2012年8月31日金曜日

宮崎の耐震診断とその補助金。

   一昨日の事だったか。NHKニュースを見ていると政府予測で南海トラフ巨大地震に伴う津波が発生した場合、最悪33万人が死亡すると言っていた。この死者が33万人となる最悪のパターンとは、冬の強い風の深夜に、駿河湾から紀伊半島の断層が大きく動くケース。23万人が津波、8万2000人が建物倒壊。そして1万人が火災で死亡するそうだ。どえらい事である。しかし政府曰く、この地震の発生率は極めて低いそうだ。だが我が政府はこのデータ予測を元に、これから色々な対策を打っていくと言っている。実に偉い!今回の調査で出した死者数のパターンは94パターン。その中には建物の全壊・倒壊が多くなるケースも含まれている。この場合、四国沖から九州沖までの断層が動くケースが最悪のものとなる。夕方に大きな揺れがあった場合に、揺れで134万6,000棟が倒壊、火災で74万6,000棟が消失、津波で15万4,000棟が流出したり壊れたりするそうだ。こりゃたまらん。。思うに、津波や火災から家を守るのは難しいが、建物の倒壊から家を守るのはそれ程難しい事ではない。建物診断・耐震改修という手がある。

   僕が住む宮崎県の建物は古屋が多い。実は昭和56年6月以前に着工した建物には金物を入れる義務がない。よってホームインスペクションなどをしていると、実際に金物が入っていないのが目につく。僕がいる建築業界意外の方々はあまり知らないが、木造の場合、柱と梁で建物はもっているのではなく、柱と梁と金物でその形を保っている。よって昭和56年6月以前着工の家々は、1996年の1月に起きた阪神淡路大震災でその多くが倒壊した。なので特に古い家は耐震診断は受けた方が断然良い。

   実は僕は耐震診断の資格を持っている。仕事で耐震診断をするので、そのやり方はよ~知っているのだが、今日は補助金の説明を受けるために西都市役所に出向いてきた。市役所の職員さん曰く、宮崎県の耐震診断の料金は一律6万円なんだそうだ。その中で実際に依頼者さんが支払うのは6000円。つまり5万4000円は補助金がでる。やるじゃないか宮崎県!まだある。耐震改修だ。耐震診断をしても耐震計画や耐震改修をせな意味がない。宮崎県の場合、耐震改修でも補助金がでる。これは改修費の1/3で50万円が最高額となっている。宮崎に生まれてよかった!

   もし宮崎で耐震診断をされたいかたは私まで連絡ください。僕が調べに行きます。第三者として行き、ちゃんと調べます。他社さんは営業ツールとしてくださいと堂々と講習会で言ってらっしゃいましたが、営業ツールとして関係なくさせて頂きます。なぜならうちは忙しいんで。。ちなみに第三者として見てくれるのは、宮崎県ではたぶん僕だけです。県内の方ならどこでも出張します。建物の診断が僕の本職なので。。

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2012年8月30日木曜日

かっこいい名刺が欲しい。。宮崎で。。

   仕事でずっと携わってきたお客さんの家を降りることになった。採算が凄く微妙だからだ。住宅の見積もりと言う物は、結構大まかに出来ている。なぜなら途中で思わぬ事故などがあった場合、すぐに赤字となってしまうからだ。今回の場合はぎりぎりすぎて会社のゴーサインがでなかった。お客さんは僕が書いた図面を気に入って下さったのだから、それはそれで僕かて嬉しい。しかし、作ってあげたかった。

   って事で少し時間が出来た。少し時間が出来たことで、やっと他に溜っていたお仕事をこなしたりして一日がんばった。しかしがんばりすぎて、時間が1時間ほど余った。う~ん何かせな行かんな~と思っていたら、僕は名刺を持っていないことを思い出した。僕は仕事柄お客さんと会うことが多い。また我が社には事務員はいないので業者さんとの対応から全てせないかん。なので『名刺できたらくださいよ~』などと声をよくかけられる。他人がくれているのに、こっちがあげないのは失礼だ、こりゃ作らなイカン!と思い、必死のパッチで作り上げた。もう少しちゃんとしたデザインにしたいのだが、気が付いたら既に退社の時間をオーバーしてたので、ある程度のデザインにし、これで我慢しようと切りあげた。

   名刺という物は日本特有のものではない。しかしちょっと昔までは日本固有といってもよかっただろう。僕が住んでいたアメリカの場合は名刺という程のものは日本ほどは出回ってはいなかった記憶がある。また交換する文化もなかった。僕が勤めていた頃は会社から配布されないので仕方なく僕は自分で名刺を作った記憶がある。しかし、今はもちろん違う。アメリカ人だってこれは便利と思ったのか名刺を作るし、これが中々センスがよい。

   ふと名刺をデザインしながら思ったのだが、宮崎などの片田舎に住んでいると名刺にデザインが入っていない。僕は営業をしたことがあるので、よく分かるのだが、名刺一つで会話ができ、その人の考えが詰まっているので面白い。素敵なデザインの名刺だとそれだけで印象が違うのだ。しかし宮崎の名刺には個性がない。僕は2ヶ月前まで東京の練馬に住み、ホームインスペクションのお仕事をしていたが、所属する大手インスペクション会社の女性の名刺などは本当に素敵だった。おかげでその名刺だけは捨てる気がおこらない。。まあ他の人のも捨てはしませんが。。

