2012年6月15日金曜日

キラーパルスと、長周期地震動にご注意!

  関東直下型地震が来る来ると言われて久しい。関東各地で地震の前兆みたいなものが報告されている。例えば今月になって、深海魚が相次いで千葉県の沖で網に掛かっているという報道があった。またいつもは聞こえない地下鉄の音が聞こえ出したり、関東各地で地震雲のような雲が確認されていたりする。僕みたいに損害保険の仕事をしていると、地震が来たりするとまず『あ、仕事だ』なんて思ってしまって不謹慎だ。しかし、いざ地震となると数ヶ月は帰れなくなる。仕事とは言え申し訳ない。

  昨年の東日本大震災で、津波の被害を受けずに家が完全に倒壊したというケースは実は少ない。実は地震と一概に言っても、その揺れの周期は全く違う。地震の揺れ、つまり地震動は周期でいうと6つに分類される。東日本大震災ではおおくの家具や物が落ちて来たりした。これは家具や物が落ちやすい周期の地震動が東日本大震災で多く出ていた事を示している。周期で言うと0.5秒以下のものだ。例えば阪神淡路大震災の時には多くの家々が壊れた。これは通常キラーパルスと呼ばれる地震動が多く出ていたのを示している。阪神淡路の場合はこの地震動が卓越していたそうで、大きな被害をもたらしたらしい。ちなみに周期としては、1秒~2秒の揺れを指す。

  よくテレビで報道されるのが長周期地震動だろう。これは5秒以上の周期の地震動の事。これが結構やっかいなのだ。建物には固有振動数と呼ばれる物がある。実はこの固有振動数と長周期地震動が一致しやすいのだ。仮に一致すると揺れが大きくなり大きな被害を特にビルに及ぼす事となる。仮に関東直下型の大きな地震が来たとして、この長周期地震動が発生した場合、東京には大きいビルがたくさんあるので、被害は甚大であろう。実は建築的に固有振動数の計算や長周期地震動に対する対策は要求されてこなかったので、皆さん無視して作っているのだ。近年注目されている免震構造の建物だって同様に、この固有振動数は無視されている場合が多いと聞く。大きいビルにいる時、建物が長~く揺れ出したら、やはり外に逃げ出した方が正解だ。

  東日本大震災では女川などへ行っていたと言うのは書いた。タクシーで行ったのだが、途中でパンクしまくる。夜の8時過ぎにパンクした時などは恐ろしいしくてたまらんかった。要は道路がめちゃくちゃになったので、アスファルトを剥がし、その上を片付けのトラックなどが走る。その時に釘などを落として行き、のほほ~んと上を通った僕などがドンと言う音と共に地獄に落とされるのだ。まあ、そんな仕事なんだからしょうが無いと言えば、しょうが無い。。


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