2013年12月26日木曜日

今年もお世話になりました


  2011年の12月28日から始まったこのブログも、もうすこしで2年のアニバーサリーとなる。正直言えば、自分で言うのもなんだが、こんなに続くとは思わなかった。続いて1週間じゃね?と思いながら始めたのだが、気が付けば情報発信のよいツールとなっている。

  さてさて、今年の更新はこれまで。正月開けまでお休みを頂こうと考えております。いろいろこのブログのメンテナンスをしようと思っているからです。すこし、HTMLをさわろうと思っています。

  また、このブログは人気ブログランキングと日本ブログ村に所属しておりまして、多くの方々がこれらのサイトからこのブログに入っていただき、日々感謝しております。実を申せば、このブログ村のカテゴリーを正月を期に変更しようかと考えております。

  具体的には現在所属しているカテゴリーの『宮崎県』と『宮崎その他の街』のカテゴリーを別の何かにと考えております。確かブログ村には景観に関するカテゴリーはなかったと思いますので、『街づくり』とか。。う~ん。。宮崎県の『日向市』か『延岡市』。。まあ、そんなところに所属すると思います。ちなみに『住宅診断』というカテゴリーもあるんですが、そこには所属するつもりはありません。というのも以前所属したらぶっちぎりで1位すぎて、なんか申しわけなかったからです。

  来年は1月4日から書き始めようと思います。

  それでは良い年末を!

ブログランキング・にほんブログ村へ
押して頂けると、ありがたいです。
一年間、本当にありがとうございました。
でも、普通に仕事しているので、建物のご相談は
右のメールボックスまで!

2013年12月25日水曜日

既存住宅売買の瑕疵保険とインスペクションについて

  今日2本目のブログです。

  気がつけば、正月まであと。。1週間もない。。まだ今日は20日ぐらいじゃね?と思っていた僕ではあるのだが、別に慌ててはいない。というのも正月だからといって別にたいした予定はなく、普通に仕事とお勉強をしようと思っているからだ。何も好きで仕事や勉強をするのではない。せねば追いつかないのである。まあ、好きでこの世界に入ったのだからやらねばならない。だが酒飲みはもっと好きなんだが。。そこは我慢だ。。

  今年の正月に作ろうかと検討しているのが、インスペクション用のホームページ。実は僕が所属する宮崎県は日向市にある設計事務所にはホームページなどはない。かといって建物のホームページを作るつもりは僕にはなく、あくまでインスペクション用のホームページを作ろうと思っている。というのもインスペクションが一番忙しくなるのは年度末。引っ越しシーズンだからだ。それまでに何かしら作っておこうとは思っている。でないと僕がやるインスペクションの窓口はこのブログの右のメールボックスのみ。一体どんな事をやるのか?料金はいくらか?どういったメリットがあるのか?を説明するページがどうやら必要となってきたからだ。またインスペクション用のレポート冊子も新たに作ろうとは思っているので、やらねばならない事がたくさんある。。

  実は今年の夏に国土交通省からインスペクションのガイドラインが発表された。それは僕が以前からやっているマンマではある。国土交通省としてはこのインスペクションガイドラインを示すことにより、中古住宅の円満な流通を模索しているようである。というのも中古住宅は当たり前だが瑕疵はつきもの。それを隠して販売し、後々に揉めたりするのが後を絶たないからでもある。またインスペクションのガイドラインが発表されたことに伴い、各保険会社から『既存住宅瑕疵保証保険』というのも販売され始めた。これは住宅を売買する前にインスペクションをかけることにより、『追加で瑕疵担保保険も入れますよ!』という保険だ。つまり売買後の数年間で、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分に『隠れた瑕疵』があった場合、その修補費用などを支払うためのインスペクションだ。売り手にも買い手にも良い保険だと思う。まだあまり知られてはいないのだが。。

  僕が以前からやっているインスペクションとは、住宅のかかりつけの医者のようなものであり、まさに住宅診断といえる。その住宅を買うための判断材料となる情報の提供であったり、修繕するタイミングなどのアドバイス、また売り主との共通の認識を作るためのレポート作成であったりする。保険のインスペクションの場合はあくまで保険のためのインスペクションであり、金額は一律で安く決められており、どちらかと言えばチェックシートにチェックを入れるような作業だと考えている。だが保険のインスペクションは始まったばかりであり、不明な部分が多く業界が混乱しているのも確かだ。もう少し保険屋さんと詰めて話をしなくてはならないとは思っている。

