2014年2月17日月曜日

宮崎でインスペクションをかけました

  週末は知り合いの看護師に依頼され、とあるハウスメーカーの完成見学会に行ってきた。もちろんお仕事としてである。その知り合いは、以前から気に入っている土地があるらしく、その土地を買って家を建てるためにはその土地の所有者であるハウスメーカーに家を作ってもらう必要があるらしく、既に大分話が進んでいるらしい。よって僕に設計を依頼するつもりはないし、忙しいので僕も受けるつもりはない。だが、施工精度がよくわからないという事で一緒に来てほしいとのことだ。僕はインスペクション(住宅診断のこと)をするので、稀にこんな依頼も受けることがある。通常、新築のインスペクションは引渡し前に調査に入り、いろんな機材を使いながら業務を進めていくのだが、今回は完成見学会なので、手ぶらで行き目視のみの調査となった。

  現場に着くと営業さんらがいたので、僕が仕事としてはいらせて頂きたいと許可を得た。最初は『へっ!?』って顔をなさった。そりゃそうだろう。建物は人が作るものであるので、どこかしら問題はつきものだ。それを他のお客さんがいる中で大きな声で指摘されたら業者さんは良い思いはしない。だが僕らかて、ドヤ顔で悪い場所のみを指摘をするのではなく、良い施工法も必ずいう。あくまで第三者として公平に説明をしなくてはフェアだとは言えないからだ。それに僕も作るサイドの人間であるので、不具合をわざと作っているワケでなく、うっかりしていただけってのも知っている。なので僕らも迷惑がかからないように慎重に説明をすることが要求される。許可を得たのち、営業さんと一緒に建物の中に入り調査を始めた。

  2時間ほどいただろうか、一通り見て大きな瑕疵が1点、細かいところは無数にあった。大きいところは、屋根の熱を床下に送るダクトががっつり天井との境で割れて外れていたことだ。これは業者さんも気づいていなかったらしく、ビビっていた。このダクトは断熱材がまかれている直径が50㎝ほどもある巨大なダクトなので、再び設置しようとすれば結構なお金がかかる。それに場所が場所だけに、へたすれば天井も一部撤去が必要だ。営業さんと二人で天井を見上げながら『ああ。。。』とため息を漏らした。。まあ、保険が下りるとは思うが、翌日が引渡しと言っていたので、そりゃ辛い。。細かいものはビスの止め忘れや、クローゼットなどの開き戸の上端がガタガタになっているのが目立った。もちろんワザとではない。

  多くの一般の方々は展示会で見るのは間取りやデザインなどだろうと思う。それで家を決めて良いのかと言えば、悪いと言うインスペクターもいるようではあるが、別に僕は良いとは思う。僕がお金を出すわけでないので、そこまで言い切ることはどうかと思うし、好きな家に住めばよいと思うからだ。しかし、施工精度がまずい業者さんも結構いるのが現実だ。そこを第三者として見るのが僕のお仕事だ。

  ってことで今日もインスペクションが入っているので頑張ります。

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寒い。。

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