2012年3月31日土曜日

インスタントに桜を愛でる気にはならない。

  先日、春一番が来たと書いたが、昨晩の練馬は凄い風だった。そして今日は雨が強く風も強いとんでもない一日だったが、明日は晴れてもらわねば困る。千葉でお仕事だからだ。風が強く雨が冷たい今日のような日は仕事をしているとつらい。それにホームインスペクションのお仕事は写真をとる。基礎にクラック(亀裂の事)が入っていると0.1㎜でも写真を撮影する。しかしこれが雨が降っていると写真に写りにくいし、ある事も気づきにくい。早く春本番になって欲しい。

  ふと電車移動などしていたら桜が咲いていた。日本人は昔から桜が大好きだ。いつの頃から好きなのかは良くは分からないが、かなり古いと思う。武士政権になった鎌倉あたりか、それより古いのかあまり僕には分からない。海外でも日本の桜好きと言うのは有名だし、最近では海外でもその美しさが分かってきたようだ。ワシントンで桜が満開となったというニュースを見た。この時期に桜を見るため100万人の観光客がワシントンを訪れるそうだ。もちろんその場所は超JAPAN!日本外交の見せ場となる。色々な催し物が各地で開かれ日本一色となる。実は僕が住んでいたカリフォルニアでも各地で桜祭りがある。サンフランシスコではミス桜。。桜クィーンだったか。。そんな人々が選ばれたりする。ちょっとミス桜太りすぎだろうなんて言ってはいけない。。きっと体重70キロ超えの、笑顔の素敵な色黒の女の子が選ばれるのが慣例となっている。まだまだアメリカ人の目線で美しいとは、白人目線で美しい言う事らしい。

  日本各地には桜の名所と呼ばれる場所がある。しかし場所によっては、ただ植えましたって所が多い。本数さえそろえれば良いって物ではないと思うのは僕だけだろうか。以前にも書いたが、ソメイヨシノは確かに早く育つので便利だ。しかし桜とは300種類もある。それを無視してソメイヨシノだけ植えるってのも、もったいない気がするんだ。唯々、公共工事で植えられた整然とした桜を愛でるのは、どこかインスタントのような気がする。日本は花鳥風月の国だ。昔の人は風流とは何かを真剣に考えた。これは現代の人々と比べようも無いくらいだ。風流といった視点考えて見ると、堤防の横にあるライン上の桜を美しいと単純に考える気には僕はどうしてもならない。京都の哲学の道は確かに美しいのだが、同じ色の桜ばかりに感じてしまう。もうちょっと違う演出があって良いと思うので、いつか自分で桜を植えるときは勉強してから植えると決めている。まあ、桜があったらあったで一番きゃっきゃ言っているのは僕なのだが。。

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2 件のコメント:

  1. 桜は、私も凄く好きですね。
    西都原の菜の花とのコントラストは、初めて体感した時は
    菜の花の鼻先を突くような強い香りは、
    始め桜の香りかと錯覚したほど^_^;
    単純に日本人感覚の好みですが!
    はらはら舞い散る桜も好きですが、
    路面に積んだ桜の花びらがタイヤに巻き上げられる様も好きですね。
    帰宅してフロントガラスとワイパーの隙間なんかに花びらがくっついてたりすると、
    気分が上がりますね(^-^)

    でも、一足先に山の斜面で控えめに主張する山桜も好きです。

    単純に日本人感覚の好みですが^_^;

    梅の花も大好きで、毎年梅園巡りをします。
    道真の飛び梅を観に、太宰府にも行ったほど^_^;

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  2. 凄い行動力ですね~
    確かにあのひらひらと舞い落ちるサクラは最高です。

    設計をする場合、どうしても植栽の事を考えなくてはならないんですが、
    どういった演出が良いのか、僕は勉強不足でまだつかみ切れていないんで、どうにか自分の考えをまとめるように勉強して行きたいと思いますね。

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