『いやいや竹林の近くに家を作ると、雨樋(あまとい)に笹の葉が詰まって手入れが大変だよ』 と大工は言った。そりゃそうだろう。それが正解とは言える。笹の葉は冬場になると古いモノは枯れて地面に落ちる。雨樋は屋根に落ちる雨水を、その前面にダダ流しするのを防ぐためにある。笹の葉がその雨樋に詰まると、屋根面から雨水がずぶずぶ落ちてくる事を防ぐことは出来はしない。その落ちた雨水は建物の近くの地盤に浸透し、その増えた地盤内の水分が建物基礎内部との水分差のため、基礎内部に進入。それが、建物床下部分の湿気を増やす事になり、最終的に建物内へ湿気として移動する量を増やす原因となっている。尚、この場合、雨落ち位置はあまり関係が無い。なので大工さんが言うことは、至極ごもっともではある。
竹の魅力として、その風の音色を感じる事が出来るという事だろう。その風に揺れる竹の葉の音色は暑い夏場でも涼しく感じさせてくれる。どうもこれは日本人特有の考えのようで、日本に住んで短い外国人は、あの竹の音を聞くと 『恐い。。』 と感じるようだ。まあちょっと長く住めば憧れるらしいのだが。。またその他の魅力として、竹自体の大きさだろう。その高っかい高っかい竹の背は、暑い夏の日差しを遮ってくれる。吉田兼好が言うところの、 『夏をもって旨とすべし』 という言葉がある。夏の暑さ対策には竹の日よけも悪くはないと僕は思っている。冬はどうするか?厚着をすれば良いし、おコタもあるじゃないか。昔から日本人はそうやって来たじゃないか。
最近だいぶ認知が入ったと聞く幼い頃遊んでくれた近所の婆さんの家が、竹に囲まれたかやぶき屋根の家だった。そんな婆さんに遊んでもらったからかも知れないが、そんな暮らしに少しだけだが憧れている。
今は無きジョンレノンが、 『ただ年をとったら、庭いびりがしたいだけなんだ。。』 僕は庭いびりよりも竹の子掘りの方が魅力を感じてしまうタチなようだ。
良かったら、押して下さい。
只今、新築の間取りを研究中。。
まとまらない。。
0 件のコメント:
コメントを投稿