どれくらいぶりであろうか、久しぶりに気温が30度を下回る宮崎である。現在は25℃。実に仕事しやすい環境温度である。ふと仕事をしながらテレビをつけたら、来月の7日にアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれる2020年度の夏季五輪開催地選びで盛り上がっていた。争うのはスペインのマドリードとトルコのイスタンブール。下馬評では横並び一直線らしい。だがとにかく悪態と賭け事が大好きなイギリスでは、日本が頭 1 つリードしていると出ていた。ちょっとだけだが嬉しい。
イスタンブールはイスラム圏初のオリンピックであるので、僕はちょっとだけ応援していた。だが市の中心部を再開発しようとする政府に対し起こったデモに警察隊が突入。それに怒った2大労働団体が一斉ストライキを起こしたのが6月である。自然イスタンブールの評価は下がり、安心安全を売りにしていた日本に一気に注目が集まったようである。だがトルコ政府は 『五輪の理念を伝えていくのに問題はない』 という声明を出している。確かにいくらデモがあるとはいえ、よくよく考えたら2020年まであと7年もある。その時まで反政府デモがあるとは思わない。もちろんその他の悪い要因は多々あるが。。
銭がないのがマドリードである。僕の大学の同級生はスペイン人と結婚して。。スペインのどっか。。に住んでいるんだが、とにかく仕事がないと言っている。調べてみたら失業率が26.4%(3月発表です)だという。国民の4分の1が失業してるのだから銭がないと見られてもしょうがないだろう。実際、 『市は人を雇う金も無いのに、オリンピックなどと言っている』 とマドリード市の公務員さんらがデモをやっているらしい。だが市長さんは、 『五輪開催のインフラに必要な費用は約15億ユーロ(約1860億円)。これを今後7年間で国、マドリード自治州、市で分担する。十分に可能な支出だ』 とインタビューに答えている。計算したら1年で265億円。。ちと厳しいかな。。だが最近、けしからん事にこんなに欧州最悪の失業率のスペインで、逆にオリンピックをやるべきだという声が出ているという。理由はオリンピックをやることにより経済の底上げを図り、ユーロの価値の定価を防ごうという事らしい。ヨーロッパらしいせっこい考えである。。ギリシアがあれほどボロボロになったのを忘れたんだろうか。。『五輪開いて山河あり』ではやはりイカン気がする。ちなみにスペインは治安が悪いのもマイナス要因である。
日本の強みは、潤沢な資金と半径8キロのオリンピックである。昔ほど元気がないとはいえ、どど~んと4000億の基金を立ち上げた。そしてあまり報じられてはいなかったが、就任以来、安倍首相は IOC の投票権を持つメンバーと多くの会談を持っている。安倍首相は就任後70カ国ぐらい外遊しているようだが、その国々は大抵 IOC メンバーがいる国のようだ。やるじゃないか安部さん ! マスコミは何にも報道しないが、しっかり日本の招致委員会はやっているようでたのもしい。
前回の東京オリンピックは涼しい10月開催だったらしいのだが、2020年のオリンピックは夏はずらせないという。どうやらヨーロッパのスポーツ界やテレビ局のご都合であるらしい。最近の東京の最高気温はタイの万国など東南アジア主要都市よりも高いことをIOCの方々は知っているのか少し疑問でもある。東京でやるのであれば、勝手にずらしたらどうだろうか。。と少し思った。
また、毎度の事だがイスラム圏の方々はオリンピック期間はラマダンの時期と重なるようで、ぶ~ぶ~いっている。そりゃそうだろう。腹が減ってスポーツなんかやってられるかという気分だろう。。仮にイスタンブールに決まったら、やはりラマダンの最中はずらしてあげる配慮ぐらい見せるべきだと思う。
まあ東京に決まると勝手に思っているんだが。。
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