2015年2月7日土曜日

お遍路のデザインが決まる話

  以前、『お遍路に迷惑ステッカー』という文章を書いた。内容は韓国の女性が、県の許可も取らずに、お遍路の各地にハングルのステッカーを貼っているのをNHKが素晴らしい活動だ!!と報道していた。。という、とほほ。。な感じの記事だ。まったくもってけしからんと思い書いたわけだが、昨年末に四国4県共通の遍路用道路標識のデザインが決定した。これまでは遍路道を示す案内シールは四国内で統一されておらず、違法に貼られるケースが多かったため、今回の決定となったようである。中には中国語や韓国語の表記を入れるべきとの意見もあったようではあるが、今回は『今の制度上、英語以外の表記ができない』との理由で見送られたそうだ。そんな制度があったんだ。。と今更ながら思った。

 僕が住む宮崎にも、観光地などに行けば中国語と韓国語の看板がちらほら見受けられる。僕は常々思うのだが、大抵の中国人や韓国人は漢字や英語は読めるので、わざわざ彼らの母国語での案内表記はいらないのではないだろうか。以前、とある駅のホームの案内看板に、出口『日本語』、出口『中国語』、出口『台湾語』、exit『英語』と書かれていたのを見たことがある。そんなに気合を入れてもてなさなくても、日本語と英語で十分なはずだと思うんだが。。

 今回はデザインが決まったとの事らしい。つくづく看板にはせんといて!!と願うのは僕だけだろうか?よくあるような道路上にある大きな看板は、実はけっこう値段がはるからだ。形状にもよるし、大きさにも使用にもよるが、大体1つの看板で10万程度はかかるものだ。それを四国中に張り巡らすと考えたら、費用対効果の面でも、もちろん景観としてもかなり問題があると心配していたからだ。仮にこれがぺったんぺったん貼るシールであったとしても、職員さんが貼ることになれば(たぶん条例上そうなるのかな?)やはり人件費や燃料費などを考えれば馬鹿にならない金額になるとは思う。思うのだが、一度その設置費用がどれくらいの費用がかかるのか細かく算出していただきたいものだ。もちろん人件費や燃費も含めてだ。そのうえで設置を決めたらよいのではないだろうか?

 だがそもそも、本当にその標識は必要なのだろうかと思ってしまう。看板やシールが無かったら本当に迷うのだろうか?江戸期から明治期にかけベストセラーとなった本がある。それは遍路のガイドブック『四国遍路道指南』(1689年)これには、『道をず~といくと石碑があるから、そこを右に曲がりなさい』『ここの○○はおいしい』などと書いているそうで、庶民も歌人の種田山頭火などもそれらの本を読みながら歩いたのだという。思うのだが、シール作るよりも、これを現代風にアレンジして各県が有料で出版してもいいのではないだろうか?町の歴史や史跡なども載せておけば、こちらの方が経済効果が高いような気がする。もちろん観光案内書に行けば既にあるとは思うが、現代版『四国遍路指南』実にかっけ~じゃないか!!


 僕が菅直人なら必ず買うはずだ。

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2015年1月20日火曜日

景観まちづくり団体に参加したようで。。

   数日前、僕が住む宮崎の田舎町でも景観まちづくり団体への移行が無事承認された。宮崎県の市町村ではドンびりではあるのだが、こんなブログを書いているものとしては、やっとこさと言った感じである。なんでもわが町の参加によって、宮崎県内すべての市町村が景観行政団体となるそうで、県内全市町村の景観団体への移行は、愛知県に次ぎ全国で2番目になる見込みなのだそうだ。これも全て僕が地道にブログを書いてきたおかげ。。なわけはない。たまたまである。。

 さて決まったは良いのだが、これからどうするのだろう。別件で用事があったので地元の町役場に行った際に、ちょっとだけ景観の事を聞いてみたのが、どうも担当の方からは要領を得た答えは返ってこなかった。顔色をうかがうに、決まったは良いが、どうしよう。。って感じだった。気持ちはわかる。景観うんぬんは結構な痛みが伴うし、反対意見もかなり噴出する。一部財産権を侵害するのは確実だし、多くの敵を作りかねない作業である。てさて、我が町はどうやって進めていくのだろうか。

 景観まちづくりの進め方としてよく見受けられるのが、役所が広報を回し、市民が参加してセミナーを開いて進めていくと言う方法。ホワイトボードに皆で書いた紙をぺったんぺっ貼りつけ、わが町の良いところなどを探っていくというものだ。近隣の町でもそうやっていた。これは市民のコンセンサスを取りつけやすい方法ではあるし、役所もその方向で進めたいのもよく分かる。だが、僕としてはあまり良い方法には思えない。もちろん意識の高い市民が参加するであろうことは間違いはないのだが、やはり専門的な知識があるとは言い切れない。なんとなく元気な方の意見が優先されてしまいがちでもあるからだ。