   僕の会社にはもちろんフォトショップなどの高性能のソフトなどは入っていないし、多分そんなもんがあることはだ~れも知らない。って事で結局つくるソフトはマイクロソフトのExcel。根性がいるが、厚紙280円で作れるので、まあそれで僕は満足している。僕の仲間は1万ぐらいだせばできるんじゃ。。みたいな事を言っていたが、そんな余裕はないし、今から大量に配らなくてはならない。よって高いじゃん!と言ってあげた。ムダな銭は使うべきではない。


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2012年8月29日水曜日

外壁と景観美。

   お客さんと建物の相談をしていて、最終にお客さんが悩むのは外壁だ。僕ら設計屋は間取りはあ~でもないこ~でもないと悩むのだが、外壁は結構すんなりと決めてしまう。なぜなら、多くの家を見て勉強してきたので、自分の中のアイディアは大方決まっている。しかし依頼者は建物のみに集中するあまり、周りの景観などを忘れがちになり、妙な外壁となってしまうことが多い。もちろん施主さんも本などで自分が気に入った家を選んでくる。しかし本の中の家は、その掲載している家の写真にフォーカスを合わすあまり、周りの街並みはほぼ写してはいない。よって施主さんが自分の家を作る場合、周りの家との外壁による色のバランスや緊張感などへ考慮はほぼ皆無だ。よって日本の家の雰囲気は他国と違い、妙な緊張感が漂っていると感じる。僕は思うのだが、家の外観の美しさとは、施主さんが決めるのではなく街並みが導く物だと思っている。

   海外に目を向けると、建築家という職業は非常に尊敬されている。日本の場合は単なる工務店の下請けの技術屋さんで、給料を叩かれる立場の人間だ。なぜ海外の建築設計家は尊敬されるか?それはその町の色やデザインを形作る権限をそこに住む住人や市役所から委譲されているからだと言える。例えば町の公共工事などの大きな建物を作る場合は会議が開かれ、そしてデザインが本当に町の歴史と風土に合っているのか真剣に検討する。もちろん個人の家を作る場合であっても、風土とデザインを考慮するのは当たり前となっている。よって妙な家を作れないし、色もぶっ飛んでいない。よってみんなが気楽に建物からのストレスがなく生きれる。

   思うんだが、何故日本は町のデザインをもっと美しくしようとは思わないのだろうか?家を作っていると思うのだが、お客さんはリビングの家具の色にこだわる。ほとんどの場合、家具の色は基本的には統一したがる。デザインの観点から見ると床の色と家具の色、もしくは壁の色と家具の色は統一した方が美しい。そして家具の床面積とそのリビングの床面積は4:6ぐらいが好ましいと言われている。なので僕もそうするよう勧めている。しかし家の外観となると日本人はそんなデザインの基礎的な考えは無視し出す。自分の家だけが美しければ良い生活が送れると勘違いをしていると僕は思う。

   そんなことを僕はトイレに座りながら思った。なぜなら我が家のカレンダーが、ギリシアのミコノス島だったのに起因する。

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2012年8月28日火曜日

こぼれ話が好き。

   僕が生まれた頃、僕の家にはひいばあさんがいた。そのばあさんは1898年生まれ。単純に計算すれば6才で日露戦争、そして47才で第2次世界大戦が終わった事になる。僕が生まれた頃は80才ぐらいだったはずだ。その婆さんが我が家に嫁いできた頃には、まだちょんまげを結った元高鍋藩士のご先祖さんがいたようで、正月などの門松を作るため山にはいるときは、日本刀を持って行きバッサバッサと竹を切っていたそうだ。仮にその人が僕のひい婆さんから見れば義理のじいさんだとすると、きっと婆さんより40才ぐらい上だと思う。よって1858年ぐらいの生まれ。明治維新が1868年だから10才ぐらいの時に明治維新のはずだ。
歴史に興味の無い方には全く意味の無い話だと思うのだが、僕にはこの時代のこぼれ話などを見つけるとうっとりする。特にこの時代のお話はまだ逸話として生々しく残っているからだ。

   例えば幕末には海外への銀の流出がおき、特に関西辺りでは一揆が多発している。その時に参加した人々のお話などが残っている。多分一気に参加したとしても若くて15才ぐらい。よって日露戦争当時は50代前半だ。これが結構生々しい。イメージとしての一揆は米が取り立てが厳しく、皆やせこけてやむにやまれず竹槍を持ち、領主さまに対してヤー!っというイメージだがそうではなかったようだ。その参加者が言っていたのは『あれほど楽しい物はなかった』という証言という証言だ。他人の物を盗み・犯しやりたい放題。やられた方もやり返す。。というか参加する。。といったものだったらしい。僕らが教科書やテレビで見た一揆とはまた違った視点が見えてくる。それが面白い。

   その他にも、今を生きる僕らから見ると昭和の戦争は相当きつかった。例えば学徒出陣の映像を見る度に、学生さんも大変な時代だよね~なんて思うが、当時の人々から見ると徴兵されると言う事は身体満足な証。徴兵されて出陣の時などは万歳の嵐だ。ご近所さん総出で幟を持って出陣していく。死んだ爺さんも嬉しかったと言っていた。嫌々学徒出陣をやっている人ももちろんいただろうが、嫌々ながらも誇らしい気持ちだったと当時の人は証言している。

   日本人は時代が一変する事と、それ以前の考えを全て否定する性格を持っているようだ。終戦を迎え、あれだけ苦々しくマッカーサーを迎えたのにもかかわらず、マッカーサーが帰るときにはもの凄い送り出し。またたくさんの手紙をマッカーサーに送ったりしている。だがマッカーサーがアメリカの議会で『アメリカ人が20才だとすれば日本人は12才』と証言したとたん、マッカーサーにそっぽを向いた。。

  しかし、その否定された考えや当時の動きを見ることは歴史好きにはやはり、たまらない。


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2012年8月27日月曜日

いい靴み~つけた!

