2013年7月16日火曜日

プールを作りませんか?

   僕は宮崎の田舎町に生まれた。途中アメリカや東京や京都に住んだが、やはり宮崎が一番だ。。とは思わない。。自分の故郷を客観的に見て、やはり住みやすいとは言いがたい。例えば買いたい物がまったく売っていない事。服などはGAPやユニクロがステータスな世界だ。また宮崎の平均年収が都会のコンビニのバイトと差がない事。なのに車社会である事。また僕の家の前の畑に農業法人が鶏糞をまいたため、鶏糞の臭いが部屋中を充満している事。。この暑さの中でクーラーもなく、呼吸する壁。。ではなく、すきま風を感じる事ができる僕の部屋は窓を閉め切ることができない。。ので怒りプンプンな事。。できればそんな町から引っ越したいのだが、とりあえず地元の宮崎に住んでいる。だがそんな田舎にこれからも住むであろう僕としては、そんなど田舎暮らしをエンジョイしたいし、改善していきたい。少なくとも自分の住環境だけは設計士なのだから理想を貫きたいと考えている。こんな暑い日に思うのは、やっぱりプールが欲しいという事だ。

   僕はアメリカに住んでいたので、プールはよく入った。僕がよく行ったアメリカの公共のプールはたしか75セントであったと思う。物価が日本よりも遙かに安いと言えども、やはり75セントは安い。夏場になるとホームレス留学生であった僕は、そのプール脇にあるシャワー目的でよく行った。全てのアメリカ人がプールを持っているかと言えばそうとは限らないが、多くのアメリカ人はプールを持ちたがる。アメリカ人がパーティー好きだという事もあるだろう。僕もそんなバーベキューパーティーにお呼ばれして、プールサイドでウォウウォウウォーとサマーをエンジョイ。プールはそんな扱いをしていた。

   日本に帰国して思ったのが、日本は明らかにプールがあった方が良いお国だという事。アメリカから日本に帰って来たのが9月だったのだが、成田空港に入ったとたんのあの湿度にはホントびびった。。5年も日本に帰らなかったらさすがに日本の湿度を忘れていたわけだ。僕が住んでいたカリフォルニアは確かに暑いとは思うが、日本のような湿度はない。なので汗臭っと感じるような暑さではない。だが日本は明らかに違う。日本の方がプールが必要な国だという事はあきらかだと思う。

   僕が東京にいた頃、とある設計事務所の方とお話をする機会を得た。その事務所はプールをよく施工している会社で、日本でもプールを作れることを教えてくれた。そしてそれらが決して高くないという事も教えてくれた。その方に聞いたところ、大体2.5m×5mのプールで500万からぐらい(円相場にもよる)ぐらいだと言う。ちょっとした高級外車ぐらいの値段でプールが買えるという事である。500万なら家を作る時にかかる費用としては、それほど高くはない。だがプールはもちろんメンテナンスが必要だ。でないとよくわからないバクテリアなどが発生する気がする。だがメンテナンス料金はそれ程でもなく、多い月でも6000円程度。僕の携帯料金が2万超えなのと比べると遙かに安い値段でちゃぷちゃぷできる。

   僕はアメリカに住んでいたせいか、日本とはとても美しい国だと誰よりも思う。少なくとも僕の周りの人間よりも日本を愛しているつもりだ。だが美しいはずの日本の家々の庭がとても悲しいと感じる事がよくある。これ何年もの?といったプラチックの苔むした白かったであろうプランターがごろごろしている我が家や、ごっつい汚い犬小屋などがある我が家を見る度にどうしようもない悲しみを覚える。それならプールを作ってしまった方が良い人生を送れる気がしている。日本人がプールを作らない理由として、周りがやっていないという事があると思う。プール持ってはるわ。。と言われるのが気に入らないのだと思う。だがそんな意見は無視した方が良いと思う。人生を楽しむのに他人の陰口を気にするほどつまらない物はない。

   ちなみにプールの水は勝手に濾過されますので年に1度3分の1程度の水の入れ替えだけで済むようです。水代金なんて毎日風呂に入る量を考えたらたいした金額でもないと思う。まあ、水代けちって僕なら田んぼの水を引くかもしれないが。。

   宮崎の方なら言うて下されば、僕がつくります。

   コメントに連絡下さい。もちろん非公開にしますんで。

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鶏糞の馬鹿野郎~ !!

