2012年3月10日土曜日

帝都・東京が焼かれた日

67前の今日です。
  今日は多くの人々は忘れているが、今日は東京大空襲から67年目にあたる。この一日だけで83,793人が死亡。行方異不明者は数万人いる事から犠牲者は10万人を超えるそうだ。26万家屋が焼失し、被災者は100万人を超えている。戦争と言え、これは明らかな戦争犯罪。しかし指揮したカーチス・ルメイなどは戦争犯罪人として裁かれる事はなく、戦後航空自衛隊の再編に功績があったとして、国民栄誉賞を授与している。さすがに昭和天皇は出席されなかったそうだ。そりゃそうだろう、政治的な取引があったとは言え、多くの臣民を殺した人間に栄誉賞はないだろう。当時の政府だって本当はやりたくなかったが、当時は冷戦が勃発しておりどうしても日本とアメリカの仲を保たねばならんく仕方なくやったのだろうと言われている。日本はサンフランシスコ講和条約にて戦争賠償請求を放棄しており、今更責任をアメリカに問う事が出来ないのが残念だ。

  アメリカ人という人々は決して世界の歴史や伝統に詳しくはない。詳しくないとは日本人や歴史の古いヨーロッパの国々と比べてという事だ。アメリカ人は興味がある人はとても勉強し、僕ら日本人より日本の事に詳しかったりする。例えば一緒にご飯を食べていて、古事記の話などをいきなりしてくるし、『ねぇ満州国について教えてくれるか?』なんて普通に聞いてくる。たまにこんな方々に戦争負けたのかと悔しくなるが、彼らはもの凄く合理的に物事を考える。東京大空襲とは彼らから見れば、何とか日本に上陸する前に日本に降伏させるためのメッセージみたいなものだったわけだ。そのメッセージのために多くの女子供が焼かれねばならなかったと言うのは僕ら日本人には受け入れられない。彼らにとっては日本人は人間ではなく、白人人種に反抗する動物としか思っていなかったと言える。仮にドイツ第三帝国が原爆が完成する頃まで抵抗していたとして、彼らに使っただろうか?そうはいかなかったと僕には思えてしょうが無い。ナチス憎しと言っても同じ白人だからだ。黄色い猿とは違うのだ。

  そんなお国と日本は同盟を結んでいる。もちろんその当時のアメリカ人と今生きるアメリカ人は違うと言えると思う。いい人は本当にいい人だし、素晴らしい人々は多くいる。しかし、基本的に何も知らない内向きの国民性は変わっていない。

  67年前の今日なくなられた方々のご冥福を祈ります。

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