2012年12月19日水曜日

間取りでポン!

   仕事で作らない家を設計して提出せなイカンなったと以前にかいた。その物件を、つらつらと家にある4.5畳のちっちゃな事務所で考えていたのだが、どうもうまく収まらない。予算は800万~1000万らしいのでそれなりの小ささになるのだが、だといって中途半端な家を作るとお客さんにはなってはいただけない。なので、がんばっているがやはり難しい。一つ問題がある。土地が決まってないことだ。土地は決まってないという事は、窓の位置やそれに伴う家具の配置が決まらない。なのでしょうがないから3つぐらいの別のコンセプトの家を設計しようと意気込んでいたのだが、ま~たく浮かんで来ない。。こりゃいかんと、僕の勤務地の西都市にあるダイアナさんという喫茶店でコーヒーをすすりながら間取りを考えている。間取りを決めるのはパズルのようなもので、綺麗に収まる時は本当に綺麗に収まるがそうでない時はまったく進まない。。

   僕が住む九州の間取りのモジュールは955㎜が多い。これは本間(京間とも言う)と言われるもので、木材や建材などはその長さが基本となって作られている。だが、世の中には中京間と言われるもんがある。モジュールは910㎜だ。910㎜×1820㎜(910㎜の2倍の長さ)の畳が2枚並ぶと約1坪となる。だが、本間の畳2枚(955㎜×1910㎜×2枚)では1坪を少しだけ超えてしまう事となる。これが僕にはやっかいだ。なぜなら間取りを決める時に多くの数の部屋を計画したい場合がある。だが、本間(955㎜)で決めるとどうしても一つの部屋の面積が大きくなり、予算が少しずつであるが大きくなってしまうからだ。なので本間だと部屋の数を少なめに設定しがちだ。なので少しだけ小さい中京間(910㎜)で作りたいのだが、現場で施工にあたる大工さんらの手間が増えてしまうのでとても嫌がられる。半端材がどうしても出てしまうからだ。

   先ほど、作った家は21坪だった。これでは1000万はかかる。できる事なら800万で収めたい。だが、坪を減らそうとすると、どうしても本間と中京間の問題にぶち当たってしまう。いつものことだが、こんな時、僕はその図面を寝かせることにしている。間取りなどは先ほども書いたようにパズルのようなもんなんで、発想の転換がうまくいきさえすれば、ぽぽぽぽ~んと収まったりするモンだからだ。だが困った事に明日の夕方には提出せなイカン。。

   ぼんやりとした到着点はあるのだが、そこに説得力を持ってたどりつけるかどうか。。

   今日は、11時まではがんばろう。。と言いながら、隣に漫画が積んである。。

   まあ、終わらせるがね。。だってプロだもの。。

   ポンと行かんかの~。。ポンと。。

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2 件のコメント:

  1. お疲れ様でございますm(__)m

    妥協を許さない景観さんなだけに、苦戦しますね…
    ダイアナさんの可愛い店員さん(^-^)のパワーでなんとか!!

    なぁんにもお力添えできず、残念ですが、
    いつもの根性で(^-^)/

    ラクティス、いいですね♪
    広々していそう!

    クロスロードはごついだけで、中は何気に狭いです(^-^;
    でも好きなんですよね~

    黒くて四角い感じのタイプの普通車…とは、あの日の記憶を振り絞って思い出した違う人の車でした(^-^;

    コーヒーが美味しいとのダイアナさん、行ってみたいですね♪

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  2. いいですよ、ダイアナはん。
    決しておしゃれではないんですが、気を使わなくていい。
    苦戦するのは毎度の事なんです。
    適当に作ったらどうですか?
    とよく同僚に言われるんでが、それじゃ~ねぇ~
    って事で、死んでます。。

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