2012年6月22日金曜日

さよならの練馬区

  2月に東京に来て約5ヶ月。仕事の都合で宮崎に帰る事になった。僕がやっているのはホームインスペクションという特殊な仕事だが、どうやら九州で始まりそうなのが一つ。昔からやっている損害保険のお仕事で拠点を東京に置いておく必要がなくなったからだ。最初は自転車で東京から宮崎まで帰ってやろうと思っていたが、7月の始めには次に所属する工務店さまのお仕事がいきなり入っているので、自転車は諦めた。しかし、帰ると決めたのが一昨日。なので飛行機チケットは非常に高い。よって気合いの高速バスで帰る。高速バスだと1万円で東京から宮崎まで帰れるのでありがたい。もちろん腰の犠牲があっての事だが。。

  大変申し訳ないが、このブログを少しの間お休みします。宮崎に帰ったらインターネットの環境が整っていないので更新しようにもできないんです。まずネット契約からせないかん。

  練馬区の皆さんには大変世話になりました。本当にありがとうございました。今後は宮崎からこのブログを発信させて頂きます。またぶろぐ村のカテゴリーを変更しようと思っています。その時はまたご報告します。今後ともこのどうしようもないくらい誤字脱字が多いブログですが、よろしくお願い致します。


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2012年6月21日木曜日

冒険のテーマでごまかす。。




  急に宮崎に帰ることになった。それも昨日の夜決めて、明日には荷物を全てだす。って事で僕の部屋は偉いこっちゃとなっている。荷物をまとめ、そして段ボールに入れないかん。。

  って事で今日は忙しくブログを音楽でごまかします。

  僕らが幼い頃『ドラゴンクエスト』と言うゲームのブームがあった。youtubeを見ているとたまたまその音楽にばったり出くわしたので晒します。懐かしくない?同年代の皆さん!

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2012年6月20日水曜日

お控えなすって! How do you do~♪

  ふと自転車で走っていると今日は大風が吹いてきつかった。そりゃそうだ、昨日はよく考えたら台風。まだまだ台風の残りカスのような風がぶんぶん吹き、自転車で前に進むのが非常に困難だった。こりゃイカンとふと目に入った喫茶店に入ろうとしたら『Close』と書いてあった。おいおい平日なのに根性無いな~!と思ったが、よくみたら『Close』!?ずっとしまっとるんか?多分過去形であるedをつけ忘れているだろうが、おもいっきり間違えてらっしゃる。う~んこれで良いのか日本の英語は。。自慢じゃないが僕は英語がしゃべれる。アメリカに留学と仕事で7年近く居たからだ。しかし、日本に帰って来て何じゃそりゃ?って英語を見かけたり聞いたりする事があって困惑する。

  僕らの世代の英語の教科書の最初のページには『How do you do』と必ず入っていた。もちろんこれは『初めまして』の意味。しかし僕の経験で実際に『How do you do』と言っているアメリカ人なんて見たことがない。通常初めましては、『Nice to meet(ing) you』だ。『How do you do』はどちらかと言えば、上品すぎて使う場所がない。しかし一度だけ映画で使っているシーンを見た。タイトルは忘れたが日本のやくざ映画のワンシーン。日本語で『お控えなすって!』の字幕が『How do you do』だった。。おいおい、お控えなすっては『How do you do』じゃないだろうなんて思うのだが、まあ映画だから仕方が無い。映画には流れと言う物があろう。しかし、違いすぎないか。。

  僕が日本に帰って来て最初に何じゃそりゃ?と思ったのがコラボレートと言う単語。誰々と誰々のコラボレーションが実現!みたいに使われていたが、最初は何の事かさっぱり分からなかった。実は当時アメリカではコラボレーションと言う単語は使われる事はまれだったので、僕はへっ?と言った感じであった。よくよく観察してみると、日本で使う英語は流行があるようだ。その後コラボレーションはコラボに略され、最近ではあまり当時ほどは使われない気がする。また以前よく聞いた、コンプライアンスと言う言葉。最近では法令遵守と言う言葉に置き換わった。最初からそう言ってくれればこっちも戸惑わないのだが。。

  英語教育は僕は重要だと思う。最初のCloseなんて書かれていたら、年がら年中閉まっとるがな。。なんて思ってしまうし、ちとかっこ悪い。日本人は英語が下手だとよく自分らで卑下しているし、実際あまりしゃべれない。しかし、僕は別に英語なんて下手で十分だと思う。それに上手になる必要は実は別にない。あの単調なカタカナ英語って結構クールって見られたりするもんなんです。これが。。
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2012年6月19日火曜日

ターシャ・テューダーの庭で思う。

   仕事で東京の練馬から宮崎に引っ越すことが決まった。ホームインスペクションを宮崎で始めるのと、また損害保険の仕事をするため東北に行く予定なので、拠点を東京に置く必要が無いからだ。宮崎に帰ったらホームページ作成をさせて頂いている、とある工務店さまにお世話になる予定だ。その工務店の中にホームインスペクション部を立ち上げる予定だ。また設計も損害保険もやらして頂こうと思っている。立場はどうやら営業になるんかな。。

   その工務店さまのホームページを作っているくせに、時に戸惑う事がある。しょうが無いことなんだが、施工例のための写真の選考作業をしていると、室内から見える庭がまだできておらず、どうしても殺風景となってしまい、結局はその写真は使えなくなってしまったりするのだ。まず家を作って庭を造るのでしょうが無いのだが、ホームページを作る上ではこれが結構やっかいな事となる。どの方角から写真を撮っても、殺風景な庭に目が行ってしまい、ボツになる可能性があるからだ。現代社会では、家という物は住む人間が中心で、視点はあくまで内向きだ。しかし海外の人々は内向きとかと言えば、そうでも無いような気がする。

   ターシャ・テゥーダーという女性を知っているだろうか?彼女はアメリカの絵本作家で、彼女の描く絵は『アメリカ人の心を表現する』と言われ、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターによく使われていたりする。よく考えたら彼女の描いた絵のカードを貰った記憶が僕にはある。50代半ばよりバーモンド州の小さな町外れで自給自足の一人暮らしを始め1800年代の農村の生活に学び、彼女の住む広大な庭で季節の花々を育て続けるライフスタイルは日本でも注目を集めた、とWikiに書いてあった。