  だがホームインスペクションも瑕疵保険用のインスペクションも重要なのは第三者性。例えば自分が設計施工した建物をインスペクションするのは保健用のインスペクションでは原則禁止されている。これが僕が所属するインスペクション協会の場合だと、依頼者に書面で通知した上で印鑑と署名をもらう事が最低限の義務とされている。またインスペクションをかける住宅が取引のある会社である場合なども同様に書面に印鑑と署名をもらう事が必要だ。そりゃそうだろう。知り合いの工務店などが作った家であるのに、隠してインスペクションをかけるのは依頼者を騙す行為であるからだ。

  なのであるが、実はインスペクションの不正行為もすでに散見されている。たとえばとある住宅メーカーでは『第三者がインスペクションをかけてます!』というのがウリなのであるのだが、実はそのインスペクターは社長のお友達。それにそのインスペクションをやっている人が、そのハウスメーカーの住宅を設計していたりする。また今までかけたホームインスペクション総数が数万件とホームページに書いている九州のとある小さな調査会社もあったりする。そんなにインスペクションかけてたら、業界大手ではないか。。それは、その他のインスペクションもかけてなら分るが。。まあ、それ程インスペクションが九州で流行っているわけではないので、誇大宣伝すぎるだろう。

  つい数年前までインスペクションをかけに行ったら、不動産屋の親父さんが現金持って現れてたりして現場は困惑していたインスペクション業界であるが、いまでは大分マシになってきたように感じている。これもインスペクション業界の方々の努力の賜だと思っている。僕もこの業界の一員としてしっかり良い方向へ導くことにより、より良い中古住宅の流通のあり方を追求して行ければとは思っている。とはいいつつ宮崎ではまだまだインスペクションは知られていないんだが。。

  来年開けから九州全域でやることにはなりそうです。今のところは、相談等ございましたら右のメールボックスまで!

  ブログランキング・にほんブログ村へ
押して頂けると、ありがたいです。
今年もお疲れ様でした。
メーリークリスマス!

年の瀬だよ忠臣蔵!!

  今日は25日、すっかり忘れていたが、がっつり年末である。僕はてっきりまだ19日ぐらいだと思っていたのが凄い。。数日前にお客さんと電話でお話をした時に、まだ10日ぐらいと思っていた僕は、『年末までに一度ご訪問しますね』と言ったら、『年末はうちもいそがしいので。。』と言われ、まだ年末までエラいあるんじゃ。。と僕は困惑。。へっ!?と返してしもうた。。実にお客様には迷惑をかけてしまった。これも年の瀬だというのに全く日常と変わらない設計業務の性だとはいえ、申し訳なく思っている。大体正月も働いているので年の瀬と言われても実感がわかない職業ではあるのだが。。

  だが子供の頃などは年の瀬となるとわくわくしていたものだ。お餅をつき、テレビ番組はなにがあるのか新聞をかじりついて見ていたりした。僕が小さい頃の年末のテレビ番組は報道番組かまたは時代劇が定番である。またその時代劇は赤穂浪士の討ち入り事件がよく放送されていた。それが恒例というか当たり前の年の瀬の日常のようなものであった。

  僕はその忠臣蔵を見ながら、子供心にテレビ局の力のいれ用を感じ取っていたような気がする。その題名はもちろん『忠臣蔵』が多かった気がするが、中には『必殺・忠臣蔵』『女たちの忠臣蔵』などや、『〇〇テレビ局開局〇〇周年記念番組 忠臣蔵』や『12時間超ワイドドラマ忠臣蔵』『24時間忠臣蔵』と、あんたらどんだけ忠臣蔵が好きなんだ!と言いたくなるものまであったりした。

  中には、なんでもありの忠臣蔵もあったり、やけくそ感のある忠臣蔵もあったりした。年の瀬なのでテレビ局の方もやっつけ仕事なのかどうかは知らないが、とある忠臣蔵では松の廊下で浅野内匠頭が吉良上野之助に斬りかかる重要なシーンで、宇崎竜童さんのバラードが『ベイビ~♪』と脳天気に流れてた。またなぜか内匠頭の遺骨を赤穂城へ埋めたり、やたらとお色気シーンが多かったりしていた。まさに突っ込みどころ満載の忠臣蔵である。

  驚くことに、いまの若い方々の中には忠臣蔵も知らない人が多いのだそうだ。まあ、親が見なければ普通は見ないだろう。だが日本人として忠臣蔵ぐらいは知っといた方が、日本で住む上では面白いんだが。。と僕などは思ってしまうのだが、どうだろう?

