2013年12月17日火曜日

トロフィーや賞状はもらっても嬉しくないタイプ

  僕の親戚には、なぜか僕の親戚のくせに頭の良い人が多い。そしてそろいも揃って運動神経まで良いので、本家の跡取りである僕としては立つ瀬がない。親戚には高校の全国共通の試験で日本一になった人や、九州一周駅伝の宮崎県代表、剣道宮崎県代表、バトミントンで国の強化選手などいて、感嘆ばかりさせられる僕としてはチト腹が立つ。先日、親戚のおじさんの家に行って来た。先日もらった大根のお礼に我が家の家庭菜園の詰め合わせセットを届けるためだ。『これ食べてね』とおじさんに野菜を渡すと、寒いから入って茶を飲んで行けという。文武両道すぎる親戚の家のリビングには、所狭しと賞状やトロフィーが並んでいて、日本ではお母さんの似顔絵賞や、地元の農協の創業祭の習字部門での銀賞など、努力もせんともらえる賞しかもらった事しかない僕としては気後れしてしまう。『また増えてね?』とおじさんに言うと、『トロフィーとか賞状は邪魔でしょうがないけど、捨てれないじゃん、孫がんばってるし。。』とおじさんは言うた。『そうだよね~』と答えつつ僕なら遠慮せんと捨てるな。。と思ったりした。

  以前から思うのだが、日本のトロフィーほどもらって迷惑なものはない。我が家にも父親のトロフィーがたくさんある。父親はスポーツ馬鹿なので、スポーツの大会に出てはトロフィーを持って帰ってくるからだ。だがもちろん置くところはそれ程あるわけではないので棚にしまっているのだが、リビングの一角を大きく占めており、やはり邪魔だ。そしてあのキンキラキンの金メッキが目にうざい。またそのトロフィーなどは決してデザイン的に凝ったものではないし、その出所も地元の商店街にあるKスポーツさんで2千円台からある物であり、実にちゃちい。あまりにもちゃっちいので、優勝せんとこと思ってしまうクォリティーだ。

  実は僕はアメリカで賞をもらったことがある。一つは僕と仲間でやっていたラジオ番組がなぜか評価されて頂いた賞(名前は人の名前の賞だったが。。忘れた。。)そして、もう一つは会社での射撃コンペでのベストスコアをたたき出したので社長賞のようなもんをもらった。その時もらったのがプレートである。日本の様な記念の盾ではなく、10㎝×20㎝ほどのウォルナットの木に可愛らしいデザインのものであった。実にもらって、やった~感があるプレートである。もちろん一つはラジオスタジオの壁に、そしてもう一つは僕の仕事場の個室のドアに『死にたくなかったらノックしたな!!』の文字とゴルゴ13の写真と共に両面テープでひっつけた。

  アメリカなどの映画を見ていると、家族の写真や何かの賞などがその家の壁一面にはってあるのをみる事があるだろうと思う。こんな家は実際にあの国には多い。僕の知り合いの名門のWASPさまの家にはご先祖様が大統領からもらったプレートなどが、ど~んと階段の脇の壁まで貼り付けてあった。だがその一つ一つにしっかりとしたデザインが入っており、実に見ていて気持ちが良い。素敵なプレートであると、優勝してやる!って気にもなるというもんだ。日本もそうなれば良いのにと最近思ったりしている。

  だって邪魔なんだもの。。

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もらって嬉しくないものは、やはり邪魔ですわ。。

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