   彼女の造る庭は光あふれ、そして花で満ちている。決してプロフェッショナルな作りとは言えない。しかし花々の自己主張が少ないせいか、まるで花の杜といったような庭となっている。現在の庭にできあがるのに30年以上はかかったであろうが、それはそれは素敵な庭となっている。以前NHKで彼女の番組が組まれていた。それ以来、彼女の考え方や庭に惹きつけられた。彼女の造っている庭は日本の庭づくりの哲学とはもちろん違うし、アメリカ人のそれとも違う。しかしどこの国の人間であろうと惹きつけられる何かがある気がする。以前にも紹介した宮崎県木城町にある絵本の里の喫茶店兼本屋で、彼女の写真集が置いてあった。ちょっと買うのには僕は男前すぎるので、がっつり立ち読みした。その写真集によると、彼女の庭には色々な小動物が住み着き、小さな生態系をもっていたりする。もちろん蛇だってでるそうだ。男前の僕なら速攻シメるだろうが、しかし彼女はそんな事は気にしないそうだ。よく彼女の家にあこがれて日本で同じような物を作っている方々がいるのだが、どこか薄っぺらく見えたりする。どこがどう違うのだろうと考えているが、まだ僕の中で考えがまとまらない。考えがまとまったら、また書こうと思う。あくまで自分の理解のためにだが。。僕の母親がこの方の写真集の事を言ったら、速攻買ってきた。そしてず~と見ていたりする。う~ん、がんばって働き、少しは支援してやらねばいかんと思う。

   以前、ビートルズのある曲で、『僕は年を取った時、君と庭いびりがしたいだけなんだ』と歌った曲があった。年を取ると庭いびりがしたくなるものだろうか?しかし始めるのなら早いこと始めないとあまり意味が無い。彼女だって30年以上かけてその庭を作った。庭ってそんなもののような気がする。

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2012年6月18日月曜日

日米の芝生の手入れの違い

どうやって水を取るんだろう。。
  昔、司馬遼太郎のエッセイをよく読んだ。とあるエッセイの中に『日本の庭は世界一だと言う日本人や外国人がいるが、それはどうだろう。世界的に見て日本の庭は一つの境地に入っているのは間違いないが一番とは言いづらい。どちらかと言えばユニークなのだと思う』みたいな事を書いてらっしゃった。僕はこの本をアメリカで読んだんだが、妙に納得した。その当時は大学で政治学を学びだしたばかりで、まさかその後日本に帰り、設計をやるとは全く考えてなかった。しかしこの言葉は僕に響いた。連日連続で申し訳ないが、最低限度の住宅の事を考えてばかりいる。どうしたら上質の最低限の家々(アパート)を作れるか?またそのデザインやプランニングはどうしたら良いだろうかと、ぼんやりだが考えている。庭について考えているうちに、司馬遼太郎の言葉を思い出した。

  最近の日本の家々には芝生を植えている家が多い。これは雨などが降ったときに、土がべちゃべちゃになるのを嫌ったりするからだろうか。今の時代、アメリカっぽいとか言う理由で芝生を植えている人はあまりいないと思うんだが、とにかくよく見かける。しかし芝生が黄色いのが目立つ。実は芝生というものは手入れが難しい。水は大量にまく必要があるし、こまめに刈らないといけない。また刈るときに少しずつ刈らないと、葉が黄色くなるそうだ。芝生は日頃から手入れをこまめにやる人にしか向いていない植物でもあると言えるだろう。僕の実家にも芝生がある。夏場になるともの凄い勢いで芝生が伸びてしまうのでどうしても週一ぐらいで刈らないといけないのだが、これが中々面倒だ。この芝刈りでいつも親ともめる。僕に芝生は向いてはいない。

アパートかな。。
  アメリカにいた頃、よく芝生を刈っているメキシコ系アメリカ人を見かけた。庶民のアメリカ人の庭は大きく言えば、2つの庭がある。一つはバックヤードと呼ばれる裏庭。もう一つはその建物と道路の境界との間にある庭(名前は知らん。。)だ。大体庶民と金持ちは同じ場所に住むわけではなく、グループごとに固まって住む。よって、同じような広さの同じような家と庭がず~と続いていると考えたら想像しやすい。バックヤードはその家の持ち主が管理し、やりたい放題やっているが、フロント部分の庭は多くの場合芝生が生えている。その芝生を週一ぐらいでメキシコ人がヘッドフォンで音楽を聴きながら芝生を刈っていた。芝刈り機はバギータイプが多い。このバギータイプの芝刈り機でぐんぐん刈っていき、そしてもう一人のメキシカンがブーマー(日本ではブロアーと呼ぶらしい)で芝をぐんぐん集めていた。しかし今思えば非常に効率的だ。常に芝生が刈られている状態を維持できるし、少しずつ刈るので芝生も常々青い。アメリカ人は日本人と違い芝生の品種にこだわると聞いた。いかに黄色くならないかなど非常にこだわるらしい。また何故このようにメキシコ人が毎週来て刈るのかと言えば、義務だかららしい。地域によって異なるのだが、彼の国は景観には非常にうるさい。芝生が伸びていれば、治安にも影響するし、またその土地の地価が下がってしまう。よって細かな手入れを欠かさない。

  僕は日本の庭は内向き志向が強く、アメリカのそれは外向き思考が強いと思う。どんなに素晴らしい庭をもっているお家でも、日本の場合は塀を巡らし外からは見えないようにするのが一般的だ。これは恥じらいの文化から来ているのかも知れないが、堂々と表に出しても良いとふとこの記事を書きながら思った。

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2012年6月17日日曜日

長く使われるアパートを作りたい。

  妄想が止まらない。最低限度住宅について昨日記事を書いたが、おかげで頭の中にず~とこれが残っており、どうしたら作れるか、金はどうするかなどを考えていたら、殆ど眠れなくなってしまった。昨日も書いたが最低限度住宅とは、僕が考える世界的に見ても上質の最低限の暮らしをするための住宅だ。もちろん今は戯れであるが、そのうち地方にぽつんぽつんと作って行きたい。できればアパートメントのような形でだ。宮崎の西都市にある工務店さまのホームページを作ったご縁で、工務店さまの中にホームインスペクション事業として参画することがほぼ決まった。なので宮崎に引っ越す予定なんだが、何とか工務店で作らせてもらえんもんじゃろかいの~と思ったりしている。まあ戯れだが。。