   雨が続いている。僕が勤めている工務店はそれ程大きくないので、僕が車を止めるスペースなど無い。よって僕は車を田んぼのあぜ道のような舗装されていない場所に止めている。なのでこんなに雨が続くとその道はぐしょぐしょとなり、靴はべちょべちょとなり良い迷惑だ。僕が普段はいている靴は1999年の秋にアメリカで買った。この靴が僕は大変気に入っているのでず~と使い続けいているのだが、さすがに13年も履き続けていると靴裏が割れてきた。よってこんなに雨の日が続くと、割れ目から泥水が浸入してきてどうしようもない。アメリカには靴の修理屋さんが多い。日本の職人さんのように腕はあまりよくは無いが、気合いで直そうとする癖がある。靴裏が割れたら皮や場合によっては鉄板を貼ってくれたりするんだが、日本の修理屋に持って言ったら『靴裏が一体になっているのでうちでは。。』なんて言われて断られ続けている。なので色々な接着剤を使って見たがダメ。釘でも打つしかないんかの~。。どうにかならんもんか。。日本じゃ売っていなよな。。なんて思っていたら、すんなりあった!世の中便利になったもんだ。。もちろん見つけたのはインターネット。お店の名前は『風の住み家』なんだそうだ。どうも名前がフェミニンなので僕好みではないがいい目をしているじゃないか!素敵じゃないか!

   この靴のメーカーはNAOT。このサイトによれば僕が履いている靴はイスラエル製らしい(そうだったんだ。。)一つ一つが職人による手作りでできており、13年履いている僕から見ても履き心地は抜群によい。それに上記の写真のように、かかとの部分が無いので蒸れないし臭わない。そしてどんなズボンにも合うし、ぎりぎりビジネスにも使える(っていうか使っている)

   他のものにも言えると思うのだが、やはり物を買う場合はある程度値段が高い方が良いと僕は思っている。その方が長持ちは確実にするし、そしてお気に入りだから捨てる気にはならない。良い靴だと思いませんか?

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2012年8月26日日曜日

ジャンゴの名曲 swing 42




   今月に入り、計算してみたら4日しか休んでいない。今日もガッツリ仕事だった。まあお客さんのため、そしてよい家を作るためなのでしょうがないが、頭がぼ~として何も浮かばない。申し訳ないが、『swing 42』でもどうぞ。これくらい弾けたら設計というしんどい仕事はもちろんしていない。。


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2012年8月25日土曜日

FAXの送付状とデザイン。

   不満がある。僕は以前から思うのだが、日本という国にはデザインを尊ぶという文化が欧米と比べて劣る気がする。特に感じるのが日常にあふれる道具や仕事で使う物だ。電化製品はとにかく白く、家具も少しデザインが入っただけで馬鹿高い。海外の商品を見てうっとりする人々が多いと僕は思うのだが、それはその商品にデザインがちゃんと入っているからだ。日本の商品にもデザインは入っているのだろうが、どこか物足りないと僕は思う。多分それはデザインをデザイナーが決めているのでなく、現場第一主義の風土が日本にあるからかもしれない。デザインは2の次で、性能が優先されるからだ。日本の商品が昔と比べブランドイメージが落ちて来たという。家電に関して言えば、日本製の性能は良いのは分かっている。しかし多くの人々が欲しいのは、そこまでの性能でなく、安くてデザインの良い物をだと僕は思う。

   そんなことを思った出来事があった。仕事柄、家を作っているので業者さんに見積もりを依頼する。これがファックスなどで帰ってくるのだが、ど~も事務的なFAXで味気ない。そして文字も小さく手書きで書いている物もあり、読みにくい。まあ業者同士の文書だからと思うけども、何か良いアイディアはないんだろうか。。ふと息抜きにネットで何か面白い事を考えている人はいないだろうかと思い、仕事の合間にデザインをつらつらと探していたら、あった。上記のファックスの送付状だ。僕の中ではこれは良いデザインだと思う。白黒の配色を逆手に取り中々よく出来ている。早速どうにか加工して我が社のファックス送付状に使おうかと思っている。別にファッス用でなくてもよい。メールでもPDFとして加工すれば使えると思っている。もちろんお客さん用としてだが。これを使えばちゃんとデザインを考えていると思われるだろう。まあ考えている人なんだが。。

   しかし、一般の会社ではすんなりとはイカンだろうと思う。そんなデザインを選ぶ暇があれば他の事をしろとか、目立ちたいのか?という言葉が返ってくるのは目に見えている。しかし、ファックスの送付状は見にくかったらあまり意味がない。しかし会社という営利目的の組織だからこそ目立たねばならんと僕は思う。しかし、僕の勤める宮崎県は建設会社ではきっとやらして頂ける。社長さんの心が広いのがありがたい。

   その昔、コロンブスがアメリカ大陸を発見し帰国した時、それはそれは大変な歓迎だったらしい。しかしある人が、『簡単だ、単に船に長く乗っていればいいんだろ~』と言ったそうだ。そこでコロンブスは『それじゃ、この卵を立てて見せてくれ』と言った。あっけにとられ、そして誰も立てれなかった後コロンブスは卵の片方を潰して立てて見せた。『簡単じゃないか~』と言った人にコロンブスは『誰でも出来そうな事を最初にやるのは難しいんだ』と言ったそうだ。僕はデザインとはこういったものだとちょっと思っている。その方が社会が楽しくなればそれで良い。まあもちろん『売り家と唐様で書く三代目』という言葉は肝に銘じなければならないが。。

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そうは、思いませんか?

