2012年3月9日金曜日

自然エネルギーは実は難しい。

こんな風力発電では無理なんだろうか?
  明後日で東日本大震災が起きて1年となる。僕は以前にも書いたが損害保険の仕事で東北地方に行っていたので間接的ではあるが関わってきた。この震災が起きる前には津波の被害が日本に起きるとは、知識としては知っていたが感覚として持っていなかった。僕だけではなく多くの日本人がそうだっただろうと思う。ましてや福島の原発事故のような事が起きるとも想像だにしていなかった。福島の事故が起きてから自然エネルギーが注目されるわけだが日本の報道では自然エネルギーの盲点など説明不足では無いだろうか。

  例えば太陽光発電などはドイツでよく使われている事は知られている。ドイツでは各個人の屋根が太陽光発電パネルで覆われている。ドイツ人に言わせれば日本などの島国で太陽光発電を多く使用するとすれば、山を削って作らないとまかなえないそうだ。ドイツは日本と違い国土は九州ぐらいの大きさなのだが、平地が多い。比べる対象がちと日本とは具合がちがうのだ。

  では風力発電はどうか。風力に関してはその優雅な見た目が僕も好きなのだが、デンマークの方がたはその風力発電から発せられる騒音と低周波に悩まされ、病気になる方々もいるのだそうだ。そして日本では台風がある。ヨーロッパとはちと具合がこれまた違う。

  多くの日本人が脱原発と言うのは概ねコンセンサスが取れているとは思う。しかし自然エネルギーは今の技術ではあくまで補助的な利用しか出来ないのが現実だ。ましてや鳩山由紀夫氏が以前国際公約で言ってしまったCO2の削減目標は、少なくとも現実的ではない。

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