の設計は可能か?との事。僕は直感的に『可能っちゃぁ可能ですね』と答えた。すると社長さんは『経験はありますか?』と聞いてきた。僕は『無いです』と答えた。奥行きはともかく、間口が3.43mという事は、隣地との境界から外壁のラインは最低50センチは開けなくてはならない。よって建物の幅はどうしても2.73m程度にしか設定できず、普通に宮崎で設計していて、そのような家を作る機会はまずない。よってそのような経験はない。だが僕はスモールハウスを研究しているおかげで、小さい間取りには少しだが自信がある。なので、『葬式もでるんで、明日の午後から検討に入るんで、とりあえず敷地のデータをや図面などメールで送って下さい、検討します』と言い、昨夜は通夜に向かった。

  今日の午前中いっぱいで葬儀は無事終わり、校長にお別れをして家にて受信ボックスを開いたのだが、敷地図はまだ届いていなかった。だがあくまで検討なので、簡単ではあるが自分なりにプランを考え出した。もちろん作るか分らない建物をだ。なのでぼ~としながら取りかかる。とりあえず鉛筆をにぎにぎし、敷地図を紙に書く。そしてそこからプランニングを始める。まだその敷地を購入していないため、もちろんコンセプトなどは家主である工務店の社長さんかて持っていない。なので単に『とりあえず3LDK』であり、それ以上でもそれ以下でもない。なのでこちらの方でその建物の物語性を勝手ながら考え、ぶつぶつ言いながらプランを練っていく。

  話を聞いているところでは、一方の隣の家は隣地境界線ぎりぎりまで来ているのだが、一方は何もない土地であるという事で、採光は隣に何も無い西側からしか取れない。まあ、それは自体は問題はないのだが、やはり建物の幅が狭いため、必要な居室などは3つほど家の南北の対角線上か、細長く作らざるおえない。またトイレなどは基本的には2階に作るべきだ。そんな事を思いながら設計をしたら実に面白くないプランが出来上がった。面白くはないが、安いだろうという事で、まあこれはこれ。またコレをベースにスキップを取り入れ、そして吹抜けを設ける。そんな風にしてぼんやりとしたプランをたてていたら電話が入った。

  『すみません~あの敷地は他社に買われました~』との事だった。ありゃりゃ。。どうやらその敷地は競売物件であったらしく、社長さんは600万で提出したのだが、他社が700万で提出したので他社に獲られてもうたらしい。という事でこちらは全くフィーなどはもらえないのだが、まあ勉強になったのでエエとしよう。まあそれに間口が狭く細長い敷地に立て売り物件を作っても売れるかどうかは、どうだろう?まあ何か一つでもピカリと光るデザインができれば売れるであろうが。。まあ、無理をする必要はなさそうだ。また違う物件の設計が来るのだから別にかまわない。

  という事で、お絵かきで今日は日が暮れた。。

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  さて、今から他のお仕事するかの~

2013年11月25日月曜日

とある職業業訓練校の校長の死

  ブログが遅れてすまない。


  朝方に急な連絡が入り驚いた。僕が以前通っていた地元の職業訓練校の校長が朝の1時に亡くなったという一方だった。昨年だったか、ガンで入院をしたいたのは知っていた。だが手術は成功したと聞いていた。しかし1月ほど前に訓練校に寄った時には、彼の顔は抗がん剤でふくれていた。だが『大丈夫だよ~』と言っていたので、一応の安心はしていたのだが。。


  僕が通っていたその職業訓練校はとても評判が良い。というのもこの校長が就任した頃の生徒の資格取得率はお世辞にも高くはなかったのだが、亡くなった校長が大改革を行い、現在では宮崎どころか九州でもトップクラスの資格取得率を誇るからである。なので、はるばる熊本の人吉だったか。。その辺りの職業訓練校の方々が見学にくるような学校となっている。また就職率もとても良い。この学校を卒業した人間はパソコン作業ががそこんじょそこらの事務員よりできるようになるからだ。またその他の訓練校はどうかは知らないが、生徒は必ず自分らで掃除をしなくてはならない。そこがとても良い。

  またこの職業訓練校の面白いところは、いろんな夜間部の科目をもっている事だ。夕方5時半から夜の9時半までの授業である。そこでは建築士・塗装・CAD・施工管理などの建設業者のための講座はもちろん、簿記やWordやExcelなどの講座もやっているので働いている人々のスキルアップにもとても役立っている。そしてそれらの授業料はとても安い。僕は正直言えば、地元の企業さんらは、銭払ってでもその事務員などに通わせた方が良いと思っている。僕が知っている学校の中ではとても良いレベルの学校である。僕は昼はパソコンの講座にてお世話になった。また夜間の建築士の講座(しれっと生徒のふりして無料でご参加♡)と大変お世話になった。今があるのはこの職業訓練校のおかげだと思っている。

  今日は通夜だったのであるが、僕の人生でこれほど多くの方が来られた通夜は見た事が無い。やはり亡き校長の人徳であろうと思う。明日は葬式だ。僕はとても良くして頂いたので参加しようと思っている。

  泣くだろな。。

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ホントお世話になりました(合掌)

2013年11月22日金曜日

コンセプトをとぎすませ!

  僕は、家作りを依頼され、まず最初の打ち合わせの時には、コンセプトを頂くようにしている。コンセプトがなければ家をどういう方向性で建てて良いか分らないので、こちらサイドとしては案がまとまらず仕事上前に進むのが厳しいからだ。例えば以前実際にあったのが、猫をたくさん飼っているので、『猫ちゃん用の家で!!』であったり、ファッションデザイナーさんが家主さんであったので、とにかく『服を収納するための家』であったりする。また中には、お風呂場でお酒を飲んだり本を読んだりしたいので、『お風が中心の家』ってのもあった。だが最近打ち合わせに行くと、『洋風で』と言われる事がある。正直、『洋風』や『和風』と言われると、どうもぼんやりしすぎていて僕としては困惑してしまう。なので僕は最初はお客さんと一緒にコンセプトを作る事から始めるようにしている。

  実は既に『洋風』と『和風』の違いはあまりない。実際アメリカなどにある新築の家々と日本のそれとの違いは、土足かどうかという程度であり、あまり違いはない。なぜならやはり家造りはには、やはり予算の制約があり、結局は手間のかからない安い部材で仕上げる事が求められるからだ。なのでアメリカも日本も、同じようなデザインのラインで落ち着いてしまうという事であろう。

  僕がまだ夜間の建築科に通っている頃、今では世界的な建築家になりはった恩師に『しっかりとしたコンセプトさえもらえば、家は家らしくなるよ』と言われた。予算に制約がある以上、こだわれるものと言えば、結局は間取りぐらいになるのだと思う。『こんな生活がしたい!』という明確なコンセプトがあれば、予算の制約があってもその方向へ向けてがんばるのが設計士の仕事であり、それは工務店やハウスメーカー、または設計事務所の違いはない。

  まあ、家が大きくなれば必然と儲けも大きくなるわけだし、そちらへ導く良心的ではない方々もいるが。。そうすれば、洋も和もへったくれもなくなる。そこは注意した方が良い。

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まあ間取りさえ気にしない業者が多くてビビルが。。
それにコレって僕の近所の家と同じ間取りです。。ってのもあったし。。

2013年11月21日木曜日

新しいに飛びつく人間にならねば。。

  昼時のこと、ふと思い立ち、地元の電気屋さんへ向かった。そこに売ってある名刺を作成するシートを買う必要があるからだ。以前の工務店の名刺は持ってはいるし、その書かれている電話番号やメールアドレスは今とは変わらないのだが、さすがに頭の名前だけは差し替えねば社会人としてまずだろうからだ。以前は名刺などは業者さんに着くって頂いていた。だが、色を数色入れ100枚ほど刷るだけで数千円取られるのはすこし痛い。なので、最近は名刺ぐらいは自分で用紙を買ってきて作っている。

