現在、僕が住む宮崎県では高校などの校舎の耐震補修工事が多い。昨年の東日本大震災で県の役人さんらが耐震の重要性に目覚めたのかは知らないが、公共工事の入札では耐震補修工事がよくでている。宮崎の大方の高校などはコンクリートで出来ていて、そのコンクリートの外部の窓の外側にコンクリートを打ち継ぎ、鉄骨で出来た筋交いをバッテンで入れるそうなんだ。これにより建物の揺れを押さえてコンクリート躯体のせん断破壊などを防ぐというものだ。先日、僕の母校である高鍋高校の耐震補強工事が出ていた。僕の会社は基本的に木造住宅を専門とする会社なので、コンクリートの耐震、鉄骨の筋交いについては誰もわからない。しかし社長がなぜか乗り気で、 『○○○○万で入札してん!』 と言ってきた。要はどんぶり勘定、社長の感というやつだ。そのどんぶり勘定のため、僕の会社はこれまで多くの積算ミスを犯してきた。だが、社長がやれ言うんだからしょうがない。取れたら取れたで大変なのは僕なんだが。。
僕が小学校に入学した頃、僕の最初の校舎は木造だった。今考えるとやたらと基礎の高さが高く、幼い僕らには階段の勾配がおっかなくてしょうがななかった。また断熱材も入っていなかったのでやたらと寒い。なのでクラスに一つは石油ストーブが置いてあり、先生が朝方には補給されていた。ふと思ったのだが、いつ頃から木造校舎はなくなったのだろうか?そして何故無くなったんだろうか?いつ無くなったかというのは一概には言えないが、少なくとも僕の周りでは、昭和の終わりにはほとんどの小学校で木造の校舎はなくなった。しかし、何故無くなったかと言えば、やはりそのメンテナンスにかかるコストだろう。
建物は紫外線を著しく浴びる。紫外線はお肌にも悪いが木造の劣化に大きく影響する。特に屋根面の紫外線は強く、そして温度も夏場の炎天下では80度ほどにもなり、そして夜間は10度台までさがる。どう考えたってひび割れなどの劣化を引き起こす。また仮に木造の外壁などを無塗装で貼った場合、その外壁はすぐに黒くなる。水分が蒸発しかっさかさになる。その劣化を押さえるために再塗装する事になると思うのだが、単に塗装屋に頼むだけではなく足場も組まなくてはならない。よってメンテナンス費は莫大となる。
コンクリートには耐震性神話という物がある。木造は耐震性でコンクリートに劣るという物だ。確かに僕が小学校に通っていた頃の木造校舎の耐震性は低かったと言って良い。当時の木造の作りとは現在の法律のそれとは違い、金物を取り付ける義務はなかった。壁量計算もしていなかった。まあ、だからと言ってすぐに壊れるかと言えばそうでもないとは思う。だが、現在のそれとは比べものにならないくらい弱い。
しかし、そう分かっていても僕は木造の校舎が好きだった。どうもコンクリートの校舎と比べると暖かみがあり、それが良い。それに田舎の山間部では山林が荒れ放題。都会ならいざ知らず、地方の経済を回すという意味でも木造校舎は良いと思う。もちろん景観の観点からみてもコンクリートよりはましな気がする。テレビなどで明治時代に作られた校舎が廃校になり、うんぬんなどといったニュースを見たりするが、とても悲しくなる。しかし同時に、こんなニュースを放送するって事は、やはり多くの人々も木造の校舎っていいな~と思っているからだと思う。
調べてみたら国土交通省の方も木造校舎の可能性について検討されているそうだ。どの様にすれば木造の校舎を安く作れるかという事らしい。やはり同じ事考えている人々もいるのねって思い、ちょっとだけ嬉しくなった。
う~ん、良い方法はないのだろうか。色々考えはあるのだが、文章が長くなるので明日にとっておこうと思う。
う~ん、大分削ったんだが、長なった。。

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