2012年9月19日水曜日

本は、カビるもの。

   お客さんの依頼で、書斎を考える事がある。まあ書斎と言っても単に、仕事部屋のような扱いなのだが、どういった空間が良いのだろうと、ぼ~としながら考える。もちろん書斎には本棚や机は絶対に必要だ。また仕事としても使うのなら、プリンターのスペースだっているだろう。だがそれだけではない。壁の色への工夫や、様々な用紙を保管するスペースも必要だと思う。それに、落ち着かねば意味がない。。んん。。難しい。工務店的に言えば、図面に書斎と書いて渡せばそれでよい。しかし、本当はこだわった方が、お客様がお客様を呼んでくれて、いいのだが。。

   僕の部屋は本がたくさんある。別に書斎という定義の部屋ではないが、ど~しても本好きのため、部屋の中のスペースにあまりがない。また本を読みながら寝るよい子なので、常にベットの上には何冊か本がある。まあ整理整頓が出来る子なら、諸問題は起きないと思うんだが、気が散るタイプの子なんでその辺は諦めている。

   以前、とある家にホームインスペクション(建物診断です)をかけたときの事だ。その時にはまだ売り主の方が住んでいた。その家には旦那さんの書斎の横に書庫があった。お客様はその書庫が、気に入ったらしくキャッキャいってらっしゃった。おお~なるほどと思いながら、本棚を拝見させて頂いた。だが、本を開くと本にはカビがびったり。。そのお部屋は北にあり、書庫として使うため、窓はあるのだが換気はされていなかったようだ。本の敵は湿気なのだが、多くの方々が忘れている現実がある。なので書庫と使う時はこまめな換気を忘れずにと勧めておいた。

   昔の文豪の方々は、年に一度ぐらいは書庫から本を取り出してきて日干しされていたと聞く。本はどうしてもかさばる。それに一度読めば捨てにくくなるが、部屋のメインには好きな本しか置きたくない。なので多くの本は書庫へ保管となる。だが換気だけは気を配りましょう。

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