  電気屋さんでは既に買う予定のシートは決まっているわけで、色んな商品を物色していたらタブレットが目に入ってきた。そろそろ買わないといけないな。。とは思っているのだが、まだ僕は買ってはいない。これが一番使える!って感じのタブレットがよく分らないからだ。周りにタブレットを持っている人間は僕の父親以外は知らないし、父親の情報はどうも信じがたいからでもある。だが僕ら設計のお仕事は、建築の知識は当然ではあるが、こういったパソコン機器には詳しくなくては仕事にならない。また、最近ではアプリにも精通する必要が出てきているように感じている。でなければ他人に迷惑をかける事すらある。

  以前、仕事で戸建て住宅の見積もり依頼をしている時のこと。業者さんに僕が書いた図面を送るのだが、まだ宮崎の職人さんらはパソコンのメールを持っている人いるにはいるが、まだ使いこなせる人は少ない。よって図面は手渡しだし、その連絡はメールではなく電話だ。だが皆さん忙しいらしく、もちろん同じ時間には来て下さらない。そのため数日は事務所でまちぼうけをさせられる事すらある。事務所に待機するという事は、余計な日当も交通費も発生するわけで、本当はメールで一斉送信をしたいのだが。。ある職人さんなどは電話すれども連絡がとれない。だがその仕事はこの職人さんしかできない。。というか地元には既に他の職人さんは既に廃業しているわけで、連絡が取れないと見積もりが完成しないので困る。連絡が取れない理由は分っていた。パチンコである。『どこかのパチンコ屋が新装開店するんだ!』と他の職人さんづたいに聞いていたからだ。夕暮れ時に、もう待てないとばかりに、これぐらいは分るだろうと思い、ショートメールを送って家路についた。翌日の朝方の事。その職人さんからクレームが来た。『兄ちゃん!電話がパッカパッカ点灯して寝れないじゃないか!』との事であった。おいおいショートメールの開き方ぐらい分ってよとは思ったが、そのために事務所に出勤し、職人さんに手渡すはめとなった。。全く持って2度手間も良いところである。

  僕は30代だが、僕ぐらいの世代がパソコンを使える世代とそうでない世代の境目だと思っている。周りを見渡せば、パソコンやネットを使わない人は全く使わないし、使う人は必死に勉強して使っている。だが僕らより若い世代は当たり前のようにネット環境があり、また最近では小学生などでもパソコンを習ったりするのだと聞いている。年上だからという理由だけで、ネットや新しい電子技術を使わずにいばり散らかすような大人だけにはなりたくはない。新しい技術を見つけてワクワク刷る体質を作らねばと感じていたいする。


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どのタブレットが使えるんだろうか。。
誰か教えて!

2013年11月20日水曜日

木造のビニールハウスをつくる話

  早いもので11月も後半に入り、しっかり冬らしくなってきた。南国宮崎と言えども、冬はやはり寒い。冬物の服を押入から引っ張り出して着ているが、その横にはまだ夏物の服が置いてあったりして、そろそろ冬物の服と交換しなくてはいけんな~と一人でぼやいている。今日は昼時に親戚の喫茶店をやっている姉さんに食事に誘われていたのでその喫茶店に向かった。その喫茶店は隠れた穴場であるのだが、周りがビニールハウスと牛しかいないので、どうも流行っていない。なのでたまに『遊びに来い』とお誘いを受ける。車で『いざ参らん!』とエンジンを吹かせていたら母親から電話が入った。『庭の花に水をやってくれない?』という命令だった。今言わんといて。。と思いながら一度エンジンを切り、庭の花に水をやる。母親は花作りが大好きなのだが、忙しいので、僕が自分の部屋でお仕事をしている事を良い事に水やりを頼んでくる。この時期になると、寒さに弱い花などはすぐに霜にやられる。なので、母親は父親に頼み作ったビニールのカーテンの内側に花を入れて、それらを育てている。僕には観賞用の花なのに汚れたビニールに囲まれているわけで、それらが美しいとは思わないのだが、彼女にとってはとても大事なんだろう。育てることに意義を感じているのかもしれない。

  親戚の流行っていない喫茶店に着くと、その近所の農家の嫁さんと庭のベンチでケーキを食べていた。どうやら嫁さんはよく遊びに来ているしく、野菜が多く取れたので、それらを持ってきたついでのケーキタイムのようであった。『この子、親戚の建築家』と姉さんは農家の嫁さんに僕を紹介した。別に僕は建築家であるつもりはさらさらないのだが、否定するのもかったるく、仲代達矢さん風に『こんにちわ』と答えた。その後、自然と建物の話になる。その会話のなかで『ビニールハウスは木造にで作れないの?』という聞いてきた。まあできなくはないし、宮崎県もそのような研究をしているという報道を見た事もある。また以前、地元の大建築家が木造のビニールハウスの設計依頼が最近多いと言っていたのを思い出した。だがコスト的にはどうだろう?その辺りは僕は鉄骨のビニールハウスも木造のも作っていないのでよく知らない。『普通に鉄骨のビニールハウスは美しくはないけど、あれじゃダメなんですか?』と僕は聞いた。すると最近は農業従事者の高年齢化が進んだため、台風などで鉄骨が壊れると直すのが大変。そんな事をおっしゃっていた。まあ、そりゃそうだろう。


  ふと考えて見ると、アメリカから宮崎に帰ってきて思ったのはそのビニールハウスの多さであり、そのビニールの汚れの酷さであった。まずアメリカには日本のようなビニールハウスはほとんどない。その理由はアメリカはその農地が大きいため、一つの作物を時期をずらして一年中収穫する必要性がないからかもしれない。またアメリカ人は日本のビニールハウスのような土よごれをあまり好まないのが理由からかもしれない。だが似たものはあるにはあった。


  僕が勉強していた大学は、実は世界1位と言われる農学部があったため、その大学の敷地内には温室があった。温室と言っても、その規模は日本の体育館ぐらいはある。どうやらグリーンハウスというらしい。基本的な構造は日本のビニールハウスと同じではあるが、その柱や梁は木造であり、ビニールを外壁には使用せずポリカーボネート板であった。ポリカーボネートは断熱効果が高く、また光を通しやすいためビニールと同じ効果を持たせているのだろう。その内部には色んな植物や野菜が植えてあり、またその温室の中には堂々とレストランがあった。温室の中のレストランではあるのだが、その一角だけは常に蔀戸(しとみど:前に押し出す窓)が常にオープンにしているので、それ程暑くはない。もちろん野菜などの部屋とレストランは仕切ることができる構造だ。またレストランと言っても学生がその授業で作った食材であり、メニューはなく黒板に『今日はナスのパスタ』などと書いているだけで、毎日同じメニューはない。今ある食材で作るので自然とそうなるのだという。だが安いので僕はよく行った。


  また、花が好きな僕はよくアメリカの花屋に寄った。花屋といってもその敷地は運動公園一個分ぐらいある大きさで、その中はほとんどが木造の温室である。そしてその通路は日本のドンキホーテのように複雑で、花探しが楽しめる。そんな造りになっていた。そして『グリーンハウスの注文はこちらまで』のような看板が出ていたりする。どうやらアメリカ人は自分の家の庭に植える花の苗を育てるために、グリーンハウスを作ったりするようであったりした。

  そんな話を喫茶店でしていると『美しい木造のグリーンハウスを作ってくれない?』と農家の嫁が言った。どうも自分らで何でも作りたいらしく、図面さえあれば大工仕事は自分でやるのだという。だが『ちょっと待ってくれ』と僕は言った。というのもグリーンハウスは基本は骨組みが見えているわけであり、それを美しくするにはそれなりの工夫が必要だからである。そのためには先にグリーンハウスのデザインを検討しておく必要があり、そのための準備期間を頂かないと、安くで図面などは仕上がらない。

  なので、骨組みをいかに美しく見せるかを考えている。まあ、すぐに作るとは思わないが。。まあ美しいビニールハウスをつくれば街並みも少しは良くなるだろうし。。汚いビニールハウスよりはええだろうし。。

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先に勉強しておかないと、どうせ設計料などは安いんでね。。

