9.11以前のアメリカは、血なまぐさいテロなどはどちらかと言えば対岸の火事ていどの感覚だった。アメリカでテロが起きる理由が分らないという考えが一般的だったと思う。もともとアメリカ人とはは世界情勢にとても疎い。疎いことによってアメリカが構成されているといって良いような国ですらある。合衆国自体がが大きすぎるため、世界=アメリカという図式が前提として頭の中にあるようだ。World Baseball League なんぞはその現れの典型だろう。日本人だったら恥ずかしくてそんな名前のリーグはつけんだろう。以前、 『他の国々の人々はみんなアメリカに住みたがっているでしょ?』 と当たり前のようにルームメイトのアメリカ女に聞かれた事がある。うんなワケね~じゃん。。と、とうとうと教えてあげたら、びっくりしていた。まあアメリカ人の感覚とはこの程度だ。アメリカ人はこんな自由で良い国を嫌う理由が分らないと本気で考えている。その傲慢さがテロを招いているんだが。。今でこそアメリカでテロが起きると、スワっ !! アルカイーダか? と思ったりするが、9.11以前はもちろんそんな感じではなかった。というのも、僕は大学で爆弾を仕掛けられた事がある。実際は不発だったんで今があるんだが。。
9.11が起きる3年前の1999年の夏の事。僕は学生だった。英語の文法の授業中だったと思う。急にどっかの先生がクラスに入ってきて言った。『explosion が建物に仕掛けられたからみんな逃げて ! 』 explosion?? 爆薬 !! 拳銃の銃声などは結構聞いていたので慣れていたが、さすがに爆薬は慣れてない。。我が身カワイイのでとっさに脇にいた中国人の脇に隠れながら建物の外へ逃げた。もちろん9.11以前なので、爆弾テロといっても現実味はない。よっしゃ、授業は中止だ~などと学生らときゃっきゃ言っていたのだが、建物の窓から白い煙が上がりだした時は、さすがにもちょっと遠くへ逃げよっ:D と隣にいた韓国人を盾にして逃げた。。まあその程度の軽い感覚だった。その後、警察はい~ぱい来るし、アンタ誰ね。。という感じの対策チームのような方々そろいのハッピみたいなのを来てでてくる。現場は黄色いテープが貼られ、いかにも立ち入り禁止。どないなっとるんだと思ったが誰も情報を教えてくれないし、知らない。どうやら大騒ぎしていたので、まあ授業は打ち切りやねっと、クラスのかわいい姉ちゃんと仲良くイタリアンでも食べよっと学校を後にしたのだが、それが問題になった。授業があったのである。。アメリカの大学は1学期で4日休むと単位を落とす。僕と姉ちゃんは見事に欠席扱いになってしまった。後で分ったが爆弾は不発とはいえ本物の爆弾。。煙が出ただけだったが爆発したら周りの人間に犠牲が出たそうだ。犯人は高校生でいたずらだったようだ。僕の感覚では普通授業はキャンセルだろ。。と思うんだが。。それに裁判所では実際に爆発してけが人も出とるし。。まあこれは14年前のお話。現在ではさすがにこんな感じではないだろう。
今回の捜査では警察がTwitterで情報を発信したり、犯人の写真を掲載したりしていた。この手法がどれほど効果的な捜査手法なのかは、はっきりはわからない。だが、そんな動きが当たり前になるのは日本でも近いと思う。
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