2011年12月28日水曜日

年の瀬と竹箒

比木神社の正面
 今日は、世間では仕事納め。明日から我が家でも年末の大掃除だ。大掃除の時に活躍するのが竹箒。僕はこの竹箒という物はデザインから見て一つの完成形ではないかと思う。仮に良質なデザインを定義するとすれば、人が使うために完成した『カタチ』をしている製品という事かもしれない。竹箒は自然にて育ってる竹を加工し、人の手を加え、そして使えなくなれば処分できる。これは環境サイクルとして、そして道具としても優れている。もちろん中国産だと、輸送のためにその価値は半減するのだが。。
 
 日本は古来より神社では、その参拝道などを神社の方々が、日々箒を使い掃く。実は箒で掃くという行為は、清めるという事らしい。なので日本人は年の瀬となると大掃除をして、家を清めて新年を迎えるのかも知れない。家を清めてから新年を迎え三社参りをする。これは最近では減ってきたのかもしれないが、美しい伝統だと思う。


 僕は自転車に乗って神社を回るのが好きだ。上記の写真は宮崎県木城町(きじょうちょう)の比木(ひき)神社だ。僕はこの神社がお気に入りで、自転車に乗って遠乗りする時は必ず入口で休憩する。この神社は決して大きくなく、小さくなく、ほどよい大きさだ。入口にある大きな樫の木に脇で休息し、お茶などを飲む。すると、とても安らぐのだ。


 しかしだ、ひとつだけ僕には残念でしょうが無い事がある。この写真にはないのだが、この写真の左側。方位で言うと西側にあるブロック塀。せっかくの神社の趣が損なわれているようでならない。猫よけだと思うが、空き缶に木の枝を差し込んで塀に差し込んでいたりする。そして近隣には米の脱穀機械あり、この神社の美しさをこの地域に生かしきれていない気がするのだ。趣のある神社の脇に、趣のある橋や田園風景。余計な物を入れる必要はないと思うんだが。。

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