朝方の事だ。僕が所属する会社の社長から電話があり、『かいごうの手すりを取り付ける工事をやらないか?』 と聞いてきた。会堂?公民館の事か?公民館に手すりを付けるとは立派な地区もあるもんだと、感心しながら会社に行くと、一枚の名刺を手渡された。そこにはケアマネージャーと書いてある。ケアマネージャーさんが公民館まで手を入れる時代になったかと妙に感心し、電話してみるとどうも話が違う。ケアマネージャーさんに言うには、どうも個人宅らしい。。ああ、会堂でなく、介護の事なのね。。
福祉住環境コーディネーターという資格がある。あまり知られた資格ではないのだが、以前少しだけ勉強してすぐ辞めた。まだそれは設計の夜間学校も通い始めていない頃だったし、建築の事すら分らないのに福祉まで求められてはかなわんと思ったからだ。1間の長さがナンボで、一坪が何㎡なんて分らないのに、手すりの高さなどがうんぬん、アルツハイマーがなんたら、介護保険でどう購入してと言われても頭の中は??だらけ。それに僕が薦められた頃は、まだその世界が始まって間もないせいか、合格者が極端に少なかった時代だ。とても根性無しの僕には無理だと思ったからだ。
福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障害者に対して住みやすい住環境を整備するためのコーディネート(調整役)となっている。従来だと建築なら建築、介護だと介護、医療だと医療など、住環境整備に必要な要素が抜け落ちやすいところを、上記資格者(建築・医療・介護福祉・行政など)の立場を理解し、その仲立ちをする事により、より利用者並びに利用者のご家族の立場にたった住環境整備を円滑化するための知識を得る民間検定試験という事だ。だがこの福祉住環境コーディネーター単体では専門対応がは難しいが、2級を取得すると、介護保険を利用した住宅改修を行った際の必要書類である 『住宅改修が必要な理由書』 を作成することが認められている。とそんな内容がWikipediaさんに書いてあった。読んでもあまり意味は分らないが、まあコーディネーターなんだろう。。
高齢化社会に本格的になってきたので、家の会社が言うところの 『バイヤフリー』 (Dの壁は超えたが、Rの壁は越えていないも読もう !) のお仕事が増えてきている。設計の知識としてバリヤフリーはもちろん知っているし、その辺りはずいぶんと本を読んだ。だがもっと知識を増やしたいと思っているので、ちょっとだけ興味を持ちはじめている。だが、お仕事は来月初めからしなくてはならないので、猛勉強をしなくてはならなくなった。。
忙しい。。いしょがしい。。
良かったら、ご協力下さい。
2013年1月29日火曜日
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福祉住環境コーディネーターの参考書、私も持ってますよ!
返信削除もともと設計士だった知り合いは資格を取って、今は福祉畑でお仕事してます~
私も仕事柄、毎日高齢者宅の手すりやらスロープやら段差解消物品を見て回ってます(笑)
その、ケアマネージャーのお仕事です。
福祉住環境コーディネーターの資格は、福祉用具レンタル屋さんの営業マンも持っていたりします。
ケアマネージャーからしたら、とても頼もしい方々です。
高齢者の身長や上下肢麻痺などの障害の状況、取り付けが必要な箇所を、その人の生活スタイルに沿ってアセスメントして、リフォームしてくれます。
浴室のどこにどんな形体の手すりを着けるか…など、一緒に考えて下さいます。
介護保険制度は改正の度にお勉強が大変ですが、持っていても邪魔にならない資格だと思います(^-^)
やっぱりそうですよね。
返信削除福祉関連に努めている方々は必要かもしれんですね。
特に僕みたいに設計士だと、どうしてもこれから関連してくるかもしれん。。
合格率を見たらだいぶ前よりは上がってきているみたいなんですが、大学で間違えて取ったナースの授業以来、医療系はトラウマがありますので。。
本気で悩んでいます。。