2013年6月28日金曜日

『日本ふんどし協会』 へのいざない

   和の心を知る僕は、自宅では和装が多い。設計を生業(なりわい)にしているくせに、クーラーも断熱材も網戸もないむさ苦しい小部屋でお仕事をしている僕は、大抵は甚平 (じんべえ) を来ている。そして足下は下駄だ。いろいろ試したが、日本人だからだろうか、やはりこれが一番落ち着く。実はこの習慣は年季が入っている。まだ僕がアメリカでマスコミ関連のお仕事をしていた時、堂々とジーンズに下駄でお仕事をしていた。会社所有のフォルクスワーゲンのオープンカーを下駄を履いて乗りこなし、フリーウェイを140㎞で飛ばしていた。横には金髪の姉ちゃん (部下) である。不思議なものでこれを履いているとアメリカ姉ちゃんにキャッキャ言われるのである。そんな僕ではあるが一つだけまだ挑戦し切れていない和装がある。褌 (ふんどし) の事である。

   まだ日本が戦争をしていた頃、日本の兵隊さんらはもちろん褌だった。これは軍が支給していたからだ。軍隊というところは独特の世界で、娑婆(しゃば)っ気を抜く必要があり、今でも世界中の軍隊ではパンツまで支給品というところが結構ある。我が帝国陸海軍で支給されていたのが越中 (えっちゅう) 褌。これは褌の究極のカタチである。越中褌はヒモと布だけで出来ていて、とても潔く清々しい。女には分らない世界がここにはある。

   どことなく古くさいイメージがあるが、実は医学的には良い下着と言えるようで、最近では女性も付けいている人だっているそうだ。医学的に言えば褌は締め付けないので血液やリンパの流れを妨げない。また適度な通気性は菌の繁殖を妨げないようである。それに前方は布が2重になっているのでポンポンも冷やさないらしい。確かにブリーフは通気性は悪い。トランクスだって通気性は褌には勝てんだろう。それにブリーフは緩むとどうもしっくりこない下着であるので、リンパの流れをうんぬんという観念では作られてはいない。だから僕らの壇蜜さんは褌を締めていたんだと今更ながら気づいた。

   褌のことをインターネットで調べているととんでもない物を発見してしまった。日本には 『日本ふんどし協会』 というものがあるらしい。ふざけているのか。。と思ったらこれが結構真面目にふざけている協会である。バレンタインデーである2月14日を 『ふんどしの日』 に決めているそうだ。協会曰く、バレンタインデーに褌を送る女性は、知的で (ふんどしの日を知っているという意味で)、ユーモア精神があり、そして相手の健康を考えてい素敵な女性なのだという (詳しくは協会のホームページで読もう ! ) 年取るとな~んもワクワクせず、ホワイトデーの出費の事ばかり考える日を 『ふんどしの日』 としている所が気に入った ! そして 『ベストフンドシスト』 を選んでいる。。受賞されているのは元NHK女性アナウンサーである住吉美紀さんや、いとうせいこうさん、そして僕らの壇蜜さん。。実に本気である。。

   住吉美紀さんが 『今年もフンドシの季節がやって来た~』 とブログか Facebook で書いていたようだ。じ~くり考えてみた。。う~ん、機能美が分っている。。実にカッコイイ女性じゃないか !! と感動した。僕も褌にしてみようかとちょっぴり思って来たので、軽くだが自分のボクサータイプのブリーフを締め上げてみた。う~ん、実に良いと息子が笑ってらぁ~ !!

   う~ん、ナイスふんどしっ !!

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大まじめにふざけている人って美しい !!

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