2012年3月27日火曜日

金持ち用の琵琶湖

現在の大津市
  昨日、琵琶湖一周をしようとして、4日目にして心が折れた事は書いた。僕はこのしょうもない旅のおかげで滋賀県が大好きになった。なによりあの雄大な琵琶湖を見た瞬間は、忘れられない思い出となっている。京都市からひぃ~ひぃ~言いながら歩きたどり着いた大津市の公園から見た夕暮れはたまらなかった。と感動していたのば僕だけで、地元の方々から見れば普段の光景だ。僕だけ『兄さん、琵琶湖でっせ!』というオーラを出していたが、ランニングをしているおじさんらは勿論超スルー。しかし、あんなに美しい風景を持った県を滋賀県以外に僕は知らない。

超昔の大津市
  建築の高さ規制と言う物がある。厳密には道路から計算する斜線規制であったり、まあ色々あってここでは書かないが日本の場合はややこしい。そしてこれが景気の動向で変えられてきた歴史がある。滋賀県はその琵琶湖を中心とし、山々が周りを囲んでいる。つまり平たく言えばすり鉢状となっているのだ。その琵琶湖沿いに国道が通っており、以前はその国道の内側には建築規制があったと聞く。つまりすべての家々から琵琶湖が自然と見れるようになっていたと聞く。しかし現在の大津市は景気対策のせいだろうか、その規制を緩めてしまった。よって『琵琶湖が独り占め!』みたいな宣伝文句のマンション業者により国道より内側が荒らされた。おかげで昔は琵琶湖が当たり前のように見えていた一般の家々からは見えなくなり、一部の高い家賃を支払った方々が独占しんだと、タクシーの運転手から聞いた。本当かどうかは知らないが、日本の行政の景観に関する考えならあり得る気がする。町の発展と言う大義名分をかかげ、景観を無視した典型的な例となっているよう思えてならない。

  これもやはり建築家と呼ばれる人々が町の行政に口を挟まないからだろうか。。海外ではあり得ない事例です。。

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