2012年6月3日日曜日

ベランダはラブリーである必要がある!

昼寝もできるし、本も読める。
  今日は一昨日に行ったホームインスペクションのレポートを書かねばならない。インスペクションのお仕事とはレポートに結構時間がかかる。レポートを作る場所は自分の部屋なので一番のネックはやる気だ。どうもインスペクション当日と次の日は筋肉痛となりやる気が出てこないのだが、さすがに2日目ぐらいには焦り出す。さあ書くぞ!とパソコンの前に座りコーヒーを飲むと、その前にブログでも書くかのうと思ってきた。僕の部屋は禁煙となっており煙草を吸おうと思うと外に出なければならない。向かいの家のベランダをず~と眺めながら吸っていると奥さんが出てきて『あら、こんにちは』となってしまった。悪い事をしているわけではないのだが妙に気まずくなってしまった。

パーティーもできるし仕事もできる。
  日本のベランダは1m未満の幅の物が多い。これには理由がある。建築基準法に1m未満のベランダは建築面積から排除できるとあるからだ。建築面積とは建ぺい率と言う物を出すための計算に使われる。この建築面積を敷地面積で割って100をかけた物が建ぺい率となるのだが、自治体が決める用途地域により、その敷地の建ぺい率の上限が決まる。よって建築面積が少しでも小さくするためベランダは1m未満の物が多いのだ。

洗濯物干しとゴミ置き場。
  以前横浜のマンションを設計していたとき、僕はベランダを6メートルぐらい設けませんか?と主張した。僕から見るとベランダはあれば良いという考えではなく、優雅に朝食などをとる一つのスペースだととらえて良い時代に入っていると思ったからだ。ベランダで朝食だけでなく、読書もできるし色々楽しめるスペースがあっても良いじゃないかと思ったからだ。それはそれは会社内では、おいおいって空気だったが。。結局は施主様がアイディアにくいついてくれたので4mのベランダが出来上がった。最初はぶ~ぶ~言っていた人たちもできあがり、そのマンションが好評だったので何も言わなくなった。住民には喜ばれているって嬉しいじゃないか!

  以前こんな事を僕の恩師から習った。明治初めの日本人が洋館を作るときにベランダを作る事にこだわったそうだ。当時の日本人から見たらベランダとは西洋人の住居の象徴。なので競うようにしてベランダを作った。実は本場ヨーロッパにはベランダは意外と少ない。ベランダが本格的に出てきたのは植民地支配していた東南アジアがあまりにも暑かったので、日よけ対策と通風のために設けられた。いわゆるコロニアル形式の建物の事だ。明治人にはそれが西洋に映りベランダがあこがれとなった。

  隣の奥さんと小話しながら、そんな事を考えた。そろそろ日本だって優雅な生活をしましょうよ。さあお仕事がんばろう!

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2012年6月2日土曜日

独身女たち




  AKBの総選挙があるそうだ。全く興味がない。どうもおっさんになったからだろうか。昨年の総選挙は仙台で損害保険の鑑定をやったいたのだが、社員さんらが総選挙で盛り上がっていた。しかし、全く興味の無い僕は単なる傍観者。そんなに素敵なグループとは思えないのだ。そんな事はよくある。最近テレビのCMでEXILEの『美しすぎるカードゲーム』とやっているが、どこが美しいのかさっぱりわからない。僕だけなんだろうか。そんな事を考えている。海外で自分で曲を作らない音楽グループは尊敬の対象とされない場合が多い。有名な人なアーティストであっても自分らで曲を作っている人には頭が上がらない物だ。

  って言いながらビヨンセはちょっと尊敬している。この曲で好きになった。動画を見たらこれが凄い。ほぼワンカメでとっている。つまり編集無しって事です。あっ場所はyoutubeにあるので自分で探しましょう。

  2日連続で音楽ってのも申し訳ないが、忙しいのだ。


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2012年6月1日金曜日

疲れも吹き飛ぶパンプラムースさん




  完徹(完全に徹夜)なのだ。今日はホームインスペクションの勉強会で埼玉に行ってきた。 完徹なのにだ。朝7時前に自宅を出て、帰って来たのが夜9時前。地震が来てびびったし、ありがた~い注意・指導も受けた。しかしそりゃ~疲れた。

  そんな時はいつもの如く音楽でごまかす。にしてもこの曲、日本だったら企画しただけで間違いなく怒られる。その変が彼の国は違うのです。


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2012年5月31日木曜日

駅舎が銭臭い。

  昨夜寝れずにふとテレビをつけるとSL機関車の映像が流れていた。日本のSLには僕は乗った事がないはずだ。うっすら記憶にあるので乗った事があるのかも知れないが、あまりにも幼い頃なので記憶違いなのかもしれない。テレビの中でモクモクと煙を出し走る機関車はなかなか絵になり美しいもんだ。僕の父親の世代はSLを見て育ったせいか結構SLが好きな人が多い。僕の実家にも大きなSLの写真があった。宮崎の国鉄が最後にSLを走らせた時の写真なんだそうだ。その当時、主に昭和40年代の映像であったが、地方の映像には美しい自然と街並みが残っていたのだが印象的だった。

