2012年1月4日水曜日

西郷さんと我が家

読んでね♡
  僕は寝る前に本を読む習慣がある。眠いときには1ページも読まずに寝てしまうのだが、とりあえず読む。


 今読んでいるのが、司馬遼太郎作の『翔ぶが如く』だ。明治初期の日本の政治状況が分って面白い。思想は元来異なるのだが、幕府を倒すという事で集まっていた人々が、いざ倒幕後、己の意思を出し始め政治状況が変化する。また政府高官が西洋と生で向き合い帰国した時、彼らにおきた政治的化学変化。さすが司馬先生は、時代の空気を出すのが最高に上手だなと感心します。


 僕の祖先は高鍋藩に所属するお侍で、西南戦争も従軍していた。確か僕の4代または5代前の話だ。ある時、NHKの『その時、歴史は動いた』で田原坂の攻防戦をやっていた。我が高鍋藩は田原坂で西郷軍の一番端を守っていたのだが、政府軍に早朝奇襲を受け敗走。それが引き金になり田原坂の陥落となって行ったらしい。


 そんな事もあったので、ひい爺さんが色々と西南戦争の事を祖父や父親に話していた。僕の祖先が西郷軍の一角で従軍した時、宮崎県北部の現在の延岡市辺りで、政府軍に包囲され、やむを得ずあるお寺の床下に先祖伝来の刀を埋め、農民の格好をし包囲を突破し逃げ帰ってきたらしい。『今でもそのお寺は残っているので、行ってその刀を見てきてほしい』と、ひい爺さんに言われ、父と祖父が延岡のお寺に行って見ると、そのお寺はアスファルトの駐車場となっていた。。まあそんなもんだ。。


 僕の爺さんの小さい頃まで、刀剣などが我が家にあったのだが、山火事に我が家が巻き込まれ、多くの刀剣は焼けて無くなったそうだ。残った刀は爺さんがチャンバラをして折れ、山に捨てたって言っていた。爺さん。。


 『何かすみません、西郷さん~』。。

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