  日本のアパートはその採算重視の姿勢から余計な物は作らないと書いた。どうせ壊すのを前提に作っているのだから、安い部材で揃えているとも書いた。例えばよく設計屋などが部屋のあらゆる物をカタログ等を見ながら選んでいくのだが、その中には(賃貸用)と書いてある物がある。これは賃貸のアパートなどに良いですよという意味ではあるが、そのほとんどがちゃっちぃ~素材で作られている。要は壊されたらすぐにまた安く交換できる事を前提としている。そうじゃないだろ!なんて思ったりするのだが。。

  ライフサイクルコストと言う言葉がある。これは建物などやその他のプロダクトの費用を、調達・製造から排気の段階まで全部含めたトータルのコストの事だ。生涯費用とも呼ばれている。例えば、安い建物を安い部材で作り、それを使用する期間中におけるメンテナンスから全てを数値化して出す。最近の経営ではやっとこさ当たり前となってきた考えだ。これからアパートなどを作る作る人々はよ~く考えないとイカンだろう。下手に作るだけ作って後はほったらかしだったら、結局は住む人々が少なくなって赤字経営となり取り壊すって事だってあり得るからだ。

  できる事なら100年はそこにあるアパートを作って見たい物だ。そのためには初期費用はどうしても掛かってしまうが、作る側としてはちゃんとした物を使って長く住んで頂きたい。話はそれるが、最近は車などがエコ減税で財布に優しいとうたい文句にしている。僕は思うんだが、車は一つの物をず~と使い続ける方が財布に優しいと思う。若い人々はライフサイクルコストを考えて車を買わないんだろうか?まあ単に諦めた人々が多いって事かも知れないが。。話は戻るが、じっくり時間をかけ設計し、良い環境で長く暮らして頂く住居を提供したいだけなんです。

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2012年6月16日土曜日

最低限度住宅のバックヤード

  現在住んでいる東京練馬はず~と雨が続いている。おかげで洗濯物が干せなくて困っている。もちろん乾燥機にかければ良いのだが、うちの乾燥機は質が悪いのか、中々乾かない。それに仕事柄大量の汗をかくために1回の洗濯・乾燥する量そのものが多いので結構なお金がかかる。なので、できるかぎり部屋のバックヤード(小さいですが。。)で干したいと思う。しかし如何せん梅雨まっただ中。ず~と干せていない。ふと天気予報を見てみたら、ず~と雨が続いているじゃないか。。どうしたら良いもんかのう~。。

  ふと煙草を買いにコンビニまで行く途中、練馬のアパート群が目に入ってきた。各部屋に洗濯物干しがずらりと並んでいる。実は設計屋の中にはベランダに批判的な人が結構いる。なぜならベランダに住民は洗濯物を干す。洗濯物がベランダにある事によってビルディングに表情が生まれてしまい、景観や美観を損なうと考えているのだ。なるほど服の色はもちろん千差万別、色々あるんだから統一した美しさを求めるとしたら、ベランダを設けるべきではないのかも知れない。確かヨーロッパ辺りの町には、ベランダに洗濯物を干すのを禁止している町があったはずだ。そこまで気を使って景観を作っているヨーロッパには敬服する思いがある一方、そこまで東京都民に求めるのも酷かも知れない。なぜなら乾燥機のスペースは元々考慮されていない場合がある。また服はベランダだろう!という設計屋からの目線では、ちぃ~と浅い考えのデベロッパーさまの声が聞こえてくるからだ。

  以前『最低限度住宅』という記事を書いた。住宅やアパートに人間一人が住む上で、僕が考える上質の最低限の暮らしって何だろうと思い書いた。いずれ作ってやろうと思う『最低限度住宅』には、バックヤードを設けたいと思っている。バックヤードとは、まあ裏庭のようなもの。簡単に言えば洗濯物は干せるし、バーベキューぐらいはできる。もちろんお隣さんからは完全に見えないように設計せねばならん。でないと単なる迷惑発生の場所となるからだ。もちろん洗濯物が見られない配慮だって必要だろうと思う。もちろん都会では無理だが、田舎などでは十分できるのだが、未だあんまり無いと思う。なぜならそんな事が出来る大きな住宅会社は東京が本店で、東京の基準で家やアパートを作っていくからだ。その方が企画としては効率性が良いのは確かだ。しかし、人間の暮らしを東京の企画に合わせながら暮らす必要は全くない。それに田舎の建設会社は東京を仰ぎ見すぎている気がする。田舎者のくせに(僕も田舎者ですが。。)東京の基準を田舎に輸入すれば良いと考えているのだ。いっちょつくってやるか!と息巻いているのだが、そんな金を出してくれる太っ腹の会社ってあるんかいな、宮崎に。。

  そんな妄想が頭の中で巡っている。何とか実現できない物だろうか。実現すると結構喜ばれるシロモンなんだが。。

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2012年6月15日金曜日

キラーパルスと、長周期地震動にご注意!

  関東直下型地震が来る来ると言われて久しい。関東各地で地震の前兆みたいなものが報告されている。例えば今月になって、深海魚が相次いで千葉県の沖で網に掛かっているという報道があった。またいつもは聞こえない地下鉄の音が聞こえ出したり、関東各地で地震雲のような雲が確認されていたりする。僕みたいに損害保険の仕事をしていると、地震が来たりするとまず『あ、仕事だ』なんて思ってしまって不謹慎だ。しかし、いざ地震となると数ヶ月は帰れなくなる。仕事とは言え申し訳ない。

  昨年の東日本大震災で、津波の被害を受けずに家が完全に倒壊したというケースは実は少ない。実は地震と一概に言っても、その揺れの周期は全く違う。地震の揺れ、つまり地震動は周期でいうと6つに分類される。東日本大震災ではおおくの家具や物が落ちて来たりした。これは家具や物が落ちやすい周期の地震動が東日本大震災で多く出ていた事を示している。周期で言うと0.5秒以下のものだ。例えば阪神淡路大震災の時には多くの家々が壊れた。これは通常キラーパルスと呼ばれる地震動が多く出ていたのを示している。阪神淡路の場合はこの地震動が卓越していたそうで、大きな被害をもたらしたらしい。ちなみに周期としては、1秒~2秒の揺れを指す。