5 件のコメント:

  1. 初めまして
    ボクは宮崎県民ではありませんが絶対景観男さんのご意見に同意します、日本の家、いや町並みはあまりにも美的ではありません。日本の大半の都市の旧市街地が開発された時の一区画の幅3間という縛りがあってどうしても美しい家が建てられないような宅地にしてしまったのがそもそもの原因だと考えられます。幅3間ですからどうしても隣家と密着させる必要があり仲がよかろうが悪かろうが隣と壁を共有せねばなりません、密着してないとしてもその間はわずかな隙間ですからその部分の工事は行き届いた物になりえないのでどうしても欠陥住宅が多くなります。そうでなくてもそこら中に無神経に立つ電信柱、電線、狭く曲がりくねったクルマがすれ違えない道、醜い汚物が沈殿して悪臭を放っている側溝、日本人の人生の舞台である住宅はそれ自体の劣悪さとともに多くの悪条件の上に建っています。

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  2. 匿名さんコメントありがとうございます。
    確かに隣地との隙間の問題はあると思います。
    悪条件の上に日本の家々が建ててあるのはそのとおりですね。
    ですが悪条件の上にでも美しい町のラインはあるのだと僕は思っています。
    それを乗り越えてこその景観的な美しさもあるのだと思っています。
    景観については色んな人が色んな意見を持っているので共通認識としての美しい町並みと言うのは難しいかもしれませんが、一歩一歩進めていくしかないのだと思います。
    コメントありがたいです。
    またコメント頂けると僕も勉強になります。

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  3. 京の町家や城下町などは独自の美しさがありますよね、それから広葉樹が茂る日本の里山は世界一なんじゃないでしょうか。悪条件の上にも美しい町のラインがあるのは仰せの通りだと思います。
    ただそれが何の変哲もない地方都市の裏通りの住宅街にも当てはまるかといえば?です、ボクの家の近くで何年か前火事がありました、典型的な隣家密着住宅でした、家の前から火がでたらしく奥にいた二人の兄弟は閉じこめられてしまいました、父親の携帯には炎に追い詰められて助けを求める兄弟からの電話がかかっ来ていたそうです結局二人は焼死してしまいました、しかし疑問が残ります、なぜなら町家ならば裏庭への出口があるはずです。しかし先日その疑問が解けました、近所の家の解体があったのですが家の裏庭に当たる部分にコンクリートブロック造りの浴室が増設されていたのです、そこには窓ひとつありません、多くの3間間口の古い家は後ろに浴室を増設してどん詰まりの状態になっているのです、家の横や後ろから脱出できないということは大変な危険な状態です、震災などで火災が起きればどんな被害になるか考えただけでも怖いです。

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  4. コメントありがとうございます。
    確かにそれはイカンですな。。
    防災のことなどを考えて設計するのは、最低限のマナーだと僕も思います。。というか、設計屋は入っていない気もしますね。工務店さんが家主さんの要望に応えただけという感じがしますね。その物件は。。

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  5. 設計士さんは入っていないと思います、リフォーム屋さんの仕事だと思います。それにしてももしその家の間口が4間あれば結果はずいぶんかわっていたと思われます、それから4間の幅が確保できればもっと余裕の有る生活が送れるのではないでしょうか、そろそろ自家用車が出始めて来た昭和30年代になっても3間間口の宅地の住宅街しか思いつかなかった当時の無能な役人がいまだに日本人を苦しめ続けてているのです。

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