2013年11月19日火曜日

『じょいふる』を踊ってみた。。他人が。。


やってもうた。。
  先週末にインスペクションの試験を受けたのは書いた。だが12月3日にも福岡でまたインスペクションの研修と試験が入っている。来月のインスペクションは、中古住宅売買における瑕疵担保保険の検査のための技術者登録だ。中古住宅を購入する際には瑕疵(欠陥など)がつきもの。瑕疵があった場合に対応する保険のためのインスペクションである。正確に言えば既存住宅現況検査技術者講習という。だがお値段が2万6250円と実にお高い。どうもこの講習には、別に入れなくても良いのに、建築の試験で有名な日建学院さんが入っているからかもしれない。正直言って参加するか迷った。金額が高いからと言うのもあるが、僕が住む宮崎のような田舎で、どれほどの中古住宅のマーケットが存在するのかは分らないからである。また日建学院さんは容赦なくメールを送ってきたりして勧誘が実にウザイ。それに講習が始まるのは朝の9時からであり、終わるのが夕方の16時である。一昨日のように宮崎から高速バスで行こうにも到底間に合わないし、またホテルも予約が取れるのは高い部屋のみであるから、参加するのはお金もかかるし結構な体力を使うのである。だが締め切りは今日の消印まで有効なわけで、迷いに迷ったが行く事にした。銭がかかるが建築業界は資格がないとお仕事に携わることができない。まあ投資だと自分に言い聞かせてはいる。

  こういった試験や登録には証明写真が必要である。行くと決めたのは昼時で、地元のスーパー横の証明写真のボックスへ向かった。地元には良い写真館もあるのだが、既に銀行で受験料という大枚を払った後なので、写真館で1,000円以上取られるは、なんか辛いからである。だがどうも僕は証明写真ボックスでの撮影は苦手だ。神妙に取らなくてはならないような気がするせいか、どうもリラックスできない。またいい年こいて、ここぞとばかりの変顔を撮りたくなってしまう。そのせいか、僕はボックスの証明写真は上手く撮れたことがない。だが消印が今日までなので急がねばならない。ママよ!と思いながらパシリと撮影をした。

  できあがりは、肌美+(プラス)ボタンを押したせいか、以外とイイ男に仕上がって画面上に出てきた。奇跡の一枚やないか!!と思いながら、撮影を終了しようとしたら画面上に『取り直しをしますか?(あと2回撮影できます)』とある。ナンちな!?あと2回撮影ができるの文字を見たら遊び心が出てきた僕は、2度目の撮影をした。もちろん、渾身の変顔でである。するとまた『取り直しをしますか?』と出てきた。だが今度はもっと紳士的に撮影をした。あまりの変顔に自分自身少し引いたからである。だが3番目のはどうも光の加減がまずかったらしく、実に暗い顔となっている。肌美プラスのせいかその肌は異常に白く、どことなくソ連に捕まった日本兵のようになっていた。まあ1枚目のイケメンを選べば別に良いと思い、画面を眺めるのだが、どうしたことか一枚目のが出て来ない。。なぜか2枚目の変顔と3枚目の復員兵しか出て来いのだ。。どうやら1枚目のは既に消去されていたらしい。。しまったとは思ったが、どうせ受験用の写真。変顔でなければ別にかまわないはずだ。時間がない僕は申込用紙に写真をのり付けし郵便局の受付嬢に手渡した。

  家に帰り既存住宅現況検査技術者のページを眺める。応募はしたのだが間違いがないか少し心配になったからである。お金と。。受験票と。。写真。。だけだよな。。と思いながら眺めていると小さな一文に目がとまった。

  『※申込書に貼られた顔写真は登録証の顔写真として使用します』

  へっ。。登録の写真になるの!?気づいていた1枚目のにしとけばよかった。。これでは登録写真はシベリアの復員兵になってまうじゃないか。。全く後の祭りである。。まあ、よく読まなかった僕が悪いんだが。。

  って事で結構へこんでます。。こんな時は、明るい音楽でも聴いて癒やそう!という事で、いきものがかりで『じょいふる』です。

  とても和みます。

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映像を見て元気が出てきました。。

2013年11月18日月曜日

行くぜっ! 怪盗少女を弾いてみた。。他人が。。


  先週末はホーム・インスペクション(注1)の試験のために福岡まで出向いてきた。ホテルの予約を取ろうと2週間ほど前にネットで検索したのだが、既に安い個室やカプセルホテルは全て押さえられていたので、当日朝に早起きし、高速バスで福岡までの移動である。朝は4時起き、そして車で高速バス乗り場まで移動し6時10分発の高速バスに乗りる。博多駅には11時に着く。そして歩いて会場まで行き13時からの試験であった。

  国土交通省が今年になり、インスペクションのガイドラインをさだめたため、どうやらこの資格試験は注目されているらしく、結構な賑わいである。その構成は若い人もちらほらいるが、結構60歳を超えた年配の方々もいらっしゃる。正直言えば、この仕事は体力を結構使うので、年配の方々には厳しい場合もある。調査時は床を足で押しながら歩かねばならないし、また真夏の小屋裏にも籠もる(40℃を超えることもある)し、また床下を1時間ほどほふく前進する事だってある。以前インスペクション会社に所属していた時には、知り合いの男性は2ヶ月で体重30キロを落とした人だっていたくらいだ。。まあダイエットにはなるのは間違いないが、結構しんどい仕事ではある。

  2週間ほど前からそれなりに勉強していたので合格したいとは思っている。だがこの試験は実にややこしい。試験時間は建築士の試験よりも短く、そしてその問題は長い。よって前回などは試験終了30秒前までぴ~ぴ~言いながら試験を解かされたものだ。また、もの凄く集中しておかねば、この試験は引っかけ問題だらけ。なのですぐに釣られてしまい、『また来年がんばってね♡』という事になる。そんな出題者の悪意を実感できる内容となっているのがホーム・インスペクションの試験である。だが僕にとっての一番の問題だったのは、試験の数日前に、訳あって『もののふ』となってしまった(『もののふ』となるも読もう!』ため、『行くぜっ!怪盗少女』のPVが頭の中をぐるぐ~る回っていたことだ。ずっと『笑顔と歌声で~♪』と試験中はにんまりしている自分がいたりした。。

  まあ、『受かっていたらいいね!』と自分には言い聞かせている。

  資格を持っていなくても建築士なんでお仕事はできるんだ。。

  注1:ホーム・インスペクションとは新築の施工状況を診断したり、既存住宅の状況調査をするお仕事です。インスペクションを行う事で、瑕疵保険にも入れたりします。

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にしても、お上手!

2013年11月15日金曜日

ミサワホームさんが施工ミスで大変そう。。

  ここ最近レストランのメニュー表示の偽装問題で騒がしい。一件でたら芋づる式にあちらこちらと偽装が見つかり、毎日のようにどこかのレストランが謝罪している。だがまさか建築業界にまでそんな事が飛び火するとはお思わなかった。ミサワホームさんの施工ミスの事である。

  なんでもミサワホーム中国さんは、建築基準法に基づき国が認定した工法どおりに工事をせず、建物の強度を増す役割がある石膏ボードを屋根裏に設置していなかったとの事だ。その件数ははっきりしないようだが、調査が必要な家の数は中国地方で千棟を超えるそうである。。場所が小屋裏だけに簡単に工事をし直すことは難しく、大変な事である。。今回問題があった工法は木質パネル工法と呼ばれるもの。木質パネル工法は現場で作る在来工法など違い、工場で製品として作られ、仕上げなどは工務店などが現場で仕上げる。工場で作り上げるので施工精度が良く、また工期も短いためローコストにはなる。だがその工法はあまり一般的とは言いがたく、施工する人もその知識を問われたりする。施工自体は簡単なんだが。。

  なんでも、施工を請け負う工務店からミサワホーム中国に、『ボードの設置する必要があるのか?』という問い合わせからこの問題は始まっているそうだ。想像するに、図面上書いてあるのだが、『どうなん?今まで入れてないけど。。』という事だろう。未設置の恐れがあるとしてミサワホーム中国さんが他の物件を調査した結果、複数の工務店がつけ忘れていたのを認めたのだという。だが思うに、つけ忘れたというよりは、付けるのを知らなかった可能性の方が高いのではないだろうか。また図面も読み取りにくい図面であったのではないだろうか。。まああくまで想像ではある。だが、チェックをするべき監理(管理ではなない)の人間が普通いるはずだが。。大手のハウスメーカーなんだし。。


