2015年6月8日月曜日

プールのお話

 最近、宮崎の国道沿いにある京竹というレストランで建物のアイディアをよく練るし、堂々とパソコンを開き図面を書いている。理由はママさんを幼いころから知っているし、飯が美味しいという事もあるが、何よりもクーラー効いているし無料wifiが来ていることが大きい。僕がいつも仕事をしている我が事務所(兼寝床)はクーラーもなければ、ド田舎よろしく光ファイバーも来ちゃいない。その予定すらない。。なので、こんなレストランがあるのは実にありがたいわけだ。先週の金曜日だったか、昨晩遅くまで仕事していたせいか、死んだ目をして京竹で図面を書いていたら、急に僕のI Phone 6が鳴った。画面を見ると東京は銀座にあるプールの設計事務所、プロスパーデザインさんからだった。

以前僕がインスペクション(建物診断)という興味を持ち始め、とりあえずやり方を学ばねばと思い一番最初に門をたたいたのがプロスパーさんであった。いきなり電話しての押しつけがましい話ではあったのだが、あっさりと『面接をするから東京に来てね♡』とのありがたいお言葉。すぐさま宮崎から飛行機に乗り、人生2度目の銀座へと向かった。面接始まり10分で言われたのが、『うちに来ても良いけど、まあ、食えないよ♡』という、これまたありがたいお言葉。今考えれば、まあ当然のことである。当時はまだインスペクションの黎明期。そんなに知名度のあるお仕事ではないし、もちろんそれで飯は食えない。東京までの出張費を考え、面接始まり10分でだいぶへこんだのだが、途中からなぜかプールのお話となった。以前から『なぜ日本はプールがないんだ!!』『いつか田んぼの水を引いてでもプールを作ってやる!!』と考えていた僕としては、インスペクションのお話そっちのけでプールに夢中になり、2時間も話し込んでしもうた。それ以来、プロスパーの担当者さんとはお友達感覚で、ちょくちょく仕事の連絡を取り合う仲なのである。未だに面接の結果は来てはいない。。

電話に出ると、『実はテレビにうちのプール事業部が出ることになりまして。。良かったら見てね♡』との、ありがたいお言葉である。なんでもドランクドラゴンさんの番組だそうで、詳細は以下のとおり。

『明日のヒット商品を探せ! ドランクドラゴンのバカ売れ研究所!』

6月8日(月) 18:30~19:00
BS12 Twelv(トゥエルビ)

以前にも書いたが家庭用プールは設置費用はそれなりにかかる(広さにもよるし、円安でちと高くなってる。。)が、メンテナンスは意外と安いし、水は年に1/3程度変えるだけ。あとは自動でフィルターが水を掃除してくれるというものである。一般の人々が思うよりも高嶺の花ではないのである。ってことで、家庭用プールにご興味のある方は括目して見るべし!!

もし、見れなかった方は、こちらで見れるみたいです。

「ドランクドラゴンバカ売れ研究所!」公式サイト


http://www.bakaure-lab.jp/

なんだかんだで、南九州でプールを作る場合は、僕が行くことになるらしいので、ご相談は右のメールボックスまでどうぞ。

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2015年5月24日日曜日

新宿ルミネだよ、おっかさん‼︎

 さてさて、デザインボードでも作ろうかと近くのスターバックスへと向かった。ここは大都会東京。新宿南口近くである。来ちゃったのである。。新宿に。。昨日の朝、宮崎県高鍋町から福岡で乗り継ぎ、高速夜行バスで我が桃尻の痛みを抑えながら来ちゃったのである。。

 話は二週間ほど前にさかのぼる。幼い頃から知り合いの友人から急な電話が入った。『お前、建築家やってるだろ。三世帯の設計をお願いできるか?』との電話だった。僕は本人はそんな気は無いのだが、最近そう呼んでくれる人もいる。実に偉くなったもんである。敷地はさいたま市の西区。中古の物件を壊し三世帯を新たに作るとの事だ。だが、ぽしゃった。。理由は作れるには作れるのだが、狭い敷地に強引に三世帯にしたために、あまりにも部屋が狭くお金が勿体無いのでボツとなったわけである。

