2012年3月21日水曜日

日米の住み方の違い(アパート編)

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6万あれば借りれます。町にもよりますが。。
  僕はアメリカではホームレスから身を起こした事は書いた。母親に『VISAカード送って』と頼んだら、VISAカードが分からない母親が、郵便局のキャッシュカードを送ってきたので、留学の身分で一文無しになってしまったのだ。なので色々な家を転々とした。結構本気のホームレスをしていた。ちゃんと煙草を拾い、人の家に好意で泊めてもらっていた(ちゃんと飯も♡)その後なんだかんだで収入を得て、ちゃんと家付きに住んでいたから偉い!しかし、よく考えてみたら、13回も引っ越ししているから、恐ろしい。。仕事のため、短期間の家とかも含めただが。。

  日本のアパートを借りる場合とアメリカのそれでは違いがある。言うところの礼金がない。そして更新のための料金も取られる所は少ない。そして敷金が、普通のグレードのアパートだと家賃の1ヶ月が目安だ。英語で言えばDepositにあたる。日本では出て行くとき結構とられて困るのだが、良い環境のアパートで無いかぎり、半分ぐらいは返ってくる。そして何より大きいのは中間の紹介業者がほとんど入らないと言う事だ。

よくあるタイプの家です
  ではどこで探すか。僕がまだアメリカにいる頃、ネットはもちろんあったのだが、新聞で探すのがまだ主流だった。アメリカでは日曜日の新聞は平日のそれと違い、車の販売情報だったり、バンド募集だったり、まあ色々な募集情報や販売情報などが記載されている。ちなみに日曜日の新聞は基本的にそんな情報しか載っていない。その中のRentやLease情報の欄をにらめっこする訳だ。ちなみにRentとは月単位の契約となり、Leaseは年単位の契約となる。また新聞の募集広告が面白い『ビクトリア様式のワンベットルーム!』なんて載っている。なんか良さげだ。

  新聞を見て、実際にそのアパートに行く。そして気に入ったら電話を入れる。その後マネージャーが事務所などからやって来て部屋を見せてくれ、そして契約する。これが一般的だ。アパートによってはオーナーまたはマネージャーが実際に住んでいる場合があり、その場で見せてくれたりする。この場合マネージャーは家賃を安くしてもらっていたりする。じゃあマネージャーは常にお客さまのために部屋にいなくてはならないか?そんな事はない。ちゃんとポストがあり、そこに手紙を入れとくのだ。また場合によっては鍵だけ渡され、『勝手に見てきて下さい』なんて言われる。要は合理的なのだ。日本の仲介さんを非難するわけでは無いが、彼の国は家祈祷ではあるが、これはこれで合理的にできている。

寮生活はこんな感じです。
  以前僕が土曜日だったか。。車に乗って家々を見回っていた。ちょうどコソボ空爆が始まった。デモの方々が騒いでいるのを見て、空爆を知った僕は、『へぇ。。よ~く考えたらこの国は戦争してるんだな。。』なんてしみじみ思ったものだ。別の日だったと思うのだが、『部屋をみせてもらえませんか?』とマネージャーに聞いたら、マネージャーが『チャックゲート裁判をやっているから別の日にしてくれ』と言われた。チャックゲートとはクリントン大統領とモニカ・ルインスキーの不適切な関係の裁判の事。ウォーターゲートは有名だが、チャックゲートとはチャックを下げた疑惑という意味(当時アメリカではやったジョークです)この辺がアメリカンだ。客が来ても大統領の裁判が気になるアメリカ人。まあアメリカ人はそんな人々だ。

  日本も礼金不要のアパートが出てきだした。これも競争が激しくなってきたからだろうか。しかしまだまだアメリカのアパートには負けている気がしている。プールはないしジムも無い。まあそれはしょうが無いとして、彼の国は基本的に1年に1度ぐらいはペンキを塗り替える。駐車場のアスファルトだって塗り替える。アパートによっては大工が住み込みで働いている。まあメンテナンス対する考えが違いすぎる。このメンテナンスの部分はかなり負けている気がする。TPPを締結したら、そんなアメリカの不動産業界がそのやり方で入ってくるかも知れない。そしたらぬるま湯につかった日本の不動産業界は負けるのじゃ無いだろうか。ちと不安だ。

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