  以前、とあるハウスメーカーが建てた新築住宅でホームインスペクション(住宅診断)をかけた事がある。その家は枠組壁式工法(いわゆる2×4)で建てられた住宅であった。そのお家は小屋裏の検査も頼まれていたので、点検口から潜り込み調査をしたのだが、そこに大きな不具合があるのを発見した。枠組み工法の場合、床を支える床根太に穴を開ける場合、その場所や大きさが決められている。具体的には、根太の上下端部より50㎜以上離し、また穴の最大経はその根太の1/3以内とする必要がある。また連続して穴あけを行う場合は、その距離はそれぞれ根太のせい(高さのこと)以上とすると決められている。だが、がっつりその家の根太には横に細長く3つほどの穴が連続してくっついて施工されていた。どうやら後で電気屋さんが配線をする際に開けてしまったらしい。

  たまたま品質を監理する担当の方がいらしたので、『御社の仕様はこれで正しいのですか?』と聞いた。僕ら調査する人間は、おかしいと思っても、声高に『違反だ!瑕疵だ!』とは言わず、まずは確認をとる姿勢が重要だからだ。なぜなら特殊な工法や仕様で家を作っているメーカーさんもあるからである。担当の兄ちゃんは僕を馬鹿にした目で見ながら、『こんなの問題ないですよ~』と言うので実に怪しい。。んなはずはない。。なのでしょうがなく、一般的な工事仕様書を見せたら顔が青くなっていた。どうやらこれまで当たり前だと思っていたので、当然のように穴を開けまくっていたようだ。まあ監理する人間が勉強不足(正直一般常識。。)であったという事も言えるであろうが、やはり同じ会社の人間が監理するワケであり、チェックがあまくなっていたのが原因と言えよう。だが有名なメーカーなんだがね。。

  設計事務所の人間は工務店やハウスメーカーと違い、監理を第三者として行うのが一つのウリである。施工する担当者と打ち合わせを何度もやり、尚且つ、実際に図面とおりできているか現場でチェックを入れる。図面とおりできていなければやり直しを依頼する。第三者というのはとても重要だと思うんだが、どだろう。ミサワホームの件も第三者がいれば防げた気がせんでもない。

  だが正直、恐いのは本当にミサワホーム中国さんの地域だけであるのかという事だ。下請けの工務店さんが起こしたミスという事は、その他の地域にも波及するような気がせんでもない。まあ既に調査はしたであろうが、どうだろうか。。また他の大手ハウスメーカーさんも慌ててチェックし直している気がする。まあ、地震が来ても倒壊はしない程度のミスであり、もちろん悪意はないであろう。しかし、よい施工法とは言えない。少なくとも図面に書かれている施工法と違うと言うことは、契約違反にあたるわけで、損害賠償の対象にもなり得る。。

  だが謝罪会見までしたミサワホームさんは良い方で、多くの場合は隠蔽するような気がする。今まで多くのインスペクションをかけたものとしてはそう思ったりしている。

  実にオトロしい。。

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それではまた来週!
ちょっと福岡まで行ってきます !

2013年11月14日木曜日

美しい街並みには、美しい企業がある

   僕が住む宮崎の田舎町にコンビニエンスストアーができたのは、僕が高校を卒業する間際であった。たしか初めてのコンビニはセブンイレブンであったような気がする。田舎に育った僕はそれまでコンビニというものを知らない。正確に言えばテレビCMによってローソンという牛乳屋のような店があるのは知っていたが、ではコンビニといいうものがどんな店なのかは全く知らなかった。何となく店員が若いAコープのようなモンだと思っていた。それから10年以上経ち、僕の町にもローソンからファミマまである。といっても5軒ほどだが便利になったものである。ただ、便利であればよいとも思ってはいない。


   日本の街並みは金太郎飴のようだとよく言われる。確かにそのとうりで、同じようなビルが建ち、同じような店が並ぶ。法律上、まったく同じ建物を作ろうとしたら作れわけだし、また、その方が建築費は抑えられるわけで、やむを得ないところがあるとは認識している。だがチェーン店などの意匠はすこしケバケバしくはないだろうか?利益を追求するためにはケバケバしくないと宣伝効果がないのだろうか。。

   僕の隣町はとても小さな城下町なのだが、最近になって牛丼チェーン店ができた。その他ヤマダ電機なども出店してきている。こんな田舎町に出店して大丈夫かいな。。と思うほど出店ラッシュであったりする。この小さな城下町は一応だが景観行政団体となっている。だがその機能を果たしているかは、この出店してきた新しい建物を見かぎり、はなはだ疑問をもつ。また出店してきているチェーン店の街並みへの配慮の無さにはうっとりしている。

   日本には景観にうるさい街もある。京都市である。京都市の景観条例はとても厳しい。やはりこれは京都の人々の美しさに対する努力の賜でもあるのだと思う。だがそうしなければいけないほど京都の景観の乱れが目立ってきたからでもあるだろう。条例ができた当時は少しの反発はあった。だが、今はその条例を楽しんでいる企業も出てきて嬉しい。上の写真は祇園にある佐川急便の店舗である。素敵だと思わないだろうか?

   こうした景観に配慮がある企業が増えると、少しづつだが日本は美しくなると思う。その方が企業の評判も上がるとは思うんだが。。


  そのために、まずは厳しい景観条例を設ける必要があるとは思っている。

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佐川急便の株価上がれ!

2013年11月13日水曜日

役所の適正規模

   当たり前であるが、日本のお城は大きい。もちろんこれは戦国時代に戦闘の拠点として使われるため、又は、大勢の人数を城に入れるためではあるのだが、もちろんそれだけが理由で大きいわけではない。今残っている城は江戸期を生き抜いた城であり、その多くは各藩の政庁として、またその権威としての役割を果たしていた。日本の田舎を車でドライブすると、田舎の役所ほど目立つ建物はない。僕が住む宮崎の市町村ではなかなかこの傾向が良く見てとれる。市以外の町村で大きい建物と言えば、役所か県の出張所、または農協であったりする。これはやはり、役所を作った時に、政庁である建物は大きく象徴的ではないといけないという考えがあったからだろうと思う。また日本の中での役所仕事の占める割合はとても大きい。これも理由ではある。


   僕は以前アメリカに住んでいたのだが、彼の国の役所はとても小さい。僕は7年ほどアメリカに暮らしていたが、1度だけしか役所には寄っていない。それも人の付き合いで寄っただけであり、積極的に行く理由は僕にはなかった。その役所は日本のそれとは大きく違い、『へっ!これが役所かいな。。』と言えるほどの大きさだ。旗がなければ役所とは気づかないくらいの規模である。僕が行ったのは人口5万の町の役所であった。だがその大きさは日本で言えば小学校の職員室数個分ぐらいの大きさであり、決して大きくはない。またもちろん設備も日本ほど立派ではなく、これって入口どこね。。って程度である。用事は全く無かったのだが、とりあえず初物という事もあり中に入った。

その内部決して明るくはなく、地味なソファがポツリと置いてある。そこで来客者は待たされているといった感じである。もちろん日本のような行き届いたサービスはありはしない。なので『何かご用でしょうか?』などと聞いてくる人などはいない。職員さんらの仕事場はパテ-ションで仕切られてはいるが、アメリカの民間企業ほどのスペースはなく、とても地味だ。まあ税金で作っているのだからしょうがない。

   今日の昼どき、ちょっとした用事があり、地元の役所に寄ってきた。僕の仕事は役所に行く機会が多いので役所には知り合いが多い。ぶらぶら役所をひやかしていると、知り合いの役所で事務をやっている女性が『仕事サボって何しているんですか?』と仕事サボってるくせに話しかけてきた。『仕事せい!』というと『動いてないと寒いんだもん!』と彼女は言った。