その後この話は断ち切れになったと思っていたら、4日ほど前にまた電話がなった。今度は埼玉県桶川市の二世帯住宅をリフォームしてくれとの事。こちらとしては頼まれ設計料や出張費が支払われればどこでにでも行くが、リフォームなので本当に僕が入る必要はあるの⁉︎と聞くと、多くの猫を飼っているので猫に優しい家にしたいから、入って欲しいとのこと。。う〜ん。。家の情状次第だなと思ったので、東京に僕がいたことに所属していたインスペクション会社の仲間を紹介してあげた。だが見積もりが何やら高い。どうやら家の坪数が55坪もあるので、追加の調査人費用やその他もろもろでどエラい高くってしまったらしい。まあ、しゃあないじゃん。。ということになったのだが、そしたら君が来てくれということに一昨日の夕方になったわけだ。。調べたら飛行機代も急なことなのでバカ高い。といことで高速バスで新宿なのである。

 スタバで図面を書こうと来たのはいいのだが実に落ち着かない。周りを見え渡せばさすが新宿、皆おしゃなのである。若い娘が『キャラメルマキアート』と巻き舌でオーダーしている様がやはり宮崎とは違うのである。僕のオーダーの番となったのだが田舎もんよろしく『アイスコーちー』と言ってしまった。。あきらかに新宿にびびっている。。さすがにこれではよい図面なんか書けるわけない。ということで現在は新宿南口の『安心お宿』の3階のラインジでルミネを見ながら図面を書いている。。はっき言ってしまえば何にも頭に浮かんでこんのであ〜る。。まあ、毎度のことだが。。

さあ、どうなることやら。。

※多分数日は関東にいます。インスペクションや建物のご相談がある方は右のメールボックスまで‼︎相談は無料です。まあ、時間が合えばですが。。

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初めてアイパットでブログ書いてみた。。
以外と書けるのね。。

2015年5月15日金曜日

アパート建築が止まらない

  数日前の事だが、ふとNHKのクローズアップ現代をつけると、以前僕が東京にいたころ、短い間だがお世話になったお方が出演されていた。番組は『アパート建築が止まらない』というものである。内容をかいつまんで言えば、大家さんが建てたアパートを一括で借り入れるサブリースと言われる形式のアパートのトラブルがその内容で、30年の家賃保証がついているのにもかかかわらず、実際は家賃が下がるというもの。その構造的な問題を指摘されていた。

 僕が住む宮崎県児湯郡にもここ10年だろうか、やたらとアパートが建設された。全国のテレビCMとかで流れている賃貸経営、サブリースタイプのアパートだ。これも見事に同じタイプの建物であり、おなじみのナイロンの旗が道路わきにヒラヒラしている。僕らのように設計を生業にしているものからすれば、御世辞にも美しい建物とは思わない(まあ、普通。。)し、ちと高い。なのだが、僕の周りにいる非建築業の友人からしたら憧れの住まいのようである。どうりで知り合いの公務員はようけ入居しているはずである。ではなぜ僕が住むような、これといった産業のない田舎でぽんぽんアパートが建設されるのだろうか?それはズバリ、隣町に住む営業さんががんばっているからである。 


 実は、僕がまだ設計の世界に片足だけ入りだした10年前、つまり業界の事を何もわからない頃に、こういったアパートやリフォーム等を取り扱う会社の営業職の面接に行った事がある。場所は京都市の南区だったか。。よく覚えてはいないが、テレビCMでおなじみの東証一部企業であった。実は行くには行ったのだが、入るつもりなどはさらさらない。どちらかと言えば業界のお勉強のつもりで、貧乏設計を生業にしている設計事務所の仲間3人と、明らかなニート1人を巻き込み集団面接に向かったのだった。 


