2013年3月15日金曜日

ラリアットでもかましたい業者さん


ウィ~
   業腹モンだ。昨年の12月末のこと、宮崎県は木城町の方から連絡がはいり、新築を検討しているので簡単で良いので図面を下さいと来た。僕はその時期、自分が設計した建物の確認申請という設計屋として結構な時間をとられる書類を作成しようとしていたのだが、どうしてもと言うので、その確認申請の業務を他人にわたし、何枚かだが、叩き台的な図面を書いてあげた。僕ら設計屋としては図面を無料であげるのは自分のお仕事を否定するような行為なので本当はとても嫌だ。だが、僕は工務店に所属する設計士。会社から差し上げてと言われればあげねばならない。もらったご主人と奥様は大変気に入り、土地が決まり次第連絡しますとのことだった。

   あれから3ヶ月、な~んの音沙汰もないな~と思っていたら、人伝いに違う業者と契約したとの事だった。。どうやらそのご主人の同級生がある工務店で大工をやっているらしく、その人と契約って事になったようだ。こんな事は良くある話だ。図面を無料と思っているという事だろう。せめてお話ぐらいはさせて頂きたかった。よって確認申請料の平均価格である20万は僕には1円も入らないし、それにその図面は勝手に使われる可能性すらある。

ウィ~
   その施主さんは800万円ぐらいの建物を作りたいとの事だった。宮崎での平均坪単価は一坪40万ぐらい。なので大きくても約20坪ぐらいの広さとなる。もちろん設備や作る手間の多さにもよるし、またデザイン料などを頂かないといけない場合は、家の大きさは19坪にもなるし18坪にもなる。設計する人間の手当というものは、国土交通省が指針として出している。1000万以下の建物なら工事総額の6%。つまり48万円が設計屋の収入となる。一見高そうだが、設計屋が作る家は大工さんらが無料で30分で設計する家ではない。一つのお家に最低1月以上、多い時では3ヶ月ぐらいはかかる。それにそのお金の中には、今まで自分が蓄えた建築に関する知識や、パソコン機材やCADの投資資金、場合によっては模型もつくるので、その料金も含まれている。仮にこの僕の設計図で20坪の家を平均単価である坪40万で作ったとすれば、確認申請料金の20万円を含め、868万円が総額となり、坪単価は43万4千円となる。だが、その知り合いの大工が銭を全く僕に払わんと設計図どうりに家を作れば、41万円で作る事ができますよ~と宣伝できるし、僕の所属する会社は高いんじゃない?とお客に吹き込む事ができる。実際そういった工務店や大工さんはとても多いのが実情だ。

   宮崎県木城町は人口8000人ぐらいの小さな町。ここで仮に展示会などやっていたら見に行こうと思っている。これで僕が作った物と同じ物を作っていたら、このブログでその工務店の名前を晒そうかの~と思っている。まあその時の気分次第だが。。少なくとも展示会場でちくりちくり言わんと気が済まない。僕に取っては、68万の損出だからね。。

   って事で、スカ~とするために、スタン・ハンセンのウェスタンラリアット95連発を見ている。こんなんでも見ないと気が済まん。。

   興味の無い女性の方は見らんで結構です♡

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(`ヘ´) プンプン。



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