   確かに寒い。。東西に長いこの役所は、通路が真ん中にあり、光が入るのは南側の窓際にある部長さんの席だけ。偉くないモンは日陰でお仕事をせないかん。またそのRCの規模が大きいため北側の部署は年がら年中寒い。だれが設計したかはよく知らないが、明らかに造りとして間違えている。またこのモダニズム全盛期に建てられたこの役所にはどう考えたって断熱材など入っているワケはなく、寒々しい。。

   またなぜだか知らないが、どうもこの役所の人数に対する床面積が大きすぎる。設計士の資格試験に必ず出てくる問題の一つに、一人あたりの必要オフィス床面積というものがある。これは人間が事務作業を行うのに最低どれくらいあれば良いかというものだ。別に役所だからといってこの最低の床面積である必要はないのだが、ここのは『外資系の役所か?』ってぐらい無駄に広い。。僕がアメリカでお仕事していた時は個室を貰っていたが、その勤めていた仕事場の僕のスペースよりも大きいので、これで怒られのかと無駄に心配してしまった。。また役所は省エネがうるさいので、もちろんこの役所かて暖房などは効いていない。そりゃ姉ちゃんも寒いはずだ。。

   大きな町のはいざしらず、小さな町の役所などはそれ程大きくする必要はない気がする。床面積から言えば、地元企業の事務所のそれよりも役所の方が大きいのは税金の使い道としてどうだろう。別に昔の城と違い、役所が権威を持つ必要はないのであるから、アメリカのように小さくても問題はないわけだし。。それに建物が大きすぎるので寒いってのもどうかとは思う。。

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 にしても今日は寒い。。

2013年11月12日火曜日

シルクロードの終着駅 校倉(あぜくら)造り

   いつの事かは忘れたが、新聞を見ていた。その新聞の1面には現代正倉院展と大きく見出しが出ている。思えば正倉院展はしょっちゅう開催されている。すこしやり過ぎではないかと思うキライさえある。まあ、それだけ集客があるという事だろうし、魅力的であるという事の証なのだろう。正倉院は日本の宝が沢山収めてある倉であるのは知っている。中学校の社会科の資料集にでてくる、ペルシャ風の輸入品やら、絵画・漆工・ガラス器など、古代の美術工芸の粋が収められているようで、奈良時代の日本を知る上で貴重な資料でもあるようだ。またシルクロードの文物の東の終点でもあると言われる。実に行きたいとは思うのだが、まだ行ってはいない。まあ、いずれは保険などの仕事で奈良にも行くだろう。その時に見ればそれで良い。

   僕が中学校の頃ぐらいまでは、当たり前のように暴力教師がいた。社会的に先生が生徒に暴力をふるってもぎりぎり許されていたのが、僕が中学生の頃の事だと思う。僕の国語の先生などはその典型で、授業中にクイズを出す。若い人には分らないだろうが、そのクイズに答えられなければげんこつ、正しく答えてもA君はとりあえずげんこつ。。手が痛くなるとマジックインキを逆さにし、そのフタで殴られる。。おかげで国語が大嫌いになった。その暴力教師が『なぜ正倉院の宝は現代まで持ったのか答えろ!』と、国語の時間だというのに、どうでも良いクイズを出した。

   だがクラスメートは九州の宮崎に育った田舎者。正倉院などは行ったことがなければ、漢字で書けるのかもだいぶ怪しい。もちろん何人かは明らかに病院だと思っている。。案に違わず皆もごもごしながら殴られる。。アホだが威勢は良いA君は、『プレパラアースで。。』と答えたがやはり殴られた。先生は僕の前で『お前はどうだ?』と言われた。だが、旭日なんとか賞を取った爺さんから正倉院の造りを教えてもらっていた僕は、知っとるわ!と言わんばかりに『職員さんらの努力で!』と答えて殴られた。。結局だ~れも答えられなく、なぜか勉強不足となじられ、その後、これ見よがしに先生の建築的知見をご教授頂くはめとなった。。


   なんでも、ご高名なその国語の先生によると、正倉院の建物は校倉(あぜくら)造りであり、その木材は湿度の高い時には木々が膨張して外部の湿度を入れるのを防ぎ、また逆に外気が乾燥している時は木材が収縮するので、材と材の間に隙間ができ風を通す。よって倉庫内の環境を整えるられているので、1000年以上に渡り宝物が保たれたんだとおっしゃっていた。僕の学校は、暴君のいう事は常に正しいという校風であったので、そのご高名な先生の教えをず~と信じて生きてきた。だが、建築を勉強はじめた頃にこの説は否定されだした。確かによくよく考えるだにおかしな説ではある。

   正倉院は奈良時代である6世紀ぐらいに作られているわけで、その時代の木などは既に乾燥収縮が進み石みたいにカッチンコッチンに固くしまっているので、乾燥収縮はもちろん膨張などはあり得ない。また屋根は本瓦であり、またこの時代のそれは実に重い。よってその材に隙間を作るゆとりなどはあるはずはない。それに年がら年中日陰に宝物を置いておけば、必ずどこかにガタが来るモンである。どう考えても校倉造りがどうのこうので宝物が保てるはずがない。

   では現在一番支持されている説は何かと言えば、『虫干し』なのだそうである。なんでも古来から同じ方法で、毎年『虫干し』を続けているようで、現在は宮内庁職員の方が担当されているという。またこの方法が実に丁寧なのである。なんと同じ職員が毎年その作業に関わるのだそうだ。何故同じ職員かといえば、もちろんやり方を知っていると言うのも大きいだろうが、傷がついていないかを目で確認するためだという。昨年はどうであったかを目で見て確認しながら、丁寧に虫干しをされているそうだ。実に1300年続けている虫干しってのも凄い話である。おかげで僕らは正倉院展でキャッキャ言えるのである。実に頭を垂れる思いだ。

   僕は正倉院の宝物の多くを知っているわけではないのだが、『蘭奢待(らんじゃたい)』だけは見てみたい。知らない人のために書けば『蘭奢待』は、その字の中に東大寺の3文字が入っているというお香であり、源頼朝や信長に明治天皇などに切り取られた多くの権力者が欲した宝物である。あれを見てみたい。

   まあ、単なる木ではあるらしいが。。

   臭ったらもの凄く臭かったとも聞いているが。。

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   明らかに殴られ損である。。

2013年11月11日月曜日

『もののふ』となる

青の人 早見あかりさん
  嗚呼、生まれてこのかた三十有余年、恥多き人生を送ってきたとは言え、常に陽の当たる道を真っ直ぐ歩んできたつもりである。アメリカに無一文で留学(注1)した時も、さまざまな国の人々のヒモとなり、気が付けばラジオ番組のDJまでのし上がったていた私である。またサンフランシスコの中華街で、会社の登録不手際のため銃刀法違反で逮捕され、強制帰国されそうになった時も、会社のお偉いさんに手を回し、見事に放免祝いをかましたのは業界では有名である。おかげで今はその幅広い知識をブイブイ言わせお家の設計をする仕事をしている。現場に行けば『先生』と呼ばれる立場なのである。実に偉くなったもんだ。だが灯台もと暗しとはよく言ったモンだ。一昨日の晩まで『ももいろクローバーZ』がアイドルだとは知らんかった。。

  先週末の土曜のこと、僕の地元の神社でお祭りがあった。僕は先に帰っていたんだが、父親が僕のはとこ(女)に連れられ帰って来た。どうやら親戚の家で飲んでいたらしい。はとこは僕と3つ違いなのだが、早く結婚しやがったため子供ができ、おかげで僕は叔父さん扱いされていて実に腹が立つ。『おじちゃ~ん!』とついてきたその娘っこ(4歳)が僕にだっこをせがんだ。『おお~重くなったの~』とその娘っこを抱き上げる。彼女の足を見たら、アニメキャラの小さい靴をはいていて実にカワイイ。『ああ!ももクロだね~!』と言うと、『違うよプリキュアだよ~おじちゃん!』と小馬鹿にしてきた。。何言っているんだ、この小娘はと思っていたら、『桃色クローバーはアイドルで、プリキュアはアニメだよ~』とはとこが説明してくれた。。へっ!?そうなん!?と目をぱちくりしていると、父親が『お前それも知らんのか~』と言ってきた。あんたは二つとも初耳でしょうが。。