 まず履歴書を書いて送った。どういう審査をしたのかは知らないが、ニート野郎も含め全員合格。そして『面接がございますので、朝9時に来てくださ~い』と、かわいい声の女性から電話があった。面接という事で、遅れては一族の恥とばかり事務所に30分前に到着。そ~と中を覗くと、黒いスーツのオールバックのこわもての男の方々が全員総立ちで朝礼をされていた。そして壁には『営業目標○○件!!』や『○○さまご成約ありがとうございます!!』と達筆で書かれた紙が貼ってあり、部長さんが大声でハッパかけている。その瞬間、面接を受ける気さえしなくなったのだが、仲間を誘った手前逃げるわけにはいかない状況となり、青い顔して声を出してみた。『9時から面接の予約が入っているものですが。。』 


 9時になり面接が始まった。面接と言っても集団面接で周りを見ればなんと50人はいる。そして簡単な会社紹介や営業の進め方のビデオを見せられる。そして面接官を前にして、まったく知らない5人での面接が始まった。面接の始まりに、いきなり僕は指名された。そして言われたのが、『君、合格!!』 へっ!? こちらはまだ何も質問を受けていないし、もちろん答えてもいない。。育ちの良さでも出ていたのだろうか。。


 そして2次面接の部屋へ通され僕の履歴書を持った部長さんが入ってきた。そして本格的な面接。ここまで来たら僕もやけくそとなり、とうとうと建築についての愛をず~としゃべった。すると部長さんも僕の事を気に入ってくださったようで、『ぜひ弊社に入ってくれ!!』と言われた。そして言われたのが『うちに入ると最初の半年は給料30万。もし契約取れなかったらその時点で会社を辞めてもらうけど、契約取れたら年収は800万、2個契約が取れたら年収は1000万だ!! 男ならロレックスはめたいし、ベンツに乗りたいだろ~!! うちなら可能だぞ!!』 その当時、給料がお米で鴨川の草がおかずだった貧乏設計士の僕としては心が躍ったりしたが、その言葉で我に返った。あんたがた儲けすぎ!! 


 今現在、日本の設計士で月30万の給料を取っている人はどれぐらいいるだろうか。先日知り合いの設計士がビフォーアフターって番組に出ていたが、その50代の匠もそれほどはもらえないのではないだろうか。まあ、あの番組でると言うことは儲かってないという事ではあるのだが。。特に個人住宅は設計に手間をかければかけるほど、儲けはまずでない世界だ。だが無資格でもアパートの営業をして800万。。そりゃ営業さんも頑張るはずである。だがこれは10年前のお話。今は大分変わっただろうと思い、その一部上場企業の平均年収をネットで調べてみた。すると平成26年は960万。。 


 上がっとるやないか。。 


 クローズアップ現代でも言ってましたが、街は慎重に計画立てて作っていきましょう。新しいアパートを作るという事は必然的に古い建物の相対価値は下がるので空き家が増えます。空き家が多い街は良い街ではないのでは。。


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2015年4月9日木曜日

アスファルトでランララン♪

   実に世の中アベノミクスである。僕が住む宮崎のド田舎でもチラホラ公共工事が増えてきた。僕が高校の時分から工事がストップしていた橋は急にかかるし、役場の耐震補強も現在進行中だ。だが隣町の苔むし景観に美しく溶け込んでいた僕のお気に入りの古い橋の手すりが、気が付いたら片側だけちゃっちい~アルミ製になって出来上がってたりして哀しい気もする。またその手すりが、テッカテカなのが気に入らない。それになぜ片側だけ施工したのかはわからない。ケチったのだろうか。。まあ、そんな気がする。