  よくテレビで報道されるのが長周期地震動だろう。これは5秒以上の周期の地震動の事。これが結構やっかいなのだ。建物には固有振動数と呼ばれる物がある。実はこの固有振動数と長周期地震動が一致しやすいのだ。仮に一致すると揺れが大きくなり大きな被害を特にビルに及ぼす事となる。仮に関東直下型の大きな地震が来たとして、この長周期地震動が発生した場合、東京には大きいビルがたくさんあるので、被害は甚大であろう。実は建築的に固有振動数の計算や長周期地震動に対する対策は要求されてこなかったので、皆さん無視して作っているのだ。近年注目されている免震構造の建物だって同様に、この固有振動数は無視されている場合が多いと聞く。大きいビルにいる時、建物が長~く揺れ出したら、やはり外に逃げ出した方が正解だ。

  東日本大震災では女川などへ行っていたと言うのは書いた。タクシーで行ったのだが、途中でパンクしまくる。夜の8時過ぎにパンクした時などは恐ろしいしくてたまらんかった。要は道路がめちゃくちゃになったので、アスファルトを剥がし、その上を片付けのトラックなどが走る。その時に釘などを落として行き、のほほ~んと上を通った僕などがドンと言う音と共に地獄に落とされるのだ。まあ、そんな仕事なんだからしょうが無いと言えば、しょうが無い。。


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2012年6月14日木曜日

風呂場はこだわって作る。

  日本人ほど風呂好きな国民は世界中探してもいない。これは同じような気候の国であっても、これほど風呂に毎日入る国民はいないであろう。しかしこだわって入っていると言えば、それは違うのではないか。日本という国土は、水が豊富だ。世界水会議というフランスの研究チームが各国水一人あたりの水質資源量や上下水普及率などのデータを元に、資源、アクセス、良質な水の容量などを総合的に判断して日本は34位だ。決して高くはなかったがまあ何かが足を引っ張っているカテゴリーがあったんだろう事は想像できる。ちなみに1位は彼のムーミンと、勝手ながらやさしい女性が多いと思っているフィンランドだ。しかし水が多いからって毎日風呂に入るとはかぎらない。日本ほど風呂文化が発達した国もないのじゃないだろうか。しかしホームインスペクションのお仕事をしていて、色々なお風呂を見てきてはいるが、気に入るようなお風呂は未だ見ていない。これじゃ残念だ。

  僕の壊される事が決まったこの古~いシェアハウスには在来の風呂がある。これが床のタイルは割れていて防水層が見えているし、またこの防水層が割れているので、絶対に基礎部分に水がしたたり落ち、木部が腐っているのは間違いない。そんなお風呂を毎日使っている。使っているといってもあくまでシャワーのみ。湯船に浸かろうものなら、どこか病気になりそうで恐ろしい。もの凄いバクテリアなどが住んでそうなお風呂を使っているのだ。まあ洗う場所がついているってだけでも良しとせないかんであろう。もちろんそこには遊び心なんて一切無いし、必要とされていない。

  では僕が住んでいたアメリカの場合と言えば、日本の現代のお風呂とあまり変わらない。基本彼の国は乾燥しているので、汗を書いた時は必ず入るが、毎日入るかと言えばそうでもない。もちろん基本はシャワーだ。しかし、彼の国は建築は基本的にデザイナーが取り仕切るので、それはこだわったお風呂もあった。もちろんお金持ちの家にかぎるが。。

  そんな影響を受けて設計を始めた僕が、一度だけ設計で自分の希望のお風呂を作ったことがある。滋賀県の琵琶湖を見渡せる山の上に作ったとある電機メーカーの若社長の家だ。コンクリート製の塔のような3階建ての建物の最上階に8帖ほどのお風呂を作った。8帖のお風呂ってのは普通は作らない。寒いし、そんなに用途がないからだ。その若社長はお風呂が大好きだと最初にいわれていたのでプランニングの段階でお風呂に時間をかけ、色々な仕組みを入れて提案したら採用されたわけだ。まず浴槽の高さより高い場所には開放的なガラス張りとした。仕様はミラーガラスと言って、外から内側は見えない。なぜならこの建物よりも高い場所には家がなく、覗かれる心配はない。それに琵琶湖を一望しながらお風呂に入って頂きたいと思ったからだ。また浴槽はもちろんジャグジー。そしてもちろんシャワーもちゃんと設置してあるのだが、一番の特徴はやはりお風呂場で読書などができる事であろう。もちろん飲み物も飲んだり作れるようミニキッチンだってこしらえた。ベランダに出て日光浴だってできる。最初は職員と社長にぶーぶー言われたが、若社長は超おきにいりの風呂ができたと大喜び。やはりお風呂は機能だけで追求するより、遊び心があるといっそう面白い。

  せめて自分で設計する家には何かしらの遊び心が欲しいと思っている。せっかく作るんだから、ただ洗うだけってお風呂は勿体ないのだ。


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2012年6月13日水曜日

仲間に入れてあげる、という事。

  今日の昼頃の事。急に知り合いの宮崎の女性から電話があった。どうしたんだ?と聞くと会社に居場所がないとの事。彼女は離婚して子供も二人いるのだが、新しい会社でうまくいっていないようなのだ。ありゃりゃ可愛そうな事だ。何とかしてあげたいが、如何せん僕は東京に住んでいる。どうも相談してあげるぐらいしか僕にはできない。会社にとって一番の損失は社員が辞めてしまう事だと思う。入って仕事を教えてもすぐに辞められたら、そりゃ会社としては困る。そんな時に、『お前、常識あるのか?』と聞く人がいる。しかしそれは違うんじゃないかと思ったりする。会社が居心地が良ければ、どんなにつらかろうが仕事がきつかろうが、人間がんばれるのだ。

