2012年6月9日土曜日

梅雨だし、結露でも書こうか。

  梅雨まっさかりだ。部屋の中までジメジメしてしょうがない。ほとんど窓を開けっぱにしているのだが、どうしてもジメってくる。パソコンのキーボードさえもちとジメジメしてるとはどう言うこっちゃ!換気がたらんのだろうか。。

  結露と言う物がある。夏場などにコップに水を注ぎ、机の上などに置いておくと水滴がコップ表面につくあれだ。これは空気中の水分が冷やされて起こる現象なのだが、建物に起こるとやっかいなものなのとなる。冬場などに石油ストーブなどで部屋を暖めるときにヤカンなどをその上に置いていると、窓などにべちゃっと水滴がついていたりする。もちろん窓などに水滴ぐらいなら問題は無いのだが、これが壁の中だったりしたら問題だ。内部結露と言って壁面の中で空気中の水滴が液状化し、木材を腐らせる一つの原因となるのだ。

  この結露を防ぐには原因となる水蒸気を発生させない事が一つである。空気と言う物にはその温度により含む事が出来る水蒸気量と言う物が決まっている。温度が高いと含む事が出来る水蒸気量が多くなり、温度が低いと少ないという性質がある。そんな水蒸気が高い空気が冷えた物質と接触すると結露となるので、できるだけ水蒸気は押さえた方がよいのだ。水蒸気の発生するものにはストーブ等の暖房器具以外にも、浴槽や人間の呼吸、観賞用の植物、室内干しの洗濯物、水槽などがある。意外と知られていない事だが。。

  また結露が実は起きやすい場所なのだが、あまり知られていない場所だってある。押入の中だ。押入の中は空気が滞留しやすいのだが、仮に部屋をストーブ等で暖めたり、クーラーで冷やしたりすると押入の中のみ結露が起きる事が結構ある。水分が発生する事により、ダニやカビの原因になる場合だってあるので良い状態とは言えない。

  よく仕事で現場に行き、『2重サッシだから結露も大丈夫です!』と宣伝されている業者さんや仲介さんがいて困る。実は2重サッシは結露には確かに少しは効果があるのだが、基本的には熱光線を少なくするものだ。つまり太陽の光が強く入るのを防ぐためであって結露を防ぐためではないのだ。やはり基本の結露対策と言えば、水蒸気発生の防止とこまめな換気にかぎるのである。

  よ~く知っておこう!

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