2012年8月24日金曜日

お墓のあり方が変わってきたようで。。

   先日、NHKを見ていたら最近の墓事情についてやっていた。最近は自分の子供たちにお墓を守ってもらおうと思う人々が減ったようで、東京都が共同墓地を初めて募集したそうだ。つまりそのお墓は個人単位のお墓で、家単位のお墓ではない。多くの人々が抽選によって選ばれ、そして入る事になる。その抽選に来られていた老夫婦曰く、子供の負担をさせたくないそうだ。確かに、日本は30回忌や50回忌まである。そのたびに坊さん呼んで、色々せないかんとなると大変だ。少なくとも50回忌ぐらいになると故人を知っている人はほとんどおらず、単なる飲み会となろう。その共同墓地は、お墓を(たぶん。。)コンクリートか何かで地下に埋め、その上の地盤に植樹をし、森のようにするらしい。まあ、人それぞれだがど~も死んだら古墳に入りたいと思っている僕にはしっくり来ない。そしてそんな森を作られたら、怖くて近づけん。。

   以前、アメリカで知り合った日本に留学経験のある韓国人が言っていたのだが、日本に留学して一番びっくりしたのが、お墓が住宅地のすぐ脇にある事なんだそうだ。韓国の場合、儒教の影響かお墓を大事にするが場所は結構離れた裏山などにするようだ。なので韓国人の大多数が住む(本当なんです。。)大都会ソウルの方々はお墓を確保するのが大変なんだそうだ。そして最近では、お金を節約、否!自然を大事にしたい思いから石で出来た墓を作るのではなく、遺骨の上に直接植樹してネームプレートをつける事も流行っていると聞いた。つまりお骨をその上の樹木が絡んで一体となるそうなんだ。そんなことされたら、祟られそうで切れないじゃないか。。と僕なんかは思うのだが、自然を愛するんだからしょうがない。。でも彼の国の人々は切っちゃいそうで怖いが。。

   以前にも書いたが、僕は古墳の中で眠りたい。もちろんちゃんと自分でデザインして、自分の家のすぐ脇に作るつもりだ。ちゃ~んと毎日拝ませる!なぜなら、僕があってこその君らなんだから。。まあまだ子供はおらんのだが。。


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2012年8月23日木曜日

微妙すぎて素敵な壁画!

   毎日、この時間になると、一体どんなブログを書こうか悩む。今日はふとニュースを見て思ったお墓のあり方について、またはファックスの送付用紙のデザインについてでも書こうかと思ったんだが、ブログを書く寸前に見たニュースがあまりにもインパクトがありすぎたのでそれを晒します。

   場所はスペイン。ある老夫婦が協会の柱に描かれていた19世紀のイエスキリストの絵画を善意で修復したところ、全く異なる絵になってしまったと言う事だ。

   痛みが目立ってきたこの絵を見て、修復しようと善意に燃えたアマチュア画家という80代の女性が現れたらしいのだが、この女性、なんと原画の上に直接絵を描いてしまった。それがこれだ『1・2・3!!』

   微妙だ!あまりにもキリストはんからかけ離れすぎている!下手だとは思わないし、意外とセンスがあるので僕は好きだが、歴史に対する冒涜だろ~な~。。

   日本だったらTシャツやマグカップ。。もしくは煎餅ぐらいはイケル気がする。。

   当の地元文化担当者によると、女性は『何年もかけて修復してきたけれど、完成を目前にして諦めなければならなかった』などと、つじつまの合わない説明をしているらしい。市ではこの女性を訴えるか検討しているそうだ。

   まあ問題は問題なんだろうが、80を超えた婆さんをあんまりいじめないで欲しいがね。。

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神様もこれくらいは、許すんじゃね?

2012年8月22日水曜日

いらんと思ったのだが。。使えるね♡

   A3のクリアファイルが欲しい。最近、お客さんにA3で図面を書き手渡す機会が増えてきた。しかし、僕が所属する宮崎県の工務店には元々事務員さんなどはいないし、デザインをする人間はいなかった。よってそんな事務機器もそろっているはずもなく、そんな備品を買うつもりもさらさらない。多分社長に『買って良いですかね?』と聞いたら即O.Kはでるのだと思うんだが、僕が入ったことによって出費が大きいと申し訳がたたない。よって今日はホームセンター・ナフコ西都店に行ってきたのだが、これがまたど~もデザイン的に気に入らない。僕の中では事務備品といえども、お客さんにだすのに汚いものは出す気にはならない。ああどうしたもんか。。重いながら余計な物を買ってしまった。虫こな~ずだ。

   僕は以前にも書いたが昭和30年代に作った古い昭和の部屋に寝泊まりしている。ここには網戸もなくそしてクーラーもない。よって扇風機をかけながら窓を開けてお仕事しているのが、夜になるといろんな種類の虫が神風特攻をして突っ込んでくる。もちろん蚊取り線香をバンバン焚いているのだが、蚊意外の虫などはそんなのお構いなし。

   しかし、虫こな~ずは違った。これが何とも凄い。本当に虫が来ない。窓を開けているのにほとんど入ってこない。窓の脇につるして奧だけなのだが、今日は非常に快適なお仕事タイムとなっている。それも効き目が長いし、臭いもない。う~ん余計な物だと思っていたが、さすが金鳥だ。