  僕は恐ろしい事に22歳の時初めて部下を持った。それもアメリカ人二人。全てのアメリカの会社がそうだとは言うつもりはないが、アメリカの会社の場合仕事ができるからとか、お金を稼げるからとかでは昇進しない。ちゃんと部下を育てれるかが結構大きな判断基準になっていた。しかし部下だからって理由で上司より給料が低いともかぎらない。参謀役の人間の方が給料を取る場合だってある。例えばよくアイディアを出す変わり者が僕の会社にはいた。確かに仕事はできるし、良いアイディアは持っている。しかしどこか風来坊的な(古いな。。)ところがあって、その人の命令をちゃんと聞いて実行するっていう人は少ないし、本人もそんな気はあまりない。なので他の人が上司となってチームをまとめ、その風来坊は参謀役となっていた。それで組織が動けば、会社として問題はない。実際にチームリーダーは人徳がある人が多かった。ちゃんと僕みたいなダメ人間だって一人前に育てて下さった。だいぶ適当な人ではあったが。。

  昔から、今の若い者はとよく言う。あのピラミッドを作った古代エジプト文明のある遺跡にも、そんな事を書いてあったのが見つかったって言うんだから、昔から若者はそう思われて来たんだろう。しかし僕は今の若い者は。。と言うつもりにはならないし、言っても全く新しい何かを作り出せはしない気がする。今の若者は僕の若い頃よりは絶対マシだと本気で思うのだ。例えば多くの若者はパソコンを使えるし、ソーシャルメディアや新しい発想や発言力は僕よりは確実に持っているからだ。色々な所で若者の行動が理解できないと言う人もいるが、彼らだってよかれと思って行動している事が多いと思う。実際僕も若い頃はこれが正しいと思う事しかやって来なかった。この正しい行動はアメリカでは賞賛されていたが、日本に帰ってみたら全否定される。何でかは全く分からないが。。若い者を指導する時に、先輩風を吹かせて怒鳴っても意味はない。

  若者に自分の意見を押しつけたければ、押しつける前にかっこいい大人になる事が一番だと思う。もしかっこよければ、勝手に若者もついて来ると思うのだ。この会社で一生懸命働き何年かたってこんな先輩のような人間になりたいなと思うなら、若者は仕事を続けるだろうと思う。多分、多くの上司だってそんな事を若い頃思っていたと思う。思って無かったらあまり尊敬は受けないはずだ。若者がついてこないのは上司や先輩が悪い。そんな事を思った。


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2012年6月12日火曜日

宮崎県民必見!津波高さの情報!

エビちゃんとばったり会った青島!
  損害保険の仕事をやろうとしている事は、以前にも書いた。現在はホームインスペクションを中心に活動をしているのだが、損害保険もやっていきたいと考えているからだ。そんな事を考えながら建物のレポートを書いていたら、ふと思った。建築基準法にそった建物を作ったとしても、津波が来たら終わりよね。。いくら頑丈な作りでも大きい津波が来れば全て終わりってのは、今回の大地震でだれでもよ~く分かったはずだ。

  以前にも書いたが、損害保険の鑑定人のお仕事で宮城県にいた事がある。それはそれは大変な状態だった。津波の被害が大きかった女川町や石巻市などの家々は、それはそれは悲惨な光景が広がっていた。現場に行ったものとして、テレビと現場では全く違うものが一つある。臭いだ。生き物の死骸が腐った臭いから、金属類が腐った臭い。また海水で全ての土地が洗われたため、塩の腐ったような臭いが町中を覆っていて、マスクをせねば仕事なんぞできたもんではなかった。また石巻市の土地は非常に低く、川の水が氾濫したらすぐに町自体が沈んでしまいそうな町だ。そんな所に津波が来たんだから、たまったもんじゃない。現場で復旧作業にあたっている地元の方々や自衛隊の方々には、本当に頭が下がる。

宮崎Love
  ふと夜中にホームインスペクションと損害保険を両立、または両方を生かしたサービスはできないもんかのぅ~と考えながらインターネットを触っていたら、面白いサイトを見付けた。宮崎大学ベンチャー企業の(株)地震工学研究センターのホームページだ。僕は宮城から帰って来た時から、では一体どれくらいの津波がこの宮崎に被害を起こすのかをず~と考えていた。宮崎県のホームページで見てもよ~わからん。津波がこれくらいの高さが来ますと言われても、実際どの地域まで浸水するのか高さだけでは想像できないからだ。しかし、このホームページでは実施に動画としてどの辺りまで浸水するかよ~く分かる。う~ん、この動画を作った人には『ボンタン飴』ぐらいはくれてやらんとイカン!

津波は怖い
  仮に僕の地元の近くの高鍋町を見てみた。仮にM9の4連続地震(日向灘地震+東海地震+東南海地震+南海地震)が高潮の満潮時に堤防決壊した場合という最悪のケース。あらびっくり木城町との境にある高速道路のインターチェンジまで津波が達している。もちろんだが高鍋町は浸水し、大きな津波被害を受ける事は間違いない。高鍋町の中心部は全てつかり、多くの犠牲者を出す事ははっきりしている。高鍋町に住まわれる方々は気を付けた方が良い。これは宮崎市やその他の地域にも言える事だ。宮崎市でも半分近くが海水につかると出ている。ああ恐ろしい。。

  このホームページには多くの宮崎の津波に関する情報が入っている。しかも動画で見れるので非常にありがたい。宮崎に住まわれる方々は必見のホームページとなると思う。太陽のたまご(宮崎マンゴー)ぐらい送っておかねばならん。。

  損害保険の鑑定人の仕事をしながら、宮崎でホームインスペクションの仕事をする方向で動きだしそうになってきている。その時はこれで津波の事も少しは説明できる。まあ実際に津波の話などをしたら工務店や仲介さんは嫌な顔をされるであろうが。。ホームインスペクションとは建物の状態を見るだけでなく、客観的な第三者として物件自体を見るので、津波の危険性の説明する必要かと思うのです。