  今年はどこかの局で忠臣蔵をやっているのかも知れないが僕は知らない。まあ、宮崎ではどうやら流れないようではある。まあテレビ自体は殆ど見ない僕ではあるが、あの『殿中でござる!』を聞けば何となく『年末だね~』と思ってもうたりしてしまうんだな。。

ブログランキング・にほんブログ村へ
押して頂けると、ありがたいです。
今日はあと1本ほど書きます。

2013年12月24日火曜日

走れ小学生!!

  一昨日にこれからは『ブログを朝書くぞ!』と宣言しておきながら、昨日はガッツリ深夜に更新してしまった。。忙しかったとは言え、実にかっこ悪い。という事で朝っぱらからブログを書きます。


  大体僕は朝は6時前には起きる。夜は毎晩2時まで仕事やお勉強をしているので起きるのはとても辛いが、薪ストーブに火を入れる必要があるため、この時間に起きるようにはしている。低血圧の僕にしてはよくがんばっていると思う。そして火を入れて着替えを済ませ、少し時間ができたら最寄りのコンビニっぽい酒屋まで煙草を買いに行く事もある。最寄りと言っても1㎞ほどあるのだが、自転車でシャアーと飛ばしている。酒屋までの行きずっと下りなので、この時期は実に寒い。今日も早く起きたので我がルイガノ3Sにまたがり、酒屋に向かった。

  出発したのは6時40分ほど、下りなので5分もかからんと酒屋につく。酒屋の親父とちょちょっと話をし、そして煙草を買い、さあ帰ろうと自転車に乗ろうとしていると、背後から『おはようございます!』と大きな声で挨拶された。近所の小学生だ。他県はどうなのかは知らないが、宮崎の田舎の小学生は通学時に出会った人々全てに挨拶をかます義務を負っている。宮崎市内などであると、さすがに出会う人も多いわけで挨拶をかます事はないだろうが、僕の地元ではやたらと挨拶に気合いが入っている。ふり返ると近所の子供らが僕に敬礼をかましていたので、思わず僕も敬礼をかました。

  だが彼らを見ると、恐ろしいくらい寒々しい。いくら宮崎が南国だからと言っても朝方は6℃である。そんな中で男の子らは、僕の田舎の小学校の不文律である半ズボンだ。未だに君はドリフか?というような半ズボンも見受けられる。僕が小学生の頃も、もちろんドリフ式半ズボンであった。冬などは太ももと手が寒くて勉強できなく、手は必ず太ももの下に置いて授業を受けていたものだ。またある時、東京から転校してきたO君が、青い縦じまの入った長ズボンをはいて登校してきたのでカルチャーショック。ひょっとしたらイタリア人か?と噂になったりしたのを覚えている。。

  しかし思うのだが、小学校はもちろん勉強をするところなのであり、別に半ズボンでなくても良いはずだ。どう考えても寒い。。大人である僕でさえ暖房効いた所で仕事をしてても、膝当てがなければ寒いのに、半ズボンとはどうだろうかと不思議に思う。また、ここらの小学校は朝8時に始まるのだが、これを9時ぐらいからでも良いんじゃないだろうか。僕の家からだと小学校まで4キロあるわけで、家を6時30分ぐらいには出る必要がある。どう考えてもその時間に出るという事は、ご飯をつくるお母さんらの負担はとても大きいと思うからだ。また朝両親が車で送っても良い気がする。大体僕の地元の出勤時間は8時なわけで、授業開始が9時であれば、子供らは朝から1時間ほどは外で遊ぶ気がするので健康的だし、昔と違い最近は僕の田舎でさえ子供は少ないわけで別に親御さんが車で連れて行っても交通渋滞などはしない気がするんだが。。カリキュラム的に無理なんだろうか。。その辺はよく分らない。教育委員会はそんな事考えた事はないんだろうか。。

  『そんじゃ~ねぇ~!』と子供らは走って僕の横を通り過ぎていった。学校まで4キロあるので、小学低学年の生徒などは走らなくては授業に遅れて先生に怒られる。そんな事を思いながらぶっ飛ばして家路についた。僕も急いで帰らないとママに怒られるからだ。まあ、怒られたが。。

  ブログランキング・にほんブログ村へ
押して頂けると、ありがたいです。
さ~て、夜2時までがんばろう!