   ぜひ皆さんも、使って見て下さい。快適です。


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ただ今、デザイン中。。

2012年8月21日火曜日

家相とデザイン

   仕事で家の図面を作っていると、どうしてもぶつかる壁がある。『家相』だ。これには結構痛い思い出がある。以前宮崎県は都濃町の家をデザインしたときの事だ。僕の中では良いプランができ、やったよ~俺やった~!と喜んでいたら、ボツになった。ボツになった理由がよくわからない。当時の工事主、現在僕が勤める工務店の社長に聞いたら『あれは、家相がね。。』と言われてへこんだ。家相をデザインに組み込むと言うのは結構難しい。

   僕が設計を始めた頃、今はとんでもなく有名な建築家になられたある先生に自分が書いた図面を見せた時の事だ。ふと僕が『こっちは家相が悪くないですか?』と聞いてしまった。そしたら先生が『デザインを考える時に家相を入れたら、何にもできないよ』と言われた。確かにそうだ。北東の方向に門があるとイカンとか、トイレはこっちの方向にとなると日本中同じ建物となってしまう。これではデザインがおぼつかない。

   今日の事だ。ほぼ2ヶ月かけて出来上がった図面を社長に見せてみた。『どんなでしょうか~?』そしたら『う~ん、家相が最悪だ。。』えっ今頃。。今、見積もりを作っているんだけど。。ああ、またボツか、どないしよ。。と絶望にかられてしまい、腹でも切るか。。と思ったのだが、よくよく考えてみれば、北の方角は約12度ぐらい西に傾いているのを忘れていた。それを社長にとうとうと説明し、もう一度みせたら無事合格となった。危うく詰め腹を切らせられるところだった。嫁さんが後家になるところだった。。しかし、これが何と奇跡的に良い家相の家となっていた。本当についている!

   デザインの中に家相を組み込むのは基本的に良いとは思わない。しかし、人によっては大変気にする。よって家相の事もすこし勉強せんといけないと思った。あと、社長には始めに家相を見てもらうことに決めた。

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2012年8月20日月曜日

アメリカの扇風機の風圧力。

   僕が住む部屋は築50年が経っている。設計をしながら色々な家々を作ってきたのだが、ど~も自分の家を作る暇もなければ金も無い。せめてクーラーをつけて涼みたいが、そんな暇もなければ金も無い。。なので家で仕事をするときも、このブログを書くときも扇風機を半径1メーター以内に設置し、バンバン扇風機のファンを回している。他人の家を作る時はもちろん超現代の家なんだが、僕の部屋は昭和30年代だ!

   アメリカにクーラーはもちろんあるんだが、あの国の扇風機は結構おしゃれで僕は好きだ。どうもアメリカ人という人々はプラチックが嫌いらしく、白物家電はあまりない。なので扇風機といえども超金属で出来ている物が多い。しかし、デザインとして革新的な物はあまり好まないのか、ベトナム戦争当時からほとんど変わっていない。そしてその見た目アンティークの扇風機はもの凄い風しか出せない。日本のように微風とか、マイナスイオンなんてだ~れも見たことがないし、興味がないらしい。なのである日、扇風機をつけて寝たらドン!と言う音で目が覚めた。どうやら風が強すぎたのか、扇風機のファンの強さのために全面の金具が取れて吹っ飛んだようだ。まあもちろん単純な構造難ですぐ直せるが、それぐらい設計の段階で考えれるだろ!と言いたくもなるが、そんな事を思えるのは僕が日本人だからで、アメリカ人なら気にせんだろう。まあだから日本経済は何とか保っているんだが。。

   今の仕事が一段落ついたら自分の部屋の事でも考えようと思う。まあその頃には冬が来ているだろうが。。今日も仕事で帰ったのが10時半だった。。ブログが遅れたのにもちゃんと訳があるんです。。さあ、寝よ。。

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2012年8月19日日曜日

庭いじれ!

   今日は日曜日。だが打ち合わせに行ってきた。本当は日曜日に自分のお仕事の準備をしたいのだか゛、お客さんが休みの時にしか時間が取れないのでしょうがない。一昨日に書いた『よっ、提灯記事!(頭の悪そうなタイトルだ。。)』の喫茶店『ダイアナ』でまたまたお仕事。妙な客がきよったと思っていらっしゃるだろうが、ちゃ~んとカレーライスも食べたし、コーヒーは2杯も飲んだので許してもらおう。そしてブログでよいしょもしてあげたのだから、いつかはカレーライスがただになるはずだ。。んな訳ない。。

   ウッドデッキを作ろうと思っている。何か魅力的な仕掛けを作ろうと思っているのだが、庭を芝生にするだけではど~もしっくり来ない。よって気合いのウッドデッキで勝負に出ようと思っている。よく日本にあるのが『イギリス風』とかのウッドデッキ。これがどうも嫌いでしょうがないので、最初からデザインせなイカン。。う~ん手間がかかるがしょうがない。デザインの力が試されている夏だ。僕にとっての甲子園となってきた。

   最近思うんだが、日本の庭は手入れが大変だ。もちろん余裕があれば、庭師のおじさんを入れて手入れすれば良い。しかしそれほど収入がない方は、中途半端に庭を造らない方が良いのかもしれない。僕には手入れされていない庭がどうしても目についてしまう。草だらけの庭。そしてぶら下がった、元は白かったプラスティックの吊り鉢(花は大分昔に枯れ果てているタイプ)、そして鎖に繋がれた体を洗われた事の無い犬。。これでは庭がが勿体ない。

