2012年3月6日火曜日

心地よく、つつまれて生活がしたい。

  図面を書くときなどに、出来ればこうしたらもっとよい部屋が出来るなどと思いながらも出来ない事がよくある。予算的にだったり施主が好まないなど色々理由があるのだが、僕からみたらちょっともったいない気がしながら図面を書いていたりする。そんなものの一つに『包まれる良さ』みたいなのがある。

  人間包まれると集中したり落ち着いたりする事がある。例えば図書館などでよく隣の席との間に仕切りの板があったりするあれだ。わざと人の視線などを遮(さえぎ)り本に集中させたりしている訳だ。これが以外と住宅建築でも言えてくるのだ。

  例えば勉強専用の部屋を作る時。わざと狭い部屋を作る。狭いとどうしても動きがとりづらくなる。よって勉強にも身が入る。その他にも寝室のベット。床高を上げる事によって落ち着いた睡眠が取れたりする。もちろん天井にも工夫があればなお良い。アーチ状の天井だったりすると人間落ち着いたりする。

  家だけでは無い。高層ビルの中にある平屋のカフェなどの庭などが落ち着くのは決してそこがカフェだからと言う理由だけでは無く、周りの高い建物に包まれているからこそ落ち着いたりする訳だ。また日本のオフィスも最近はアメリカみたいにボードで囲まれたオフィスが増えてきた。その方が自分の城のような気がして良い。もちろん余計な気遣いをする必要も無い。

  包まれるというものは人間誰しも子供の頃親などに抱かれた経験から来るものかも知れない。しかしこのような贅沢な?設計プランをさせてくれる事は中々無かったりする。なので自分の家ぐらいはそうしようと決めている。

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