設計の仕事で一番お金と時間がかかるのが基本設計である。何案も何案も部屋の間取りを練り直して最後は気合いで 『エイっ ! 』 っと終わらせる。だが昼頃からず~とプランニングをしていたらどうも頭がくらくらしてきた。。これでは良い図面などはできない。。頭を切り換えねば、夕暮れ時にはちと早かったが、洗濯物を取り、そして仏壇からご先祖さんの供物を取り下げた。5時過ぎにデイサービスに通っている婆さんをお迎えしてした。いつもは早く帰ってくる母親が買い出しのために遅れるからだ。婆さんの話し相手になってあげ、一緒にテレビを見た。NHKさんの 『夕時(ゆうどき)ネットワーク』 である。その番組では、なんとデイサービスの爺さん婆さんが畑を耕していた。
なんともそのデイサービスでは、爺さん婆さん引き連れて近くの畑で野菜作りをさせているそうだ。 『園芸療法』 というらしい。爺さん婆さんが外で働いて大丈夫かいな?と思ってみていたのだが、爺さん婆さんの顔が実に生き生きしている。ふと考えた。僕の婆さんは85歳なのだが、彼女はデイサービスで歌ったり絵を描いたりして過ごしている。それで本当に楽しい日々が送れているのだろうか?
僕の婆さんは家にいる日に僕が庭で作業などしていると、草取りなどに出たがる。本当は外に出て何かがしたいのだろうが、家族としては怪我されたら恐いので、婆さんには悪いのだがテレビの前に一日中座らせている。だがデイサービスで農業をさせてくれたりすれば、彼女はもっと楽しい人生を送れるのではないだろうか?
この園芸療法を始めた社長さん。エライ !! |
また農家にとっても良いとの事だ。耕作放棄地とは畑を耕すのを辞めた土地という事だ。畑は一度でも耕すのをやめ、その後、再び使おうとしても結構な労力がいる。草はぼ~ぼ~だし、鍬を入れないといけない。また野菜を育てることに適した土を初めから作り直さねばならない。そんな土地を爺さん婆さんに開放することによって勝手に耕してくれる。農家にとっても良いアイディアだと思う。
国もこのアイディアに着目しているようで、助成金を出す検討に入ったという事だそうだ。耕作放棄地を減らす事もできるし、爺さん婆さんの健康上も良いからだ。良い決断だと思う。耕作放棄地を無料で爺さん婆さんに耕してもらうと言っても限度がある。その畑をある程度は監理する人間を置かねば畑が畑と機能しはしないだろうし、助成金がないと利用者さんの負担が高くつくと思う。それにどうしても爺さん婆さんだけでは出来る作業ではない。介護士さんらがしっかりつかねばやれない作業だ。人も増やさねば対応できないはずだ。それには銭がいる。国がこの事業を全国へと押し進めてくれることを願う。
まあ、僕はデイサービスには絶対に入らないと決めている。絶対に不良老人となって若いチャン姉~をブイブイを言わせてやる予定だ (老後のライフスタイルを考えたも読もう ! )
まあ 『年取って野菜なんて作ってられるか ! 』
と僕は思うタチなのだが。。だが、良いモノは良いと思う。
良かったら、押して下さい。
さあ、お仕事お仕事。。
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