2013年6月2日日曜日

竹林に囲まれて暮らしたい

   僕が暮らすのは昭和の初めに作られた木造のぼろ屋である。部屋は元々和室だったようで床の間と押入があり、その部屋をサクラのフローリングに父親が模様替えをした。それらを含めて10帖の部屋に住んでいる。窓は木製サッシに磨りガラスだ。台風など来たら雨戸を引っ張り出さねば、ガタンガタンと割れそうで恐い。以前は僕のひい爺さんとひい婆さんが住んでいた。そこで毎日設計のお仕事やこのブログを書いている。網戸がないので虫がブンブン入ってくるのだが、網戸は取り付けるつもりはあまりない。高所恐怖症の僕は2階にあるこの部屋に網戸を取り付けると考えただけでびびっているからだ。窓の外には隣家の竹林がある。隣人は竹の子掘りが趣味らしく、その竹林は丁寧に育てられていて美しい。以前僕の知り合いのおじさんが、 『竹林の中に家を作るのが理想だな~』 とぼやいた。そしたら横にいた知り合いの大工が、 『そんなん、何がいいんだ ! 』 と反論した。僕的に言えば、あったって良いじゃないかなと思っている。何もない平地にあるサイディングで囲んだ家よりは美しいと思うんだが。

   『いやいや竹林の近くに家を作ると、雨樋(あまとい)に笹の葉が詰まって手入れが大変だよ』 と大工は言った。そりゃそうだろう。それが正解とは言える。笹の葉は冬場になると古いモノは枯れて地面に落ちる。雨樋は屋根に落ちる雨水を、その前面にダダ流しするのを防ぐためにある。笹の葉がその雨樋に詰まると、屋根面から雨水がずぶずぶ落ちてくる事を防ぐことは出来はしない。その落ちた雨水は建物の近くの地盤に浸透し、その増えた地盤内の水分が建物基礎内部との水分差のため、基礎内部に進入。それが、建物床下部分の湿気を増やす事になり、最終的に建物内へ湿気として移動する量を増やす原因となっている。尚、この場合、雨落ち位置はあまり関係が無い。なので大工さんが言うことは、至極ごもっともではある。

   だが思うのだが、そんな場合は、別に雨樋を必死こいてつける必要はないのではないか?実際に古いお寺などでは入口以外の場所には雨樋はつけていないところが多い。ではその雨水をどう逃がせば建物の被害を及ぼすのを防ぐのかと言えば、建物の犬走りの外側に溝を掘れば良い。しっかりその溝の勾配を考えれさえすれば、勝手に水は敷地外へ逃げていくので建物は安全なはずだ。また、その溝に石などを入れると雨水の音も風流に感じるモンだと思う。

   竹の魅力として、その風の音色を感じる事が出来るという事だろう。その風に揺れる竹の葉の音色は暑い夏場でも涼しく感じさせてくれる。どうもこれは日本人特有の考えのようで、日本に住んで短い外国人は、あの竹の音を聞くと 『恐い。。』 と感じるようだ。まあちょっと長く住めば憧れるらしいのだが。。またその他の魅力として、竹自体の大きさだろう。その高っかい高っかい竹の背は、暑い夏の日差しを遮ってくれる。吉田兼好が言うところの、 『夏をもって旨とすべし』 という言葉がある。夏の暑さ対策には竹の日よけも悪くはないと僕は思っている。冬はどうするか?厚着をすれば良いし、おコタもあるじゃないか。昔から日本人はそうやって来たじゃないか。

   最近だいぶ認知が入ったと聞く幼い頃遊んでくれた近所の婆さんの家が、竹に囲まれたかやぶき屋根の家だった。そんな婆さんに遊んでもらったからかも知れないが、そんな暮らしに少しだけだが憧れている。

   今は無きジョンレノンが、 『ただ年をとったら、庭いびりがしたいだけなんだ。。』 僕は庭いびりよりも竹の子掘りの方が魅力を感じてしまうタチなようだ。

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只今、新築の間取りを研究中。。
まとまらない。。

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