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2012年6月11日月曜日

設計屋の産みの苦しみと喜び


  先ほど、僕がホームページを作った宮崎は西都の工務店さんから電話が入り、以前プランニングでボツになったとある宮崎の町の新築(玄関の作りについて考えるも読もう!)が出来上がったので写真を送りますね、ときた。思い出深~いお家なのだが、悩ましい。なぜなら僕のプランはボツであったからだ。。しかし、ホームページに載せないかんので色々相談しようと、お気に入りのSkypeを使って電話を試みた(Skypeはやっぱり使えるもついでに読もう!)が全~くでない。??と思い電話したら、仕事場にヘッドフォンとマイクを忘れて来ましたとの事。意味ないじゃないか!現在練馬に住んでいる。ホームインスペクションの仕事が宮崎では皆無に近いからだ。しかし宮崎でも少しだがホームインスペクションがぐずつき始めたようなので帰ってやろうかと、ちと悩んできている。まあ工務店の仕事を手伝いながらになるのかも知れんが。。

  設計をやっていて一番楽しいのはコンセプトとプランニングを考える時だ。僕の恩師が言っていた。『コンセプトが一番重要で、コンセプトさえできてしまえば後は根性で作り上げるものだ』一部合っていて一部違うような気もする。コンセプトとはその家に住む人々がどういった生活をするのが幸せなのか考えてあげる事だ。なのでおこがましいのだが色々言葉で提案する。こんな生活は良いですよ~♪とか、あんな環境が素敵ですよ~♪とか言葉巧みに説得する。別にそれで設計料をつり上げようと言う気はさらさら無く、要は僕も施主であるお客様も納得した良い家を目指すためのコンセプトを作るのだ。その後プランニングとなる。そのコンセプトを具現化するためにはどういった間取りで、どういった空間を作っていけば良いのかググッと考えて答えを導き出すのだ。もちろんその中には景観的に他の家に迷惑をかけないか?また景観美を作り出しているかも考えながら作っている。その後、どのような部材を使えば美しいとか寿命が長いかなどを考えて一つの家を作って行く事となる。

  工務店の息子さんに頼んで、出来上がった家の施主に感想をお聞きしている。どの方もすこぶる評価が高いので作っている立場の者としてはこれは嬉しいもんだ。その感想を入れながら工務店のホームページは作られている。周りの工務店の施工例などを見ていると、そのコンセプトや考え方を入れているホームページはあんまりない。なのであえて文章が多くなっている。なので作っているこっちは大変な作業となる。さあ、がんばろう。
 

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2012年6月10日日曜日

それ行け、NHK!!

  現在ネットで昨日あったNHKスペシャル『MegaquakeⅡ』を見ている。もちろんこっそりとだ。地震学が好きな僕は、よっしゃ見るぞ!と思いながら待っていたのだが、仕事をしているうちに頭から吹っ飛んでしまい見逃していたのだ。こんな時インターネットの動画サイトはありがたい。が、どうもデータが重いのかそれとも我が家のネット環境が悪いのだかは分からないが、やたらと動画が止まってしまう。う~ん、どうにかならんもんかのう~。

  言わずと知れたNHK(日本放送協会の略)世界最大のテレビ局だ。NHKは受信料を払わなくてはいかんので、ぶ~ぶ~言う人もいるのだが、やはりその実力は凄い。海外でもNHKと言えば一目置かれる存在だ。その映像力やまた映像数でも世界有数のテレビ局と言える。僕の経験で驚いたのは、僕がアメリカの大学で勉強していた頃の事。大学の授業でNHKスペシャルをず~と見せられた。クラスは近代中国だったと思う。毛沢東や蒋介石などの時代を取り扱っていた。もちろん音声は日本語。そして下の方に字幕が入っていた。日本人の僕には鼻高々だ。その週の終わりにあったテストは余裕だと思っていたのだが、テストに出てくる中国人の名前はもちろん英語。毛沢東がMao Tse-tung、蒋介石がChiang Kai-shekだとは全ぜ~ん思うとらんかったので、テストはボロボロだった。そんなつらい思いでもあるのだが、アメリカの大学の授業にも使われているNHKってやっぱり凄いと思う。

  しかし、一日本人としてNHKにはもう少しがんばって欲しいと思う事もある。世界最大のテレビ局なのにフットワークが世界のテレビ局と比べどうしても遅い事だ。これは日本全体の問題とは思うのだが、こんな事があった。以前アメリカの海兵隊関連の会社にいたと言う事は書いた。ウィグルの大都市ウルムチで2009年に暴動があった時、僕は後輩からメールが入った。僕は『中国の独立運動はこれから強くなるから、必ず取材拠点の整備と人員の確保だけはしとけ』と以前から言っていたのだが、結局間に合わずBBCに先を越されました。BBCの取材方法はこれこれこれです。先を取られて悔しいですが、現在調査に向かわせていますと。ありゃりゃ、と思いテレビをつけてもぜ~んぜんウルムチのウも出てこない。次の日だったかやっとこさNHKがBBCの映像をお借りして、それも大幅カットして流していた。死体が映っていたのだろうが、用は情報を早くからNHKはつかんでおらず、それものんきに他局の映像を垂れ流すだけだった。それも現場に入ったレポーターは一夜明けて何にも無いところでレポートしていた。これではアカンのである。これでは情報のやりとりとは言えない。情報は距離に反比例するのは昔からの常識。現場に詳しい人間を育成し、そしていち早く情報をとる必要が求められるであろう。じゃないと中国政府は死体を片づけてな~んにも無かった事にしてしまうのは誰でもわかる。遺体が残っている現場に踏み込み、どう言う状況だったのか、どういった人々が犠牲になったのか、まただれが指導的役割をおったのかなど、ぜ~んぶ情報として取らんとそれは情報とは言えないのだ。

  NHKラブの僕はNHKしか殆ど見ない。なのでがんばって欲しい。知り合いのNHKの方々はみんな素晴らしい方だ。どの民間企業の職員と比べてもよくできた人々が多い。これも社員教育のたまものだろうが、もうちょっとがんばって欲しいと受信料を払いながら思ったりしている。応援しているから、がんばってねNHK♡