  『ちょっと、茶でも飲んでいけ!』という事になり、はとことその娘は我が家のリビングにてご歓談。すると娘が『おじちゃんに、桃色クローバーZを教えてあげる!』と言い出し、『Youtubeを見せて!』と実にうるさい。なんで4歳がYoutubeを知っているんだ。。と思いながら、膝の上に娘をのせて『桃色クローバー』を検索する。人生初の『ももクロ』である。


パルックのCMにでれる。。
  だが娘っこを膝にのせながら僕は衝撃を受けていた。正直言えばアイドルは基本的に小馬鹿にするタイプの僕は、アイドルを動画で見ることはまずない。アイドルが作詞作曲をしないので新しい音楽を産み出すとは思えないからだ。『所詮、会議室で作った音楽でしょ!』とさえ思っている。だが初めてみる『ももクロ』は『こいつらすげ~』の一言だった。。まずもの凄く全力投球である事。。見た動画は『怪盗少女桃色クローバー』であったのだが、めっさ踊ってはる。。エビぞりがすげ~。。青い人が美人であった。。『あんな人になるんだ!』と小娘は言っていた。『おお~そのためには、がんばらんと行かんぞ!』と、とりあえず言ってあげた。

  これ以上小馬鹿にされないためにも勉強は大事と娘らが帰った後にネットで調べる。すると、もももくろのファンはいわゆる『おたく』様方ばかりではないらしく、色んなミュージシャンも彼女らをリスペクトされているようである。また桃色クローバーのファンは『もものふ』と呼ばれているそうで、実にファンの年齢層も幅広いそうだ。また全く知らなかったが、ももいろクローバーから青い人が脱退してからももいろクローバーZになったようである。僕は『怪盗少女ももいろクローバー』という曲しか知らないが、なんかエエ曲なのである。。どうもそれ以来、ももくろの曲が頭にへばりついたようで、頭の中でずっと響いている。

  実は今週末僕はホーム・インスペクションの試験がある。このインスペクションの試験は実に問題がややこしい。というか、引っかけ問題が多くて嫌になる。またその出題範囲も建物はもちろん、民法や宅建法までと幅広い。それに建築士の試験よりも文章が長いのに、制限時間はその3/4と短いため、実に集中力を要する試験だ。

  だが週末以来どうも勉強が進まない。どうも頭の中で『ももクロ』の曲がず~と流れていて、どうも文章が頭に入ってこないからだ。。今さらながら、聞くんじゃなかったと思っている。気が付けば『もののふ』になりかけている自分がいる。。


   ホント、しまった、しまった島倉千代子(合掌)である。

  (注1)母親にVISAカード送ってと頼んだのに郵便局のカードを送ってきたため、留学生なのにホームレスになったのは今では伝説となっている。

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さあ、勉強がんばろう。。

2013年11月8日金曜日

『希望の壁』に潤いを感じとれ !

  大阪は梅田にある、複合商業施設で新梅田シティの庭園横に、四季折々の花や植物からなる巨大モニュメントである『希望の壁』が設置されたとニュースで見た。発案者は建築家である安藤忠雄氏。新梅田シティを子会社が監理している積水ハウスさまが大阪の緑化運動に取り組む安藤さんの発案に賛同し実現したそうだ。希望の壁は高さが9mで、幅が78mの緑の壁で、なんでもステンレスネットと多数のプランターに壁面を覆うつる性の植物や、その他色とりどりの植物100種類以上を植栽したとある。よく見ればそのデザインは壁の向こうも覗けるし、近代的と言えば悪くはない。まあ、真っ直ぐなラインが多いきらいがある気がせんでもないが、安藤忠雄氏らしいデザインではあるのは確かだ。だが壁の設置に当たっては一悶着あったと聞いている。

  僕は新梅田シティは行ったことが無いのだが、その敷地の北西部には造園家の吉村元男氏による造園があるらしく、吉村氏が『壁の設置は、庭園の表現を改変し著作権侵害にあたる』として設置差し止めを求める仮処分を大阪地裁に申し立てたそうだ。なんでも吉村氏が言うには、壁によって日照条件が悪くなり、吉村氏が作った庭園の植物は育たなくなるのだとという。また市民が快適に過ごす権利が侵害されるとも言っている。調べてみるとなるほど、その庭園は日本の里山を意識した作りとなっており、まあ美しい。そのコンセプトは『里山と鎮守の森と人々と関りのある昔からの自然』なんだそうだ。そりゃそこに見たくれイギリス風の植物などをポンポン生けた壁を作るのであれば、作った方も何とか阻止しようと動くだろう。庭園に対する著作権の侵害という、すこし無理っぽい事を言いたくなるのもよく分る。この庭園は都市景観賞などを受けているので『作品』と言えなくはないからだ。だが結局は裁判所にはねられたようである。まあ、吉村氏の庭は北と西側にその多くは広がっているが、安藤さんらの壁は東側だし。。希望の壁に直で接しているのは、観光バスの駐車場だし。。希望の壁の高さは9mと高い。これが庭園に日陰を作ると言う事だろうが、強く主張するには少し無理があると思う。。気持ちはよ~く分るが。。


  後出しっぺで言うので気がひけるが、このような壁を以前とある街とある音楽ホール脇にある公園の改修コンペで、僕は提案したことがある。僕が引いた図面は、高さは6mで似たような構造ではあった。また入口は確か12mの広さでもう少し壁の向こう側が見えるようなデザインであり、またこれほど角張っていなかった。まあ、採用されずにボツとなったワケであるのだが。。また、以前手がけた宮崎の家の外部の塀にも同じようなデザインを描いたことがある。まあ、結局は予算に合わなかった事、またメンテナンスの問題(水やりがダルい。。)し、ヘビがでる !! って事でボツとなった。。まあこの『希望の壁』も安藤さんほど有名でなければ、積水ハウスさんも乗ってはくれんかったであろう。まあ、デザインの世界ってそんなもんだ。。

  今は秋だからまだそれ程花は咲いているようではないが、これが春になるとどうだろう。咲き乱れるのではないだろうか。僕は安藤ファンでは無いのだが、決してアンチ安藤でもない。だが安藤氏がやってる大阪の町中に緑を増やすプロジェクトは素晴らしいと思う。京都に住んでいる頃、仕事で大阪には良く行ったが、あまりにもなコンクリートな街並みに驚かされた経験がある僕としては、ぜひ関西の建築家さんらにはがんばってもらって良い大阪を作って頂きたいと思っている。

  緑化率という言葉がある。街を鳥瞰的に見て、どれほど緑があるかを%で表したものだ。だが人間はそれ程鳥瞰的に街並みを見るわけではない。なので重要なのは緑視率であると言われている。つまり実際に見える緑の%である。人間の目は、不思議なもので、緑視率が5%を超えると潤いを感じると言われている。確かに和室に植物が一輪あるだけで美しいと感じる。これは緑視率5%の壁を越えているからである。もちろん5%だけでなく、もう少し緑があればそれはそれで良い。だが緑だけでなく、色んな花があればもっと心を潤すだろう。

  そんな意味からしても、この『希望の壁』には注目して良い気がする。問題はメンテナンスだろうが。そこは積水ハウスさんががんばるだろう。

  だが後ろの新梅田シティのビルは凄い。いかにもとある時代の臭いのするデザインだ。僕にはこれほど好きになれない建物もない。どことなくズボンのチャックに似ている。。作った人はあの京都駅ビルを設計した原広司さまだそうである。。

  にゃるほどね~。。

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将来は大きくなりすぎないのだろうか。。
まあ、切るだろうけど。。
イギリスの木の塀みたいになるだろうなと思っている。
それではまた来週!

