よって長くはなりますが、彼女の意見を全文載せさせて頂きます。以下原文ママ。
杏野はるなですの。
NHKで、ダイオウイカの番組が話題になっているようですが、正直、あれくらいで話題になるんだ…と思いました。
誤解の無いように書きますが、あの番組のレベルが低かったという意味でなく、ディスカバリーチャンネルやナショナルジオグラフィックだとあれくらいが日常のクオリティーで、過去にいくらでもあのイカのネタはあったので。 なので、(今回のものはディスカバリーとの共同制作なのは存じております) 逆に日本の通常の地上波がいかにレベルが低いかが見えてしまった。分かってしまった感じがしました。
意味なくタレント起用しないで、ギャラ経費をかけずに取材にかけて欲しいなあと、8年前、私が17歳位の時からちょいちょいブログ等に書いているのですが、なかなか変わらない。 まず、日本ゴールデン番組の予算は内容にもよりますが、大体一本2000万くらい。スタッフさんの人件費、セット、機材、がメインになるわけですが、タレントのギャラもバカになりません。私のくらいのz級タレントですと、もちろん出演内容になりますが、およそ一本15万から50万くらい。※過去の経験から ですので、Aクラスのタレントさんですと、ゼロが一つ違うくらい。 それは構わないですし、タレントさんの価値なので良いと思うのです。ただ、私が海外の番組を見ていて、日本の番組を目線を変えて見た時。 本当にここに必要? と感じてしまう事が多々あるのです。
例えば、動物番組の世界最高峰は確実に、ナショナルジオグラフィック、アニマルプラネットですが、日本の動物番組はタレントが出てきてキャーキャー言っている。 こういう場合、本当にタレントってそこに必要? 動物を映したいの? タレントを映したいの? って思う。動物をフィルターにしてタレントを売りたい?
ナショナルジオグラフィックやディスカバリーチャンネルはタレントなんて出ない。いても進行役が一人。そしてその分、息を飲むくらい美しい映像とシンプルなナレーションのみ。 これで伝わる。十分に。
バラエティーはバラエティーでタレントがたくさん出てワイワイやれば楽しいと思う。私もめちゃイケさんとか大好き。ですが、日本はドキュメンタリーとバラエティの差がなさすぎる。 局もスポンサーも目先の視聴率でなく、もっと長い目での 『作品』作りを考えて欲しい。 世界に誇れるコンテンツを。 そこにそのタレントが本当に必要? そこにそのワイプが必要? そのセット本当に必要? と考えると案外ムダは省けるかもしれません。その省けた予算でもっと意味のある場所、取材、人材ができる。
せっかく美しいハイビジョン、デジタル化を強制的に国民にさせたのに、蓋を開ければハイビジョンの意味がないものばかり。カメラも編集機材も日本は世界でも最高級のものを使用している、でもそれを活かせない。
と、タレントの端くれの私が書くのもなんですが、世界のすばらしい、普段の生活、普通の人間では実際に見れないものが見たい。それを提供するのがメディアの役目な気がします。それはタレントという自分の職業を超える。 皆様は今の日本の地上波テレビにどう思いますか? 私は一番「う~む」と思っているのは局の方ではなく、下請け、制作会社の方のような気もしています。「作りたい物が作れないな……」って。
スポンサーさんも勇気を。それが逆に息の長い商品イメージ、会社を産む。スカパー等を見ても、今は保険会社や、健康食品のスポンサーばかり。もちろんビジネスとして数字でやっているのはわかりますが、その広告代理店さん、本当の長い目、意味で才能ある? をスポンサーさん自身も考える時代だと杏野はるなは思います。これは、30回以上海外に渡航して、色々な職業、人と話して来てわかり始めた事です。
人間は五感で感じた事以外は実は真実ではない。
グフっ! 今、風邪で40度の熱の中で書いたら毒舌になってしもた。すまんすまん
以上
本音を書いているって、素敵じゃない?まあ、よく炎上しているらしいですが、別に炎上しても良いじゃないか。素晴らしい意見だと思った。
ちょっとだけ応援しようと思いました。
良かったら、ご協力下さい。
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