2014年1月23日木曜日

北九州工場夜景は美しい

  朝方、いつものようにNHKを見ながら朝食をとっていると、北九州市の夜景を紹介していた。なんでも北九州市の工場をライトアップすることによって観光客を呼び込もうという取り組みであるそうだ。実は数年前から僕はこの北九州市の取り組みに注目していた。というのも『夜景サミット』などを開いていたりして、なにやらアグレッシブに夜景を押している感があるからだ。きっと面白く、また活動的な人がこの工場夜景プロジェクトを仕掛けたのだろうと思う。その北九州市の夜景を見ながら、その夜景と仕掛け人は実にカッケーと思った。

  昼間は美しくないという方々が多い工場ではあるが、僕的には狭い日本ではこれはしょうがないと思う。工場がなければ僕らの生活は成り立たないからだ。もちろん細かいことを言えば、いろいろ景観的なおさめ方もあるにはあるのだが、それはそれ。だが夜の工場がこれほど神秘的なのには少し驚かされる。放送をよく見てみると、その工場の明かりは単に明かりとしてあるのではなくスポットライトで演出されている。どうやらプロの手が入っているようだ。以前僕が京都市役所に勤めていたころ、ある一本の電話が入ったのを覚えている。『私、きっとご存じないと思いますが。。夜景専門家の○○です』正直、そのような職業があるという事を知らなかった僕はきょと~んとしてしまった。まあこれは10年前のことなので、そんな夜景を演出するプロの方々も現在では増えてきているのだと思う。素晴らしいことだと思う。

  僕は設計のお仕事をしているのだが、やはり光の演出などは家を構成するうえでとても重要だと思い、設計をする段階で電気屋さんなどに相談にのってもらっていたりしている。僕はそれなりに知識として明かりの演出は勉強はしてるが、やはり収まりや色温度など電気屋さんは電気屋さんなりの考えもあるし、お互いの意識の摺合せは、よい家を作るためには重要だと思うからだ。単に『明るい』だけでは家を作るのに味気ないと思う。仮に北九州の工場群に光の演出が入っていなかったら、やはり夜景サミットを開くまでには至らなかったとは思う。

  最後に、放送では『今後の課題として、ボランティアガイドの育成。。』と言ったらっしゃった。そこに僕はひっかかった。“ボランティアガイド”いう事は、“観光ガイド”ではないので無償なのであろうが、僕は人を動かせたらやはりしっかりと報酬は与えるべきだと思う。その方が街の観光産業の発達にも最終的には貢献すると思うし、無償であると続けること自体がガイドさんにとって負担である場合もあり得るからだ。もちろんボランティアを進んでやりたい人もいるだろうし、本業の片手間でやれるよという人もいるのはよくわかる。だが『ボランティアやられたら僕らとしては参入できないね。。』とぼやく僕の地元の小さな観光業の親父さんを僕は知っているだけに、僕はそんな事を思ったりした。

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いつか行ってみたいな北九州市!!
よっ!夜景観賞受賞!!
さすが、日本五大工場夜景!!

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