2012年2月6日月曜日

富士の御山とその景観

  政府は富士山と武家の古都である鎌倉を世界文化遺産に正式に立候補することを決めたそうだ。多くの人が知っているように、富士山はユネスコ世界遺産の自然遺産に登録が検討されたが、ゴミの問題と地元の調整が付かず推薦を見送って来た経緯がある。なので今回の世界文化遺産と言うわけだ。世界遺産になってほしいとも思うのだがしょうが無いのかもしれない。

  実は僕はまだ富士山を見たことが無い。飛行機で東京に来たときに『あれって富士山?』 みたいなのは見た。でも本当にそれが富士山だったのかは分らない。なんせ真上から見たからだ。さぞかし富士の御山は美しいだろうと思う。車などでぶ~んと周りをドライブしてみたいものだ。

  富士山はその景観の美しさから多くの人が窓からみたいらしく、マンションなどが富士に沿って出来ていると聞いた。売りは『富士山が見えるマンション』 しかし、新たなマンションが富士山側に出来て見えなくなり、クレームをつける人々が出ているらしい。これはいかがなものか。自分は大きなマンションに住みそして富士山を独占しているつもりだろうが、その陰で反対側の住民は富士山を見られなくなったのに、自分のマンションから富士山が見えなくなってぶ~ぶ~言う。僕は人として間違えていると思う。自己中心的に考える人々が多くて困る。富士山は決して一個人のものではなく、みんなのものなのだ。

  それもこれも景観条例が無いからなのだ。高さ制限を厳しくする必要がある。特に富士山がず~と見えてきた場所や街の人々から富士山を盗るのはやっぱりおかしい。例えばフランスのパリでは有名なノートルダム教会が、すべての位置から見える事が一つの条件なのだそうだ。まあ難しい場所もあるとは思うが、フランス人ができて日本人が出来ないわけがない。文化遺産も良いのだが、景観も大事にしたいものだ。

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