 他国を見てみると景観を決めるのは大抵は建築家だ。景観を決める場合は、その町に住むの建築家らと市民の代表としての市長や市議会議員が参加し、それらを補う形で役人が入り、定期的に協議する。もちろん専門的な用語を用いて条例までをとり決めていく。そんなカタチで進めていくところが多いようだ。僕はこの方がよいと思うのだが、どうだろう。

 日本には既に景観を専門に勉強している方々がたくさんいる。僕が大学に通っていたころ、そんな専攻などはなかったが、今でしっかりはある。そんな方々を使っていくべきだと思うのだが、どうだろう。

 いづれにせよ、少なからず自分の町の景観には携わっていく気が何となくだがしている。何とか『花いっぱい運動』的なもので終わりにはしないつもりではある。

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2015年1月19日月曜日

ヤブ医者との飲み会

  ゲホッ!!

  正月早々から今日までどうも体の調子がよろしくない。僕は昔からハウスダストに対するアレルギーを持っている。よって年末の大掃除などしたら必ず咳が止まらなくなり、正月明けは調子が悪い。もちろん、それは以前からわかっていたことなので、それなりの対策をしながら掃除をしたのだが、今年はどうも例年より悪いようだ。

  先週末だったか、寝ようとしていたら、どうも腹が緩い。まあ、朝までは持つだろうと淡い憶測を持ちながら寝ていたら、急なゲリラ下痢♡いい年こいたおっさんが漏らすわけにはイカン!!とベットから強歩で母屋にあるトイレに駆け込む。トイレで一息つき、調子を取り戻したようなので、離れの僕の部屋のベットに入る。とすぐにおなかが痛くなった。。そしてまた強歩でトイレに向かう。そんな事を何度も繰り返していたら、さすがにポンポンも何とか落ち着きだしたので寝入ったのだが、1時間もしないうちに今度は嘔吐しそうになり目が覚めた。嘔吐で目が覚めることほど辛いものはない。もちろんトイレにダッシュである。

  下痢に嘔吐。これは今はやりのノロウィルスではないか!?と翌日、幼いころから知り合いの病院に向かった。向かったは良いのだが、既にその時には嘔吐も下痢もないければ熱も平熱。実に健康そのもの。しかし、何となく社会的責任というか、大人としてノロだったらまずいしな~って思いながら先生の問診に答えた。すると『ノロだとしても、既に容体は回復してるみたいだね~』とその知り合いの医者は言った。そして『んで、昨晩何食べた?』と聞かれたので、正直にMというハンバーガー屋で1/4パウンドバーガーを2個食べたと答えた。すると『食べ過ぎだね~』とあっけなく診断された。するとその知り合いの医者は、『太〇胃酸持ってる?あれ飲めばスッキリだよ~』と医者っぽくない事を教えてくれた。家に帰りに太〇胃酸を飲んだ。するとホントに胃がスッキリした。。

  その夜の事、どうも体の節々が痛く体がだるい。う~んおかしいな。。と思いながら寝た。朝方、まだ体が思わしくないので、体温を測ったら38度8分。体温計を見て、とたんに悪寒が走り出す。それに喉もカラカラでますますマズい。。インフルエンザという単語が脳裏をかすめる。実は今、宮崎ではインフルエンザが大流行しているのである。インフルはまずい。やはり社会的にも大人としても、そして貴様はやはりヤブ医者だと証明するためにも、昨日と同じ病院へ向かった。

  『食いすぎって言ってたじゃないか!!このヤブ医者め!!』と僕は問診でいきなりくってかかった。するとそのヤブ医者は『そろそろ本気を出してやるかね~』と言いやがった。。どんな医者なんだ。。そんな事を言い合いってたら、美人看護婦が検査してくれることになった。美人の命令は素直に聞くのがモットーな僕は、彼女が僕の鼻の穴に出し入れするインフルエンザ検査用の綿棒痛みに、涙流しながら耐えた。すると結果は陰性。インフルではない。。とりあえず風邪ってことにして、解熱剤だけもらってお家に帰った。

  その後、熱は収まったが咳が昨晩辺りまでひどかった。しかし、何とか今日は持ち直した。すると今日の夕暮時、そのヤブ医者から電話が入った。『おい、そろそろ体直っただろ!!飲み行くぞ!!』と言いやがる。って事で、そのヤブ医者に風邪をうつすつもりで、今日は飲んできた。

