2014年3月14日金曜日

伊予灘の地震でビビった!!

  以前から書いているように、僕は昭和の半ばに作られたボロな離れに住んでいて、そこに父親が趣味で作ったベッドで寝起きしている。もちろん断熱材も入っていなければ、新耐震基準もクリアーしていな住宅だ。その部屋で断熱等級3の冬は暖かく夏は涼しい家を設計するのが僕の商売。もちろん耐震等級も高く設計するよう心掛けてもいる。他人の家となるとやる気がでるのだが、自分の家となるとどうも無頓着。あまりにも現金な自分に呆れかえってしまう事すらある。まあ職業病みたいなもので、年がら年中住宅の事を考えていると、自分のは別に取り急ぎ作る気にはならないのはしょうがない。だが、こんな部屋に寝起きしていると、震度1未満の地震でも揺れを感じる。窓枠が木製であるし、かつ、ガラス窓と窓枠の間に隙間があるような部屋なので、ちょっとの地震でも揺れを実感してしまうからだ。またベッドも木製の束(つか)を釘打ちしただけのものであり、金具がないので剛性が弱く、これまたよく揺れる。

  昨日、仕事から帰ってきたのは夜の11時を過ぎていた。さっさと晩飯を食べた僕はパソコンを開いてまた仕事。だが最近、目の奥が重くてしんどくなっている僕は、『アカン。。寝よ!!』とすぐにダウン。夜1時半にはベッドに入った。どれくらい寝たかはわからないが、すぐに目が覚めた。すぐに『んっ!?なぜ目が覚めたんだ?疲れてたはずなのに。。』と思ったがすぐに理由がわかった。窓ガラスが少しだけ揺れていたからだ。ああ、風が強いのかな。。と最初は思った。昨日の宮崎は風が強かったからである。だがすぐに、それは間違いで、地震だという事に気づかされた。防災無線が鳴り出したからだ。

  『すわっ!!地震だ!!』と普段は007のジェームス・ボンドのようにパンツ一枚で寝ている僕は、ベッドを飛び出しズボンをはいた。仮にパンツ一枚で圧死したりして、嫁取り前の綺麗な体を晒(さら)すのは恥ずかしいからである。揺れが収まらない僕の部屋を飛び出し庭に出ると、意外と庭は揺れてなかった。まあ部屋があ~だからしょうがないと思いながら、防災無線をジッと聞く。思うに、夜中に聞く防災無線ほどビビるものはない。こんな無線がしょちゅう起きている東北の方々の事を考えると、実にお気の毒だである。そんな事を考えながら防災無線を聞こうとするのだが、僕の家の防災無線は母屋にあるので、鍵は占められて全く何言っているか分からない。すると町の消防局?からか防災放送が流れだした。だが、隣町も同じような放送を始めたので声が混ざって、また我が裏山に響き渡って何が何だかよく分からない。何言っているのかわからんがな。。と思いながそれでもジッと聞いていると、『津波』と言う単語が聞き取れた。『へっ!?津波来るの。。』えらいこっちゃ!!とは一瞬思ったが、よくよく考えると僕の家は海から8キロはあるし、海抜30メートルはある。津波が来ても被害は受けることはまずない。ひとまず落ち着きを取り戻した僕は、いつも見る日本気象協会のホームページを見てみることにした。

  昨日の地震は、震源地が伊予灘深さ80キロ。マグニチュードは6.2であり、最大震度は愛媛県西予市で震度5強のようだ。東日本大震災の際に損害保険の鑑定人として東北に行った経験のある僕は朝方のニュースが気になったので見てみたのだが、それほど大きな被害は出ていないようだ。それでも一応気なり愛媛県の西予市のホームページも確認したのだが、土砂崩れが起きているとの事だが人的被害は出ていないようではある。ひとまず良かった。

  だが気象庁震度階級によると、震度5弱で『耐震性の低い家屋では筋交い・火打等の倍率が低い部位を中心に応力が集中し、壁には亀裂が入り、柱の継手部分が破壊する』とあり、震度5強では『耐震性の低い住宅では壁や柱が破壊するものがある』とある。これぐらいの揺れとなると、家財などに保険事故も出るであろうと思われる。今回の地震は愛媛だけではなく、広島や大分など結構な広域が揺れている。という事は損害保険の業界もまた忙しくなるという事だろうか。。南海トラフの地震が近いと言われて久しい。僕の家も備えなくてはと思ったりした、今朝がたであった。

  防災無線を何とかせねば。。防災無線もだが、僕のスマホの地震速報もアップデートしとかなアカンなとつくづく感じた。でもスマホのアップデートってなぜあんなにメンどいんだろうか。。

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