2012年8月18日土曜日

基礎のクラックのお話。

   昨日夜9時からお客さんに会いに行き、次に作る家の打ち合わせに行った事は昨日書いた。ある程度の間取りは決まっていたのだが、どうしても物を入れるスペースがなかったり、こだわりがあったりして納得できないと言う事。よって、もう一度練り直すことになった。まあ簡単になようだが、動線から風の動きなどを鑑みると、これがどエライ作業になる。。今日は宮崎市の佐土原で花火大会がある。なので、周りの職人さんらは浮き足だっていた。しかし、そんな事にうつつを抜かす余裕はない。なぜって、明日の夕方に打ち合わせがまた入ってしまったからだ。って事で休日返上でお仕事中だ。しかしよくよく考えて見たら、今月に入ってお盆休み意外はずっと出勤している。お盆休みだって自宅で仕事をしていた。嗚呼、どうにもこうにも忙しい。。僕は6月の末まで東京は練馬に住み、ホームインスペクションのお仕事(第三者として建物を診断するお仕事です。)をしていた。このホームインスペクションをやるために宮崎に帰ってきたような物なんだが、ど~もインスペクションをする暇がとれない。。今日は基礎を固めるため鉄筋の組み方をしてきた。そしてその後はコンクリートを流し込み、堅め、そして立ち上がり部分を作るための墨をひいた。おかげで真っ黒に焼けて、頭はぼ~としている。。どうやら熱中症というヤツだろうか。。

   夏場の基礎は固まるのが早い。べた基礎(床下の全てにコンクリートの基礎を打ち込んだものです。)を作ったわけだが、4時間ぐらいして現場に行ったらもう固まっていた。そこで墨を入れて、コンクリートの立ち上がりを作るわけだが、既に基礎にはクラック(割れ目のことです。)が入っていた。よくインスペクションで新築などに行くと、基礎の立ち上がり部分にクラックが入っていたりする。通常このようなクラックを見ると依頼者であるお客様などは不安にかられる。『地震などには大丈夫でしょうか?』などとよく聞かれるもんだ。もちろんクラック幅が大きいと問題だとは思うん。しかし、通常生コンを入れて基礎を作れば、当然のように乾燥収縮によりクラックが入る。これは施工状態が悪いという方もいらっしゃるが、このようなもんだと思わねばしょうがないと僕は思う。なぜなら大抵コンクリート基礎を10メートル打つとすると15~20㎜はクラックが発生するからだ。そこで、どのような対策を施すかが問題で、クラック自体はそれ程問題ではない。クラックは虫歯のような物。クラックに雨水などが入る事により、中にある鉄筋が膨張する。それによりクラックが大きくなり構造耐力を奪ってしまう。よってそのクラックに雨水等が浸入する事を防げば基本的には問題はない。一般的にエポキシ樹脂の注入がポピュラーな方法だろうと思う。

   嗚呼、インスペクションをやりたいのだが、出来ていない。いつになったら出来るんだろうか。。にしても早く図面をあげねば。。


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