  ってことでブログを書いてませんでしたので、明日からまじめに書きます。

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2015年1月4日日曜日

迎春2015

実家より
  新年あけましておめでとうございます。忙しいことをにかこつけて、ず~とブログをサボっていたくせに、今年もよろしくお願いします。まあ、やめたつもりもないので、ぽつりぽつりと書いていくつもりです。

 ってことで、毎年恒例の三社参りにいってきた。もちろん今年のテーマも例年のごとく、『大吉がでるまで!!』である。そして昨年同様、一緒に行くのは、小学校からのツレであるペットフード屋のM君だ。行った場所は例年よりも多い。まずは宮崎県は都農町にある、日向の国一之宮神社である都農神社。そして川南町の白髭神社と平田神社。そして木城町にある比木神社だ。普段は一之宮神社以外の神社をぐるりと回るのだが、実は一之宮神社の元神主が僕の親戚であり、僕の名前はこのおじさんがつけてくれた。よって今年は一之宮神社もブッキングしたったワケだ。

  一之宮神社に元旦に来たのは、よく考えたら僕が高校生の頃以来だ。この神社は宮崎の小さな町にあるのだが、やはり一之宮神社、格式がまったく他の神社とは違う。お守りなどは、ちょっと仕入れすぎだろう。。と思うぐらいぎょうさん揃えてある。いつものように神様の前に行き2礼2拍1礼。もちろん、ぎょうさん願い事をぶつぶつ唱える。そしてお楽しみのくじ引きだ。自動販売機なら100円。しかし、バイトの巫女さんの前にあるのは200円。商売としてよくできている。

  くじは残念ながら大吉ではなかった。まあ、良しとしようと思っていたら、女子高生であろう巫女さんがやたらと僕をチラ見してくる。僕が彼女に視線を注ぐとすぐにそらすのだが、僕が彼女から目をそらすとまたこちらを横目で見つめている。う~んと考えた。もしかしてだけど、もしかしてだけど♪自分のメアドをお守りの中に、忍ばせてるんじゃないの!!と思い彼女の目の前にあった商売繁盛のお守りを買ってあげた。買った後に、一応中身を調べてみたが、彼女のメアドは入ってはいなかった。きっと商売繁盛のお守りではなく、恋愛成就のお守りを買っていたら彼女のメアドが入っていたのかもしれない。

手前がペットフード屋の工場長
  ぐるりと神社を巡ったのだが、なかなか大吉がでない。昨年は一発目で大吉だったのだが。。という事で予定にはなかった、地元の昔からある、だ~れも名前を知らない、だがお祭りの際には宝くじ抽選会で景品がようけ当たると評判の神社へ向かった。もちろん駐車場などはなく、そして参拝客などまったくいない。そこで引きに引いたはくじ10枚。最後は神様も根負けをしたのかやっと大吉がでた。大吉が出た後、ふとなんとアホらしいことをしたものだと思った。よくよく考えたらくじとは神様との対話であり、どんな結果でも受け入れたほうが楽なのではないかと考えたりした。それに気づいただけでもなんとなく大人になった気もしたりした。

  そんな事を考えながらM君と車を回して、毎年恒例のうどん屋で昼食をとっていた時に電話が鳴った。このブログでもよく登場する幼馴染のアホのF君からだ。電話に出ると、あけましておめでとうも言わんと、『お前、水くせぇ~なぁ!!』と言ってきた。年明けそうそう忙(せわ)しない。F君は『聞いたぞ聞いたぞ!!』と言ってきた。うざいなと思いながら、何を聞いたんだと質問してみると、『お前、俺に黙って、双子の女の子が生まれたそうじゃねぇか!!』と言ってきた。どうやら正月早々、何か勘違いしているようだ。こっちは全く身に覚えのない。なんでもF君が言うには、これまた知り合いの足のくさいK君からの情報だという。よくよく考えたら、先日K君のお父さんとばったり会った際に、何かの拍子で近所の双子の女の子の話をしたのを覚えている。それがどうやらF君に間違えて伝わったようだ。なに正月早々アホやっているんだとは思いながら、しょうがないので『やっぱり、双子の女の子は超かわいいぞ!!』とF君には伝えてあげた。

  そんなどうでもよい正月でした。


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今年も設計・インスペクションともども
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2014年5月16日金曜日