2013年11月7日木曜日

ネズミもヘビも、幽霊も出る首相公邸

  前の首相である民主党の野田佳彦衆議院議員がそのホームページで安倍首相に苦言を申している。『安倍首相が安全保障や危機管理に問題意識を持っているのは分るが、最大の危機管理は工程に住む事だ』と書き込んだそうだ。現在、安倍首相は公邸には住まずに、官邸から車で15分程度の場所にあるらしい私邸に住んでいる事を問題になさっているようだ。ちなみに『官邸』とは総理大臣が執務をする場所であり、『公邸』とは総理大臣が居住する官舎を指す。現在の官邸と公邸の距離を調べてみたら、その距離は700mであり、車で3分、歩いて7分の距離である。野田元首相は『まさか幽霊が恐いからではないの?』みたいな事を書いているようである。

  どうも昔より、首相公邸には幽霊が出るという。確かに戦前には2.26や5.15などのクーデターで犬養毅首相などの他にも幾人かが殺された場所であり、またもともと化け猫騒動でおなじみ、佐賀鍋島藩邸の跡地であるわけで、いわく付きの場所である事は間違いない。調べてみると確かに犬養毅首相が『話せばわかる』と言いつつ殺された2.26以降の多くの首相は、公邸に住むのではなく己の私邸に住んでいるようだ。

  幽霊を見た人の多くの証言によるとそれらは大抵は軍人さんであるようだが、それがクーデター失敗で死刑になった軍人なのか、またクーデターで殺された側の軍人なのかはもちろん分らない。いろんなエピソードが残っている。佐藤首相が魔除けの護符と霊を避けるために愛犬を伴って入居した事は有名だし、羽田首相の夫人は『霊が中庭に沢山いる』と言われてお祓いをしている。また中曽根首相はよく真夜中に仏壇で拝んでいることが多かったようだし、村山首相は『軍靴の足音が聞こえてくる』と旧社会党の見本のような事を言っている。また細川首相は幽霊が出たことがないと言われた部屋で寝起きしていたようだし、鳩山首相夫人はここから宇宙人に誘拐されて金星へ行ったそうだ(嘘)だが一番有名なのは森元首相。その体験談が毎日新聞に載っていた。

  平成13年4月25日の夜の事、午前2時半頃に寝た森元首相は『カチャカチャ』という何か得体のしれない音がするので目が覚めた。どうもドアのノブを動かそうとしているようだ。泥棒ではないかと思ったそうだが、そこは警備が厳重きわまりない公邸。忍び込めるはずはない。そこで森元首相はとっさに『そこにいるのは誰だ ! (Who are you !! (※1))』と声を荒げて一喝すると、音はしなくなったそうだ。すぐに明かりをつけ、ドアの鍵を外し、外の廊下に出て見ると、絨毯を『タッタッタッ』と得体の知れない何者かが急いで走り去って行く音が聞こえた。これは怪しいと思った森元首相はSPに問い合わせるのだが、官邸内にはだれも侵入した形跡はないという。 あるいは秘書だったのかもしれないと、念のため調べて見ると、その時間帯はぐっすり眠っていたことが確認されたとの事である。やっぱり出るのね公邸は。。


  だが幽霊などには鈍感な人もいるようだ。その代表はやはり小泉純一郎元首相である。一つ前の首相である森さんから幽霊のお話を聞いて公邸入りした小泉氏は、お祓いはしたようであるが、どうも幽霊などどこ吹く風。引っ越し後、さっさと趣味のクラシック音楽を大音量で流し、中庭でキャッキャ言いながらボール遊びをご堪能。ぶら下がりの記者に幽霊の事を聞かれた小泉さんは『見たいんだけどね~』と言っていた。なんとなくだが、この人は絶対に幽霊などは見ない気がする。。

  安部さんが幽霊が恐くて公邸に入らないのかは分らない。だが第1次安倍政権時代はしっかり公邸に入っていたわけで、どうも幽霊騒動とは違う理由で入らないのかも知れない。そういえば福田康夫元首相は公邸に引っ越した後に『公邸は少し寒い、貴方とは違うんです!』と言っていた。まあどう考えても公邸の外観からして寒いのは間違いないだろう。あまり良い建物とは言いがたいと設計する者として思う。

  公邸に入らない事によるアドバンテージももちろんある。プライベートが確保されるのは間違いないし、それに公邸には人の目が多すぎる。内密の相談などが出来る環境ではないらしい。内密の話をしようとしてホテルオークラの高級ラウンジで高いビールを飲んだら、もっと高い高級クラブの会員のである鳩○っぽにちょっかい出されて政権が変わる国だ。やはり幽霊うんぬんの話ではないのかも知れない。

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※1 初対面であるクリントン大統領に『How are you』と言おうとして『Who are you』と言ったのは有名。その後『ヒラリーの旦那です』とアメリカンジョークで切り返したクリントンに『Me too』と返したのもまた有名。だがこれは捏造報道なのがお化けよりも恐ろしい。。

2013年11月6日水曜日

日本の景気と容積率の緩和

  ニュースを見ていると国家戦略特区という構想が耳に入ってきた。国家戦略特区とは安倍政権の経済政策である『アベノミクス』の一丁目一番地である規制改革を実現させるものであり、そのワーキンググループが首相官邸にあるらしい。目指すところは、東京・大阪・名古屋などの大都市圏でロンドンやニューヨークに匹敵する国際的なビジネス環境を整え、外資系企業の誘致や公共インフラの民間開放を推進するのだそうだ。これまでも〇○特区なるものはあった。だがこれは地方自治体が中心である。だが国家戦略特区は政府が推進し、早ければ来年の夏前にも指定地域を正式に決めるそうだ。その柱となるのは建物の容積率の緩和である。高層建築物を供給しやすくする事により、外国企業の入居や働く人々の住宅を整備し、働きやすい環境を整えるらしい。まだはっきりしたカタチは分らないが、台湾などにある経済特区のようなものではないのかも知れない。

  知らない人のために書くとすれば、容積率とは、延べ床面積÷敷地面積ので割り出された数値をいい、通常は%で表す。例えば300㎡の敷地に都市計画で定められた容積率が80%であるとすれば、その敷地に建てられる建物の延べ床面積の最大値は240㎡となる。安倍政権が目指すところの容積緩和とは、現在地方で決めている都市計画を、国が変更しようとするのか?その辺りはよく分らない。だが現在ある容積率を緩和するという事は、大都市圏の街並みは数十年後には、今より遙かに高層化が進むという事である。

  日本は戦後、景気が悪くなる度に都市計画の一部である容積率を変えてきた。容積率を変えることにより街を活性化させるためである。人が多く集まりやすい都市などは容積率を大きめに設定し直すだけで、大きなビルなどが出来る。大きなビルを作るという事はお金が市場に出回るという事であり、景気の底上げがしやすいという事らしい。だが安易な容積率の緩和はその街並みに大きな負の遺産を残しかねない。

  僕は滋賀県がとても好きだ。中央に琵琶湖がある滋賀県は周りを山々に囲まれており、どことなくすり鉢状のカタチをしている。なのでその多くの土地から琵琶湖を眺める事が出来る滋賀県には、多くの人々が移り住みたいと考えるらしく、今はどうかは知らないが、ある年には人口増加率で1位になっていた。もちろんそれは大阪や京都といった大都市圏からも近いという事もあるだろう。よって容積率の高い国道の内側である琵琶湖湖岸には、自然とマンションが建ち並ぶようになり、昔から琵琶湖を眺めながら暮らしていた湖岸から少し離れた家々からは琵琶湖は見えなくなってきている。

  僕は安倍政権が目指すモノがまだはっきりつかめていない。国家戦略特区がどの程度の広さと規模で容積率の緩和を考えているのかが分らないからだ。できればその範囲は出来るだけ小さくあって欲しいと願っている。またその特区には厳しい景観条例を持って望んで欲しい。でなければ魅力ある都市にはならない気がしている。

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まあ一極集中がもっと進むって事ね。。

2013年11月5日火曜日

松江市縁雫プロジェクト アジア都市景観賞 !

