2013年10月17日木曜日

タンドリチキンとマンゴーピクルスと私

   今日の我が家はカレーライスである。よい年こいて言うのも何だが、カレーライスが一番大好きだ!小学校の頃などは、『明日はカレーよ』と母親に言われた翌日などは、秀吉の中国大返しのようにごっついスピードで家まで駆けたものだ。ナイスミドルとなった今でも、そのへんは成長はしていない。今日は知り合いの印刷屋に呼ばれ、ちょいとした頼まれ仕事(ボランティア)の商品デザインの打ち合わせをしていたのだが、『申し訳ないのですが、カレーがありますので。。』とさっさか印刷屋を出てアクセル吹かせて家路についた。だが困った事に、母親に『あんた風邪でしょ!』と一緒に食べるのを拒否されてしまった。最近僕は風邪気味なのである。婆さんに風邪がうつったらイカンからという理由で、事務所に隔離されてもうた。よって婆さんが寝るまではカレーを食べさせてはもらえない。。なので、はよ婆さん寝らんかな。。と思いながらブログを書いている。

   まだ僕がアメリカに住んでいた頃、大学の隣にはインド人が経営するインドカレー屋があった。お昼はビュッフェ方式(いわゆる食べ放題の事)で、4種類のカレーと、インド特有のバターライスやナン(薄い焼いたパンの事)、そしてタンドリチキンにマンゴーピクルスが5ドルで食べれた。これがどえりゃ~旨い!仕事と大学を辞めてインド人に弟子入りしようかと考えたほどだ。母親がアメリカに遊びに来た時にその店に連れて行った。母親はとてもその味に感動し、ナンを大量に日本に持って帰り、知り合いにお裾分けをしたと後で教えてくれた。よく税関で見つからなかったもんだ。。

   日本に帰って来た僕はそのインドカレーの味が忘れきれず、京都に住んでいる頃は自分でよく作ったものである。インド人が書いたレシピ本を手に入れ、ホールトマトを買う。そしてそれにガラムマサラやコリアンダーシードやターメリックなどのスパイスを入れ、生姜を削り、必死こいて探したマンゴーピクルスをちょいと福神漬けのように置いてよく友人らに振る舞ったものだ。僕には懐かしい味であったが、友人には本格的なインド料理は合わなかったようで、数日はポンポンがおかしかったようだ。それから改良を重ね今では日本人の舌にも合うカレーが作れるようになっている。エライもんである。

   タンドリチキンは大分日本でも浸透してきたと思うが、インド料理屋などで見る紅い骨付きチキンだ。骨なし肉でタンドリチキンと銘打って出しているスーパーなどがあるが、正確にはあれはタンドリティッカと呼ばれる別もんである。タンドリチキンの作り方は様々あるが、きる限り水分をとった取りの骨付き肉に、ヨーグルトと香辛料をまぜた液体に1日ほど寝かせ、そして香ばしく焼き上げる。ただそれだけである。なんならそのスパイスなどは外国食材品を取り扱うスーパーに行けば、タンドリチキンの香辛料が売ってあるので、あとはヨーグルトだけ手に入れればすぐに美味しく頂けると思う。パーティーなどで出せばもの凄く喜ばれるし、骨付き肉なのでそれ程お金がかかるわけではない。ホントおすすめである。

   タンドリチキンは結構日本人にも名前は浸透してきたが、マンゴーピクルスは全くと言ってよいほど知られていない。ましてやこの宮崎などはマンゴー王国なのでピクルスぐらい作ってもよいとは思うのだが、やはり誰も知らない。マンゴーピクルスの味はとても独特で、上手に説明は出来ないが、辛いぬか漬けといった感じであろうか。。あまりにも辛い(と言うよりは臭いがキツイ。。)ので、いきなり大きな塊を口に入れてはいけない。せめて2~3㎜角ぐらいをつまむようにして食べ、そしてカレーを飲む。そんな風に食べる。作り方は。。まあ、自分で調べよう!

   便利になったモンで、インターネットを調べるとマンゴーピクルスがAmazonで売っている。それに作り方まで書いてあるブログさえある。本当に僕が食べていたものと同じマンゴーピクルスになるかどうかは分らない。だが試して見る価値はありそうだ。今から10年前ぐらいはそれ程知られていなかったんだが、ホント良い時代になったものだ。まあ今度パーティーなどで作ってみようかねとは思っている。ポンポンがおかしくなったら、ごめんなさいだが。。

   って言うか。。婆さん、はよ寝らんかね。。

   嗚呼、カレー食いてぇ~


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