2014年1月22日水曜日

灯台のあるcafe

  先週末、一人夜のドライブを楽しんでいた。と言えばかっこ良いが、宮崎のイオンで買ったユニクロを本屋で起き忘れ、お客様センターまで取りに行った。その帰りのこと。結構な時間となり車を走らせていると、明かりが見えた。『あっ、灯台だ!!』と妙に嬉しくなった。僕は昔からお城の石垣と灯台を見つけたら、飛んで火にいる夏の虫。すぐに近くに行きにやつきたくなる衝動に駆られる。すでに9時半を回っていたし、どうせ行っても入れるものではないとは分かっていたのだが、その灯台の明かりへ向けて車を走らせた。現地についたら案の定、『関係者以外の立ち入りを固く禁じます』という赤くさびた看板がフェンスに貼ってあり入れない。『まあ、しょうがないよね~』と一人灯台へ向かってつぶやき家に帰った。

  昨日、毎月定期購読している建築系書籍を買うため宮崎のイオンまで行ってきた。その帰り道に、先週末に見れなかった灯台が昼間なので見えた。先週は夜だったので見てみようと自分に言い聞かせ、灯台へ向かった。現地に着くとやはり赤い看板があり、夜にはわからなかったが実に草ボーボー。予想はしていたがやはり味気ない。もう少し美しく手を入れてもらったら美しい灯台になるんではないかなと思ったりした。

  僕がまだアメリカに住んでいた頃、友人が画家であったのでよくギャラリーやその手のお店へ行った。当時、僕は建築に対するあこがれは全くなかったのだが、そのお店などに行くと必ずおいてあった灯台に目がいった。どうやらアメリカ人は灯台が好きであるらしく、結構な数の灯台の絵が飾ってある。その絵らはとても美しく見てみたいな~と思ったりしたものだ。ある日、当時勤めてた会社から出張を言い渡された。仕事の場所や内容は忘れたが、そこは有名な灯台があるらしく同僚もテンションあがっている。現地に着くと灯台が遠くに見える美しい街であった。出張とはいえ、やはり見てみたい。同僚も同じことを考えていたらしく、さっさか仕事を切り上げてその灯台へ向かった。

  その灯台は細長い岬の先端にあるのだが、ユニークなのはその灯台の横にcafeがある事だ。どうやら灯台の管理所だったところをcafeとして改修をしたらしい。そしてそのcafe2階と3階は宿泊所となっており、観光客がにぎわっている。そして灯台は現役である。だがもちろん入れはしない。入り口はあるのだが、僕の地元の灯台のように赤くさびた看板で『関係者以外の立ち入り』うんぬんなどはなく、ちょっとした注意書きがある程度であった。良く見るとその灯台の横では中国系らしいカップルが結婚式を上げていた。おもわず出てきた花嫁に対しみんなで起立。そして拍手。そんな出張であった。今では良い思い出だ。

  今考えると、灯台の使い方として面白いと思う。灯台とはもちろんだが背が高い。という事は海からだけでなく町からも見えるわけであり、それを美しくすることによって町にも貢献する何かが作れるのだろうと思う。もちろん山陰にひっそりとある灯台だってある。だがそれらもそれに合った有効活用ができるんではないだろうか。別に『cafeにしろ』とか『ホテルにしろ』と言うつもりはさらさらない。だが草ボーボーよりはましな気がする。機能性だけ追求すればそうなるのだろうが。。警備上の問題もあるだろうが、無人の灯台よりも人が多いほうが警備上良いとも思うんだがどうだろう?

  灯台は夜だけにあるものではない気がしている。

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