2012年2月28日火曜日

芝生の庭と、栗の木の話。

栗の木です
 多くの日本の家庭では庭を造るときに芝生を植えている。もともと日本には芝生を植える文化は無かった。これは文明開化以降に西洋化から入ってきたわけだが、日本の家々にしっくり来るのかどうか、最近考え出している。

 僕の実家は芝生で覆われている。これは父親がゴルフが好きなので、練習用に植えたものだ。なので芝生が中心の庭となった。家族が歩くスペースは栗の木を置いてある。以下は余談だが、栗の木と日本人の歴史は古い。縄文時代は栗の栽培が盛んであったらしい。もちろん食用としての栗であったのだろう。しかし、食用だけではない。縄文時代では家の建材はほとんど栗の木を使用していた。栗の木は腐れにくく堅い。なので土台などには今でももってこいだ。建材以外でも鉄道の枕木や家具などにも使われていたが、最近では在庫の確保が難しいらしい。ではなぜ昔は在庫が確保できて今は出来ないか?昔は冬になれば農家は栗の木を鉄道会社などに売っていた。これしか収入源が無かった地域もある。しかし現在は枕木はコンクリート製になり、商売上の売り手がいなくなった。なので売り手も栗の木を植えなくなったようだ。

 話を元に戻す。日本の芝生は西洋のそれと比べ、どうしても黄色い。調べてみたら黄色い芝生というものは水が足りないらしい。確かに日本人は庭に手を入れない。僕が手を入れないと行っているのはあくまで西洋と比べえてだ。アメリカの家々は必ず夜になると、スプリンクラーなどで散水している。また業者と契約して芝を刈ってもらっている。なのでアメリカの芝は青々としているが、日本は黄色いのだ。

 夏の世に芝生の上を通り抜ける風は涼しくて良い。しかし、手入れをしなければ芝は美しくはない。日本芝は大体月に4回ほど刈らなくてはいけない。でないと芝は雑草となってしまう。下手に芝を植えて汚くするより他の方法で庭を美しく持って行くようにしても良いのかも知れない。

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