2013年12月23日月曜日

小さな家の夢を見る

  設計のお仕事はもちろんだが、建物の事ばかり考えている。こんな家が面白い。いやこんな家だ。こんな間取りだと、こういった生活ができて楽しい!そんな事ばかり考えながら、もしくはブツブツつぶやきながら鉛筆ニギニギして図面を書いている。もちろんだが、大量のボツがでる。別に数打ちゃ当たるというつもりでボツを量産しているわけではなく、書いているうちにキラリとしたアイディアが出てくるわけで、その一瞬のために書き殴っているつもりだ。だがこのキラリがすぐに出てくれば良いのだが、これが中々出て来ないわけで、毎晩脳みそがどろどろになる感覚を味わっている。そしていつも『アカン!こんな時間や!寝よ!』と毎晩2時にぶっ倒れながら寝ている。まあ、プランを考えている時は大抵はこんな感じだ。だが、どうやら僕は寝ている時も建物の事ばかり考えているようで、建物の夢ばかり見る。これが現在作っている家の夢なら良い。だが大抵は全く見た事のない敷地の、どうやら僕が設計したお家の夢である。。朝起きる度に、一体どうなってんだと自分の脳みそを分析したくなる。だが昨日見た夢は妙にリアルだった。。なぜなら敷地は、僕の実家の裏にある果樹園で、その家はスモールハウスであったからだ。

  僕の家の裏の果樹園は前面道路から20mほど入った場所にあり、どことなく鍵の様なカタチをしている。鍵の膨らんだ部分に母親が植えたゆずや桃の木が植わっているとような感じの敷地である。100坪ぐらいはあるだろうか。西側は昨年できた高速道路が通っており、そして南側に小さな道路が通っている。北側は杉の木が植わっており、そこで毎日の風呂用の薪を調達している。そして東は竹林がある。またその道路から入る通路?は幅6mほどあり、その通路の東側には父親がビニールハウスで作った、汚ったない薪ストーブ用の薪置き場となっている。

  どうやら夢の中の僕は、その我が家では評判の悪い汚いビニールハウスをぶっ壊し、5坪ほどの設計事務所ととても小さい自宅を作ったらしく、その前面のウッドデッキで友人のM君(現在はペットフードメーカーの工場長だが、芸術家肌)とコーヒーを飲みながら打ち合わせをしていた。どうやらM君は僕のところの従業員らしい。

  そのスモールハウスの内容はというと、南側にウッドデッキがあり、そのデッキ部分が応接スペースとなっていた。もちろん雨ぐらいはしのげるように折りたたみ式の軒がついている。そのデッキの南側にトイレとシャワールームとランドリー。そして北側が設計事務所であり、その事務所の奧が僕のプライベートとなっているようである。また建物奧には薪ストーブ用の薪を収納するための棚がずらりと並んでいて、その奧には車置き場と物置があった。外壁はその多くをレッドシダー(木材です)とモルタルで仕上げており、そして高床となっていた。僕のプランにしてはえらいシンプルだ。。

  事務所内部はというと、壁紙はほとんど使っておらず、妙にお金がかかっている。塗装で全体的にグリーンとブルーを明度の高く彩度の低い設定で整えているようである。またトイレなどはなんと木で囲われて、ちょっとびっくり。まあ特殊な塗料を塗ればむしろ安く上がるか。。そして床は靴履きのためタイルカーペットである。そして窓にはフレームがほとんどないペアガラスのLOW-Eを採用していた。そして設計事務所には必ず必要なカタログなどを置いておく棚は、奧の板とフレームには塗装を入れてエライ乙女チック。そして事務所の脇にはミニキッチンが置いてあり昼飯ぐらいは缶単位作れたりするようだ。事務所の中に個人用のスペースを確保するために仕切りがやたらとある。。なんでだろ。。


  プライベートの部分はとてもシンプル。ベットの前面にパソコン用のスペースがあるだけ。そしてその奧には夏用と冬用の服を仕分けして置いておけるようにウォークイン・クローゼットが配置されており、自分で言うのもなんだが良くできている。スペースはクローゼット以外の部分で2.2m×2.5mほどで実に狭いがまあそれで十分ではある。というか今と変んない。。

  どうやら中々エエ夢見たようでニヤついていたらしく、今日はがっつり寝坊した。『いつまで寝てんの?』という母親の怒声で目が覚め、昨晩のボツが散らかっている我が6帖の部屋を見つめて絶句。。がっつり朝から現実に戻されてもうた。。

  だがこの妄想力こそ設計のお仕事には重要なわけであり、その妄想があるからこそ設計は一気に書き上がる事もある。だが願わくば、頼むから今煮詰まっているお宅の夢を見たいのだが。。

  ブログランキング・にほんブログ村へ
押して頂けると、ありがたいです。
やっぱりブログは朝書こう!

フォロワー

 
;