 先日、その橋の工事をした土木業者の花見に知り合いの建築家3人とともに呼ばれた。土木業者が自分の会社の公園で主催する花見だ。酒は自分で持ってくるという暗黙のルールがあるが、寿司は食べ放題だし、豚が火の上でクルンクルン回っている、秀吉の醍醐の花見もかくの如し。まあ、実に豪奢なもんである。どっかで見た政治家もチラホラいたりする。しかし、儲かってんの~と、持参したボルドー産のフランスワイン(中身はファンタグレープ:) を飲みながら、なぜか世界とは真逆に、建築業界では一番の下請け扱いされる僕らは建築家グループは愚痴をこぼした。

 10年ほど前の情報ではあるが、日本の国家予算のうち土木や建設が占める割合は、先進国では断トツ高いらしい。アメリカが8%ぐらいで、ヨーロッパが6~7%。それに対し日本は40~50%なのだそうだ。また、就労人口ももちろん高い、アメリカが1%以下なのに対して、日本だと12~14%程度。確かに作業服を着た日本人は毎日のように見かけるが、アメリカではあまり見なかった。また、コンクリート使用量に関しては実にアメリカの33倍を日本の山河に注いでいるそうだ。どうりで山や川がコンクリートだらけなはずである。

 だからと言って土建業の公共工事をなくせとは思わない。こんなに業界の作業員が多い国で公共工事をなくしたら経済に悪い影響が出るのは必至だからだ。だがそのあり方はもう少し慎重にとは思ったりする。僕は設計屋であり、土木の事はよく分からないが、少なくとも同じ設計するものの心得として、良いデザインとは、周りの環境や景観に配慮し、目立たず美しいものを作るという事は共通する部分だとは思う。少なくとも安けりゃ良い儲けが一番ではないはずだ。だが景観の観念すらない工作物やコンクリートがやたらと目立つ自然を見ていると、実にやるせない気がする。。こんな歌がある。


風がそそぐよ ドライブウェイ
軽いリズムで どこまでも 
歌は流れる リボンがゆれる
山も谷間も アスファルト
ランラン ランラン
ランラランラン ランラン
緑のユートピア♪
どうだろう。。実に 公共工事受注万歳!! 的な歌だが、これは1950年代というアスファルトが未来そのものであった建設省制定の歌だ。つまり国の歌という事か。この歌が制定されて60年ほどたったが、どれほど日本人は成長したのだろうか。。

 何にも変わってないような気がして、そら恐ろしい。。

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2015年2月9日月曜日

俺が作った家だから大丈夫!!

   昨日、エロすじの知り合い(エロい事なら何でも知っている素敵な殿方♡)から電話があった。なんでも家を建てようと地元の建設会社とプランを練っているのだが、どうにも素人だからわからない。だから来て見てくれ。そんな内容の電話だ。正直、設計士の僕としては一番お断りしたい依頼と言える。僕に限らず設計をする人間は、普段から自分が設計する際に役立てようと色んな研究をしている。それを無料で提供し、へたすれば、考えぬいた良い間取りが、その作った工務店やハウスメーカーらに、こらからずっと使うことだってありえる。って言うか、実際やられたこともある。つまり、自分の首をじわりじわりと〆ることになるので設計屋としては困るのだ。また設計をする苦労とは一般の方々が思うより大変で、他人が書いた図面に後だしでどうのこうの言うのはある意味タブー。なので『嫌なこった!!』と断った。こっちだって超忙しいのである。が、先方は『スゲーのを手に入れし、ちゃ~ん見繕(みつくろ)ってあるから、頼むわ!!』と言われ、寒空の下、僕も重い腰を上げた。