菊を見ながらチキン南蛮を食べる

  ブログの更新が、ひょっとして辞めたんじゃないか?と思われるくらい遅れて申し訳ない。理由は単純、忙しいからだ。あれもせなイカン!!これもせなイカン!!と日々仕事に追われている。なんとか時間を見つけようとは思うのだが、なかなか時間が取れない。。って事で、辞めたわけではありません。。

  最近はインスペクションの仕事が宮崎でもちょくちょく入りだした。ありがたいことである。知らない人のために書くとすれば、インスペクションとは住宅を中古で買う場合は契約前、新築を建てる場合や建売を購入する場合は引渡し前に僕らのようなインスペクターを入れて調査し、その情報を依頼者に提供するというものだ。これにより、その住宅の現況が大体把握できるし、見えない瑕疵が見える瑕疵となることにより、入居後のトラブルも回避しやすくなる。また、その家の補修時期も把握もできるし、その補修に必要な金額も大体だがわかる。いわば、売り手と買い手が同じ情報の上で売買することを目的としているものである。海外では義務化されているところもあるが、日本ではまだまだ。ましてや、宮崎は九州でも一番遅れているのではないだろうか。

  先日は、このブログの右のメールボックスに問い合わせを入れてくれた不動産屋さんからの依頼で、宮崎市内にある中古の一戸建ての調査に入った。規模は小さいので調査時間は2時間を予定していた。だが、当日は大雨、そして中は家財が散乱しており前に進めない状態。それに庭は植栽を10年ほど手入れしていなかったらしく、密林のような状態であったので、想定外の5時間ほどの作業になってしまった。当日は不動産屋さんの20代の女性がつきっきりで同行してくれていたので、なんとなく気まずい。昼飯時、申し訳ないのでその女性に『遠慮せずにご飯食べてきてもらっていいですよ、僕は調査続けますので』と言うと、『それでしたら一緒にあのcafeでもどうですか?』と誘われた。その建物の前には感じのいいcafeがあるのである。時は来た♡

  入ってみると結構なご盛況。もちろん昼時だからと言うのもあるのだろうが、窓際のカウンター席しか空いていない。僕らは窓際のカウンター席に陣取り、彼女はカレーライス、僕は宮崎名産のチキン南蛮を注文した。見渡すと結構な作りのcafeだ。宮崎でもcafeらしいcafeがあるじゃないか!!と京都や東京などの都会のcafeによく通っていた僕は思ったりした。おかげで僕も普段より2割増しのイケメンである。料理が運ばれてきたので、食事をとりながらお洒落なトーク、ではなく、建物の現況や原因、そしてその補修費用についての説明をする。実に実直なイケメンである。

  料理を食べ終わり、アイスコーヒーをさわやかにチューチューしていると、彼女は『絶対景観男さんとしてあれどう思います♡』と彼女は窓の外を指差した。目をそちらにやると、かなり大きい白地に青い案内看板が目に入った。僕は看板は街の景観を損ねるので、基本的に嫌いだ。そんな事を彼女に話すと彼女も『ですよね~♡』と強く同意する。すると彼女が急にだまりだした。僕は何か気まずい事でも言ったかな。。と心配したが理由はすぐに分かった。よく見ると、その看板には大きな文字で『肛門・痔のお悩みは…』と書いてあるじゃないか!!

  一気に場がしらけてもうた。おしゃれなcafeが台無しである。結構新しいcafeなので、その看板が先にあったのか、cafeができたあとにその看板が立ったのかはわからない。だが想像するに、設計する者からすれば、その看板があるとわかっていたら、目隠しを作るか、先に撤去願いをその肛門科の病院へお願いするであろうから、きっと肛門様の方が後だろう。だが肛門様からすれば、cafeがあろうとなかろうと、権利的には問題ないのだから。。という事であり、とやかく言われる筋合いはないと主張しかねない。もちろんcafe側としては大迷惑だとは思う。実際僕はとんだとばっちりを食ったわけだし。。

  日本は看板文化の国である。だがそろそろ見直しても良いのではないだろうか?たとえば京都市においては,市内全域を屋外広告物規制地域又は屋外広告物禁止区域等に指定しており,屋外広告物規制区域内で屋外広告物を表示する場合は市長の許可を得ることを義務付けている。こうすれば、何も不愉快な看板をみることはなくなると思う。その肛門様の看板は、宮崎県下の多くの場所で見受けられる。目立つところ目立つところに設置してある気がするので、商売根性がすさまじい肛門様なのだと思う。だがその肛門様のおかげで、よい思いをしない方々もいるのではないのかと思ったりする。まったく、なんで肛門見ながらチキン南蛮を食べないかんのだ!!

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