   そんなことを考えながら、図面を引いている。完成は来年頭だろうか。その時はお披露目の長~いブログを書こうと思う。なぜなら、僕にとっての甲子園2012だからです。


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休みが欲しい。。

2012年8月18日土曜日

基礎のクラックのお話。

   昨日夜9時からお客さんに会いに行き、次に作る家の打ち合わせに行った事は昨日書いた。ある程度の間取りは決まっていたのだが、どうしても物を入れるスペースがなかったり、こだわりがあったりして納得できないと言う事。よって、もう一度練り直すことになった。まあ簡単になようだが、動線から風の動きなどを鑑みると、これがどエライ作業になる。。今日は宮崎市の佐土原で花火大会がある。なので、周りの職人さんらは浮き足だっていた。しかし、そんな事にうつつを抜かす余裕はない。なぜって、明日の夕方に打ち合わせがまた入ってしまったからだ。って事で休日返上でお仕事中だ。しかしよくよく考えて見たら、今月に入ってお盆休み意外はずっと出勤している。お盆休みだって自宅で仕事をしていた。嗚呼、どうにもこうにも忙しい。。僕は6月の末まで東京は練馬に住み、ホームインスペクションのお仕事(第三者として建物を診断するお仕事です。)をしていた。このホームインスペクションをやるために宮崎に帰ってきたような物なんだが、ど~もインスペクションをする暇がとれない。。今日は基礎を固めるため鉄筋の組み方をしてきた。そしてその後はコンクリートを流し込み、堅め、そして立ち上がり部分を作るための墨をひいた。おかげで真っ黒に焼けて、頭はぼ~としている。。どうやら熱中症というヤツだろうか。。

   夏場の基礎は固まるのが早い。べた基礎(床下の全てにコンクリートの基礎を打ち込んだものです。)を作ったわけだが、4時間ぐらいして現場に行ったらもう固まっていた。そこで墨を入れて、コンクリートの立ち上がりを作るわけだが、既に基礎にはクラック(割れ目のことです。)が入っていた。よくインスペクションで新築などに行くと、基礎の立ち上がり部分にクラックが入っていたりする。通常このようなクラックを見ると依頼者であるお客様などは不安にかられる。『地震などには大丈夫でしょうか?』などとよく聞かれるもんだ。もちろんクラック幅が大きいと問題だとは思うん。しかし、通常生コンを入れて基礎を作れば、当然のように乾燥収縮によりクラックが入る。これは施工状態が悪いという方もいらっしゃるが、このようなもんだと思わねばしょうがないと僕は思う。なぜなら大抵コンクリート基礎を10メートル打つとすると15~20㎜はクラックが発生するからだ。そこで、どのような対策を施すかが問題で、クラック自体はそれ程問題ではない。クラックは虫歯のような物。クラックに雨水などが入る事により、中にある鉄筋が膨張する。それによりクラックが大きくなり構造耐力を奪ってしまう。よってそのクラックに雨水等が浸入する事を防げば基本的には問題はない。一般的にエポキシ樹脂の注入がポピュラーな方法だろうと思う。

   嗚呼、インスペクションをやりたいのだが、出来ていない。いつになったら出来るんだろうか。。にしても早く図面をあげねば。。


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2012年8月17日金曜日

よっ、提灯記事!

   現在、宮崎県は西都市にある『ダイアナ』という名の、西都市の小さいが代表的な喫茶店でお仕事中だ。実は昨日お客さんとお話をし、『明日、何時頃に打ち合わせに伺いましょうか?』と聞いたら、あっさり『じゃあ21時で~』と言われてしまった。まあお客様の要望だからしょうがない。なので今日は夕方ぐらいから図面を書こうかと、朝っぱらから宮崎県庁にいったり、その他諸々のお仕事をしていた。しかし、いざ図面!と意気込んだ夕暮れ、『あっ、お客さんくるから事務所片付けて、今日は先に帰っていいよ~』と言われてしまった。。おいおいどこで図面を書けってんだ。。ということで、そくそくと体よく追い出された僕は、迷惑なことに晩飯時の喫茶店で図面を書いている。周りは家族連れや、デート中のカップルだらけ。。しかし、ここの対応が素晴らしく良かった。『別に気にしないでいいですよ~』とうら若き女性店員に言われ、ほなさっそくとお仕事を始めたわけだが、色々気を使ってくれる。『コンセントはここですよ~』とか、『時間は気にしなくて良いですよ~』とか。本当に迷惑な客だろうに嫌な顔一つもせず、本当に助かる。

   犬かて、3日飯やれば3年は恩を忘れんという。この美人店員に受けた恩は忘れてはならん!かってながら、宮崎県美人協会の理事を自認する僕は、美女Map(勝手に作っている看板娘をめでる会)に加えても良いか審議せなイカンと思った。明日は会員にこの情報を伝えておこうと決めた。みんな僕と同じくアホウだから、きっと偵察、いや視察に訪れるだろう!現在、8時半である。さあ、図面を終わらせな。。本当はブログを書いている暇などはないんだが。。


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良かったら、ここで食べてやって下さい。

2012年8月16日木曜日

デイベットでも作ろうか。。

ソファは好きだ
   面白い記事を見た。ソニーがiPhoneを作れなかった理由という記事だ。元ネタは産経新聞だ。結論から言えば、ソニーは開発分野が広がりすぎ『わくわくするような商品』が作れなかったが、アップルは分野を特化したことで『わくわく商品』を作る事が出来たと締めくくってある。う~んなるほどと思えるところもあるし、でもアップルもずっと成功し続けていたわけではないんじゃ。。何て思う。またアップルは客へ与えることを躊躇しないが、ソニーは客へ与えないことでブランドイメージを保ってるからな。。とも思った。そんなソニーを抜いたアップルの創設者スティーブ・ジョブスは良い言葉を残している。『製品をデザインするのは、とても難しい。多くの場合、人は形にして見せてもらうまで、自分は何が欲しいか分からないものだ』ほ~、さすがだ!明日お客さんに会い今設計している物をお見せする。早速、この言葉を使おうなどとはこれっぽっちも思っちゃいない。