 待ち合わせ場所のビニールハウスに入り、奥様からコーヒーをいただきながら問題となる図面を見る事となった。出された図面は直感的に『すごく違う。。』と感じた。間取りは1階にリビング和室や水回りがあり、2階に寝室が3つある、いたってシンプルなプランである。良い図面とは見た瞬間に考えられているな~と関心するのだが、その図面は家主さんの希望を全部入れたこうなったと言った感じだった。リビング窓を開けると常に車のケツしか見えないし、明らかに使えない和室もある。動線計画もめちゃくちゃでデットスペースが目立つし、風の計画もできてない。リビングの脇の上部に2階のベランダを置いたため、冬場は2時間程度しか太陽光が入らない。要は明らかにボツにすべき図面である。だが先ほども書いたが、色んな話し合いで間取りが出来上がったわけなので、かなりマイルドに指摘はしてあげた。だがふと思ったのだが明らかに壁が少ない。というか足りてない。また明らかに壁のバランスが悪すぎる。う~ん、これは基準法以下になってないか。。と思いどこで相談してるの?と聞くと知り合いの○○という僕も知っている建設会社をあげた。う~んそこには設計士はいないね。。だいぶ危うい話である。。

 よくある話なのだが、小さな工務店や一人大工で設計する場合、間取り図は資格をもったそこの社長さんであったり営業さんらが作り、確認申請書類作成だけ設計事務所に依頼することが多い。通常は設計事務所の人間はその際に壁量計算や偏心率などの簡易な構造計算をしアドバイスする。設計士が実質的に設計しているわけではないので、あるべき姿か思ったりするが、僕が住む宮崎の田舎町などではそうなっている。

 だが問題はその確認申請さえも必要でない土地に家を建てる今回のようなケースだ。これは都市計画区域外と呼ばれる地域(厳密には一概には言えない)で、家を建てる際は役所へ工事届だけで大丈夫というところだ。大工さんらは間取り図さえあれば家は建てれなくはないので、感覚だけで筋違いなどを配置する。現在の家主が希望する間取りはたいていはLDKが大きいく壁が少ない。もしその簡易な計算式さえ知らない設計士(かなりの数がいます。。)が家を作ったら。。偏心率や壁量をクリアーせず大地震時などに。。実に恐ろしい話である。。一応、性善説で設計士が計算したことになっているのだが。。

 なので『耐震性、特に偏心率だけはしっかり聞いてくださいね~とアドバイスしておいた。すると『でも、俺が作る家だから大丈夫!!って大工はいってたよ』と知り合いは答えた。その答えが一番不安なんだって。。

 ということで、帰りにあまった苺をもらって帰った。

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2015年2月7日土曜日

お遍路のデザインが決まる話

  以前、『お遍路に迷惑ステッカー』という文章を書いた。内容は韓国の女性が、県の許可も取らずに、お遍路の各地にハングルのステッカーを貼っているのをNHKが素晴らしい活動だ!!と報道していた。。という、とほほ。。な感じの記事だ。まったくもってけしからんと思い書いたわけだが、昨年末に四国4県共通の遍路用道路標識のデザインが決定した。これまでは遍路道を示す案内シールは四国内で統一されておらず、違法に貼られるケースが多かったため、今回の決定となったようである。中には中国語や韓国語の表記を入れるべきとの意見もあったようではあるが、今回は『今の制度上、英語以外の表記ができない』との理由で見送られたそうだ。そんな制度があったんだ。。と今更ながら思った。

 僕が住む宮崎にも、観光地などに行けば中国語と韓国語の看板がちらほら見受けられる。僕は常々思うのだが、大抵の中国人や韓国人は漢字や英語は読めるので、わざわざ彼らの母国語での案内表記はいらないのではないだろうか。以前、とある駅のホームの案内看板に、出口『日本語』、出口『中国語』、出口『台湾語』、exit『英語』と書かれていたのを見たことがある。そんなに気合を入れてもてなさなくても、日本語と英語で十分なはずだと思うんだが。。

 今回はデザインが決まったとの事らしい。つくづく看板にはせんといて!!と願うのは僕だけだろうか?よくあるような道路上にある大きな看板は、実はけっこう値段がはるからだ。形状にもよるし、大きさにも使用にもよるが、大体1つの看板で10万程度はかかるものだ。それを四国中に張り巡らすと考えたら、費用対効果の面でも、もちろん景観としてもかなり問題があると心配していたからだ。仮にこれがぺったんぺったん貼るシールであったとしても、職員さんが貼ることになれば(たぶん条例上そうなるのかな?)やはり人件費や燃料費などを考えれば馬鹿にならない金額になるとは思う。思うのだが、一度その設置費用がどれくらいの費用がかかるのか細かく算出していただきたいものだ。もちろん人件費や燃費も含めてだ。そのうえで設置を決めたらよいのではないだろうか?

