2012年1月29日日曜日

平安の優雅さと悲しさ。。と女優さん。

小野小町も逃げ出す美しさ!
  平清盛を見た。この時代の建物や風俗を垣間見れる事は、僕にとって興味深い。この当時の寝殿造りと呼ぶ建物、実は現在には存在しない。らしい建物は残っているが、あくまで遺構の一部。見れるとしたら、テレビドラマなどじゃなかったら無理だったりする。簡単に説明するとすれば、寝殿造りは中心となる寝殿を南向きに構え、東西に対屋(たいのや)という部屋を設ける。そしてその建物同士を渡殿(わたりどの)でつなぐ。また庭に池をこしらえていたりして超ブルジュアである。ちなみに平安時代の次の鎌倉時代。武士の時代が始まったわけだが、武家屋敷というものがある。この武家屋敷は寝殿造りを簡素化したものという説がある。ってWikiに書いてありました。。

  この平安時代、実は超寒冷期。めちゃくちゃ寒かった。現在でも京都と言えば盆地で、夏は暑く冬は底冷えがする。もちろん当時はヒートテックもチャンチャンコも無い時代。十二単(じゅうにひとえ)でも着ていなければもたない。金持ちは広い家に住む。庶民がちょっと薪を焚けば、その小さな部屋を暖められるのとは訳が違うのだ。また平安時代の絵巻物をよく見てみると気づく事がある。多くの女性が正座では無い。実は当時の部屋は障子(しょうじ)などで仕切られていない。障子とは鎌倉時代から始まった建具。なので屏風(びょうぶ)で仕切ったりしていた。部屋の広さが狭くなれば人間は行儀良くするものらしいのです。

日本の朱色は美しい。
  またこのドラマでは、町並みが汚い。人々もちゃんと汚い。そりゃそうだ。お湯のある風呂は江戸時代から始まったからだ。じゃあ平安貴族はどうしたか?ちゃんと沐浴していた。ただし5ヶ月に1度。。平安貴族の女性はずっと髪を切らなかった。って事で髪の長さは7メートルもあった。そりゃお香も炊きます。。この当時の庶民の家はもちろん、掘っ立て小屋。現代のような基礎ではなく、地面に直に柱をたてる。石を下に引いている建物は良い方だ。本当にスゴイ時代だ。。

  平安時代という優美な世界。貴族と庶民では生活レベルの差が凄まじい。日本の歴史の教科書は貴族や時代を動かしたリーダーが主役として描かれるが、庶民の生活などがもう少し書かれると僕などは面白い。

  最後に、景観とも建物とも、ま~たく関係ないのだが。。宮崎県美人協会の上席調査員として気になった事がある。凛とした声で出演されていた女優さんがとてもかっこ良かったので勝手に宣伝しておく。女房役で出ていた方。久しぶりに良い女優さんを見た。今後の活躍を期待したい。ので、これまた勝手に写真を貼っ付けておきます(本人見てたらごめんなさい。。)ネットで調べたら小倉百代さんという方だそうだ。声が素晴らしかった。

  建物も女性も品が無いとイカンのだ(う~ん、まとめに無理がある。。)

ブログランキング・にほんブログ村へ
よかったら押して下さい。


0 件のコメント:

コメントを投稿

フォロワー

 
;