まあ寝れれば良い
   いつも設計屋でリビングを設計するときにど~も迷ってしまう。以前にも書いたが、リビングはこれっといった特定の用途がはっきりしないのに南側に陣取り、家の中でも最大のスペースを取るからだ。どのようにすれば魅力的なリビングとなるのか?それは快適なのだろうかと毎度の事ながら悩む。今回は予算の関係上日本間を入れる事が出来るかどうか微妙だ。よってリビングの中にくつろげるアイディアを入れたいと考えている。

これがデイベットです。。でかいが。。
   デイベットというのをご存じだろうか?これは横になれるソファーとでもいったところか。海外などではまれにあるのだが、日本ではあまり見ない。日本にない理由は、日本には畳という優れものがあるからだ。ふと疲れた時などは、日本間に行けばすぐごろんといけるからだ。しかし、靴で生活している欧米人はそうはいかない。よってごろんとなれるディベットが有効活用される。もちろん大きなソファーでも快適にごろんといけるが、他との差別化のため、またあまり部屋の中をごっつくしないため、しなやかなデイベットがあればそれで良い。

   しかし、どこにそんなもんが売っているのかよ~知らん。。少なくとも宮崎にはないだろうし、それに下手な物は出せない。自分で作る必要があるような気がしてきて、現在サンゲツのカタログで布をじ~と見ている。。


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2012年8月15日水曜日

僕の戦争経験。

   今日は8月15日だ。いわゆる終戦記念日。いやいや、敗戦の日じゃないの?とか、まあ単に戦争に1度負けたぐらいで。。と思う心もあるが、以前読んだ文藝春秋の『それぞれの8月15日(タイトルはうる覚えです。。)によると、『やっと戦争が終わった』という虚無感を覚えた方々が多くいたらしい。そんな方々の普通の感覚として『敗戦』ではなく『終戦』となったのかもしれない。まあ『敗戦』と言うと怒り出す方々も当時は多くいたので、便宜上『終戦』としたと言う事もあったようだ。

   よく終戦の日になると宮城の前で泣き崩れ、頭を垂れているめがねをかけた青年の映像が流れる。色々資料などを読んでみると、その日の玉音放送を聞いたとき、実際のところ泣きくづれている人もいたが、多くはぼんやりとした感覚に襲われ、ラジオを聞いた集合場所からそそくさと帰った人々が多かったようだ。そりゃそうだ。昨日まで国のために尽くすことを本分としていた生きてきた人々の目指す方向が急になくなったわけだ。悲しむよりも、どうしようだったのかもしれない。僕は6月末まで東京に住んでいた。僕は8月15日は靖国神社に行こうと思っていたが、宮崎に急に帰郷したためかなわなかった。もちろん第一の目的は、英霊に感謝と冥福を祈るため。しかし第二の目的は、あの右翼と左翼の騒動がどんなもんかみたいから。そして第三の目的は、あそこに行けば乃木将軍などの格好をした人々を見れるからだ。そして、すごく下手なラッパ手がぱっぱらぱ~と吹き、そして行進する。あれが妙に好きなんだ。。ごめんなさい。。

   こんな僕にも戦争の思い出がある。僕はアメリカにいたので間接的ではあるが戦争は経験している。初めの戦争は、1999年の3月に起きたコソボ空爆。その時はちょうど住んでいたアパートの退出期限が迫っていたので、街中を車を転がして新しいアパートを探していたときの事。道路に50代ぐらいの方々(後で考えるとベトナム世代)がプラカードを持ってめちゃめちゃ叫んでる。『ヘイッ!おっちゃん、何かあったんかい?』と聞くと『コソボの空爆が始まりおった。おかしいと思わなんか?』と言われた。えっそうなん!?当時のアメリカはクリントンとモニカの不倫騒動(俗称チャックゲート事件!)のまっただ中。なのでコソボの事なんかみ~んな忘れている最中だった。よってすこぶる平和な時に戦闘が始まってしまい、あっ今戦争中なんだ。。といった感じだった。

   その次の戦争は、あの2001年に起きた9.11事件だ。この時は朝6時から大学での授業を受け、その帰りにイタリアンの優雅なブレックファーストを取っていた。そしたら急に知り合いの女性から電話があり、ニューヨークが凄いことになっていると言わた。『へぇ~そうなん?』なんて言っていたのだが、その後、当時所属していた海兵隊関連の会社から緊急メールが入り、すぐに招集。軍服着させられ、拳銃に実弾を込めてモスクの警備に回された。モスクの警備といっても攻めてくるアメリカ人などはいない(まだイスラム過激派の情報は入ってなかったが、うすうすみんな気づいてました。。)警備という名の体の良い監視役という事だ。しかし怖かったのはモスクに入るなり凄い敵視の目をこちらに注がれた事だ。たまたまこの事件の数週間前に映画『ランボー2 怒りのアフガン』を見ていた僕には全員敵兵に見えた。こりゃアカンと思い『トモダ~チ』と言いそうになったが、こちらが日本人だと言うと妙に向こうは上機嫌となった。彼らに言わせれば、日本という国はアメリカと本気で戦争をやった国。異常なくらい尊敬の的だ。よって後は超フレンドリー。しかし大変だったのは、石を投げられて逃げて入ってくる人や、つばをかけられた女性などがいてそのケア。なぜなら何故か彼らは白人より僕を頼りにしていた。おかげで眠れず、それはそれは混乱した。