 だがそもそも、本当にその標識は必要なのだろうかと思ってしまう。看板やシールが無かったら本当に迷うのだろうか?江戸期から明治期にかけベストセラーとなった本がある。それは遍路のガイドブック『四国遍路道指南』(1689年)これには、『道をず~といくと石碑があるから、そこを右に曲がりなさい』『ここの○○はおいしい』などと書いているそうで、庶民も歌人の種田山頭火などもそれらの本を読みながら歩いたのだという。思うのだが、シール作るよりも、これを現代風にアレンジして各県が有料で出版してもいいのではないだろうか?町の歴史や史跡なども載せておけば、こちらの方が経済効果が高いような気がする。もちろん観光案内書に行けば既にあるとは思うが、現代版『四国遍路指南』実にかっけ~じゃないか!!


 僕が菅直人なら必ず買うはずだ。

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2015年1月20日火曜日

景観まちづくり団体に参加したようで。。

   数日前、僕が住む宮崎の田舎町でも景観まちづくり団体への移行が無事承認された。宮崎県の市町村ではドンびりではあるのだが、こんなブログを書いているものとしては、やっとこさと言った感じである。なんでもわが町の参加によって、宮崎県内すべての市町村が景観行政団体となるそうで、県内全市町村の景観団体への移行は、愛知県に次ぎ全国で2番目になる見込みなのだそうだ。これも全て僕が地道にブログを書いてきたおかげ。。なわけはない。たまたまである。。

 さて決まったは良いのだが、これからどうするのだろう。別件で用事があったので地元の町役場に行った際に、ちょっとだけ景観の事を聞いてみたのが、どうも担当の方からは要領を得た答えは返ってこなかった。顔色をうかがうに、決まったは良いが、どうしよう。。って感じだった。気持ちはわかる。景観うんぬんは結構な痛みが伴うし、反対意見もかなり噴出する。一部財産権を侵害するのは確実だし、多くの敵を作りかねない作業である。てさて、我が町はどうやって進めていくのだろうか。

 景観まちづくりの進め方としてよく見受けられるのが、役所が広報を回し、市民が参加してセミナーを開いて進めていくと言う方法。ホワイトボードに皆で書いた紙をぺったんぺっ貼りつけ、わが町の良いところなどを探っていくというものだ。近隣の町でもそうやっていた。これは市民のコンセンサスを取りつけやすい方法ではあるし、役所もその方向で進めたいのもよく分かる。だが、僕としてはあまり良い方法には思えない。もちろん意識の高い市民が参加するであろうことは間違いはないのだが、やはり専門的な知識があるとは言い切れない。なんとなく元気な方の意見が優先されてしまいがちでもあるからだ。

 他国を見てみると景観を決めるのは大抵は建築家だ。景観を決める場合は、その町に住むの建築家らと市民の代表としての市長や市議会議員が参加し、それらを補う形で役人が入り、定期的に協議する。もちろん専門的な用語を用いて条例までをとり決めていく。そんなカタチで進めていくところが多いようだ。僕はこの方がよいと思うのだが、どうだろう。

 日本には既に景観を専門に勉強している方々がたくさんいる。僕が大学に通っていたころ、そんな専攻などはなかったが、今でしっかりはある。そんな方々を使っていくべきだと思うのだが、どうだろう。

 いづれにせよ、少なからず自分の町の景観には携わっていく気が何となくだがしている。何とか『花いっぱい運動』的なもので終わりにはしないつもりではある。

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2015年1月19日月曜日

ヤブ医者との飲み会

  ゲホッ!!