  ふと新聞を読んでいて、目についた記事がある。松江市の『縁雫(えにしずく)』というプロジェクトが、アジア都市景観賞に選ばれたそうだ。何でもこの賞は、優れた都市景観の形成に寄与した地域などを表彰するらしい。一体ナンね?『縁雫』って。。『アジア都市景観賞』って。。

  何でも、『緑雫』とは松江市立女子高校の生徒が考えた松江を楽しむプランであり、和傘に似せた洋傘を無料で貸し出したり、ホテルの宿泊料金を降水量に応じて割り引いたりして雨の松江をPRするというものなのだそうだ。なんでも平成21年には全国の高校生が観光プランを競う『観光甲子園』でも優秀賞を獲得したらしい。観光甲子園ってのがあるのは知らんかったが、まあ優秀賞という事は上手くいっているのだろう。なんでも、

  • 雨のマイナスイメージを逆手にとり縁結びにつなげる発想がユニーク
  • 高校生の考えを地域でプロジェクト化し集客につなげている事
  • 雨の多いアジア各都市の参考になる
  という理由でアジア都市景観賞の受賞のようだ。

  ああ、そうなんだと思い『縁雫』のホームページを見た。開いたページは実にガーリー(女の子っぽいという意味らしい(最近はまっている言葉♡))おっちゃん見ていてチト気恥ずかしくなってしまった。。だが内容は実に面白い。このホームページから引用すれば、『弁当忘れても傘忘れるな』と言われるくらい山陰松江市は雨の多い土地らしく、急な雨に降られたときは、無料の『だんだん傘』を使うとのだという。このだんだん傘は市内の約30カ所に設置してあり、『観光客の方も、ちょっとそこまでの地元の方も、どうぞおつかい下さい♡』とある。ふと、このだんだん傘をネットで見てみると、和傘っぽいデザインであり見た目は決して悪くない。良いアイディアだと思う。すばらしい。

  その他にも『幸運のピンクのポスト』というものもあるらしい。きっと嘘だと思うのだが、なんでもこのポストから大切な人へ手紙を送ると幸運が訪れると言われているとある。また『縁雫のハガキと切手を使うと効果大♡』ともり、『縁雫縁結び切手、ポストカード、記念スタンプは本館1階インフォメーションでお求めを♡』と実に銭っけあって素晴らしい。以前から思うのだが、このような町を活性化させるプロジェクトは無料で出来るはずはなく、少しでもお金を集める行為は絶対に必要だと言える。またピンクのポストもカワイイじゃないか。

  だがなぜ景観賞なのだろうかとふと思った。例えばこのピンクのポストかて、一般の景観的観念から言えば色が目立ちすぎると考えるからだ。アジア景観デザイン学会さんのホームページによれば、アジア都市景観賞とは『アジアの景観の魅力を発見し、独自の考え方を構築することを目的とする。毎年北京で最終審査を行い、福岡で表彰式を開催してきた。アジアをリードする都市や大型プロジェクトを表彰してきた』とある。僕にはよく分らない。アジアの景観と言われても規模が大きすぎて、どうも頭がぽか~んとなってしまった。別に北京や韓国と合同でやらんと、日本的な美しさだけでも、また地方の独自色だけでも良い気がするとは思いつつ、アジア景観デザイン学会さんの取り組みのページを見ようとクリックしたのだが、そこは会員でなければ見れないらしく途中でやめた。よく分らんと8000円を出すのはキツイ。。だがこれからこの学会がどんな動きをするのかには注目して行こうとは思っている。

  とにもかくにも松江市の『縁雫プロジェクト』さまにはアジア都市景観賞おめでとうございますと言いたい。ただ正直に言えば女の子な感じが前面に出すぎると、僕は恥ずかしくて行けない。どうも『縁結び』が強調される(そんなグッツが沢山ある。。)と街に色がついたようで、顔が真っ赤っかになってしまう。そんな人間もいることを忘れんでくれ。。


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でも、こっそり行きそうな自分がいる。。
気持ちは女の子で。。

2013年11月4日月曜日

『拝啓天皇陛下様』ではあるまし。。

  ぼんやりとだが、もう一度見てみたいと思っている映画がある。寅さんで有名な渥美清さん主演の『拝啓天皇陛下様』という松竹の娯楽映画だ。もう一度といっても、僕がまだ幼い頃に見たよな~という記憶があるな~ってぐらいで、内容はまったく覚えていない。だが幼心にも、天皇陛下に手紙を書くという行為にびびってしまい、どきどきしながら見ていた覚えがある。今年の夏ぐらいだったか、ぼんやりYoutubeを見ていると、右の動画紹介欄のトップにこの映画の予告編が出ていてた。あっ懐かしい!と思わず押してその予告編を見た。よくよく見ると、実に天皇陛下への愛に溢れたほのぼのとした映画でなにやら良さげだ。またなかなかの豪華キャストでもある。寅さんで有名な渥美清さんはもちろん、長門裕之さんも出てる。水戸黄門をやっていた西村晃さんも出てる。アホの藤山寛美さんも、なんで出たのかは知らないが、おにぎりが好きな画家(ホントかは知らないが。。)山下清さんも出ている。それ以来、見たいな~見たいな~とぼやいている。


  先月の31日に国会議員になったメロリンQこと山本太郎議員が、事もあろうに天皇・皇后陛下が主催する園遊会で陛下に手紙を渡した。それも大変無礼なことに天皇陛下を呼び止め、片手で陛下に手紙を渡した。正直、気分悪い。。内容は福島原発に関する事であるらしいのだが、よく分らない。ネット上ではこの手紙の内容というモンがす出回っているが、これはガセと事務所側が言っている。まあ誰かが偽造したのであろう。だが、一体この方は何をしようとしているのかさっぱり分らない。。まあ、天皇陛下に自分の意見に同調してくれと言いたいのであろう。

  山本議員は『メディアが騒ぐと政治利用と思われる』とか『立場や身分は関係なく思いを伝えたかった』と言っている。あまりにも幼稚だと思わないのだろうか?彼が園遊会に招待されたのは、彼が国会議員という立場であればこそであり、『立場や身分は関係なく思いを伝えたかった』というのはあまりにも身勝手な論法だ。また皇后陛下が天皇陛下の手を引いている姿は明らかに天皇陛下を心配されての事。自分のやった事がどれほど醜いか、このコメントを出すところを見ると分っていないのだと思う。もし仮に、この手紙に毒物などが含まれていたらと考えるとそら恐ろしい。

  映画『拝啓天皇陛下様』では『東京市、天皇陛下様で届くやろうか~』とぼやく主人公に、質問された友人である長門さんが『馬鹿モン!』と怒って手紙を破り捨てる。これが普通の感覚だと思う。山本議員の周りには長門さんのように止める人はいなかったのだろうか。明らかに直訴状を天皇に渡すのは『政治的な死』を意味する。彼に一票入れた人々は反原発の人がほとんどだと思うが、こんな事をされたら、彼の意見に賛成である人々も彼が何を言ったって相手にはしないだろう。それが政治だと思う。少なくとも反原発の人々の意見も、今よりも国会に届きにくくなるとは思わなかったのだろうか。

  参議院は明日の5日に理事会を開き、処分を検討すると言う。世の中には足尾銅山鉱毒事件で有名な田中正造に山本議員をなぞらえる人もいるが、これは明らかに違うだろう。少なくとも田中正造は議員を辞め、妻と離縁し、死を覚悟して直訴しているし、また当時の天皇制は今の天皇制とは明らかに違う。また今上天皇も福島のことについては山本議員に言われなくてもよくご存じだと思う。自分の意見を言うのを抑えてらっしゃる天皇陛下を利用したパフォーマンスをしたわけで、明日の理事会が注目される。

  僕は、反原発でも原発推進派でもない。だが、まがりなりにも山本太郎氏は国会議員である。議会を通じ、あらゆる諸問題を民主的解決を持って行うのが彼の仕事であり、そこを無視して彼は国の象徴である天皇に直訴したわけで、国民と議会を裏切る行為でもあり、国民にそっぽを向かれても当然の行為だと思う。

  いったい、彼の議員バッチは何のためにあるのだろう。。


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まあ、議員は辞めさせられるだろうな。。

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