2012年9月30日日曜日

阿部ちゃんとカレーライス。

   自民党の次期総裁が阿部さんになった。今回の自民党総裁選は争点が無いと、ずっ~とマスコミは言っていた。だが、実はいっ~ぱいあった。復興の問題、安全保障の問題、そして外交に経済。本当はたくさんあった。特に阿部さんがデフレを克服しないかぎり、消費税の増税はしない!と言った点は他の候補者よりも抜きん出ていたと思う。なんとな~く、みんな忘れているようだが、消費税増税は内閣が変われば、もちろん『おじゃん』って事もあり得る。だが報じない。阿部さんがポンポンが痛くて総理を放り投げた事をず~と言っている。やれ阿部さんの食ったカレーが高いなど、僕にとっては正直どうでも良い。重要なのは候補者がどんな意見をもっているかだからだ。政治家が国民に向かって主張している事さえ報道していないマスコミは、やはり変だ。前々から思うんだが、日本のマスコミは、マスコミの仕事をしているとはとても思えない。以前僕はアメリカでマスコミ関連のお仕事をしていたので、僕は特にそう思う。以前とあるテレビ局のプロデゥーサーさんとご飯を食べる機会があった。彼女は好感はもてるし素敵な方だったが、どうもマスコミの方々特有のタフさと図太さはもっていないようだった。単なる良い子ではマスコミはつとまらない。僕の肌感覚から言えば、マスコミのお仕事は知的な土方さんのようなお仕事だからだ。

   前々から思う事なんだが、僕の地元宮崎県はいったいどんな政策を打っているのかよくわからない。新聞を読めば少しはわかるだろうが、テレビなどではよくわからない。なぜかと言えば、テレビ局は地方の議会などは一切放送しないからだ。地方のニュースで、『どこどこの町で、こんなイベントをやりました』的なものは毎日のように流れるが、正直どうでもよい。いま議会で何が話し合われていて、どんな予算をどうつけたかが知りたいのに流れない。本当にイベントの情報だけ地方のマスコミは食べている。そら恐ろしい事だと思う。。

   アメリカの場合、小さな新聞社が多くある。一つの町には一つの新聞社なんて当たり前だ。毎日出るものもあれば、週一のものもある。中には風刺画のみの新聞や、嘘しか乗っていない新聞もある。売っているのは新聞屋さん。新聞屋さんには新聞とコーヒーとお菓子と煙草ぐらいしか売ってはいないが、これが結構人気がある。なので地方の小さな町の議会の様子などはすぐにわかるし、日本のような甘ちゃんクラブではないので、イベント情報だけ掲載している新聞はない。ちゃんと地方の小さな町の議員さんの不正などだって取り扱う。基本的なところで根性が違う。

   日本には大新聞・大マスコミの弊害があると思う。己の都合に合わせた情報しかださない。なぜオスプレイをアメリカが配備しようとしているのか、ちゃんと報道して説明をし、理解させずに事故が多いとだけ言っても建設的ではない。

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