2012年3月4日日曜日

相撲は神社で見るべきだ。

魁皇ってかっこいい。
  僕は相撲が嫌いではない。嫌いでは無いというのは、めちゃくちゃ好きと言うほどではないと言う事だ。最近相撲を見る人が少なくなったと聞いている。また外国人力士が活躍するのは悪い事ではないのだが、日本人の活躍も見てみたいと思う。多くの人々が地元の日本人のお相撲さんを応援するのは自然な事だと思うのだ。なので大関魁皇の引退などは残念だったくちだ。魁皇の地元、福岡県は宗像市などは魁皇が試合に勝ったら花火をならしていたそうだ。なんとも心のこもった演出だろう。素敵じゃないか。

  相撲は日本古来から続いている。すでに日本書紀には記されていたりするのだ。弥生時代の相撲はどちらかというと現代のと違い、相手の命を奪うまでやっていたと言う記録があるそうだ。もちろんそんな恐ろしいものばかりではなったはずだと思うが、昔から日本人は相撲を楽しんできた。

  相撲をとる文化が無くなって久しい。これはちょっと残念だ。しかし、僕の生まれた宮崎のある町の一部の地区には未だ子供の奉納相撲が残っている。地域の子供達は強いも弱いもその祭りにかり出され、ちゃんと小遣いを稼いできゃっきゃ言っている。まあ酒飲みながら、わいわい言っているのだが、日本の神様の事だ。笑って許してくれる事だろう。これが昔からある日本の相撲の姿なような気がしてならない。

都濃神社(一宮神社)
  以前地元で口蹄疫が出たとき、どんな事をすれば復興になるのかという会議に出てきた。その時僕は『大相撲にきてもらい、神社でやってもらうのはどうだろうか』と提案した。まあみなさんは相撲に興味などないなんて感じであったので、案の定通らなかった訳だが。。『なんで神社でやるの?』みたいな返事が返ってきた。みなさん神社と相撲の関係がま~たっく分かってはいなかったようだ。地鎮祭は以前から相撲取りが勤めていた歴史が我が国にはある。それに昔から相撲をする場所と言ったら大概神社だったはずだ。目の前で相撲取りが見たくはないだろうか?口蹄疫復興のためには、経済的にもそして雰囲気的にもちょうど良いと思ったのだが、残念だ。

  現在の大相撲は4大都市だけでしか見れない。地方巡業などもたまにやっているようだが、少なくとも宮崎では見た事がない。ぜひ大相撲を地方の神社で見たいものだ。年に一度でも良いし、一週間もやる必要はない。ぜひやって頂きたい。昔、日本の神社には等級があった。一宮神社(いちのみやじんじゃ)という神社が各地域に残っていたりする。一宮なら大概大きいから相撲するにはうってつけなのだが、どうだろう。もちろん一宮だけでなくいろんな地域の神社を使って千秋楽が一宮なんてのもテンションが上がる。体育館で見るよりは、酒を飲みながら、ちゃんこを食べながら見る相撲は今の大相撲よりも絶対に美しい。それに相撲人気を取り戻すにはこれしか無いような気がしてならないのだが。。

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