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遙かなる宮崎への妄想

宮崎です
  妄想中である。賢者タイムに入っているのである。頭の中では既にジュピターが流れている(図面を書かねば流れる、あのソングも読もう!)。インスペクションレポートを書いていたら気が遠くなってきたのだ。それにこんな時間だ。そりゃ気が遠くなる。現在、損害保険の仕事を再びやろうかと思ってきている。現場は東北仙台、いや日本全国なので格段東京に拠点を置く必要がない。現在ホームインスペクションの事務所が東京にあるので東京に住んでいるのだが、仮に東北に行ってしまえばホームインスペクションが東京ではできない。しかし、ちょっと僕にとって朗報なのが、宮崎でも若干であるがホームインスペクションが始まりそうな動きがあるのだ。そんな話をちらほら耳に入って来だしたし、最近このブログに『宮崎のホームインスペクション会社』と検索して来て下さるありがた~い方もいるのだ。本音を言えばすぐに宮崎に行ってインスペクションをかけてやりたいのだが、如何せん現在は東京練馬。う~んごめんなさいとなる。そんな情報が入ってくるので、そわそわしている夜中4時半である。

  ふと妄想ついでに宮崎に帰る方法を考えた。ずばり自転車ででだ。僕は昔から日本一周を自転車でやりたくてしょうが無いのだ。僕が愛してやまないGoogleMapさんで調べてみたら、東京練馬から1,290キロあるそうだ。ほ~。やはり遠いのだが、GoogleMapさんで歩きの場合だと、11日と出ている。もちろん24時間ぶっ通しで歩いた場合ででだ。自転車で仮に平均20キロで朝8時から夕方6時まで走った場合、休憩を考えて約160キロぐらいは行けるはずだ。って事は約8日半の旅となる。う~ん楽しそうじゃないか。練馬を出て東海道を上方まで行き、そして中国地方を出て九州に出る。そして大分を抜け九州。う~ん既にわくわくしてきたではないか。行ったろうか!って思うがそんな暇はないし、銭を稼がねばならんのでやっぱり辞めておこう。

俺のルイガノ3S
  日本の道路にはありがた~い事に、どこの町に行くには何㎞と看板により表示してある。青いあれである。僕は前々から思っているのだが、別にいらないんじゃないかと思っている。確かにあるのは便利だが、あの看板一つ取り付けそしてメンテナンスをしていくのにどれくらいのお金がかかるのか、多くの人々は考えた事はないだろう。日本は台風が来る国なのであの看板もしっかりした施工でないといけないはずなので、どう考えたって高い。それに今、車にはナビゲーションシステムがついていたりする。それに携帯でGooogleMapさんだって使えるし、地図だってコンビニに行けばある。まことに不要だと思う、って言いながらこんな自転車の旅にはありがた~い存在となるであろう事は想像にかたい。

嗚呼疲れた。宮崎だけでなく、九州でホームインスペクションができれば東京にいる必要も無いのだが。。さあ、お仕事がんばろう。。

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2012年6月9日土曜日

梅雨だし、結露でも書こうか。

  梅雨まっさかりだ。部屋の中までジメジメしてしょうがない。ほとんど窓を開けっぱにしているのだが、どうしてもジメってくる。パソコンのキーボードさえもちとジメジメしてるとはどう言うこっちゃ!換気がたらんのだろうか。。

  結露と言う物がある。夏場などにコップに水を注ぎ、机の上などに置いておくと水滴がコップ表面につくあれだ。これは空気中の水分が冷やされて起こる現象なのだが、建物に起こるとやっかいなものなのとなる。冬場などに石油ストーブなどで部屋を暖めるときにヤカンなどをその上に置いていると、窓などにべちゃっと水滴がついていたりする。もちろん窓などに水滴ぐらいなら問題は無いのだが、これが壁の中だったりしたら問題だ。内部結露と言って壁面の中で空気中の水滴が液状化し、木材を腐らせる一つの原因となるのだ。

  この結露を防ぐには原因となる水蒸気を発生させない事が一つである。空気と言う物にはその温度により含む事が出来る水蒸気量と言う物が決まっている。温度が高いと含む事が出来る水蒸気量が多くなり、温度が低いと少ないという性質がある。そんな水蒸気が高い空気が冷えた物質と接触すると結露となるので、できるだけ水蒸気は押さえた方がよいのだ。水蒸気の発生するものにはストーブ等の暖房器具以外にも、浴槽や人間の呼吸、観賞用の植物、室内干しの洗濯物、水槽などがある。意外と知られていない事だが。。

  また結露が実は起きやすい場所なのだが、あまり知られていない場所だってある。押入の中だ。押入の中は空気が滞留しやすいのだが、仮に部屋をストーブ等で暖めたり、クーラーで冷やしたりすると押入の中のみ結露が起きる事が結構ある。水分が発生する事により、ダニやカビの原因になる場合だってあるので良い状態とは言えない。

  よく仕事で現場に行き、『2重サッシだから結露も大丈夫です!』と宣伝されている業者さんや仲介さんがいて困る。実は2重サッシは結露には確かに少しは効果があるのだが、基本的には熱光線を少なくするものだ。つまり太陽の光が強く入るのを防ぐためであって結露を防ぐためではないのだ。やはり基本の結露対策と言えば、水蒸気発生の防止とこまめな換気にかぎるのである。

  よ~く知っておこう!

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2012年6月8日金曜日

ピアノがあるお部屋

  幼い頃ピアノを習っていた。純朴な子供だったからだ。ってのは表向きの顔で一番の目当ては先生がくれるお菓子だった。小学校から4キロも離れていた僕は家でおやつなど貰った事はない。いつも家に帰るとほぼ晩飯近くの時間帯となり、晩ご飯が食べれなくなるから我慢しなさい!と親に言われていた。まあ単におやつをあげる口実をうまい事ごまかしていただけなんだろうが、とにかくおやつは無かった。なのでビビっちい僕はピアノを中学生に上がるまでピアノを習っていた。なので我が家には既に音が鳴らなくなったピアノがドンとリビングに置いてある。すっかりピアノは弾けなくなった僕は何か申し訳ない。

  よく仕事で建物調査をやっていたりするとリビングにピアノが置いてある。ふと思うんだがピアノってのはリビングに置いておく必要はないのではないだろうか。もちろん飾りって意味で置いている場合もあるのだと思う。だが僕は、別の小さな部屋にでもピアノってのは置いた方が良いと思う。というのもピアノは基本的には弾くためのもの。音が結構な大きさで出るのでリビングでお子さんらもおちおち弾けない。習っていたのにへたくそな僕は人前で練習なんぞできはしない。要は恥ずかしいのだ。人前でへたくそなピアノを一生懸命弾くのも中々勇気がいるものだろうと思う。