  その映像の中に出てくる民家などはほとんどが勾配屋根。瓦を積み整然と家々がそこにはあった。電柱もまだ木製の時代だし、それに余計な看板がない。全国にチェーン展開している電気量販店もなければ、高層ビルだって見えてこない。駅舎はもちろん木製で、野口五郎の『私鉄沿線』などがはやっていたのがよく分かる。ふと映像と同じ場所は今どうなっているんだろうかとGoogle Mapで調べてみた。そしたら案の定、街並みは一律に近代化し、余計な看板が並び立ち、立派な普通のさえない田舎となっていたのが悲しい。

  駅舎の映像が出てきたのだが、歴史を感じてなかなか良かった。当時の駅舎はもちろんだが木造だ。現代と違い、銭の臭いがあんまりしない。確かに現代の駅は便利だ。例えば僕が住む練馬の駅には『SEIYU』さんが入っていて、電車で帰宅ついでに物は買える。しかしあまりにもごちゃごちゃしているので、昔あったような物語はできそうにない。最近の若手の設計屋はデザインに物語りを入れたがる。駅という物は町の中心地となるものだから、色々なイベントなどをし易いようにプランニングしているのだ。そんなコンペ作品をよく見かける。やはりどこか商業ビルだけ入れる現代の駅に、違和感を感じているのかも知れないとふと思った。

  地元の駅ぐらい一度は設計してみたい。以前北海道のとある駅の設計を手伝った事があるが、あまりにも前衛的すぎて、僕の中では黒歴史となっているからだ。もちろん自分で設計するときには自分の考えを詰め込みたい。そんな事を考えていたら、寝過ごした。

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2012年5月30日水曜日

夢見るアパートメントの暮らし。

これが世界の品質です
  宮崎から練馬に出てきて4ヶ月ぐらいたつ。現在はシェアハウスに住んでいるのだが、老朽化のための8月には出て行かねばならない。しかし、そろそろシェアハウスにも飽きてきたので、アパートを借りようと思うのだが、これが中々決まらない。なぜかと言うと僕がわがままだからだ。できれば自分で設計したアパートに入りたいのだが、そんな金はないし、関東で作ったアパートは横浜に集中しているためどうしても無理だ。そんな事を最近考えていたためか、妙な夢を見た。ロフト付きの部屋で、作り付けの棚がたくさん有り、風呂はどことなく開放的。調べてみたら近い家はたくさんあるが、どことなく普通だ。う~んやはり作らないと無いのだろうか。

典型的アメリカさん
  日本のアパートはもちろんのだが、靴を脱いで使う。しかし、僕は別に靴脱がないという選択肢だってあって良いのではないかと最近考えている。アメリカに住んでいた頃は日本人だからと思って靴を脱いで生活していたが、アメリカ人と一緒に住むようになってそれは辞めた。アメリカのフローリングは本物のフローリングを床に釘付けしている。なので靴で歩くときは、ギシギシいって心地よい。日本と違い向こうのアパートはクォリティーが高く、そして住みたくなる工夫があちらこちらに垣間見れる。例えば、アイロンをかける台が取り付けてあったり、花を生けるポット受けがベランダに最初から取り付けてあったりする。また自転車を壁に止める金具はあるし、浴槽だって日本みたいな安いユニットバスではない。日本と違い設計屋さんもわくわくしながらアパートを作っているのだろうと本当に思う。

典型的日本。。ひどい。。
  では日本の場合どうやってアパートを作るかと言えば、全て採算性が重視。いかに安く作るかといつも考えているので、いつも同じ安いトイレに安いユニットバス。キッチンなんて包丁を使う場所すら確保する必要はない。もちろん安い壁紙を使い色は白以外は許されないし、考える暇すら与えてくれはしない。元々長くそのアパートを運営する気持ちはさらさらなく30年ぐらいたてば取り壊すので、別にかまわないのだ。なのでアパートなどは結局はいつも同じタイプのばかりできるし、それしか作らない。同じ設計事務所、建設会社だと同じものばかり作っている。違うのは外観だけか、法律の規制による高さだけだ。結局は銭儲けのためだけに作るので、20年もたてば人が住まなくなりなおさら価値が下がる。まあそしたら業者がまたリフォームかけませんか?と訪ねてくるわけで、また新しい同じ部屋が出来上がるんだが。。

  う~ん何とかならんだろうか。。やっぱり自分で設計せな住む来さえ起きない。やっぱりわくわくしたいのだ。

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