2014年3月19日水曜日

なぜマウスもテンキーも右なんだ?

  仕事が忙しい。鬼のようにタイピングし、高橋名人のようにマウスを35連打はしている。まだ京都の設計事務所で働いていた頃などは、8時から27時まで働いてもそれほどバテるものではなかった。だがあの頃は20代。さすがに最近は体がついていけない。目の奥が重いし、まぶたの痙攣は止まらない。マウスを握る右手と人差し指は腱鞘炎がひどく、今見たら、右手にはエレキバン7個に湿布を張りっていて、どこかの有名アニメ映画監督の手みたいになっている。やはりこれだけガタがくるのは年だからだろうか。。このまま同じような働き方で年をくっていけば、症状は悪化するのは間違いない。これは何とかせなイカンとは思っているが、辞めたらおマンマ食べれなくなるわけで、やめるわけにもいけない。目は薬と眼鏡と気合で何とかするしかないと思う。だがこの右手の腱鞘炎は何とかならないだろうか?そんなことを考えているうちに、妙なことを考え出した。なぜマウスは右で、テンキーも右側にあるんだ?不便じゃないか?

  最初に考えたのは、実はパソコンは左利きの人用に作られたのではないかという事。左手にマウスを握り、右手でテンキーを押せばexcelなどの事務仕事には向いているはずだと思うからだ。だが、僕はアメリカに住んでアメリカの企業で働いていた時期があるのだが、周りのアメリカ人で左にマウスって人は皆無だったような気がする。もちろんその会社は設計事務所ではなく軍関連会社であったので、それほどマウスやテンキーを駆使する会社ではなかったという理由もあるだろうとは思う。確証はないのだが、アメリカでも右側マウスが一般的ではないだろうか?って事で、ん~これはナシ。

  そもそもキーボードの初期型と言えるのはやはりタイプライターであろうと思う。タイプライターの時代には、あるにはあったかもしれないが、基本テンキーはない。なぜテンキーがないのかと言えば、テンキーなどよく使うものを今のようにキーボードの右側のみに配置していれば、右手が異常に疲れるし、それに早打ちをすればインクが滲(にじ)むという理由があったようである。その後、にほんでは1970年代ぐらいからワープロが出てきた。僕が中学校ぐらいがワープロ全盛期であっただろうか?まだシャープが元気バリバリであった時代だ。覚えているのは、僕が蛇口泥棒(なぜかわが母校では蛇口を首にぶら下げるのが流行(流行元は僕。。))をし、職員室で教師にぶん殴られていた時、その脇にはワープロがあり、他の先生らがカチカチと人差し指で華麗なタイピングスキルを僕に見せびらかしていた事である。実に『かっけ~!!』と、ド衝かれながら思ったものだ。今の若い人はよく分からないかもしれないが、ワープロあくまで文章作成のためのものであり、今でいえばオフィスのwordのようなもの。もちろん初期のものにはテンキーなどはない。

  その後、日本では急速にパソコンの普及が進んだ。たぶん僕が高校生の頃だったと思う。当時、excelがあったかどうかはわからない。だがそのころからテンキーが右側に固定化されてきたようである。やはりそれは、以前から八百屋のオヤジさんが使うような計算機が右利き用であったので、テンキーも右側配置で計算機と同じカタチになったのかもしれない。ちなみにアメリカでも計算機は日本と同じく右利き用が一般的だし、高校生の数学(あれは数学ではなく算数程度の問題。。)でも計算機を必ず使う。やはり made in Japan の計算機である。一方マウスは設定を変えるだけで、右利き用・左利き用とできるわけで、メーカー側としては『ご勝手に♡』という事かもしれない。パソコン機器メーカーは妙に保守的なところがあるので、これがなんとなく伝統となって今でも続いているのかもしれないという結論になった。もちろん勝手な思い込みではあるが。。

  だがそのおかげで、僕は腱鞘炎である。これは何とかせなイカン!!という事で、また1分ほど考えた。すぐに後付のテンキーと左利き用マウスを手に入れれば、少しは痛みが緩和するんじゃねぇ?って事に落ち着いた。要は右手だけを使うので痛いのだ。右手でマウスを握る時は左側にテンキーを置き、そして疲れたらテンキーは取り外し、左手でマウスを握り、パソコンのテンキーを使う。もちろん最初は不便であろう。だがなめてはいけない。僕は露も滴る元音大生で、ギターでアメリカ女をブイブイ言わせていた時代だってある。左手の指はは右手のそれよりも、ようけ動くのだ。老後のことを考えるとこれしかないんじゃないか!!と小学生のようなアイディアを思い立ち、いてもたってもいられず昨日電気屋へ向かった。だが買ったのは、手にフィットするマウス(右利き用)。。理由は店員のかわいい女の子が『これ私も使ってますが、いいですよ~』と言ったその笑顔に負けたからだ。。う~ん、情けない。。若い娘の笑顔にだまされるのも年だからだろうか。。

  って事で今も手が痛い。。

  ちなみに、テンキーは買い忘れた。。

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さあ、仕事だ仕事。。

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