  ピアノのサイズってのがどれくらいかは忘れたが、4.5帖の部屋でもあれば十分だろうと思う。もちろん壁面には防音仕様とし、明るく開放的な部屋にする必要があると思う。別にピアノがあるリビングを真っ向から否定するつもりはないのだが、その方が少なくともピアノに関しては上達すると思うからだ。それに将来ピアノ以外の楽器に手を出すかも知れないので別の部屋に音楽室のようなものをこしらえたら良いと思うのだ。

  僕の設計の場合、各室を細かく区切っていく傾向がある。その方が用途として正直だと思うからだ。

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2012年6月7日木曜日

自衛隊マーチは縁起が悪い。


  今所属しているホームインスペクション事務所を抜けるか考えている。損害保険の仕事が入ってきそうなんだが、同時にこなすのは難しいからだ。それにすでに現在のホームインスペクション会社には僕みたいなパートナーが60人ぐらいいて仕事が少ない。これではいかんと思っているからだ。地元の宮崎でホームインスペクションの仕事はしたいのだが、未だ市場としてはゼロに近い。う~ん悩みどころだ。うまい事地元で損害保険のとホームインスペクションを両立しながら設計をやりたいのだが。

  って事で色々悩みながら仕事をしているのだが、どうも忙しい。ってっことで音楽でまたまたごまかします。曲名は『自衛隊マーチ』言わずと知れたゴジラの挿入歌です。ある友人が『この曲を行進曲に使えば良いのに』って言っていた。しかし僕は反対した。なぜならこの曲が流れている時、自衛隊はいっつもゴジラに負けているからだ。縁起が悪い!でも日本の名曲であるのは間違いないと思います。

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2012年6月6日水曜日

人の上に立つ。

  その昔、渋沢栄一の残した言葉がある。『子に財産を残すのは下、仕事を残すのは中、人を残すのは上』確かこんな言葉であったはずだ。う~んさすがだ。渋沢は幕末から大正を生きた実業家だ。日本資本主義の父と呼ばれている。人の上に立つ者はこうでないとイカンと以前から思っているのだが、そんなたいした人間でもない僕は日々試行錯誤だ。

  僕は22歳の時初めて部下をもった。部下と言っても2人しかいなかったのだが、言わばチームリーダーとなったわけだ。僕が勤めてていた会社で社員にブリーフィングをするための材料を集める仕事だったのだが、なんせ部下がアメリカ人。日本人の常識で怒ってもしょうがない。理論ずくめでこうだからこうやった方がいいと思うのが僕のアイディアだけど、どう思う?なんて聞いていた。英語で怒ってもそんなに単語力がないし、だからといって相手を侮蔑する態度だけは取りたくないからだ。部下が失敗したら思いっきり笑ってあげる事だけは心がけていた。その方が次の失敗を減らせるからだ。それに同じ事務所で働く人間がぎくしゃくしても意味がないし、会社には損だと思うからだ。

  そんな事を最近思い出した出来事があった。最近ホームインスペクションと言う仕事を理解してきたので、損害保険もやりたくなり2社ほど面接に行ってきた。一つは新宿にある共〇鑑定様。もう一つは神奈川にある損害保険事務所(名前は伏せます)新宿の鑑定事務所は社長が面接相手だったのだが、色々お話を紳士に聞いて下さり、中々の上司になり得ると思った。それにこの人の下で働くと自分も成長できるとも感じた。しかしもう一つの方は最悪だった。まず募集内容と全く違う。初心者で無資格歓迎なんて書いているのに何で資格まだ取ってないの~!?と言ってくる。そしていきなりだが社員が酒臭いし、凄く不機嫌。また初対面だと言うのに『お前』と呼び捨て。仕事はできるかも知れないが、あなたのためには働かないぞと決心できる素敵な方であった。

  人に尊敬されるのは難しい。しかし他人に対しては至誠を持って対応できる、そんな人間になりたいと思った。そんな事を学ばせて頂いたことに感謝。。などしていない。。


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2012年6月5日火曜日

建物を調査すると言う事。

 損害保険鑑定人3級を受けようと思っているのだが、これがなかなか難しい。実際に仕事で損害保険鑑定は2ヶ月ほどやったのだが、やったのは地震保険のみ。やれ火災保険やその他の保険などは経験ないし入った事がほとんどないのでよ~知らんのだ。また損害保険鑑定人のテストは機械と電気が含まれる。こちらの方は人生で一度も勉強した事がないので何が分からないか分からない状態だ。まああと2ヶ月を切った事だし、本腰を入れなければイカンのだが。。

 ホームインスペクションと言う仕事を生業にしているのだが、この仕事は報告書をださねばならない。これが結構難しい。言葉を選んで慎重に慎重に作って行く。依頼者様に誤解を与える表現や正確を期さない表現は書いてはイカンのだ。例えば自分の経験でこれは地震でできたクラックだと思っていも説明する場合は『可能性があります』と言わねばならんし、書かねばならん。また内壁にクラックが入りやすい場所とそうでない場所と言う物があるのだが、これまた本当に入るかは地震が起こってじゃないと分からないから言うたらイカンって指導されている。そりゃあんたがたが損害保険をやっとらんからやって心の中では思っているが。

 地震保険の場合、床の傾きなどを調べるときには1000分の3という基準がある。これは1mで3㎜の傾きがある場合傾斜が認められると言う事。しかし僕らホームインスペクターの世界はちょっと違う。1000分の6と言う基準が指摘ラインとなってくる。これは色々な理由がある。勿論地盤の沈下とかもあり得るが、経年劣化による木材の痩せが原因の場合、また2階の場合下に押さえとなる壁がない場合。色々あってややこしい。

 まあ損害保険の場合とホームインスペクションの場合とではやり方も見方も違うと言う事です。

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2012年6月4日月曜日

友人の歌


  今日は所属するホームインスペクション事務所のカンファレンスで今帰って来た。自転車で往復38㎞も走ってしまった。疲れましたので音楽でごまかします。

  red hot chili peppers さんです。ああ懐かしい。














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