2014年3月26日水曜日

島津奔る

  最近、仕事でドタバタしていて、どうも脳みそが安らぐ瞬間がない。まあ仕事なのでしょうがないとは言え、こうも仕事が詰まると脳がトロトロになる。床下に調査に入ってトロトロ。車を運転していてもトロトロである。僕はたいてい、脳みそが疲れた時には本を読む。といっても読み始めて5分もすれば、文字がぼやけだし、すぐに眠ってまうのだが。。昨日は晩飯も食べず風呂も入らず本を開いたのは良いが、1ページも読まずに寝入ってしまった。。まったくどうかしている。。

  本来僕は、脳みそや体を使うのは好きではない。できる事なら一日中本をごろごろしながら読みたいと思うタイプの人間だ。最近、本屋に行く暇も中々ないので、昔読んだ本を最近ゴソゴソ取り出しては読んでいる。。というか開きつつ寝ている。最近、枕元に転がっている本は、池宮彰一郎さんが書かれた『島津奔る』である。10年以上前に本屋で買った本だが、この本はなかなか面白い。僕は宮崎に生まれ育ったせいか、島津びいきだ。だが本屋さんに行けばわかるのだが、島津の本などは信長や秀吉、家康に比べるとまことに少ない。もちろんそれは中央で活躍したとか日本史を根本的に変えたわけではないのが理由だろう。だが島津義弘公など立派な方が埋もれるのも、ちと悲しい。

  ちなみにこの本のことを書くとすれば、現在この本は本屋さんでは買えない。理由は、司馬遼太郎氏が書かれた『関ヶ原』との類似点が指摘されたからだ。まあパクった可能性があるとの事で絶版である。だが僕の感想を言えば、司馬氏の『関ヶ原』よりも断然面白い。和歌で言えば本歌取り、煙草でいえば本物よりうまい北朝鮮のマルボロ、ベルギー人も食べてびっくらこいた銀座のワッフル。まあ、そんなところだ。とにかく面白いし、いかに島津義弘という人が魅力的であったのかがよく分かる。この時代が好きな方は読まれた方が良いと思う。

  この本は本屋さんでは買えないが、アマゾンなどネットではまだ売っている。もちろん中古になるとは思うが、歴史ものでこれだけ面白い本もなかなかないのでお勧めしておく。

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まだ疲れてる。。

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