   僕の経験した戦争といってもこの程度。つくづく妙な経験をしたと今では思っている。しかし、67年前の世代が経験された戦争とはこんなもんじゃもちろんない。色々意見が分かれる戦争ではあるが、今日の日ぐらいはただ頭を垂れて冥福を祈るべきだと僕は思う。

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2012年8月14日火曜日

リビングは悩みどころ。。

   お盆のど真ん中だ。僕にとっては初盆にあたる。しかし、ど~も図面の事が頭から離れず、今日も宮崎県は高鍋町にあるマクドナルドさんのお世話になってきた。マクドナルドさんで150円のアイスコーヒーLをちゅ~ちゅ~しながら、方眼用紙をとりだし鉛筆片手にじ~と考えている。あぐらをかきながら、ぶつぶつ言っている。周りの客は全部子供連れ。相当変な客だと思われてるはずだ。

   現在作っているのは宮崎県は西都市・穂北という地区にある家だ。間取りは大体決まった。しかし、予算の都合上まだ動きがある。サッシや建具の値段によって坪数を増やしたり、造作物を減らしたりせなイカン。よってちゃんと動きが取れる設計としておいた。しかし、坪数を変えると言うことは中に入れる椅子や机の配置も自然と変わって来る。これが設計屋として腕の見せ所なのだが、ど~もそのあたりが悩みどころとなっている。

   リビングという物がある。リビングとはその用途が煩雑だ。テレビを見るスペースなのか、友人とシャベルスペースなのか、はたまた一家団欒をするスペースなのか。。しかし、リビングは家の中で基本南側に置き、そして一番威張っている。なんのためのスペースかはっきりしないのに大きいと言うのは図面を書く方としては難しい。もちろん図面にリビングとだけ書いておけばO.Kという考えだってある。しかし、それではあまりにも乱暴だ。人間動き、つまり動線も考えねばならないし、風の動きも考えねば並んだろうと思う。またまたどんな色の壁にするのか、そして床にするのか?太陽の角度は?太陽の角度によってはリビング前の庭の植栽にも気を配らなければならんだろうし。。う~ん、難しい。

   僕は設計を長年やって来たのだが、リビングで毎回考えさせられる。まあこれが設計の楽しみでもあるのだが、ど~も時間を使いすぎる感がある。なんとかせなイカンの~。。

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2012年8月13日月曜日

坪単価をどうやって押さえよう。。

   お盆中だってお仕事をしている。今日は朝方から庭掃除をして、そして午後はず~と宮崎県は高鍋町にある喫茶店でプランニングの練り直しをしていた。間取りはある程度は決まっているのだが予算の都合上、今後動きがあるかも知れない。よって大きいプランから小さいプランまで作らねばならない。本当は手書きでさっさか作り、施主さんに説明したいのだが、いかんせん平成の御代。3D-CADで説明せな他社との競合上かっこがつかない。しかし僕が所属する建設会社に新たなCADが2週間ほど前に導入されたばかり。よって綺麗に見せる方法が、さ~ぱりやり方が分からない。。どないしよ。。

   家々の値段を表す指標として、坪単価と言われる物がある。一坪いくらで作りましたと説明する場合によく使う。工務店に勤めているとよく聞かれるのだがこれが中々説明しにくい。と言うのも、結局はお客さんが求める建具やサッシなどの商品の値段に差があるからだ。もちろんそれぞれの工務店がよく使うサッシや建具だと、大体これくらいというアバウトな物はでる。しかし、今はいろんな家々に関する本も出ているし、ネットだってある時代。お客さんは色々なものを見てきているので、これが欲しいという物がある。しかし、本やネットには価格が書いてない場合が多い。よって施主さんは良い物だけ選び、坪単価はぐ~んと上がってしまう。そんな時は間取りを小さくする必要に駆られてくるてき、設計をする人間は頭を悩ませる。

   設計屋の楽しみは、僕は家が完成したときではなく、やはりプランニングだと思う。しかし、一度作ったプランを変更すると設計屋は大変苦労をする。なぜなら一つの間取りを小さくするとか、部屋を無くすなどすると全体の図面をいびらねば家として収まらない場合が多い。よって全て始めから練り直す。以前こんな事があった。僕が京都の設計事務所にいた頃の事だ。兵庫県のある高級住宅地(名前は伏せます)の施主さんが絵に描いたようなオカマちゃん兄弟。最初は2階建ての建物を要求してきたので、ラフプランを作り、電車に乗り説明をしに行って納得してもらった。それから京都へ帰り、1週間をかけて図面をほぼ完成させ、模型まで作って持って行ったら、いやいや地下駐車場入りの3階建てにしてほしいと要求がきて、泣く泣く作り直し。そしてまたまた1週間ほど費やし、間取りが完成したところで、カタログを持って行ったら、サッシや建具を高級な物を要求し、金額が合わず結局2階建てに再変更。2階建てのビルトインガレージを入れる事で落ち着いたが、結局計画は最初からまたまた練り直し。ひ~ひ~言いながら治めた。おかげで大変な労力とムダ手間になってしまった。もちろん若干の人件費はでたりしたが、残業代は一切出ずに終わった。オカマちゃんには本当に泣かされた。

   それ以降、僕は設計する場合は大きくも小さくも簡単にできるプランを作った。でないと、僕もそうだが施主さんが泣きをみる事だってあるからだ。以前はそれ程でもなかったが、設計屋も坪単価をある程度に押さえるコストパフォーマンスが要求される時代になっている。まあしかし、無謀なプランだって相変わらず作ってしまう。よって現在悩んでいる。。

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