2012年8月31日金曜日

宮崎の耐震診断とその補助金。

   一昨日の事だったか。NHKニュースを見ていると政府予測で南海トラフ巨大地震に伴う津波が発生した場合、最悪33万人が死亡すると言っていた。この死者が33万人となる最悪のパターンとは、冬の強い風の深夜に、駿河湾から紀伊半島の断層が大きく動くケース。23万人が津波、8万2000人が建物倒壊。そして1万人が火災で死亡するそうだ。どえらい事である。しかし政府曰く、この地震の発生率は極めて低いそうだ。だが我が政府はこのデータ予測を元に、これから色々な対策を打っていくと言っている。実に偉い!今回の調査で出した死者数のパターンは94パターン。その中には建物の全壊・倒壊が多くなるケースも含まれている。この場合、四国沖から九州沖までの断層が動くケースが最悪のものとなる。夕方に大きな揺れがあった場合に、揺れで134万6,000棟が倒壊、火災で74万6,000棟が消失、津波で15万4,000棟が流出したり壊れたりするそうだ。こりゃたまらん。。思うに、津波や火災から家を守るのは難しいが、建物の倒壊から家を守るのはそれ程難しい事ではない。建物診断・耐震改修という手がある。

   僕が住む宮崎県の建物は古屋が多い。実は昭和56年6月以前に着工した建物には金物を入れる義務がない。よってホームインスペクションなどをしていると、実際に金物が入っていないのが目につく。僕がいる建築業界意外の方々はあまり知らないが、木造の場合、柱と梁で建物はもっているのではなく、柱と梁と金物でその形を保っている。よって昭和56年6月以前着工の家々は、1996年の1月に起きた阪神淡路大震災でその多くが倒壊した。なので特に古い家は耐震診断は受けた方が断然良い。

   実は僕は耐震診断の資格を持っている。仕事で耐震診断をするので、そのやり方はよ~知っているのだが、今日は補助金の説明を受けるために西都市役所に出向いてきた。市役所の職員さん曰く、宮崎県の耐震診断の料金は一律6万円なんだそうだ。その中で実際に依頼者さんが支払うのは6000円。つまり5万4000円は補助金がでる。やるじゃないか宮崎県!まだある。耐震改修だ。耐震診断をしても耐震計画や耐震改修をせな意味がない。宮崎県の場合、耐震改修でも補助金がでる。これは改修費の1/3で50万円が最高額となっている。宮崎に生まれてよかった!

   もし宮崎で耐震診断をされたいかたは私まで連絡ください。僕が調べに行きます。第三者として行き、ちゃんと調べます。他社さんは営業ツールとしてくださいと堂々と講習会で言ってらっしゃいましたが、営業ツールとして関係なくさせて頂きます。なぜならうちは忙しいんで。。ちなみに第三者として見てくれるのは、宮崎県ではたぶん僕だけです。県内の方ならどこでも出張します。建物の診断が僕の本職なので。。

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