映画『関ケ原』は、僕が敬愛する国民的作家と言われた司馬遼太郎の『関ケ原』がその原作である。映画では、豊臣秀吉がなくなるあたりから、関ケ原の戦いが決着するまでを石田三成を中心に描いていた。映画を見る前から秀吉の死から関ケ原の戦いまでを映画にするのは、いかにも時間的に無理があるし、そもそも歴史を詳しく知らない人が見ても、にゃんとも思わないだろうと考えはしたが、それなりによく作られていたと感じられた。また岡田准一氏演じる石田三成が、まったく石田三成っぽくなかったのがちょっと残念と言えば残念である。やはり石田三成はどこか嫌われる要素があっての三成であると思うのだが、かっこよすぎなのである。
ただ少し感銘を受けたのが、当時の戦争のありようをそれなり歴史的に正しく描いていた点だ。よく大河ドラマなどを見ていると戦国武将と呼ばれる方々が、刀でバッサばさ相手を切って切って切りまくるシーンなどがあるが、そんなわけがない。刀でバッサバサなどは疲れるし、刀はそれほど切れないものであるからだ。またこの映画の足軽は槍で叩き合ってた。当時の戦はどうにも今で考えると運動会のような感があり、槍などは突くのではなく叩くものであるわけで、なので足軽といえば大きな三角形の笠のようなカブトを着用しているわけである。そのあたりの描写は歴史好きでないとできなものではある。
最近知り合った若者と週末に飲んだ。その若者は青山学院の大学院まで行き日本史を収めたそうで、その専門も戦国時代であるとのこと。ラインの交換もしたがその画像は大一大万大吉であった。彼も映画『関ケ原』を見たとの事で、その話で盛り上がった。だが、いろいろ話をしてみたが、どうにも大学まで出てきた彼よりも僕の方が詳しいようで、いろいろ教えてあげたりした。
どうも最近、ジジくさくなってきたもんだ。。

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