夏場の基礎は固まるのが早い。べた基礎(床下の全てにコンクリートの基礎を打ち込んだものです。)を作ったわけだが、4時間ぐらいして現場に行ったらもう固まっていた。そこで墨を入れて、コンクリートの立ち上がりを作るわけだが、既に基礎にはクラック(割れ目のことです。)が入っていた。よくインスペクションで新築などに行くと、基礎の立ち上がり部分にクラックが入っていたりする。通常このようなクラックを見ると依頼者であるお客様などは不安にかられる。『地震などには大丈夫でしょうか?』などとよく聞かれるもんだ。もちろんクラック幅が大きいと問題だとは思うん。しかし、通常生コンを入れて基礎を作れば、当然のように乾燥収縮によりクラックが入る。これは施工状態が悪いという方もいらっしゃるが、このようなもんだと思わねばしょうがないと僕は思う。なぜなら大抵コンクリート基礎を10メートル打つとすると15~20㎜はクラックが発生するからだ。そこで、どのような対策を施すかが問題で、クラック自体はそれ程問題ではない。クラックは虫歯のような物。クラックに雨水などが入る事により、中にある鉄筋が膨張する。それによりクラックが大きくなり構造耐力を奪ってしまう。よってそのクラックに雨水等が浸入する事を防げば基本的には問題はない。一般的にエポキシ樹脂の注入がポピュラーな方法だろうと思う。
嗚呼、インスペクションをやりたいのだが、出来ていない。いつになったら出来るんだろうか。。にしても早く図面をあげねば。。
よかったら、ご協力下さい。
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