  正月早々から今日までどうも体の調子がよろしくない。僕は昔からハウスダストに対するアレルギーを持っている。よって年末の大掃除などしたら必ず咳が止まらなくなり、正月明けは調子が悪い。もちろん、それは以前からわかっていたことなので、それなりの対策をしながら掃除をしたのだが、今年はどうも例年より悪いようだ。

  先週末だったか、寝ようとしていたら、どうも腹が緩い。まあ、朝までは持つだろうと淡い憶測を持ちながら寝ていたら、急なゲリラ下痢♡いい年こいたおっさんが漏らすわけにはイカン!!とベットから強歩で母屋にあるトイレに駆け込む。トイレで一息つき、調子を取り戻したようなので、離れの僕の部屋のベットに入る。とすぐにおなかが痛くなった。。そしてまた強歩でトイレに向かう。そんな事を何度も繰り返していたら、さすがにポンポンも何とか落ち着きだしたので寝入ったのだが、1時間もしないうちに今度は嘔吐しそうになり目が覚めた。嘔吐で目が覚めることほど辛いものはない。もちろんトイレにダッシュである。

  下痢に嘔吐。これは今はやりのノロウィルスではないか!?と翌日、幼いころから知り合いの病院に向かった。向かったは良いのだが、既にその時には嘔吐も下痢もないければ熱も平熱。実に健康そのもの。しかし、何となく社会的責任というか、大人としてノロだったらまずいしな~って思いながら先生の問診に答えた。すると『ノロだとしても、既に容体は回復してるみたいだね~』とその知り合いの医者は言った。そして『んで、昨晩何食べた?』と聞かれたので、正直にMというハンバーガー屋で1/4パウンドバーガーを2個食べたと答えた。すると『食べ過ぎだね~』とあっけなく診断された。するとその知り合いの医者は、『太〇胃酸持ってる?あれ飲めばスッキリだよ~』と医者っぽくない事を教えてくれた。家に帰りに太〇胃酸を飲んだ。するとホントに胃がスッキリした。。

  その夜の事、どうも体の節々が痛く体がだるい。う~んおかしいな。。と思いながら寝た。朝方、まだ体が思わしくないので、体温を測ったら38度8分。体温計を見て、とたんに悪寒が走り出す。それに喉もカラカラでますますマズい。。インフルエンザという単語が脳裏をかすめる。実は今、宮崎ではインフルエンザが大流行しているのである。インフルはまずい。やはり社会的にも大人としても、そして貴様はやはりヤブ医者だと証明するためにも、昨日と同じ病院へ向かった。

  『食いすぎって言ってたじゃないか!!このヤブ医者め!!』と僕は問診でいきなりくってかかった。するとそのヤブ医者は『そろそろ本気を出してやるかね~』と言いやがった。。どんな医者なんだ。。そんな事を言い合いってたら、美人看護婦が検査してくれることになった。美人の命令は素直に聞くのがモットーな僕は、彼女が僕の鼻の穴に出し入れするインフルエンザ検査用の綿棒痛みに、涙流しながら耐えた。すると結果は陰性。インフルではない。。とりあえず風邪ってことにして、解熱剤だけもらってお家に帰った。

  その後、熱は収まったが咳が昨晩辺りまでひどかった。しかし、何とか今日は持ち直した。すると今日の夕暮時、そのヤブ医者から電話が入った。『おい、そろそろ体直っただろ!!飲み行くぞ!!』と言いやがる。って事で、そのヤブ医者に風邪をうつすつもりで、今日は飲んできた。

  ってことでブログを書いてませんでしたので、明日からまじめに書きます。

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2015年1月4日日曜日

迎春2015

実家より
  新年あけましておめでとうございます。忙しいことをにかこつけて、ず~とブログをサボっていたくせに、今年もよろしくお願いします。まあ、やめたつもりもないので、ぽつりぽつりと書いていくつもりです。

 ってことで、毎年恒例の三社参りにいってきた。もちろん今年のテーマも例年のごとく、『大吉がでるまで!!』である。そして昨年同様、一緒に行くのは、小学校からのツレであるペットフード屋のM君だ。行った場所は例年よりも多い。まずは宮崎県は都農町にある、日向の国一之宮神社である都農神社。そして川南町の白髭神社と平田神社。そして木城町にある比木神社だ。普段は一之宮神社以外の神社をぐるりと回るのだが、実は一之宮神社の元神主が僕の親戚であり、僕の名前はこのおじさんがつけてくれた。よって今年は一之宮神社もブッキングしたったワケだ。

  一之宮神社に元旦に来たのは、よく考えたら僕が高校生の頃以来だ。この神社は宮崎の小さな町にあるのだが、やはり一之宮神社、格式がまったく他の神社とは違う。お守りなどは、ちょっと仕入れすぎだろう。。と思うぐらいぎょうさん揃えてある。いつものように神様の前に行き2礼2拍1礼。もちろん、ぎょうさん願い事をぶつぶつ唱える。そしてお楽しみのくじ引きだ。自動販売機なら100円。しかし、バイトの巫女さんの前にあるのは200円。商売としてよくできている。

  くじは残念ながら大吉ではなかった。まあ、良しとしようと思っていたら、女子高生であろう巫女さんがやたらと僕をチラ見してくる。僕が彼女に視線を注ぐとすぐにそらすのだが、僕が彼女から目をそらすとまたこちらを横目で見つめている。う~んと考えた。もしかしてだけど、もしかしてだけど♪自分のメアドをお守りの中に、忍ばせてるんじゃないの!!と思い彼女の目の前にあった商売繁盛のお守りを買ってあげた。買った後に、一応中身を調べてみたが、彼女のメアドは入ってはいなかった。きっと商売繁盛のお守りではなく、恋愛成就のお守りを買っていたら彼女のメアドが入っていたのかもしれない。

手前がペットフード屋の工場長
  ぐるりと神社を巡ったのだが、なかなか大吉がでない。昨年は一発目で大吉だったのだが。。という事で予定にはなかった、地元の昔からある、だ~れも名前を知らない、だがお祭りの際には宝くじ抽選会で景品がようけ当たると評判の神社へ向かった。もちろん駐車場などはなく、そして参拝客などまったくいない。そこで引きに引いたはくじ10枚。最後は神様も根負けをしたのかやっと大吉がでた。大吉が出た後、ふとなんとアホらしいことをしたものだと思った。よくよく考えたらくじとは神様との対話であり、どんな結果でも受け入れたほうが楽なのではないかと考えたりした。それに気づいただけでもなんとなく大人になった気もしたりした。

  そんな事を考えながらM君と車を回して、毎年恒例のうどん屋で昼食をとっていた時に電話が鳴った。このブログでもよく登場する幼馴染のアホのF君からだ。電話に出ると、あけましておめでとうも言わんと、『お前、水くせぇ~なぁ!!』と言ってきた。年明けそうそう忙(せわ)しない。F君は『聞いたぞ聞いたぞ!!』と言ってきた。うざいなと思いながら、何を聞いたんだと質問してみると、『お前、俺に黙って、双子の女の子が生まれたそうじゃねぇか!!』と言ってきた。どうやら正月早々、何か勘違いしているようだ。こっちは全く身に覚えのない。なんでもF君が言うには、これまた知り合いの足のくさいK君からの情報だという。よくよく考えたら、先日K君のお父さんとばったり会った際に、何かの拍子で近所の双子の女の子の話をしたのを覚えている。それがどうやらF君に間違えて伝わったようだ。なに正月早々アホやっているんだとは思いながら、しょうがないので『やっぱり、双子の女の子は超かわいいぞ!!』とF君には伝えてあげた。

  そんなどうでもよい正月でした。


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今年も設計・インスペクションともども
よろしくお願いいたします。

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